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May先生

スペシャルな豚肉のガパオ炒めを習う。

May先生のスペシャルレッスン、この回のメインはタイ東北部ウドンタニーにあるお店で習得したという豚肉のガパオ炒め。具材は豚肉とガパオだけとシンプルながら、たくさんのスパイスやタイハーブが香るペーストを加えるので風味は複雑。そしてもちろん、美味しい。自分でもまた作ってみたいのだけれど、そのペーストに使う材料が多くて、はてさて揃えて再現となるか。

スペシャルな豚肉のガパオ炒めの材料

山盛りのバイガパオ。

このスペシャルメニューはたっぷりのガパオと豚肉をメイン食材に、調味料としてたくさんのスパイスやハーブをペースト状にしたものが入ります。

これを全部ペーストにすれば今回の炒めものを何回か作れる量が出来上がります。

インド料理も作るため、実は上の食材全部我が家にあります。が、これを一人クロックヒン(石臼)でペースト状になるまで叩き潰す…となるとその気力が…。

でもこのペーストさえ作ってしまえばあとは本当にあっという間。

まずはペーストを炒めて

炒め方のポイントさえ押さえれば、間違いなく美味しい豚肉のガパオ炒めが完成します。

ここ、炒め方のポイント。

肉を加えて火が通ったら、肉は端に寄せて調味料をカラメル状になるまで煮詰める、これこそがポイント。ガパオに香ばしさが加わり、一段と美味しくなるのですよ。

おかずはオヤツ的な美味しさの海老とココナッツロング餡のタロイモ包み揚げ

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スペシャルガパオとともにいただくのはタロイモを使った、オヤツ的な美味しさのおかずです。

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タロイモをマッシュしたもので海老風味の餡を包み揚げる、というなかなか手の込んだお料理。

こちら、ココナッツファイン。海老とともにサップします。
ココナッツシュガーとナンプラーをカラメルに。
海老とココナッツファイン、タイハーブを炒め、先のカラメルと合わせて餡のできあがり。
タロイモで餡を包みます。
こちらが完成した餡。これだけでも十分おいしい。ふりかけにしても良き。
形を整えたら水溶きてんぷら粉をくぐして揚げます。
揚げたて!

揚げたてを一つ試食させていただきましたが、これがまぁ美味しい!May先生のレシピは「美味しさのためには手間を惜しまず」的なものが多いのですが、こちらもしかり。また食べたいけれど、さて、自宅でその「手間を惜しまず」再現なるか。

バタフライピーとライムのソーダ

おしまいはバタフライピーとバイトゥーイ、糖類を煮詰めて作ったオリジナルシロップのソーダ割。

これがまた飲みすぎ注意の美味しさ。バタフライピーはチェンマイで買ってきたものがたーっぷりあるので、これは今月中に自分でも作りましょう!

幸せの実食タイム。

揚げ焼きの卵は必須。

こちらの豚肉とガパオの炒めものはイサーンにある「サイアムアンドサンズ」というお店のレシピによるものだそうですが、10種類以上のスパイスで作ったペーストのおかげで、これまでに習ってきた炒めものとはひと味もふた味も違ったものになっています。

そして揚げ物もまた美味。食卓に並べても良いのですが、個人的には小腹が空いたら食べたい、そんなお料理です。

この箸休めもおいしかったなぁ。これはすごく簡単なのですぐに再現します(笑)。

9月&10月のレッスンは申し込みのタイミングを逃し(忘れ)、2回しか参加できないMay先生のレッスン。しかも予約できたのは平日の夜クラス。ちょっと大変ではありますが、参加することを楽しみ&目標に、仕事をサクサク片づけることにします。

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調理器具

クロックマイ(ครกไม้)

「クロック」あれこれ

我が家のソムタム用クロックたち。

いつもお邪魔しているタイ料理の先生のご自宅で初めてお目にかかった「クロック」なる調理道具。「サーク」と呼ばれる棒で中に入れた食材をタムタムして(叩いて)使います。その便利さからすぐに我が家にも導入し、用途に合わせていくつかの種類があるクロックを使い分けています。

  1. クロックヒン(石製の臼)
  2. クロックディンパオ(陶器製の臼)
  3. クロックマイ(木製)

左が「クロックマイ」

ソムタムを作る際には陶器製か木製のクロックを使うのですが、今日は先日チェンマイから連れ帰ったばかりの木製クロック「クロックマイ」をご紹介します。

ちなみに、このクロックマイを買ったお店の情報はこちらの記事にあります。

3度目のワロロットで心残りなし!そして友人と優雅な晩餐。【4日目③】 | タイはおいしい天国。

翌日の午前にはバンコクに移動するため、実質チェンマイはこの日が最終日。やり残しなし、心残りなしにしよう!と料理…

叩く・潰す・混ぜるをこの中で!

たっぷりとした深さのあるものを選びましょう。

タイ本国ではカビやすいとの理由からあまり使われなくなってきているとの話も聞きましたが、木の器好きとしてはどうしても手元に置きたかったのです。本当はもっと大きなサイズが欲しかったのですが、持ち帰りのことを考え、陶器製のものよりも一回り小さなサイズを選択。ということでこちらがチェンマイより我が家にやってきた「クロックマイ」です。

石製のクロックヒンでは粒胡椒やパクチーの根、プリッキーヌなど、様々な食材をペースト状になるまで潰すことができます。陶器製もそれに近い作業が可能かと思いますが、こちらのクロックマイでできることは柔らかめの食材をつぶすことと混ぜることのみ。実際には以下のようにつかいます。

トウモロコシのソムタムを作る。

これらの材料と調味料で作ります。

こちら、タムタムする前の段階まで準備した材料です。火を通したのはトウモロコシと玉子。残りの材料は生のままつかいます。インゲンも生。決して火を通してはなりません。(それをやるとインゲンがまあ汚い色になります)

ソムタムと言えば日本でもタイ本国でも青パパイヤを使った「ソムタムタイ」がメジャーですが、ソムタムの種類はそれだけにあらず。いろいろな食材で楽しむことができるのですよ。

まずはプリッキーヌ(生唐辛子)とニンニクをつぶします。唐辛子が開けばOK。

お次はインゲンとピーナッツと調味料。
ココナッツシュガーが溶け、ピーナッツが半分に割れるまでタムタム。
そこに人参とプチトマトを加えて軽くタムタムしたらサークは置いて…
最後に茹で卵ととうもろこしを加えてさっくり混ぜたら完成!

何を作っても大量になってしまう自分にはやはりもう一回り大きなクロックマイが必要だったか…。とりあえず、無事にトウモロコシと玉子のソムタム、完成いたしました!

せっかくなので出来立てをいただきます。

やっぱり美味しいとうもろこしのソムタム。夏が終わってしまうのが名残惜しい。

もうそろそろトウモロコシの季節も終わり。となるとこのソムタムもこれが食べ収めか。なんとも名残惜しいです。それにしてもパンチの効いた辛さとココナッツシュガーの甘味、ナンプラーの風味が相まって絶品!この後たまらず冷凍庫からもち米を引っ張り出し、レンチンして一緒にいただきました。ソムタムにはもち米が良く合います。

せっかくなのでもう一枚。

ここまで来たら、明日のお弁当はソムタムともち米を美味しく食べられる感じでいきたいな…とこの後、こちらも作りました。

北タイ料理の一つです。

タイ北部の名物料理の一つ、「ゲーン・ハンレー」です。これがまた甘辛な上にタマリンドの酸味も加わって癖になる美味しさなのです。全部で5食分作ったので、4食分は冷凍。今月は「困ったときのゲーン・ハンレー頼み」で仕事が忙しくなってもお弁当生活を続けられそうです。

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May先生

スペアリブの発酵グリルとか魅力的すぎる。

まだ蒸し暑い日が続きますが、気づけば8月も終ろうとしています。そんな中先日参加してきたMay先生のタイ料理教室。メインは「豚スペアリブの発酵グリル」。軽く発酵させるので難しさはなく癖も抑えめ。すごく美味しいお料理でした。

豚スペアリブの発酵グリル 生姜ソース〈ネームシークローンムーヤーン〉

で、でかい!

この豚スペアリブを炊いたご飯で数日かけて発酵させ、オーブンで焼く、というお料理。時間はかかるけれど、手間は少な目。

このようにしてごはんをまぶしていきます。
こちら、発酵を終えたスペアリブ。

当日作ったものはお土産にいただき、レッスンでは先生が仕込んでおいてくださったものを焼いていただきます♪

焼く前にオイルを塗って。
この照り!何より香りがたまらなかった!

豚トロの網焼きも付きます。

これまた大量の豚トロ。

こちらは香味野菜やスパイスが入ったタレに1時間からひと晩漬け込めばOK。あとは焼くだけです。

脂の面を上にして。
もう、美味しいに決まってるヤツ。

3種の神器…ならぬ3種のソースが激ウマ。

パイナップルもソースになります。

そしてこの日はどちらの肉料理にもあうソースも教えていただきました。それも3種類。

  1. 生姜ソース
  2. パイナップルとカーのサルサソース
  3. 100mahaseth式チミシュリソース

ご覧の通り、なかなかスパイシーです。

このパイナップルのソースは豚トロの方によく合います。生姜ソースはスペアリブに。そして、こちらも豚トロ向きということではありましたが、個人的に一番気に入ったのが「チミチュリソース」なるもの。

タイの葉物が3種類入ります。

こちらのソースと豚スペアリブの発酵グリルはMay先生がバンコクにある「100mahaseth」というお店で修業し、習ってきたものだそう。これが本当に美味しくて、感動!次にバンコクに行ったら絶対食べに行かねば。

実食は肉祭り!

豚肉最高!

たっぷりのお肉とたっぷりのお野菜、3種類のソースともち米付き。もうこんなの美味しいに決まってます。

なんでしょう、この焼き色と艶。

これはぜひ、自宅でも再現せねば!と思いました。その前に、お土産にいただいてきたスペアリブ、おそらく300gぐらいのカタマリがあるので、まずはそれを焼いて、だな。冷凍庫でもおそらく発酵が少しずつ進んでいるはずなので、発酵し過ぎないうちに、美味しく頂こうと思います。

そして、これらのお肉はこの日全て食べきることができず、それもお持ち帰りからの冷凍庫行き。それを今週引っ張り出しまして…

こうしてお弁当の中に納まり、おいしくいただいた次第です。

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yukko先生

タイ屋台の味!ムーピンととうもろこしのソムタムを作る。

Mコース第1回のメニュー

どの料理ももち米との相性バツグン。

Mコースは本格タイ料理が並びます。今回は夏が旬のとうもろこしを使ったソムタム。塩辛過ぎない絶品塩卵の作り方を習えるのも密かな楽しみです。

  1. ソムタム・カオポート・カイケム(とうもろこしと塩卵のソムタム)
  2. ムー・ピン(豚肉の串焼き)
  3. ゲーン・ヘット・ルアム(ミックスきのこのスープ)

ムーピンはタイの屋台の味

波打つように、しかしながら肉からはみ出さないよう串をうつ。

ムーピンなる料理があることを知ったのはこちらのレッスンにて。もっと早く知っていたら、バンコクの屋台で食べたのになぁ。ちょっと残念。

たれをたっぷりかけて漬け込むこと1時間以上!

肉を串にうった状態でタレに漬けこむことしばし。あとはそれを焼くだけ。本当は炭火で焼くのが美味しいとのことですが、一般家庭でそれは無理。そこはフライパンを使って良い焼き色を付けていきます。

この色艶!美味しそう!

いろいろな調味料が入ったタレは複雑な味わいながらもしっかり一つにまとまっていて美味しい!このたれ、豚肉以外を漬け込んでも絶対に美味しい!タイ風味の焼き肉のたれ。これは作り置きしておいたら便利に使えそうです。

ガピの風味と酸味が美味しいキノコスープ

焼いた豚肉がコクをプラス。

こちらは豚バラ肉ときのこ数種類が具材のスープ。豚肉は一度焼いてから加えるのがポイント。そのまま煮るよりも豚の脂と旨味が引き出されて、スープのコクが増し増す。タマリンドの酸味とガピの風味が味の決め手。

きのこと豚肉さえあれば!

タイ料理ならではという味に仕上がります。暑い季節にぴったりの酸味が効いたスープです。

塩卵入りのとうもろこしソムタムは、とうもろこしをブロックで切り出すのが大事。

とうもろこしをブロックで…これがなかなか難しい。

個人的にこの回で一番楽しみにしていた塩卵入りのとうもろこしソムタム。いつもの青パパイヤは入りません。あくまでもとうもろこしが主役。

茹で卵を塩水につけてつくる塩卵。

以前、香港式の塩卵の作り方を習ったことがありますが、こちらは卵を一度茹でてから塩水に漬け込んで作るタイプ。よって1週間ほどでできあがります。香港式はその3倍以上時間がかかったので、とってもお手軽。そして何より、マイルドな塩気がかなり好み!個人的にはこれぐらいの塩加減の卵、大好きです。

ソムタムですから、キャベツを添えて。

固い食材と調味料をタムタムしたら、とうもろこしと塩卵を最後に加えてふわっと混ぜれば完成。甘味のある食材がメインなので、プリッキーヌをいつもより多めに加えてバランスを取ります。このとうもろこしの食べ方好きだわー。スーパーにとうもろこしが並んでいるうちに自分でも作ってみようと思います。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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yukko先生

美味いタイ料理をまたまた発見!「揚げピータン入りガパオ炒め」

タイ料理でもピータンを食べるって初めて知りました。しかもガパオと炒めて。さらにはピータンを揚げて。あの癖のあるピータンが驚くほどさらりと、しかも美味しく食べられるののはびっくり!これならピータンが苦手、という方でも美味しく食べられるかも。そんなメニューです。

「カイヨーマー・ガパオ・グローブ」という美味なる料理

こちらが材料

「カイヨーマー」はピータン、「グローブ」とはカリカリに揚げた、という意味。食感を良くするためにピータンは4等分してから揚げて他の材料と炒め合わせ、さらにガパオの半量は素揚げにしてから最後にトッピングします。

ピータンには粉をまぶして。ガパオは色よく揚げます。

粉をまぶしてからさっと揚げたピータンはなんともクリスピーな食感。ガパオを色よく揚げるのにも一つコツがあり、それをこのレッスンでは習いました。コンロまわりのお掃除を考えると若干躊躇してしまう揚げ物ではありますが、それでも食べたい!と思うような美味しいヒトサラでした。

炒めるのはほんの数分の作業。

あとは換気をしっかりしながら(部屋中に辛い成分が舞います…笑)材料を順番に炒めるだけ。さすればこの通り。

揚げたガパオが美味!

それはそれは美味しいガパオ入りの炒めものが完成。ちなみに。前回紹介したガパオ炒めでは調味料を簡略化していますが、

「〇〇ガパオライス」を3倍美味しくするたたき包丁。 | タイはおいしい天国。

肉は叩いてこそ美味いのだ。 こちら、タイで広く使われているたたき包丁。 「○○ガパオライス」、こちらのタイ料理…

より本場の味に近づけるには「シーユーダム」なる調味料を少量加えます。


タイ料理をほんとうによく作る人でなければなかなか消費しきれないとは思いますが、これを加えることで本場の味になる、と我が師匠はおっしゃっていました。

副菜はイカで!「プラームック・ヌン・マナオ」

蒸し器の前でスタンバイ中のイカ。

副菜はイカを使った美味しい蒸し物。「マナオ」なるタイの柑橘の搾り汁がベースになったさわやかなソースが美味しさの決め手。

イカ一杯だってさらっと食べられちゃいます

もちろん、マナオなんてそう簡単に手に入らないという方が大多数でしょうから、そこはレモンでどうぞ。

玉蜀黍の皮を可愛い器にしたデザート。

玉蜀黍の皮も捨てないよ。

最後はトウモロコシを余すところなく使ったカノム(お菓子)。

玉蜀黍の皮を2枚重ねて両端を縛り、船形に。

玉蜀黍の皮で器を作り、そこに粗く叩き潰したトウモロコシと、そのままの実とを加えた生地を流し入れ、蒸し器で数分蒸し上げます。

玉蜀黍をつぶすのにもクロックヒンが大活躍。
材料はいずれも身近にあるものばかり。
上にはココナッツファインをトッピング

さすれば何とも懐かしいような、素朴な味わいの蒸し菓子が完成します。

淡い色合いの可愛い蒸し菓子、完成。
本格タイ料理、3品を堪能したレッスンでした。

早速復習の準備をする優秀な生徒です。

焼くだけ、蒸すだけ。

本日仕事帰りに立ち寄ったいつもの魚屋さんでちょうど新鮮なスルメイカを見つけました。3杯500円なり。それを早速下処理して冷蔵庫へ。1杯は今回習った蒸し料理用、残る2杯は以前に習った簡単イカ焼き用に下ごしらえ。でもすぐには作らないのでこれらはまとめて冷凍庫行きです。

棄てるにしのびない立派なワタ。

ところで、今日買ってきたイカは塩辛にしてもOK!という本当に新鮮なイカちゃんだったのでワタが立派!これ、そのまま捨てるには忍びない…ととりあえず冷蔵庫にしまったのですが、さて、何かいい食べ方はないものか。ただ今絶賛捜査中であります。

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yukko先生

「トード・マン・クン」は日本人も好きな味!

海老のすり身揚げ「トード・マン・クン」

この回のメニュー

  1. トード・マン・クン(海老のすり身揚げ)
  2. ヤム・カイダオ(目玉焼きのサラダ)
  3. ムー・パット・プリック・キン(豚肉といんげんのピリ辛炒め)

弾力が出るまで練るべし。

生地がムチムチになるまで練り上げます。

海老と豚の背脂をフードプロセッサーにかけ、その後調味料を加えてとにかく練るのがポイントのこの料理。ムチムチとした弾力が出るまで頑張ります。そこはもう自分との闘い。

良き具合になったらあとは衣をつけて揚げればOK。からりと上がったらスイートチリソースやタイの梅ソース、個人的にはこちら

タイの台所 マンゴーチリソース 200ml タイ料理 エスニック 調味料
価格:340円(税込、送料別) (2019/8/12時点)楽天で購入

ほんのりピリ辛のマンゴーチリソースをつけていただくのもおすすめです。で、実のところそのまま食べても十分美味しいのですが。

主菜レベルが2品の贅沢レッスン

主菜が2品的な贅沢レッスン

yukko先生のレッスンあるあるなのですが、

  1. 主菜もさることながら副菜が絶品
  2. 主菜レベルの料理が1レッスンに2つ

ということがよくあります。こちらの回はそのうちの「2」に該当。

豚肉は軽く粉を振って揚げてから他の材料と炒めます。

レッドカレーペーストを使った炒めもののこちらは、豚肉を一度揚げてから他の材料と炒める、というひと手間が必要です。が、それをやったのとやらないのとでは美味しさが違うのです。美味しさのためには手間暇惜しまず。これ、大事。

揚げ焼きにした卵の食感がたまらない!

いかにもサラダっぽい材料

「カイ」とはタイ語で卵のこと。タイ料理では卵を揚げて作る料理がいくつかあるのですが、これもその一つ。

白身がカリカリになるまで揚げましょ。

焼く時よりも多めの油を入れたフライパンで揚げ焼きにした卵を6から9等分して先の野菜、そして調味料と和えます。これがまぁ簡単なのに激ウマなのです。

ゴハンが進みすぎる危険ラインナップ。

どのお料理もごはんによく合う!

いずれの料理もゴハンが進む味!甘味、辛味、酸味の絶妙なバランスが、箸をどんどん進めさせてしまいます。これらのメニューを頂く際には「ごはんはこれだけ」と覚悟をもっていただきましょう。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

yukko先生のレシピはいつも美味しい。だから繰り返し作りたくなるのです。

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yukko先生 タイ料理修行

「カオ・クルック・ガピ」は上品でダイナミックな一皿。

見目麗しい「カオ・クルック・ガピ」

「ガピ」って何?

こちらが「ガピ」

タイならではの調味料の一つに「ガピ」があります。タイに行くと「海老味噌」という名で売られていたりします。オキアミに塩を加え発酵させて作る発酵調味料です。それだけに独特の風味がありますが、塩辛など、海産物を発酵させた食品に馴染みのある日本人であれば抵抗なく受け入れられる風味だと思います。

美味しさの肝は「ムーワーン」とたっぷりの野菜。

こちらが材料

このお料理はガピを混ぜ込んだごはんを中央に置き、その周りにいろいろな野菜を並べます。それも美味しさの肝ではありますが、それ以上に豚肉の角切りをココナッツシュガーやナンプラーなどで甘辛く煮込んだ「ムーワーン」が重要。これを作るのに割と時間がかかりますが、たっぷり作って冷凍もOK。よって、まとめて作り置きするのがお薦めとのこと。

ガピ風味の「カオ=ごはん」といろいろな食材を「クルック=混ぜる」していただきます。

こんなにきれいに盛り付けたのに…

この美しき絵図を壊すのに抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、このお料理はこれらを全部豪快に混ぜてからいただくもの。そこに迷いは禁物。すべての食材の美味しさが混ざり合い、極上の味になるのです。

このレッスンのメニュー

デザートも含めて3品作ります。

この「カオ・クルック・ガピ」のレッスンで作る全メニューは

  1. カオ・クルック・ガピ(ガピと野菜の混ぜごはん)
  2. トム・ジュー・サライ(海苔のスープ)
  3. ウン・マムアン・ガティ(マンゴーとココナツのプリン)

以上の3品。

海苔のスープ。卵豆腐もおいしいよ。

いつもなら本格的に鶏ガラを煮込んでスープを取るところから作るのですが、こちらは簡単に鶏ガラスープの素で。玉葱にさえ火が通ればOKなので、本当にすぐ作ることができます。

マンゴーとココナッツのプリン

タイ料理はデザートだって自分で作っても美味しい。固すぎず柔らかすぎずの絶妙な食感がたまりません。

タイ料理レストランでもこの「カオ・クルック・ガピ」を出しているところはそう多くありません。美味しいのになぁ。ほんのり甘い混ぜごはん、タイ料理がお好きならぜひ一度お試しを。

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豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。