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2024年8月_星馬泰☆三国縦断ひとり旅

タイ・バンコク、Kさんとの市場巡りが最高だった【12日目①】

この日も幸せは続く

前日のハッピーデイに続き、この日もまた素晴らしい一日になりそうな予感。インスタで繋がっている、タイとタイ料理をこよなく愛するKさんとバンコクで一日を共に過ごすことになったのです。きっかけは、私のインスタストーリー。8月にタイへ旅に行くことを投稿したところ、たまたま同時期にタイに滞在予定のKさんの目に留まり「一日ご一緒しませんか?」と。嬉しい偶然!「 どこへ行きましょうか?」と尋ねられ、僭越ながらプランニングを仰せつかった私は、早速いくつか候補を絞り込んで提案。快諾いただき、この日の街歩きとなりました。

朝からガオラオ、至福の出会い。

最初の目的地は、評判のガオラオ屋さん。

もうこの作っている様子を見ているだけで「これ絶対美味しいヤツ!」ってことがわかります。

口コミの良さと写真から伝わるおいしさに惹かれ、選んだこの店、結果大正解でした!

運ばれてきた麺入りガオラオは、期待を裏切らない美味しさ。絶品です。

ホルモンは全く臭みがなく(Kさん談)、しかも具だくさんのガオラオらしくどんぶりの中がかなり充実してます。スープは深みのある味わいで、一口ごとに幸せがじんわりと広がって…とても美味しい。

ああ…この後どこにも行く予定がなければ、鍋を注文して一杯やりたいところ…。(私は下戸だが、Kさんは相当お酒をたしなまれる様子。いつか夕飯をご一緒できる機会があればいいな、と思ってます。)

クロントーイ市場で五感を刺激されまくりな散策

朝から麺で満たされたお腹を携え、次に向かったのはクロントーイ市場。

活気あふれる市場の喧騒に身を投じ、露店で料理を作る人々の手際の良さを眺めたり、山のように積み上げられた生活用品に圧倒されたり。

ミャンマー系のお惣菜店では、見慣れない食材や料理に好奇心が刺激され、タイならではの新鮮な食材の山を見るだけでもテンションが上がり。

プララー屋さんの前では、「いつかこの違いについてタイ語でサクサク質問できるようになりたいよね」とKさんと顔を見合わせて呟き合う。

共有する喜び、旅の醍醐味。

市場の散策は、それだけでも十分楽しいもの。

でもそこに、興味、感動、発見…それらを同じ温度感で共有し、一緒に楽しんでくれる人がいるってなんて素晴らしいんでしょ。今回のご縁に心から感謝です。

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2024年8月_星馬泰☆三国縦断ひとり旅

バンコク、リハビリの一日【10日目】

ついに外へ!まずはコンビニとコインランドリー

ペットボトルのお水、そして着るものまで底をつき、「このままではならぬ」と40時間ぶりの外出。吐き気もようやく収まり、まずはセブンイレブンへ。水と飲み物を確保し、次なる目的地は開放的なコインランドリー。洗濯機が回るのを眺めながら、リンゴを一口。ああ、沁みる。ホテルを出るときは意識朦朧としていましたが、どうやら原因は完全な飢餓状態だった様子。水と食料をチャージしたら、少しずつ意識もクリアになってきました。

BTSとショッピングモールで過ごす回復日

回復してきた とはいえ、炎天下を歩く元気はまだないので、この日はBTSで移動できる範囲のショッピングモール巡りに決定。回復日に徹することにします。

セントラルワールドでは本当はカオトムが食べたかったけれど、見つからなかったのでジョークを注文。ところがこれが予想以上にヘビーで、半分も食べられずお店の方には申し訳ないことをしました。

こまめに休憩をはさみながら、モール内をウロウロ。それにしてもタイでは本当にドラえもんが大人気なんだよなー。

布団売り場でドラえもん柄の布団を見つけて、改めて実感。

プロンポンで麺料理、そして完全復活!

夕方になり、プロンポンまで戻ってきました。夕ごはんエムクオーティエ(たぶん)の地下フードコートでヌアナムトックを堪能。

もっとヘルシーなものを選べばよかったかも、と思いつつ、この頃にはすっかり回復して一安心。だいぶ元気になりました!本当に、本当に良かった(涙)

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2024年8月_星馬泰☆三国縦断ひとり旅

心躍るクッキング体験とリトルインディア散策【6日目①】

ロティチャナイ×テータリック、黄金の朝食コンビ

クアラルンプール3日目の朝は、昨日までの曇り空から一転、まばゆいばかりの晴天に恵まれました。清々しい空気の中、昨日と同じインド料理店で朝食をいただくことに。

お店に入ると嬉しいことに、昨日の店員さんが覚えてくれていて「昨日と同じで良い?」と。ということで、迷うことなくこの日もロティチャナイとテータリックの最強コンビをオーダー。しかもこの日は最初からロティを2枚注文。案の定、お腹いっぱいになりましたが、この満足感は何ものにも代えがたい!

マレーシア家庭料理レッスンで、本場の味を学ぶ

お腹を満たした後は、電車に揺られて「Taman Mutiara」へやって来ました。

この日のメインイベントであるマレーシア家庭料理レッスンに参加するためです。今回は「カレーラクサ」と「クエケタヤップ」を習います。

カレーラクサ

ココナッツミルクベースのスープに、エビや魚介、野菜など具材がたっぷり入った麺料理。それをペーストから手作りします。

小さめにカットした材料をミキサーにかけ、

ココナッツミルクなども加えて大きなパンでぐつぐつ煮詰めていきます。

食べる際には用意した具材を麺の上にトッピングし、先のソースをかけていただきます。

クリーミーでスパイシーなスープが絶妙なバランスで、一口食べたら止まらない美味しさです。マレーシアを代表する料理の一つで、地域によって様々なバリエーションがあるとのこと。他のラクサもいろいろ試してみたくなりました。

クエケタヤップ

「クエタヤップ」はココナッツミルクとパンダンリーフの香りが印象的な、もちもち食感のおやつ。鮮やかな緑色の生地も可愛らしく、お祝い事などにも食べられる伝統的なお菓子だそうです。

こちらも生地から手作りしました。

もちろん、中に巻くフィリングもすべて手作りです。

可愛らしい猫ちゃんにも癒されながら、まるでマレーシアの家庭にお邪魔したような温かい雰囲気の中、レッスンを楽しむことができました。

色鮮やかな世界が広がる、リトルインディア散策

レッスン後は、マレーシアのローカルコーヒーチェーンでひと休みした後、街の中心部に戻りリトルインディアを散策。

「Jalan Masjid India」では、色とりどりのインド衣装を眺めながら、異国情緒あふれる街並みを堪能しました。

ちょっとほしかったエプロン

散策中にフードコートらしき場所を発見。

興味をそそられましたが、料理教室直後でお腹がいっぱいだったため、今回は断念。次回の楽しみに取っておくことにします。

サリーとムスリム衣装の宝庫、「City One Plaza」

続いて向かったのは「City One Plaza Jln Munshi Abdullah」。

こちらはサリーやムスリム衣装の問屋さんが多数入居するビルです。

3階にはフードコートもありましたが、残念ながらお腹がいっぱいで立ち寄ることはできませんでした。

今思えば、あの素敵なサリーやパンジャビドレス、一着くらい買ってみても良かったかもしれません。フードコートにも行けなかったし…。

でも、こういうちょっとした後悔が、次の旅へのモチベーションにつながるんですよね。きっとまたすぐに、クアラルンプールの魅力に会いに来ることになるでしょう。そして次回は、今回見送った素敵なサリーや、気になるフードコートのグルメを、満喫したいと思います!

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2023年8月_バンコクひとり旅

カオマンガイにムーデーンと肉三昧な午後。【5日目②】

戻る前にテスコロータスをひとめぐり。

バーンケー市場とアウトレットショップのチェックを終えて、昼餉をいただくお店に移動する前に、駅近くのテスコロータスにやってまいりました。どこに行ったとて、並んでいるものにそう違いはないのですが、あるとつい入ってしまうのがスーパーマーケットであります。

鮮やかな色付きのカノムチン。結局これに出会えたのはここだけだったのですよ。よく見ると最下段に小さいサイズもあったわ。この時買えばよかった!全色揃っているお店とか、どこかにないかな。

一人暮らしにはありがたい、お野菜のちょっと売りコーナー。一番奥にはグリーンカレーペーストを作る際に使う、大きな青唐辛子が見えます。カーもガチャイも丸茄子もキュウリもある!こんなスーパー家の近所(日本)にも欲しいです!

ちょっとリッチなレストラン「ルエントン」でいただくカオマンガイ。

戻ってまいりました。こちら、シーロムの交差点です。本当はサームヤーン駅で降りれば良かったものを、大失敗です。歩く距離はさほどじゃないんですが、交通量の多いこの道路の横断歩道を渡るのが至難の業。いやはやランチ前に無駄な体力を使ってしまったよ。

この日ランチでお邪魔したのはタイの5つ星ホテル、「モンティエン ホテル スラウォン バンコク」の1階にある「ルエントンレストラン」です。

https://montienbangkok.com/en/ruenton.html

どんなレストランかは上のリンクどうぞ。本格的な中華系タイ料理を楽しめるお店のようですが、

案内されたのが超広い空間にテーブルが5つしかないっていうなぞの部屋。二人席なのに無駄にテーブルは広いし、隣の席との間もかなり広い。明るくて良いお部屋なんだけれど、市場ばっかり巡っているのでこの雰囲気、慣れませぬ。

お値段はこんなラグジュアリーな雰囲気のお店なのに良心的。しかも。後で届いたお料理を見ていただければわかりますが、ここ、一皿の量が多いんですよ。それを大人数でシェアしたりすることを考えたら、むしろお得かもしれないです。

私はこちらの名物だというカオマンガイにしました。最初のメニューのトップにありますね。340バーツ。ちなみにその下にあるライスとスープ、それぞれのお値段が書いてありますが、こちらはおかわり用。340バーツのものを頼めば、ライスもスープもちゃんとセットになっています。

注文してわりとすぐにやってきました。こちらがこのレストランのカオマンガイセットです。個人的には4種類のタレがまず気になります。後は鶏肉の状態ね。

はい、この量ですよ。上が胸肉で、下にもも肉が隠れているのですが、全部で300g以上はあるかと思います。いや、もっとかな。とにかく凄いボリュウムなのです。お肉は写真からもわかるようにふっくらジューシーで、言わずもがな!の美味しさなのですが、いやはや。ここまで多いとねぇ。

ごはんもテンコ盛り(笑)。でもあの肉の量には、このごはん、必要です。

4種類のタレ、個人的には右奥のものと、左手前の生姜たっぷりダレが気に入りました。これだけのお肉を出すお店です。スープももちろん美味しい。幸せ。

ただ、個人的な好みを言うと、肉料理って口に入れた時に好きな厚みってあると思うんですよ。チャーシューにしろ、ローストビーフにしろ。こちらのカオマンガイもそうなんですが、私はもうちょっと薄いほうが好きかな、と思いました。この厚みだと、嚙み切るにせよそもそも分厚いので、お料理を味わうための余白が口の中に無くなる!

ともあれ本場のカオマンガイ、満喫いたしました。満足&満腹!

科学館とスコールと。

さて、お腹がいっぱいになったところで再び街へ。とはいえ、何かを食べるにはまだまだ時間が必要そうだし、こんなお腹いっぱいの状態でマッサージなんでとんでもない。何か良いところはないかな…と探していたところ、BTSエカマイ駅の近くに科学館があるのを発見しました。

この通り、こちらの科学館にはプラネタリウムもあります。平日は11時からの回と、15時からの回のみ、一般にも開放しています。土日は初回10時だけ、入場できるのは学生に限定されていて、以後1時間ごとに行われるショーは入場者全員に対して解放されています。

しかもその天体ショーも含め、敷地内の施設全部利用できて入場料がたったの50バーツ!残念ながら館内は撮影禁止のためお見せできませんが、なかなか良いですよ。50バーツという入場料を考えたらコスパ的には最高だと思います。

ただし、この日も学校の授業で来ていると思しき小中学生の団体が数組いました。場合によっては込み合うこともあるかと思いますが、気になる方は事前に確認してみてください。

その科学館を出てしばらくしたところで雨が降ってきました。しかも激しい。スコールです。慌てて近くにあったスタバに避難。

長いこと空を眺めていたら、店員さんが試食のケーキを持ってきてくれました。タイ人優しい。

「The Chopsticks」のムーデーンと海老ワンタンが最高に美味しい件について。

この旅ですっかりはまったロンガンティー。

夕飯はエカマイ駅のお隣、トンロー駅の何番出口だったか…の階段を下りて少し歩いたところにある「The Chopsticks」というお店でいただきました。

そこで、ムーデーンと海老ワンタンを具に、バミーナーム(汁あり中華麺)を注文しました。やってきたのはこちらです!

これは!メニュー写真に偽りなし、ところか、メニュー写真越えのビジュアルです。

このジューシーなタイ式チャーシュー、ムーデーンちゃんのご立派なこと!

しかも豚肉なのに柔らかっ!これ、歯茎だけでイケるやつです。海老ワンタンも卓球のボールぐらいの大きさがあるのですが、ぷりっぷりで美味なることこの上なし。このお店、文句なしで再訪決定。メニュー写真は撮ってきませんでしたが、このチャーシューやワンタンなど、麺の具ではなく一品料理としても注文できます。実際店内ではそういった一品料理をつまみに、飲んでいらっしゃる方もちらほら。それで締めに麺とか、最高じゃないですか。

あー、もう食べたい。思い出してすでに食べたい気持ち120%になっています。

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May先生

北部式トマトミートソースかけ麺「カノムチンナムギョウ」は手間暇かけて作る価値あり!

チェンマイの記憶「カノムチンナムギョウ」

個人的にカノムチン料理が大好きなのですが、タイ北部には「カノムチンナムギョウ(ขนมจีนน้ำเงี้ยว)」と呼ばれるカノムチン料理があります。我がタイ料理の師匠yukko先生もお好きということで、話だけは以前から聞いてはおりました。そして初めて食べたのが2019年暮れのチェンマイ旅行にて。そこで大好きだ!ということになるわけですが、日本ではこの料理を出しているタイ料理屋がなかなかありません。さらに自分で作るにしても、なかなかハードルが高い。

これまで自作してこなかった理由は以下の通り。

  1. なかなか「これ!」というレシピがない。
  2. 豚骨スープをとるとか、ちょっと思い立ってできる料理ではない。
  3. 豚の血の塊とか加える食材を集めるハードルがなかなか高い。

とまあこんな感じで、今まで「食べたいのに食べられない!」が続いていました。ところがなんと。2021年に入ってMay先生がこのカノムチンナムギョウのレッスンを開いてくださったのです。このチャンスを逃すか!と参加してからすでに半年。時の経つのが早すぎて怖い。

3時間かけてスープを作ることを誓います!それほど美味しかった「カノムチンナムギョウ」

チェンマイで食べたナムギョウには入っていたのか気づかなかったのか。この料理の材料の一つに「ドックニュウ」と呼ばれる綿の花のガクがあります。これ、入れることは知っていたのですが、食べられるということは知りませんでした。口に入れるとシャクシャクした歯触りがよく美味!解毒作用があり、美容にもよいとのこと。

そしてカノムチン料理に欠かせないのがたっぷりのお野菜!このナムギョウにもこうしてたくさんのお野菜を添えます。

チェンマイでも山盛りのもやしやキャベツがテーブルの上に用意してあって、食べ放題だったな。

ちなみに麺はスープの味が薄まってしまうので、少しずつ加えて楽しむのが良いようです。

「ガイムアンヌン」も食べてお腹いっぱい。

普段は三種類以上のお料理を作るMay先生のレッスンですが、何しろカノムチンナムギョウを仕上げるのが大仕事なので、副菜はこちらのヒトシナでした。

この鶏肉にまとわせたペーストにはなんと12種類もの材料が使われています。その味わいの奥深さたるや最高。

北タイの麺料理と言えば、カオソーイが有名ですが、個人的にはこちらのカノムチンナムギョウ推しです。

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yukko先生

甘酸っぱいピンク麺「イェンタフォー」が自分で作れるようになりました。

タイ太麺「センヤイ」の生麺を使ってこそ美味しい!「イェンタフォー」。

こちら、タイの太麺「センヤイ」の生麺。麺と聞いて日本人が想像するものとは別物なビジュアルです。

このセンヤイを使った料理の中で、私が特に好きなのがこちらのパッキーマオ。

それと同じぐらい大好きなのが今回習った「イェンタフォー( เย็นตาโฟ )」です。 中国の客家料理がルーツであることから、マレーシアやシンガポールでも食されているそう。このご時世、行って直に検証できないのが残念ですが、それはいつかのオタノシミ。今日はタイに行かずとも本格的なイェンタフォーが習える喜びと、その美味しさをしっかりかみ締めて参りました!

イェンタフォーの作り方ダイジェスト。

タイ各地で食べる事のできるイェンタフォー。「紅腐乳」なる中華の発酵調味料を加えるのですが、実はそれできれいなピンク色になんてなりません。それでもピンク色のスープが存在するってことは、そういう色になる何かを加えているということ。yukko先生のレシピはこのイェンタフォーに限らずそういう混ぜ物は一切なし。なれど、できるだけ美しい赤を出そうとこのイエンタフォーソースには様々な工夫が凝らされています。ということで工程その1。

①イェンタフォーソースを作る。

それからもう一つ大切なのがスープ。今回は豚骨スープを使いました。ということで工程その2。

②豚骨スープを取る。

お次は多様なトッピングの準備。まずは揚げ物。ワンタンの皮はマストとして、あとはお好みでいろいろ。今回はルークチンプラーのうちの一種類も揚げました。

③揚げ物準備。

ここまできたらあとは野菜と魚介類、麺を茹で、器に盛り付けていくのみです。

まずはイェンタフォーにはマスト!な空心菜を茹でて器の底に敷きます。

お次は麺。透明感が出るまでサッと茹で、器に空けたらニンニク油をまぶします。

さらにソースをかけ、魚介類やキクラゲなども茹で、揚げ物も含め全て器に盛り付けます。
そこに豚骨スープを注いで香味野菜をトッピングしたら完成です!

ということでできあがったイェンタフォーがこちら。

おいしそう!

ソースが全体に行き渡るようによくマゼマゼしていただきます。

紅腐乳の香りの中にチリソースのほのかな辛味やお酢の酸味などなどが混じって、一言では形容しがたい複雑な味。そしてそれが美味しい!このレシピを最初に考えた人、本当にすごいと思う。

ちなみにこちらの麺。

タイの卓上調味料セット「クルアンプルン」の中でも「 プリック・ナムソム/พริกน้ำส้ม」での味変がおすすめ…ではなくマストです。

なぜに東京?デザートは「カノム・トーキョー」

「なぜこのお菓子が東京なのか、そもそも東京が何かを知らずに食べているタイ人のあまりにも多いこと…。」という某番組のナレーションが聞こえてきそうですが、なぜ東京なのかはわからないけれど、東京という名を冠したタイのお菓子がこちらです。

基本はフランクフルトだそうですが、これは何を巻いても良さそう&楽しそう!生地はしっかり甘いのですが、食事系の具材とも合うと思います。ということで、今後いろいろ試してみるつもりです。

タイ料理教室diidii「Qコース第2回」のレッスン

とうとうQコースまで来たdiidiiのレッスン。先生はこのQでおしまいとおっしゃっていますが、予定は未定であって決定ではないため、ただ今Qのその後を、絶賛「乞うご期待!」状態です。それはさておき今回のレッスンでは、「イェンタフォー」と「カノム・トーキョー」の他にこちら。

「ヤム・ネーム」も習いました。夏にぴったり、火を一切使わない簡単な和え物です。しかもネームの酸味とピリ辛味が間違いなく泡に合います。ということでやっぱり夏向けのヤムです。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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May先生

多彩な薬味と味わう、イサーン式ココナッツカレーヌードル「ミーガティ(หมี่กะทิ)」。

「ミーガティイサーン」とは

タイの東北地方、いわゆる「イサーン」で食されるというココナッツミルクベースのカレーソースをかけていただく米麺、「ミーガティイサーン」。「ミーガティイサーン」という名ですが、タイの方が作られた動画やブログを見ていると、「ミーガティ(หมี่กะทิ)」とだけ入力しても数多くのページにヒットします。

また英語では「Coconut Noodles」とか、「Noodle with Coconut Curry」などと表記されているのを見つけることができました。

「ミー」とは太さに関わらず米麺全般を指すとのことですが、ココナッツミルクを加えたシャバシャバのカレースープをかけながら、付け合わせの野菜などと一緒にマゼマゼしていただきます。

イサーン料理ではあまりココナッツミルクを使わないので、そういう意味で珍しいお料理です。

タイでは麺をいただくスタイルとして、お皿に山盛りの薬味や野菜を準備し、麺と合わせたところにソースやカレーをかけていただくというものがあります。例えば同じ東北部の「カノムチン・ナムヤー・パー」とか、あるいは南部の「カノムチン・ナムヤー・ガティ」などです。

この手の食べ方をする際に使われる麺は「カノムチン(カノムジーンとも)」と言われる、米麺は米麺でも、米を発酵させて作った押し出し麺です。ところがこの「ミーガティ」にはセンミーやセンヤイなどの米麺を使う点もまた特徴の一つです。

カンボジアの影響を受けているとか、似た料理がベトナムでも食されていることから「カンボジア発、ベトナム経由、タイ行き」で入ってきたのではないか、とかこのお料理の発祥については諸説ある模様。

こちら、参考になるであろう「ミーガティ」の作り方。

こちら、ごく一般的な家庭で「普段のごはん」として作られていると思われる「ミーガティ」です。途中、材料紹介で「アジノモト」がすんごい流ちょうな日本語で出てきて、私は思わず笑ってしまいました。

「ミーガティイサーン」に欠かせないカレーの作り方

次に「ミーガティ」に欠かせないカレーの作り方。前段で文章を書きすぎたので、ここは写真のみでご紹介。

ココナッツミルクの固形部を分離し始めるまで熱したところでペースト投入。
ペーストの中に入ったホムデン等が甘くなるまでしっかり炒めます。
ペーストが炒まったら一度火を止め、水もの系の材料を加えて、
肉をほぐしてから再度火をつけます。
タマリンド水を加えて酸味をプラス。これもこのミーガティの特徴。
水気が飛ばないよう蓋をして15分ほど煮込んだら調味料で味を調え、
最後に溶き卵とクラッシュピーナッツを加えればできあがり。

…と、こんな感じで作ります。

あとは深さのある器に盛り付けて、麺や野菜にかけ、全体をよく混ぜていただきましょう!

お日様がお肉を美味しくする「ムーデーッディォウ」

以前代々木にある「ソムタムダー」で食べた「豚肉の日干し揚げ」。各種タイ料理本にもレシピが掲載されている割と知られたタイ料理です。(たぶん。。。)

下味を付けたお肉を干して揚げるお料理なのですが、干して水分を飛ばすことによって肉のうま味が凝縮され、先生曰く、「安いお肉でも美味しくなります!」とのこと。それ素敵。

こうして、お肉はかなり色づくまで素揚げします。

これはビールにももち米にも間違いなく良く合います。合う、というか進みすぎて困っちゃうレベルの相性の良さ。

下味を付けた状態で数日は持つとのこと。私はそれを冷凍してさらに持たせちゃいますが。さらにはお肉を牛に変えても美味しいそうなので(当然か)、早速、豚肉&牛肉半々で復習してみるつもりです。

「コームーヤーン」、黒胡椒をきかせたバージョン。

最後のヒトシナはタイ式の豚トロ炭火焼き。今回は黒胡椒をしっかりきかせたバージョンを教えていただきました。

これまた下味を付けたお肉をオーブンで焼くだけ。イサーン料理はシンプルで良い。

タイの屋台風にざっくりそぎ切りにしていただきます。

カオクア(炒り米粉)が入ったイサーンスタイルのソース。「マカーム(タマリンド)」の酸味が効いていてこれまたすごく美味しいのでした。

イサーンに思いを馳せつついただく極上のタイ料理。早くタイに行きタイ。料理でそんなさみしさを紛らわす夜。口福、幸福。

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yukko先生

タイ式ソーセージ「ムーヨー」も手作り!

タイ料理教室diidii「Kコース第1回」は「ムーヨー」ですよ。

まだタイに2回しか行ったことのない私は、料理教室で初めてのタイ料理に出くわすことがしばしば。こちらの「ムーヨー」もこのレッスンで初めていただきました。

豚肉を叩いて調味料やスパイスを加え、フードプロセッサーにで粘りが出るまで挽きます。それをバナナの葉に包んで蒸し上げるお料理です。

そのまま食べても、ヤムの具にしても、麺料理にトッピングしても良し!ということで…

このレッスンでは切ったムーヨーをそのままいただいた他、

「クイジャップ・ユアン」という麺料理に乗せました。「ユアン」はタイ語でベトナムのこと。そもそもこの「ムーヨー」がベトナム由来の食材とのことなので、この麺料理だったのかな。

ソーセージ特有の歯ごたえと、しっかりめに効いたスパイスがいい。酒の肴にもぴったりです。

レンコンのラープも美味。

このレッスンの3品目はレンコンのラープ。火を通してもシャキシャキした歯触りが残るレンコン、すごく美味しい!塩味と酸味がほどよく、困ってしまうくらいごはんが進む味です。

さて、このレンコン、タイでは実際どんな風に食べるのか気になるところです。市場では見かけなかったな。あるいはあったのに気づかなかったか。次回タイ旅行では注意して見てみたいと思います。

「あんな時もあったね」と言える日が来ることを信じて。

レッスン後、毎回参加者の皆さんとおしゃべりしながら作ったお料理をいただくのが楽しみの一つなのですが、

現在は写真を撮り終わるとこうして仕切りを立て、一同黙食に徹します。この仕切りが不要となる日が来ると信じて、今は我慢我慢。いつか懐かしみながらこの写真を見返す日が来るんだろうな。ということで記念に残しておきます。