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3)揚げ物・焼き物

トードマンプラー(ทอดมันปลา)

タイ風のさつま揚げ「トードマンプラー」

トードマンプラーは魚のすり身にレッドカレーペーストなどの調味料を加えて練り、そこにいんげんの小口切り、バイマクルーの千切りなどを放り込んでさらに練り、油で揚げたもの。

食べる際には「ナムチム」(たれ)をつけて食べることが多いと見えて、これまでタイ料理教室でトードマンプラーを習っナムチムナムチムが必ず付いていました。一番手軽なのはスイートチリソースに砕いたピーナッツを混ぜたもの。

日本のさつま揚げよりも弾力があり、バイマクルー香るトードマンプラーは、一度食べるとやみつきになりますよ。

トードマンプラーに欠かせない「ナギナタナマズ」のすり身。

こちら、トードマンプラーに欠かせない「ナギナタナマズ」のすり身、「 เนื้อปลากรายบด 」です。アジア食材を取り扱うお店で冷凍品として売られています。

英語では「knifefish(ナイフフィッシュ)」、特にこのパッケージに書かれた種類は「Clown featherback」「spotted knifefish」と検索するとまさにコレ!という写真がわんさか出てきます。

Clown featherback – Wikipedia

The clown featherback, clown knifefish, or spotted knifefish, Chitala ornata, is a nocturnal tropical fish with a long, knife-like body. This knifefish is native to freshwater habitats in Cambodia, Laos, Thailand, and Vietnam, but it has also been introduced to regions outside its native range. It is one of the world’s most invasive species.

日本人は知らない人がほとんどかと思われまがそれもそのはず。この魚は メコン川、チャオプラヤ川、メークローン河流域を生息地としていて、その周辺の国々、 タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムなどで食されているようです。

「ナギナタナマズ」の食用としての特徴は、火を通すと歯ごたえが強めのプリプリとした食感にること。以前、日本でよく食べられている魚のすり身で作ってみた事がありますが、あの噛み応えは出せませんでした。トードマンプラーを食べたことのある方はおわかりかと思いますが、あの弾力はこの魚を使ってこそ、なのです。

トードマンプラーの材料と作り方

トードマンプラーは材料がとてもシンプルです。作り方もとっても簡単で、これらの材料を混ぜて、よく練るだけ。

私はその練る作業をキッチンエイドのスタンドミキサーに任せているため、かなり楽。


練り上がったら手に水か油を付けつつ成形して…

これを油で揚げれば完成です!

揚げたては生地がぶわっ!と膨らんで、かなり大きくなります。それがちょっと時間が経つと、あっという間に落ち着いてしまうのよね。よって、トードマンプラーを作った日は、縮む前の揚げたて、ふわふわのものを食べるのが楽しみの一つだったりします。

冷めても美味しいので、お弁当向きのタイ料理です。

タイ料理は「ヤム(サラダ、和え物)」や「ゲーン(スープ、カレー)」のバリエーションが豊富で、しかもできたてを食べた方が美味しい料理が多い印象です。そんな中にあってトードマンプラーは、時間が経っても美味しく、お弁当に詰めやすいタイ料理の一つです。

揚げた物を冷凍しておくこともできるので、作り置きおかずにもなりますよ。

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6)スープ・カレー

トムヤムプラー(ต้มยำปลา)

2種類の「トムヤム○○」

「トムヤム」と名の付く料理と言えば「トムヤムクン」が有名でしょう。辛味、酸味、甘味が渾然一体となった赤くミルキーでコクのあるスープ。私も大好きです。

実は私たちがよく知る「トムヤムクン」、正式には「トムヤムクン・ナーム・コン」と言います。「ナーム・コン」とは「濃い水」という意味。そしてもう一つ、日本ではあまり知られていないのが「トムヤムクン・ナーム・サイ」です。この「ナーム・サイ」にはココナッツミルクが入らないため、スープは透明で、素材の味はもちろん、辛味や酸味がダイレクトに感じられます。

今回ご紹介するのははすっきりした「ナームサイ」バージョンの「トムヤムプラー」。とても美味しい鰤がメイン食材なので、その美味しさを前面に出したく、クリアスープのトムヤムを選択しました。

「トムヤムプラー・ナーム・サイ」の作り方

まず始めに、鰤のアラとレモングラス、バイマクルーを煮立て、出汁を取ります。

鰤からシュワーっと細かな泡が出続けるぐらいの火加減をキープすること30分。

できあがった出汁を濾して別の鍋に入れ、そこに鰤、エリンギ、タイハーブと調味料を加え、鰤に火が通ればできあがり。

万能ネギとパクチー、唐辛子を入れた器に、完成したスープを注ぎます。

旨いなー、文句なしに旨い。そしてこちらのクリアスープも日本人のみなさま、好きだと思うんだけどなー。この美味しさをぜひ多くの方に知っていただきたいです。

ちなみに、この作り方はあくまでも一例です。もっとたくさんのレシピがありますので、気になる方は検索してみてください。

このペンシー先生の本には「ナーム・コン」と「ナーム・サイ」2種類のトムヤムクンが紹介されています。海老を魚に変えれば「トムヤムプラー」になりますよ。

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yukko先生

日本の食卓にさらりと出せるタイ料理「魚と姫竹の子炒め」レッスン。

タイの姫筍缶×魚の組み合わせ、これウマシです!

タケノコのことをタイ語では「ノーマイ(หน่อไม้)」と言いますが、その筍を使った炒め物なのに料理名は「 パット・プラー・ボーラン 」と言います。「パット(ผัด)」は「炒める」、「プラー(ปลา)」は「魚」、で「ボーラン(โบราณ)」は何かというと、「古代」という意味の語です。昔からある、要は日本で言うところの「おばあちゃんの味」的な意味合いが「ボーラン」にはあると思われます。

それだけにタイ料理にしては(←ここ大事)手軽に作れて、特別感はないけれど、間違いなく万人受けする味です。

「簡単」に「タイ料理にしては」を付けたのは、小麦粉をまぶした魚の切り身を一度揚げた後に炒めるから。タイ料理で肉や魚を使った炒め物を作る際、その食材をこうして先に揚げておくパターン、多いんだよなー。タイ人本当に揚げ物がお好き。

でもこのひと手間によって食材に味が絡みやすくなり、香ばしさと良き食感も加わって料理をよりおいしくするのですよ。手間をかけるのにはそれだけの理由があるんだな。

一度で二度美味しい、タイ式のワンタン作るべし!

完全にピントを外した…

タイの麺料理にこのワンタンがのっているのを見かけることがあります。パリッと香ばしく揚がったワンタンは食感が単調になりがちな麺料理の良きアクセントとなり、また香ばしい風味も添えてくれます。

このワンタンは皮のパリパリ感を楽しむものでもあるので、決して肉餡を詰めすぎてはいけません。欲張り厳禁。でこの揚げワンタンは実はおまけでして、このワンタンを作ったメインのお料理はこちらでした。

つるつるとしたワンタンの喉越しを楽しむスープ。一度にたくさん作り置きしても冷凍しておけるのがまたいい。揚げてよし煮てよし、なワンタンは冷凍庫に常備しておきたいランキング上位の優秀おかずです。

「ヤム・アップン」という名ながら、サーモンがメインという不思議。

このレッスンの3品目は「ヤム・アップン」です。「ヤム(ยำ)」は和え物、サラダという意味。「アップン(แอปเปิ้ล)」は説明するまでもなくリンゴのことです。

で、リンゴのサラダと言いながら、こうして大量のサーモンをのせるのを見ると、タイ料理の名前ってどうなってるの?と思ってしまいます。

それはさておき、こちらのお料理、タイのヤムの基本の味付けがリンゴにもサーモンにも良く合う上に、その二つの食材の組み合わせがまた良いんです。このビジュアル、パーティー料理にもぴったり。そう書いている本人はパーティーとは無縁の生活であるため、もっぱら一人で作っては一人で食しているんですけどね。個人的にはちょっと自分にご褒美をあげたい時に作るとっておきメニューの一つです。

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ベトナム料理

タマリンドの酸味が旨い!シロメシの友、「鰺の辛味煮」。

「甘い+酸っぱい+辛い」でごはんが進む!「鰺の辛味煮」

料理教室をはしごした昨日、2レッスン目はベトナム料理研究家である伊藤忍先生のもとへ。

「特産料理クラス」にてごはんによく合うおかず3品とスープを教えていただきました。まず取りかかったのは「鰺の辛味煮」。「辛味煮」と言われるとちょっと恐れおののきますが、心配は無用。ヌックマムの奥深い塩味に砂糖の甘み、そこへタマリンドとトマトの酸味、さらに粉唐辛子とこしょうでスパイシーさもプラス。仕上がってみれば「これは日本人も絶対好き!」な味でした。

まずは鰺を丁寧に下処理。ポイントは水気をしっかり取ること。その後下味となる調味料をまぶして、10分ほど置きます。

その間に他の材料も準備。

タマリンドもお湯を加えてふやかし、その後もみもみ。

10分経ったところでフライパンに油と香味野菜を加えて良い香りがするまで熱し、トマトも入れて水分を飛ばしながら炒めます。

その後、まぶしておいた調味料ごと鰺をフライパンに入れて表面を焼きます。これは中に味を閉じ込めるための工程。

表面が焼けたらタマリンド液を加え、途中上下を返しながら煮ること数分。

最後に煮汁味付け用の調味料を加えればできあがり。

見た目「味噌煮」のようですが、甘辛いだけではなく、タマリンドとトマトの酸味のおかげで、奥深い味わいながらも後味さっぱり。ごはんにかけて煮汁も完食したいレベルのおいしさです。

シャキシャキさやいんげんのおいしさに開眼!「さやいんげんと豚肉のピリ辛炒め」

夏野菜の一つ、「さやいんげん」。個人的に柔らかめに茹で、マヨ醤油をちょっとつけていただくのが小さい頃から大好きだったのですが、このベトナム料理でシャキシャキとしたインゲンのおいしさを知ってしまいました。

ポイントは

  1. いんげんはさっと下茹でしておく。
  2. 豚肉は炒めたら一度フライパンから取り出しておく。
  3. ニンニクの香りを移した油でインゲンのみを艶が出るまで炒め、調味。
  4. 最後に豚肉を戻し入れる。

と、それぞれの食材ごとに炒めてベストの食感に仕上げること。

噛むとシャキシャキとした良い音がする状態に仕上がったインゲン。味馴染みも良く、これまたごはんが進んで困っちゃうおかずの完成です。

これは冷蔵庫に常備したい!「アミの炒め物」

これまたひと匙で、ごはんが2杯はいけちゃうベトナム式常備菜「アミの炒め物」。

作り方は至って簡単で、まず香味野菜を炒めたフライパンにパイナップルを加えて軽く炒め、

酒でふやかしておいた干しアミを加えて、水気が飛ぶまで炒めたら調味。最後に小ネギを加えればできあがり。

甘みとほどよい酸味のあるパイナップルが、非常に良き仕事をしています。

スープはしみじみ美味しい「豆腐+豚肉団子+ニラ」でシンプルに。

ここまで甘辛味のおかずが続いたので、スープはシンプルに。

作り方はタイのゲーンチューと似ています。豚肉団子がだいぶラフなタイ料理に比べると丁寧に仕上げてあります。違いは本当にその程度。これがまたしみじみ美味しくて。なんなら最後にスープをご飯にかけて食べたい!…と、これも結局ご飯が進んで困っちゃうおかずなのでした。

今回のおかずは特に自宅でも再現したい&再現しやすいものばかりでした。久しぶりに参加した忍先生のベトナム料理教室もやはり楽しい。外出自粛期間には料理教室もクローズで、これを機に、少し通う教室を絞ろうかな…とも考えたのですが、いざレッスンが再開してみたら…それは無理だということがわかりました。来月もすでにいくつかのレッスンを予約済み。タイ料理との共通点や違いを探りつつ、美味しいベトナム料理を楽しもうと思います。

それにしても昨日のレッスン、どのおかずも白いご飯との相性良過ぎ&おいし過ぎだな。

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タイ料理図鑑 1)ごはん・麺

タイ風栗おこわ

「香腸(シャンツァン)」はタイにも伝わっていた!

こちら、私が昨年の1月に参加した中華ソーセージ作りのレッスンです。この中華ソーセージ、驚くほどの砂糖とハマナス酒が入るのです。今レシピを見返したらなんと、ナンプラーも入っていました。文化が行き交う不思議。そしてこちら、腸詰を終えた後2週間程度天日干しするのですが、そこでさらに甘味が凝縮されます。

この中華ソーセージ、タイでは「クンチアン(กุนเชียง)」と言いますが、それを使ったおこわがなんと、タイにもありました!

…ということを、先日参加したタイ料理教室のレッスンで知った次第。

このタイ風栗おこわがとっても美味しかった上に、非常に簡単かつ誰でも上手に作れるレシピになっていたことに感動!早速自宅で再現してみました。

「タイ風栗おこわ」の作り方

こちらが「タイ風栗おこわ」の材料。

もち米は一晩水に浸しておいたもの。干しシイタケと干し海老も水につけ、戻してあります。調味料も合わせ済み。「パクチーの根」「にんにく」「粒白胡椒」を石臼でタムタムして、いざ調理開始です。

「パクチーの根」「にんにく」「粒白胡椒」のペーストを炒め、
香りが立ったら肉を入れる。
肉の色が白くなったら他の食材を加えます。
最後に米と調味料も入れ、調味料が全体に行き渡ったら炒め作業終了。
フライパンの中身をせいろに移して蒸します。およそ30分。
途中、しいたけの戻し汁を回しかけてざっくり混ぜます。
立ち上る蒸気を眺めつつ待つ時間。楽しい。
お米の食感よろしく、完成。

もち米2合を炊いて、6食分の栗おこわができました。来週は毎朝栗おこわだな。

「タイ風栗おこわ」定食、ちょっと豪華でボリューム満点うちごはん。

先日受けたタイ料理レッスンのフル再現、にエクストラなおかずも1品。

このエクストラは前の晩、お散歩がてらゲットしたもの。

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アグレッシブに引きこもり中とはいえ、余りに運動不足が過ぎる❗️と夜のウォーキング。なれどただ歩くのは性に合わない。何か目的が欲しいと思っていたところに #ハンサム食堂 さんから「お持ち帰り用できました」のツイート。早足で向かうこと30分。美味しいに決まってるタイ料理ゲット。明日のおうち定食に加えます✨楽しみ🥰🥰🥰  途中寄り道もして、90分歩きました。まだ足りない気もするけれど、良しとしよう。  #おべんとう #おべんとう記録 #自分弁当 #タイ料理 #料理好きな人と繋がりたい #豊かな食卓 #foodporn #instadaily #อาหารไทย  #กล่องอาหารกลางวัน  #อาหารกลางวัน 

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正体はガイトード。これをグリルでカリカリに温めなおしました。

もう何日連続?な梅干しスープ。

さらにはこのにんにく油とシーズニングソースをひと垂らしした上に、タオチオソースも付けた白身魚の冷しゃぶも。

ちょっと値は張るけれど、やっぱりな美味しさの天然鯛。お刺身も焼き魚もいいですが、この食べ方もおすすめします!

この定食のメインはもちろん、こちらのタイ風栗おこわ。レッスンでは豚肉で作りましたが、個人的に「鶏×栗」の組み合わせが好きなため、復習は鶏肉で。予想するまでもなく、美味しくできました。

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タイ料理図鑑 3)揚げ物・焼き物

タイ風鰤の照り焼き

タイの調味料でもできる!ブリの照り焼きが絶品だった!

一見すると定番のブリの照り焼きですが、こちらのつけダレ、すべてタイの調味料を使っています。

タイの魚醤ナンプラーに、シーズニングソース、オイスターソース、砂糖、ここに唐辛子とタマリンド汁を入れるのです。どんな味になるのか、食べてみるまでは想像もつきませんでしたが、柔らかな甘味にタマリンド汁のさっぱりとした酸味、ナンプラーとオイスターソースが味に奥行きをプラスしてすっごく美味しい!これは今まで作ってきた和風のブリ照りをしのぐレベル。これからはこちらのタイ風が定番になりそうです。

今日のおうち朝定食。

先のタイ風ブリの照り焼きが主菜の朝定食がこちら。

小松菜とごぼうがんもの炒め物。こちら、味付けにシーユーカオを使っています。なのでこう見えてこれもタイ風。

こちらはいたってシンプルな卵焼き。どうせだったら甘味をココナッツシュガーでつければよかったな…と今思いつきました。今度やってみよう。

こちらは買い置きしていた食材を消費すべく作った茸チャウダー。ポテサラを作った際に余ったベーコンと、大瓶のこちら、

アンチョビソースを使いたくて作ってみました。魚介類の入らない茸チャウダー、これを入れれば味に深みが出るのではと思いまして。結果、大正解。美味しいチャウダーが完成しました。仕上げには香りのよいベトナム産の大粒黒胡椒をガリガリ挽いて。このスープに黒胡椒はマストです。

最後は季節の野菜、グリンピースをたっぷり使った豆ごはん。今日は豆を別に茹でて、ご飯を炊いた後で混ぜ込んでみました。豆が丸々としていて、美しい緑色を保っています。

ただ、この炊き方だと豆の香りが弱くなりがちなのですが、そこはこんな方法でカバーしています。

グリンピースのさやと昆布を5分ほど煮て、漉した煮汁で豆を煮て、その鍋を急冷。お米を炊く際にはその煮汁を使うのです。研いだお米の水を切り、煮汁をお米の量に合わせて加え、浸水が済んだところで適量の塩と酒を混ぜ込んでスイッチオン。炊きあがったら豆を加えて混ぜ込めば完成!この炊き方、おすすめですよ。

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肉厚の鯛を味わうスープ「トム・ヤム・プラー」

「トムヤム○○」、有名どころは「トムヤムクン」ですが、「クン=海老」以外の食材を使った美味しいスープはたくさんあります。このレッスンでは肉厚の鯛を贅沢に使った美味なるスープを取得します。

出汁ももちろん鯛で!

こんなに身がついているのだから、良い出汁が取れないわけがない。

このスープの出汁は身を外した骨でとります。シューっと細かな泡が上がる火加減をキープし、しっかり旨味を引き出します。

今回の具はエリンギとトマト!

淡白な魚がメインですから、その旨味の邪魔をしないような具材であれば、他の食材を加えても良いのかな、と個人的には思っています。例えば瓜系の野菜とか、大根とか。

これが極上のうまさ!

とにかくすぐに出来上がるので、器に盛り付けて緑をあしらったら温かいうちに食べましょう!

ココナッツミルク風味のごはんが想定外の美味しさ!

ただのごはんと思うことなかれ。

こちら、ご飯のプレートには鰺の干物をそえて。この味、なんと粉をまぶして揚げてあるのです。これ、タイ人が好きなスタイルだとか。そしてごはんはというと、これ、なんとココナッツミルクで炊いてあります。炊く際に一緒に加えたレモングラスの香りが移って美味しい!そして左下に見えるグリーンのソースは…

緑は唐辛子とピーマン。

こちらの緑野菜をすりつぶし、砂糖とレモン汁などを加えた「甘い」「酸っぱい」「辛い」が三位一体となったソース。驚くことなかれ、中でも際立っているのは甘味です。でもこれが未知なるおいしさ!

揚げた鰺はほぐしてゴハン、ソースと混ぜながらいただきます。

タイの家庭の味、小女子のサラダ。

美味しく作るなら美味しい小女子をゲットしましょう。

切った野菜と揚げたナッツ、小女子を調味料で和えるだけの簡単メニュー。

これがまた美味しい!

そして簡単なのに美味しい。ごはんのお供としてはもちろん、酒の肴にもぴったり。暑い夏、ビールと一緒に。おすすめです。

このレッスンのメニュー

  1. トム・ヤム・プラー(魚のスパイシースープ)
  2. カオ・マン・プリックキャオ(ココナッツミルクごはんと緑ディップ)
  3. ヤム・プラー・カオサン(小女子のサラダ)

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

このレッスンはいつも以上に簡単で、本当にどのお料理もすぐにできました。自宅での再現のしやすさ100点満点。早速今週、トム・ヤム・プラーを復習しようと思います。

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May先生

夏のタイ式そうめん祭り!

このレッスンのお品書き

暑い夏、食欲が落ちる夏(落ちないけど)、そんなときに食べたくなるものの一つが素麺です。日本のそうめんは小麦からできていますが、タイにも「カノムチン」と呼ばれる米麺があります。今回はそれを使ったメニュー3品を習います。

  1. 東北式魚とハーブたっぷりのソース〈カノムチーンナムヤーパー〉
  2. パイナップルと生姜のココナッツミルクソース〈カノムチーンサウナーム〉
  3. そうめんと魚のほぐし身揚げの和え物〈ヤムカノムチーンプラークローグ〉

まずは鰺の干物を混ぜ込んだ和え物から

こちら、ヤムカノムチーン(米麺の和え物)は焼いた鰺の干物を半量はほぐして、残りの半分はミンチにしてから揚げたものを麺と和えます。

とにかく細かくなるまで包丁でたたきまくる!が肝。
これを高温でからりと揚げて
このような状態に

これが時間が経つとサクサクになるのですが、それをほぐして他の食材と一緒に麺と和えるのです。

市販のプラーラーソース

味付けにはこのプラーラーをベースにタマリンドやレモン汁で酸味を加え、グラニュー糖で甘味を、粉唐辛子で辛味をプラスしたものを使用。

まずは麺と野菜、鰺の干物を和えます。
最後に鰺のほぐし身揚げを
1品目、完成。

パイナップルとココナッツミルク風味のそうめんをあなたは想像できるだろうか。

冷凍ナギナタナマズのすり身にスパイスなどを加えしつこく攪拌

今回はタイ料理の麺によく入っている「ルークチン」なるお魚団子も手作り。きキュキュッとした弾力が魅力のルークチン、手作りではその弾力を出すのが難しいのですが、その茹でる温度や茹で方を教えていただきました。

ルークチンはまとめて作っておけば冷凍もOKとのことですが、市販されているものもあるので、それがあればこちらの和え麺はあっという間にできてしまいます。パイナップルの甘味のせいか、おやつ的な美味しさに仕上がりました。

美味しさのために手間暇を惜しむことなかれ。タイ東北地方のハーブソース素麺。

こちらのレシピはとにかく「タレ」を作るのに相当な手間をかけます。

もみじ。これ、食べられるんですよ。
まずはこれを下茹で。
鍋に水とタイハーブを入れて煮込み
火の通ったタイハーブだけを取り出して
他の調味料やスパイスと共に攪拌
それを鍋に戻し入れ
茹でておいたもみじも投入

これを15分から30分煮込んで完成するつけダレは味わい深くてスパイシー。一度食べ始めるとやめられないおいしさです。

こうしてできあがったヒトサラには
こちらの付け合わせも混ぜ込んでいただきます。

かなりマニアックです。

May先生のお料理は定番料理にひと工夫で美味しくなるよ!的なものとマニアックなものとがありますが、今回は明らかに後者。この麺の複雑な味はさまざまなタイ料理を食べてきた人がわかる美味しさ、かと思います。私はもちろんおいしくいただきました!

麺3種。半分は持ち帰ってその日の夕飯となりました

がしかし。コラーゲンが苦手なんですよ。よってもみじも少々苦手。そこは手羽先でもOKということなので、自分で作る際にはもみじを手羽先に替えて作りたいと思います。