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5)煮物・蒸し物

タイ風卵入り豚の角煮(ムーカイパロー/หมูไข่พะโล้)

「ムーパロー」「カイパロー」正解はどっち?

この「パロー」というタイ料理、食べると日本の「豚の角煮」そっくりです。おそらくどちらも中華料理からきているためと思われます。

五香粉を加えるレシピ、ホールの八角やシナモンを加えるレシピなど、そのレシピによって加えるスパイスが様々なら、味付けもこってり&しっかり甘いもの、甘さ控えめでさっぱりと食べられるものなど、とにかく作り方のバリエーションが豊富な「ムーカイパロー」。食べる人の数だけレシピがありそうなタイ料理です。

そしてこのお料理の呼び方も「ムーパロー」と言う人がいれば、「カイパロー」と呼ぶ人もあり。私は「ムー(豚)」も「カイ(卵)」もどちらも好きだし、いずれが抜けてもこのお料理が成立しないことを考えれば名前に入れないという選択肢はないでしょう!ということで「ムーカイパロー」と呼ぶことにしました。

私が一番好きな「ムーカイパロー」を作る。

とにかく様々な作り方がある「ムーカイパロー」、あれこれ試して私が一番おいしい!と思ったのがこの作り方になります。はじめに小鍋でカラメル液を作り、粗熱が取れたら他の調味料を加えて、そこに下茹でした豚肉を漬け込みます。

時間としては30分以上は漬けておきたいところ。

下味が付いた肉を鍋に移して中火にかけ、

肉が焦げ付かないよう時折上下を返しながら、煮詰めていきます。

調味料が十分に詰まったら水を加えて一度沸騰させ、灰汁を取り除いたら蓋をして1時間ほどコトコト煮込みます。

私は「せっかくだから!」とここで下茹でした大根やら厚揚げやら練り物まで加えてしまいます。もはやおでん。でも、このうまみたっぷりの煮汁を何かに吸い込ませたくて仕方がない気持ち、誰かわかってくれないかな。

ほら、おいしそう。でも日本のおでんや肉じゃが同様、出来上がった熱々をすぐに食すことなかれ。この手のお料理は冷める段階で食材に味が浸み込みます。なんなら沸かして冷ましてを数回繰り返しても良いぐらいです。少なくとも一度は冷まして、温め直したものをいただきましょう!

完成した「ムーカイパローwith厚揚げ練り物」の肉は柔らかすぎて歯を必要としません。

こちら、完成した「ムーカイパロー」です。

じっくり煮込まれたお肉はこのとおり、箸で軽く押さえただけでホロホロと崩れます。最高。味はさっぱりした中にも深みがあり、甘みもしつこ過ぎず丁度いい。今のところ、これがベストレシピです。

天下の「味の素」と「電鍋」のお世話になり、ほぼ手をかけない「ムーカイパロー」というのもあります。

日本にも「〇〇の素」ありますよね。スーパーに行けば通路一つ分がこういった「素」コーナーだったりします。タイ料理も同様で、こういった手軽にそれぞれのお料理を作れる「素」がたくさんあるのです。

ちなみにこれは天下の「味の素」が作っているパローパウダー。

まず鍋に豚かたまり肉と大根と水を入れて火にかけ、沸騰したら灰汁を取り、その後で「パローパウダー」を加えます。

あとは簡単。こちら台湾の有名家電「電鍋」ですが、調理はもうこの子任せ。

加熱調理が終わった後も保温されるので、そこでお肉や大根がどんどんやわらかくなっていきます。

茹で卵は最後に加えて、冷める過程で色と味を浸み込ませるのは先の本格レシピと同じ。

調味料を煮詰めていないため、香ばしさはないし、味わいも平坦な印象。でもとにかく簡単なので、できるだけ手間を省きたい方、はたまた料理の味を決めるのがどうにも苦手で…という方にはこのパローパウダーを推奨いたします!

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2)炒め物

ネームと卵と春雨の炒め物(パットネームウンセンサイカイ/ผัดแหนมวุ้นเส้นใส่ไข่)

「サイカイ/ใส่ไข่」は卵入り、という意味です。

上のレシピでは「ネームパットウンセンサイカイ」という名前で紹介されている今回の料理、入る主な具はタイの発酵ソーセージ「ネーム」と「春雨」そして「卵」なのですが、料理名に春雨が入っていたりいなかったり、ネームが先頭に来たり来なかったりといろいろな呼び名があります。

この料理の主役はもちろん「ネーム」。

普通の豚肉を使ってもおいしいのですが、発酵食品特有のうまみはやっぱり特別。ネームを何本か買うと、うち1本はこの料理に使ってしまうほど、好きな料理の一つです。

ネームと春雨と卵の炒め物の材料。

材料はごくごくシンプルで右上が春雨、こちら水に浸してあります。それからちぎったネーム(左下)。赤いトレイに乗っているのは玉ねぎと赤ピーマン、ざく切りにした万能ねぎ、卵、そして合わせ調味料です。

ネームと春雨と卵の炒め物の作り方。

まずは熱したフライパンでちぎったネームを炒めます。

次に玉ねぎと赤ピーマンを炒めて、

続いて春雨を加えて…

そうそう。卵は最初にふわっと炒めて取り出しておくんでした。調味料を入れたらその炒め卵を戻し入れまして、よく混ぜます。

最後に万能ねぎを加えてひと混ぜしたらできあがり。

ご飯にも合うし、酒の肴にもなりますよ。

こちらの炒め物、味をつける調味料の一つとしてオイスターソースを加えるのですが、それでおおよその味を想像していただけるかと思います。

ご飯にももちろんぴったりですし、酒の肴にもなります。しかも辛くないので、辛い物が苦手な方にも安心して召し上がっていただけるタイ料理です。おいしいよ!

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May先生

手作りペーストで仕上げた極旨「パネーンムー」

「旨さを取るか、筋肉痛を取るか。」もちろん秒で筋肉痛を選択!でたたきまくった手作りパネンペースト。

これまで数々のカレーを習い、そして作ってきたタイカレー。その中で分かってきたこと。カレーペーストもやはり手作りが美味しい(←当たり前)。でも自分で…となるとなかなか勇気がいります。今回であれば13種類もの食材を、固いものから順にクロックヒンでたたいて、滑らかになったら新たな材料を加えて…と30分はゆうにかかります。

でも料理教室であれば数人で交替しながら鼻歌交じりにタムタム。そして完成する、という素晴らしさ!とか言いつつ、今回は後半を私が担当いたしまして、気づけば15分は胡坐をかいて石臼でトントンやっていたかと。そうして先生からOKがでたその嬉しさから、上の写真を記念に撮りました。

「家で作るときはミキサーで美味しくできるわよ。」と先輩がおっしゃっていたので(※決してMay先生ではない)、私も自宅にて復習する際にはそうさせてもらおうと思っています。

パネンムー(พะแนงหมู)の美味しさはペーストと炒め方、煮込み時間にあり。

パネーンは基本、具材は肉のみ。よってその肉をどれだけジューシに柔らかく仕上げるかにその美味しさがかかっています。ココナッツミルクの脂肪分をしっかり炒めたら、焦げ付かないように注意しつつ、肉から水分がでてしっとり艶やかになるまで炒める。その後は水分を加えてじっくり30分ほど煮込む。最後に味をつけて、タイハーブを加えてさっと火を通せば出来上がりです

こうして完成したパネーンムー、肉が口の中でほどける柔らかさ。そして手作りペーストで作っただけに、濃厚な甘みのあるソースの中にも爽やかな香りが感じられて極旨。一度この味を知ってしまうと、市販のペーストに戻れなくなりそうで怖いです。

簡単なのにとても美味しい!ゆで卵のディップ

タイ人にとってディップは、きっと日本人にとっての味噌汁みたいなもの。いろいろな野菜をたっぷり美味しくいただくための日常食。

ということで、このレッスンでは茹で野菜をたくさん準備しました。野菜好きにはたまらない図。

まずは焼いた赤唐辛子と赤ピーマンをクロックヒンでたたきます。「一体感が出る、これぐらいまでたたいてくださいね。」と先生がせっかく見せて下さったのに、先生の美しき手にピントを合わせてしまったボケナスは私です。

続いては、同じく焼いたニンニクとホムデンを加えてタムタム。

この後ゆで卵の白身と調味料を加え、全体をよく混ぜたら卵の黄身をクロックの中ですりつぶすようにしながら混ぜ込みます。

ちなみに、卵の茹で加減はこれぐらい。ちゃんと先生から卵の状態と茹で時間を教えていただいたので、きっと自分でもこんな風に茹でることができるはず。

そうしてできあがったディップはまろやかな中にも柔らかい酸味と辛味があって、うまいうまい!この味を知ってしまったら、もう野菜にドレッシングなんて使えません。これは今後繰り返し作ること確定です。

キノコたっぷりスープがこの回の料理にベストマッチ。

このスープ、なんと鍋に水とホムデン、タマリンドとたっぷりのキノコを入れたら一切触らず火にかけるだけ、という超絶簡単メニュー!

もちろん仕上げにはタイハーブ各種と調味料を加えますが、でもそれだけ。

キノコの旨味を存分に味わえるスープの完成。これがコク旨なパネーンカレーや卵のディップに良く合う!

タイ料理教室に行くたびに「私の食べたかったものはコレだった!」と感動しきり。思うに、本当に美味しいタイ料理はレストランではなく、料理教室にあるのではなかろうか。

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タイ料理図鑑 4)和え物・サラダ・ディップ

トウモロコシと塩卵のソムタム(ส้มตำข้าวโพดไข่เค็ม)

皮がパーンと張った「レンジでトウモロコシ」の作り方

せっかく実がぎっしり詰まったトウモロコシを手に入れても、茹でて冷めてみたら皮がシナシナ…では悲しすぎますよね。しかも、暑いこの季節にコンロに大鍋をかけてグラグラ煮立てて…という工程も避けたい。結果私はいつも「レンジでチン」です。

その方法は簡単で、まずトウモロコシ表面の皮数枚を剥いて洗い、その水が付いたまま、しかも皮ごとレンジに放り込みます。加熱時間は600Wで5分。大きいものはもうちょっと加熱しても良いですが、ここでその加熱時間を見極めるのが難しいなら、とりあえず600Wで5分、やってみてください。

加熱が終わったら、即、即ですよ、即、軸の部分を実が一列ぐらい入るあたりで切り落とし、ひげの方を持って(やけどに注意!)振ると、実がするっと抜けてきます。それでうまくいかないなら普通に皮を剥いてください。ひげも取れやすいはずです。で、皮を剥いたらすぐにラップできっちり巻きます。で、この時に加熱が不十分な場合、火がしっかり入っていない部分の色が白っぽくなっていますので、この状態でさらにレンチンすればよいのです。1分とか2分とか、様子を見ながら。

十分に火が通ったら、このまま冷ますだけ。そうすれば数時間後でもこの通り。

実はパンパンのままです!今日はこれを使ってソムタムを作ります。

塩卵の作り方

塩卵を作るにあたっては、まず濃い塩水を用意します。それを冷蔵庫でしっかり冷やしておきましょう。

卵はヒビが入らないように茹でたら、熱々のうちに冷えた塩水に入れ、あとは冷蔵庫に置くだけ。塩水の濃度によって1晩でOKな場合もあれば、1週間漬け込む、なんてレシピも。こちらはネットにさまざま情報がありますので、好みのものを参考にしてください。

美味しいソムタムを作るにあたってのこだわり食材

ソムタムと言えば欠かせない食材の一つに「ささげ」があります。普段はインゲンを使っていますが、今回は日光の「吉原ファーム」さんより取り寄せた「ささげ」を使用。

https://www.instagram.com/p/CEOQgmOnd1x/

そしてもう一つ、ソムタムには「マナオ」なるタイの柑橘が入るのですが、日本ではなかなか手に入れにくい。その代わりにいろいろなレシピ本では「レモン汁」を使っていますが、レモンよりもより「マナオ」に近いと思われるのがこちらの「へべす」です。晩夏から秋にかけてが路地もののへべすが出回る季節。タイミングよく近所の八百屋さんで発見したので、買ってまいりました!

「トウモロコシと塩卵のソムタム ส้มตำข้าวโพดไข่เค็ม」 の作り方

こちらが「トウモロコシと塩卵のソムタム」の材料。

  • トウモロコシ
  • 塩卵
  • ミニトマト
  • ささげ
  • ニンジン
  • ピーナッツ
  • 干し海老
  • にんにく
  • プリッキーヌ
  • へべす
  • ナンプラー
  • ココナッツシュガー

タイ料理って何気に材料が多いのですよね。それが美味しさのポイントでもあるのですが。ちなみにトウモロコシは半分に折り、実が離れないようにそぎ落としましょうね。(←ここ、大事。)

1、クロックにプリッキーヌとニンニクを入れ、プリッキーヌが開くまでたたく。

2、インゲン、干し海老、ナンプラーとココナッツシュガー、へべすは汁を絞りながら加え、ココナッツシュガーが溶けるまでタムタム(=棒でたたく)する。

3、ミニトマトとにんじんを加え、軽くたたく。

4、最後にトウモロコシと塩卵を加え、さっくりと混ぜ合わせれば完成。

ソムタムはぜひキャベツとご一緒に。

甘くて実がプリプリのトウモロコシと塩気をまとったミルキーな卵、シャクシャクしたインゲンの歯触りとフレッシュなミニトマト。それらすべてを包み込むタイ料理特有の「甘酸っぱ辛い」味。もはやこのタイ料理は私にとって大いなる「夏の楽しみ」の一つです。

「ソムタム=青パパイヤ」一択ではもったいない!ぜひぜひこの「トウモロコシと塩卵のソムタム」もお試しあれ。

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ベトナム料理

今日はベトナムにトリップ!豚肉と卵の煮ものでおうちごはん。

豚の角煮、ベトナム式とタイ式の違いを知る。

先日、こちら↑のレストランで初めて食べたベトナム式の豚の角煮、「 Thịt kho trứng(ティッコーチュン)」。その時にタイの豚の角煮「 ไข่พะโล้(カイパロー)」と似てるな…と思ったのですが、実際に作ってみると細かなところで違いがあれこれ。

豚肉ブロック、ゆで卵、厚揚げ、砂糖(ココナッツシュガー)、ニンニク、パクチーを材料として使うのは一緒。そして、砂糖をカラメル状にして水に加える点も共通しています。

では違いは…というとこんな感じです。

タイ式の特徴ベトナム式の特徴
・シナモンスティックや八角などのホールスパイスを加える。
・シーユーカオ、シーズニングソース、オイスターソース、シーユーダムなど様々な調味料で味を決める。
・ココナッツウォーターを加える。
・醤油系は「ヌックマム」のみ。
・仕上げに胡椒で味にアクセント。

この後いろいろ調べていくと、実はベトナム式の豚の角煮にはシーズニングソースが入る醤油風味のものもあることがわかりました。そちらの方がカイパローに近いのかな。

それはさておき、このような特徴を持つベトナム式の豚の角煮、早速作ってみましょう。

ベトナム式の豚の角煮「 Thịt kho trứng(ティッコーチュン)」 の作り方。

まずは砂糖を少量の水で煮溶かしカラメルに。これをお湯で伸ばし、カラメル液を作ります。

そのカラメル液、ニンニク、調味料を混ぜたところに、下茹でした豚肉を漬け込みます。

30分後。先の豚肉を漬け汁ごと鍋へ。豚肉を時々返しながら漬け汁を煮詰めていきます。

十分に煮詰まったところでココナッツウォーターと水を加え、豚肉が柔らかくなるまで1時間ほどコトコト、コトコト。

最後に厚揚げを加えて15分ほど煮込めば完成。なのですが、ここで個人的な好みにより下茹でした大根と、阿佐ヶ谷にある「 蒲重蒲鉾店 」のさつま揚げもプラス。ちなみに、卵の横に見える大きな楕円のものは、卵がまるごと1個入った「バクダン」なるもの。結構ピリ辛なんですって。それも含めて、食べるのが楽しみ!

ベトナム式「豚肉と卵の煮もの定食」でおうちごはん!

今日のおうち定食は副菜もスープも全部ベトナム料理です。

お待ちかねの「ティッコーチュン」。カラメル液のほのかな香ばしさとココナッツのほのかで爽やかな酸味がたまりません。砂糖もヌックマムも結構入っているのですが、しつこさは全くなし。大根は中まで味が染みていて最高!

豚肉は箸でさくっと切れるほどふわふわ&トロトロです。

そしてコクのあるしっかり味の豚の角煮がメインなので汁物はさっぱりしたものを用意。ただし、うま味がしっかり効いた出汁が味わえるスープです。

味わい深さの決め手は干し海老と生海老。それぞれ下処理したものを炒めてうま味を十分に引き出しました。

そしてこちらはキャベツと茗荷の浅漬け。最後に大葉も加えて。こちらは日本の浅漬けそのもの。あっさりしていて、でも物足りなさはなく美味。箸休めにぴったりでした。

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タイ料理図鑑 3)揚げ物・焼き物

オースワン(ออส่วน)

こちら、本日のおうちモーニングです。最近暗いニュースばかり、いろいろと自粛ムードな中で、誰に気兼ねすることなく思う存分楽しめることと言えば自宅で料理に限る!ということで、朝から空腹に耐えつつ、タイ料理をせっせとこしらえましたよ。おかげでココロもお腹も満タンです。

大ぶりな牡蠣ゲット!早速作るは「オースワン」。

毎度お世話になっている地元の魚屋さんで、大ぶりの牡蠣が特売になっているところに遭遇し、迷わず飛びつきました。そして、先日習った「オースワン」を早速復習です。

タイ料理で牡蠣三昧!食材を極めるタイ料理教室。 | タイはおいしい天国。

先日、久しぶりにMay先生のタイ料理教室へと行って参りました。申し込みが遅れ、1・2月はキャンセル待ちとなっていたのですが、空きが出たということで即申し込み。それが食材「牡蠣」を極めるレッスンでした。 目次 1 タイ風牡蠣のフライはたっぷり

オースワンはタイ風のもんじゃ焼き、といったところ。表面をカリッと仕上げて中はふわトロ、が理想の仕上がり。材料もシンプルで、作り方も簡単といえば簡単。ポイント&問題は焼き加減と生地をうまく返せるかどうか。

実際、生地を最初に返す時にはやや苦労しましたが(←問題は我が家のフライパンの形状にある、と思っている。。。)どうにかこうにか形になりました!

O

こちら、生地をフライパンに流した後は必死すぎて、写真など撮る余裕はありませんでした。途中、やや苦戦した部分はあったものの、最終的には何とか形になってほっと一安心。何より、理想の食感が出せて大満足。オースワンうまい!

たっぷりの白胡椒と、こちらのタレがオースワンの美味しさのもう一つのポイント。このタレも含め、あまりに美味しくごはんが進みすぎました。

アレンジレシピ、「ホタルイカのヤム」!

そして、牡蠣と並んで売られていたのがこちらの大きなホタルイカ。少し前までは悲しいぐらい小さなものしか見かけなかったのですが、ここにきて、売り場のホタルイカのサイズが一気にアップ!しかも安い!ということで、ホタルイカも迷わず購入。

これをどう調理しようか…と考えていた時にふと思いつきました。

タイの鶏飯「カオマンガイ」はタレが美味! | タイはおいしい天国。

目次 1 東南アジアで大人気!のチキンライス、タイバージョン。2 メイン以外のメニューもいつも通り美味しい。 東南アジアで大人気!のチキンライス、タイバージョン。 茹で鶏と、その茹で汁で炊いたお米を一緒にいただく海南鶏飯(ハイナンジーファン

以前、このレッスンで習った「ヤム・プラームックヤック(たこのカルパッチョ)」、これをホタルイカで作ったら美味しいのでは?と。

結果、大正解。こちらのヤム、ベーシックなタイ料理のヤムドレッシングに、とある日本の調味料を加えるのです。ホタルイカのプチっとした食感と、噛んだ後に口の中に広がる旨味、ヤムドレッシングのさわやかな風味が相まって美味。これ、かなりおすすめです。

おまけにルークチン入りのスープまで食べてもうお腹ははち切れんばかり。もうすっかり日も暮れたというのに未だお腹が空かず、です。

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タイ料理図鑑 1)ごはん・麺

カオマンガイ(ข้าวมันไก่)

鶏のゆで汁+鶏皮&香味野菜の炒め油でウマウマな鶏飯が炊けます!

本日は朝からカオマンガイ定食です。10時出勤といつもよりかなり時間に余裕あり。ということで定時に起床し、早朝からせっせとタイ料理に興じました。

メインのカオマンガイはまず鶏を茹で、そのゆで汁と鶏の皮、パクチーの根、ニンニク、ショウガを炒めた油でジャスミンライスを炊きます。それらを盛り付ければあっという間に完成。添えたタレは生姜、タオチオ、リンゴ酢、きび砂糖…などなど、いろいろ入っています。

このタレは様々な作り方を試してきた中で今のところ一番気に入っているレシピ。蒸し料理にもよく合うので、カオマンガイを食す際に限らず、登場頻度が高めの優秀な子です。

「ヤムカイダオ」と「ゲーンヘッド」もまたやみつきの旨さ。

こちら、初めて習ったその日から、好物トップ10にランクインしたヤムカイダオ。簡単なのに美味しいという神料理。白いご飯にはもちろん、鶏飯にもよく合います。

これまた気に入りすぎて、2週連続で作ってしまった「ゲーンヘッド」。豚肉といろいろ茸のスープです。豚肉とピーマンは焼いてから加えるのですが、その香ばしさがスープに溶け込んで、味に奥行きをプラス。茸はシイタケ、えのきだけ、マイタケ、ヒラタケ、なめこ、しめじと豪華6種類入り。さらにカオマンガイを作った際に残った鶏のゆで汁も加えているため、得も言われぬ旨さのスープになりました。めでたし!

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May先生

タイ料理で牡蠣三昧!食材を極めるタイ料理教室。

先日、久しぶりにMay先生のタイ料理教室へと行って参りました。申し込みが遅れ、1・2月はキャンセル待ちとなっていたのですが、空きが出たということで即申し込み。それが食材「牡蠣」を極めるレッスンでした。

タイ風牡蠣のフライはたっぷりのハーブと。

この日用意されていたのは大ぶりの新鮮な牡蠣。それをなんと、一人12個食べるっていうんですから、牡蠣好きにはたまりません。最初に作り方を教わったのは「ホイナンロムトードサムンプライ」、衣にたっぷりのハーブを加えた牡蠣のフライです。

レモングラス、ホムデン、バイマクルー、ディルをそれぞれ刻み、牡蠣と衣と合わせて揚げていきます。そして揚げたて&熱々のそれを、アルコール片手にその場で即いただきます。料理教室っていうか、まるでオイスターバー!牡蠣は身がふっくら、そこに揚げたことで香ばしい香りをまとったタイハーブが合わさるんですから、美味しくないわけがない!用意された2種類のタレもまたそれぞれに美味しくて、箸が進む進む。そしてその間無言(笑)。本当に美味しい料理はひとを黙らせる力があります。

タイ風のもんじゃ焼き?カリッ&トロフワを同時に味わえる「オースワン」が絶品!

お次は「オースワン」。なのですが、まずは付け合わせのもやしの焼き方を教えていただきました。水気を出さずに食感よく、しかも香ばしく焼き上げる方法です。今まで適当に炒めていたもやしですが、その方法をちょっと変えるだけでここまで仕上がりが違うか!と目から鱗。

まずは器に水で溶いた粉と調味料、牡蠣を合わせます。

フライパンにラードを熱し、まずは卵投入。

その後、先の衣と調味料、牡蠣を合わせて置いたものを加えてさらに炒めます。

常に、生地のまわりで油がプクプクしている状態をキープし、良き感じになったら返します。

返してからの焼きも先と同じく、「油プクプク」が大事。

焼きもやしを敷いた皿に盛り付け、パクチー、万能ねぎ、白胡椒をたっぷりかけたら完成です。

表面はカリッと香ばしく、中はふわトロ。しっかり効かせた白胡椒も美味しさの決め手。おいしー!!!これは牡蠣のシーズンが終わらないうちに家でも作らなくては。

締めは牡蠣の雑炊「カーオトムホイナンロム」。

締めは牡蠣の雑炊です。今回これを作るにあたって、ジャスミンライスを煮る方法を学びました。そうして炊きあがったお米はふっくら、甘味もあって絶品です!さらに、お米を茹でた美味しい汁を使ってスープを作り、それを熱々にして器にたっぷりと注ぎ入れます。

お米のゆで汁に調味料を牡蠣を加えて煮込むのですが、牡蠣は煮込みすぎると固くなってしまうので、数分経ったところで取り出しておくのもポイント。

これもまた旨し!そしてさらにこの牡蠣を美味しくしてくれるのが、牡蠣専用のつけダレ。

見てください!このふっくら加減。これにタオチオベースのたれをちょっとつけていただくと、その美味しさたるや悶絶ものです。

もう間もなく牡蠣の旬も終わりを迎えますが、その前に習えてよかった!この日習ったメニューはこれから間違いなく冬の定番になります。