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6)スープ・カレー

レッドカレーペースト(ナムプリックゲーンペット/น้ำพริกแกงเผ็ด)

タイカレーのルー的存在、ナムプリックゲーン。

日本のカレーもインドカレーやら、スリランカカレー、ネパールカレーにスパイスカレーと多様になってきましたが、それでもまだまだ「おうちで作るカレー」といえば、肉、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを具にしたカレールーで味を決めるものが一般的かと思います。

タイのカレーにも日本のカレーにおけるルー的な存在がありまして、そちらがこのカレーペースト(ナムプリックゲーン)です。塩やガピによっていくらかの塩味がついてはいるものの、ナムプラーやココナッツシュガーなどを加えて味を調えなければならないところは相違点。それでも、タイカレーの種類によって異なる色や風味の大部分はこのペーストによるもの、と考えると「日本のカレールーと同じ感じ!」と言ってよいかと思います。

レッドカレーペーストの材料

こちらが今回作るレッドカレーペーストの材料です。

ちょっと興味があったので、手持ちの料理本やタイの方が本国の料理レシピサイトで紹介している作り方などを見て、使用している材料を一覧にまとめてみました。

レシピによって若干の違いはあるものの、材料はほぼ共通していました。ただ、☆印のレシピのみ、ガチャイとガパオが入っていてなかなか興味深い。こちら、タイのとあるご家庭のものですが、お母さんから教わったレシピとのこと。紹介文の中に「ガパオは個人的な好み」と書いてありました。

レッドカレーペーストの作り方

まずはスパイス類を石臼ですり潰し、

このように、パウダー状になったらいったん取り出しておきます。

次に、料理用ハサミで数ミリ幅に切り、種を取ってから水に浸しておいた乾燥唐辛子の水気をきっちり絞り、塩と一緒に石臼で叩きます。

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私が10年来愛用しているキッチンバサミ。この10年の間にお値段が3倍近くになっているのには驚き!という余談はさておき。

唐辛子が滑らかな状態になったら(唐辛子はほかの材料が加わると叩きにくくなるため、根気強く初めに叩いておく必要ありです。)、水気の少ないものから順に加えていきます。まずは細かい輪切りにしたレモングラス。

お次はニンニクとホムデン。

ガピを加えたら、叩くというよりガピが全体に行き渡るように混ぜ込みます。

最初にパウダー状にしておいたスパイスたちを戻しいれ、よく混ぜたら…

レッドカレーペースト、完成です。

手作りレッドカレーペーストで作る料理は絶品です。

このレッドカレーペースト、カレーはもちろん、炒め物や蒸し物などに加えることもあり、その使い方は多様。

タイのさつま揚げ、トードマンプラーもレッドカレーペースト入り。

大好きなタイのふわふわ蒸し物、ホーモックにもレッドカレーペースト。

このレッスンで作った豚肉といんげんのピリ辛炒め、「パットプリックキン/ ผัดพริกขิง 」も味の決め手はレッドカレーペーストです。

このようにいろいろなタイ料理に使われるレッドカレーペースト。思った以上に使える優秀な子です。


おすすめの「ニタヤ」のカレーペースト。ただし、このメーカーのものは大袋が主流で、使い切りサイズはなかなかお見掛けしません。


日本でメジャーなのはこちらのメープロイ。ニタヤに比べると塩味や辛味が強めではありますが、十分おいしいので購入する場合には使い勝手が良いほうをどうぞ。ただし、いずれも手作りのおいしさにはかないませんが。(←それはそう。)

しかしながら小一時間石臼と向き合い、孤独な戦いをすることが肉体的・精神的に難しい場合には、私もニタヤペーストのお世話になっています。

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May先生

ホタルイカが美味しい季節、レッドカレーソース煮込みを作ろう!

さまざまな食材が通年を通していただけるようになった、とはいえ、やはり旬でなければ店頭に並ばないものも多くあります。その一つがこちら、ホタルイカ。特に大ぶりのホタルイカが並ぶ季節になると必ず作りたくなるのがココナッツカレーソース煮込み。この料理は昨年、May先生より習ったもの。今年もまたホタルイカの季節がやってまいりましたので、本日はそのレッスンの模様をお届けいたします。

「シューシーペースト」から手作り!

「シューシー」とはフライパンで食材を炒める際の音を表現した擬音とのこと。これらの食材をクロックヒンでペースト状になるまでひたすら潰します。

レッスンではレッドカレーペーストでも代用可と言われましたが、調べてみると、こちらのペーストにはカーが入りますが、レッドカレーペーストではガチャイを加えるようです。違いはそこのみ。それで仕上がりがどの程度異なるのか、時間がある時に一度試してみようと思います。

「シューシープラームックホタル」を作る。

こちら、ほぼ完成に近づいたところの写真ですが、作り方は他のタイカレーと同じ。ココナッツミルクの油が分離するようよく炒めたところにペーストを加えてさらに炒め、調味料、食材を入れてサッと煮込みます。

魚介類は煮込みすぎると身が固くなってしまうので、香りが出てふっくらしたところで鍋から引き揚げ、残ったソースは適度な濃度になるまで煮詰めます。

肝心な手前がピンボケ、というお粗末な写真でスミマセン。。。とにかく、手順を守ってタイミングを見極めればとってもおいしいホタルイカのココナッツカレーソース煮込みができあがります。

青マンゴーの和え物が美味しい!魚のフライ。

そして、同じレッスンで習った魚のフライ。めかじき、鰆、鱈、鯖などで作ると美味しいとのこと。

衣をつけて。

からりと揚げればできあがり!なのですが、これに添えた青マンゴーの和え物が個人的に大好きで。実はこのフライよりも、その和え物の方をその後幾度となくリピートしました。

青マンゴーの代わりに酸味のあるリンゴでもいいですよ、と教えていただいたのですが、やっぱり青マンゴーが美味しい。

日本ではかなりのお値段で売られている青マンゴー。タイで激安の青マンゴーを見るたびに、「ここで今、あの和え物を作れたら!」と何度思ったことか。

これはいつか、タイ料理好きな友人に必ず振る舞いたい!と思っているヒトシナです。

タイスタイルのミックス野菜炒めは美しいことこの上なし。

さまざまな野菜をたっぷり用意して作る、タイ式の野菜炒め。この日は8種類ほどの野菜が用意されていました。

上は野菜の切り方を教えていただいているところ。野菜は切り方一つで見た目はもちろん、食感、味の絡み具合などが変わってくるので、実はとっても大切なのです。

こうしてカットした野菜は、火の通り具合を均一にするため、火の通りにくい野菜から順番に茹で、ざるに上げて水気を切っておきます。

もうこの時点で美しい!これを炒めて調味すれば完成。

こうして過去のレッスンをブログにまとめていると、「こんな美味しいタイ料理もあったな」と思い出す今日この頃。

一人で食べきることを考えると、1日1品作ることも難しいのですが、せめて週に3品はいろいろ作っていきたい(復習したい)と思うのでありました。とはいえ、毎月コンスタントにいろいろな先生のレッスンに7前後出て、計20種類以上の料理を習うため、まったく復習が追い付かないのですが。。。頑張ります。

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yukko先生

「ゲーン・ガイ・サーム・ロット」まさに三「味」一体のタイカレー。

タイ料理は本当に奥が深い。これがメジャーな料理だとは思いませんが、それでもレシピが存在するってことはあるんですよね、ぶどう入りのレッドカレー。作ってみれば見た目も可愛く食感もイイ!味は「甘味」「辛味」「酸味」が混然一体となって、得も言われぬ美味しさ。またまた未踏の地へ足を踏み入れてしまいました。

鶏肉と葡萄のレッドカレー。え…「ぶどう」?

これらプラス鶏肉がこのカレーの材料。

グリーンカレーがメジャーな日本では、同じ材料でレッドカレーも作ってみてねと言っても皆さんなかなか作ってくださらない、とはyukko先生の弁。ならば!とレッスンに加えたというのがこちらのレッドカレーです。

ぶどうは皮を剥いて加えます。

料理名にある「サーム・ロット」は日本語で「3つの味」。タイ料理の三味といえば「甘味」「辛味」「酸味」。通常のカレーにはない「酸味」こそがこの料理の肝です。

まずはペーストを炒めます。

作り方は他のタイカレーと同じ。ペーストを炒めたところにココナッツミルクを少量ずつ加えて炒め、ココナッツミルクの油分を引き出していきます。その後、肉や野菜を加え、残りのココナッツミルクを入れて煮込み、味を調えればOK。

ココナッツミルクを少量加えて炒める、これを何度か繰り返します。
油分が出てきた!
肉を炒めながらペーストを絡めます。
野菜とココナッツミルクを加えて煮込めば完成。

こうして完成したカレーはタマリンドの酸味、ペーストの辛味、そしてココナッツシュガーとぶどうの甘味、すべての味が口の中で一体となり、得も言われぬ美味しさ。酸味が加わるためか辛味が抑えられ、辛い物が苦手な方でもきっと美味しく食べられます。

丸いものがたくさん!

また、ぶどう、うずらの卵、ミニトマトと「丸いもの」がいろいろ入っているのも楽しい。食感も良く、これも何度も作りたいヒトサラです!

揚げても美味しい!空芯菜の天ぷらは添える「ナムチム」もポイント。

空芯菜の葉に衣をつけて揚げた天ぷら。

炒め物一択だった空芯菜。タイでは屋台などでも売られているというこの天ぷらですが、日本ではまずお目にかかりません。ということで、こちらもこのレッスンで初めて食べたわけですが、そえた干し海老の素揚げと一緒に食べるとそれだけで十分美味しい。のですが、さらに鶏肉と海老のミンチが入ったナムチムを添えるともう手が止まりません!

タレの材料

鶏肉と海老を乾煎りし、調味料を混ぜておいたボウルに入れたら野菜類をIN。それを和えるだけ、というお手軽なタレなのですが、揚げ物との相性最高!これは日本のかき揚とも絶対好相性なはず。

こちらが完成したタレ。

意外かもしれませんが、この空芯菜の天ぷら、ごはんのお供として最高です!まさに「飯泥棒」クラス。パリパリの空芯菜をごはんの横に置き、上のタレをかけてまぜまぜして食べれば最強です。先のカレーもあったので、とてもごはん一膳じゃ足りませんでした。我慢したけど。

蜜柑ソースでいただく焼きバナナの美味なることよ。

焼き色と輝くソース。

バターで焦げ目がつくように焼き、途中で蜂蜜を回しかけたバナナ。さらに蜜柑汁を加えて仕上げます。お皿に盛り付けたらさらにさらにアイスクリームもトッピング。先の2品でお腹いっぱいだったにも関わらず、呑み込むようにして完食(笑)。きっとこれ、オレンジじゃくどいんです。搾りたて蜜柑のさわやかな甘みと酸味がベスト!昔タイにあったカフェのメニューとのことですが、それをこうしていただけて幸せです。

このレッスンのメニュー。

デザートも含め、ほぼ完食。
  1. ゲーン・ガイ・サームロット(鶏肉とぶどうのレッドカレー)
  2. ヤム・パッブン・トード(揚げ空芯菜のサラダ)
  3. バナナのデザートみかんソース

料理教室後のお楽しみ、本日は「ナマステインディア2019」へ!

チャイの店

今日は当初より、レッスン後は代々木へ行こう!と思っていたのですが、なんと、お教室で一緒になったFさんとYさんも行く予定でいたとのこと、ということで3人で楽しんできました。お腹いっぱいにしてしまったことが悔やまれますが、それでもタイ雑貨や衣料品を見たり買ったり、今年のナマステインディア満喫です!

インドの見ざる聞かざる言わざる。
革のスリッパ、可愛い。
違う柄の布2枚が重ねられた巻きスカート。1枚買いました。980円。
渋谷口の方は南米コーナーに。ノンアルモヒートが美味しかった!
毎年恒例となったガネーシャシールゲット。

「印度良品」なるショップでインドの神様シールを買うのが毎年の恒例行事となっています。今年はガネーシャのみ3種類。来年の手帳に貼るつもり。