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6)スープ・カレー

ポテーク(โป๊ะแตก)

魚介テンコ盛りのスープ?煮物?が「ポテーク」です。

ポテーク(โป๊ะแตก)、またはトムヤムポテーク(ต้มยำโป๊ะแตก)は海の幸がこれでもか!と入った汁物です。もしくはつゆだくの煮物と表現してもよいかもしれません。

テーク( แตก )は「壊す」という意味のタイ語ですが、ポ( โป๊ะ )は網だよ、とタイ料理の先生方に教えていただきました。つまり、網が壊れるぐらいたくさんの魚介類が入ったお料理、という意味なんだとか。

個人的に「 ポ( โป๊ะ ) 」が何かをきちんと知りたくて「 โป๊ะ 」で検索すると、違法漁業のニュースばかりが引っ掛かり、肝心の説明が見つからない。それでも諦めずにPCと睨みあっていたところ、ようやくこちらのサイトにたどり着くことができました。

https://onl.bz/GSPst9k

このページの下のほう、

このライン部分に「ポ」の説明があるのですが、潮の流れがある河口や海に仕掛けておいて、魚やエビ、蟹などを捕まえるための漁具だそうです。ライン部分の最後のほうにはマナガツオ、イカ、鯵、カマス、モトギス、ワタリガニ、小エビなんかがとれるよ!と書いてあります。

「 ポ( โป๊ะ ) 」 がわかってすっきりしたところで、ポテークの作り方です。

ポテークの材料と作り方。

お鍋に材料をどんどん放り込んでいくだけの簡単レシピ。

この動画は食材から丁寧に紹介してくれています。作り方も、食材一つずつ煮ては取り出すところが、私が習った作り方と似ています。

今回のポテークの材料はこちら。

鯛の頭は完全にスープの出汁要員です。鯛の骨が入ると魚介のスープのうまみが数割増しになるのでやめられません。しかもアラだから安いし。

まず鯛のアラを煮て出汁を取ったら、

ペースト状にしたタイハーブを加えてさらに煮込みます。もう良いかな、というところでキッチンペーパーを敷いたザルでスープを濾し、アラなどは取り除いちゃいます。

アラとはいえ、こちら、素敵なごちそうです。身をほぐしてとっておき、ナムチムタレーを添えれば酒の肴のできあがり。ちなみに、そのナムチムタレーですが、May先生のレシピ本、

こちらの31ページに乗っているレシピがおすすめです。余談をだいぶ挟みましたが、ここまで来たらゴールは間近。

魚介類を一品ずつ茹でてベストなタイミングで引き揚げ、器へ盛り付けていきます。

最後にレモングラス、バイマクルー、カーを入れて煮立たせ、ハーブの香りが出てきたところで熱々を器に盛り付け、タイハーブをちらせば…。

完成です!最後に加えるホーラパーの香りもよく、極上のタイスープの一つです。日本だったら季節ごとに出回るお魚が違うから、旬の魚介類で春夏秋冬、それぞれのポテークを作っても面白いかも。今年やってみよう。

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yukko先生

ホーモック・プラー(ห่อหมกปลา)、フワフワでクリーミーな舌触りが絶品でした。

ホーモック・プラー 、器はバナナの葉で。

タイ料理屋さんでも置いているところがそう多くないホーモック。今まで食べたホーモックと言えば、アジアスーパーストアーで買ったものと、田端にある南タイ料理のお店でいただいたもの、それから昨年夏のチェンマイ旅行でも食べたかな。それぐらい。

そのホーモックを今回はじっくり&しっかり習って参りました。まずはバナナの葉で器を作るところからレッスンスタート。

初めての器作り、容量を得ず一つ目は底が狭く、縁が高いなんとも不格好な器ができてしまいましたが、2個目はなんとかそれらしい形になりました。

ホーモックの生地は「混ぜる」が命。

レッドカレーペーストとココナッツミルクがベースのホーモック生地。他に卵やペースト状にしたパクチーの根、ホムデン、ニンニクや調味料が入っています。この生地を美味しく作ることはとにかくよく混ぜること4人で計20分も混ぜました。これを一人でやるとなると…(遠い目)。自宅で復習する際にはキッチンエイドのスタンドミキサーを出動させる可能性大(すでに弱気)。

それはさておき、今回習ったホーモックには白身魚をほぐしたものと、ホーラパーがたっぷり入ります。これと生地を先の器に流し混んで蒸し上げれば、ホーモック・プラーのできあがり!

できたての温かいホーモックは生地がフワフワ、舌触りもなめらかで極上の仕上がり。これは美味しいわー。この美味しさのためなら20分混ぜちゃうな。

タマリンドソースが肝の厚揚げ揚げ。

レッスン2品目は適当な大きさに切った厚揚げに粉をまぶし、さらに揚げたというなんともタイらしいお料理。タイは揚げ物天国だな。

してこのお料理、美味しさの肝は右上に見えるタマリンドソースにあります。

作り方も材料も至ってシンプルなのですが、甘酸っぱい中にプリッキーヌの辛味、ピーナッツの香ばしさが加わって美味!これはいろんな揚げ物に合いそう。

ココナッツシュガーが恐ろしく大量に入ることに目をつぶってしまえば、いつでも何度でも食べたいソースです。

タイの家庭料理を習えるのもレッスンの醍醐味!子どもも好きな味!「パット・ウンセン」

最後のヒトシナはこちら、タイ式の春雨炒め、家庭料理バージョンです。こういうレストランではなかなか食べられない、簡単で手軽なタイ料理が習えるのも嬉しい。この炒め物、タイ料理の定番調味料にトマトケチャップも入ります。これまたごはんが進み過ぎて困っちゃう味。簡単なので翌日には早速復習しました。

今回もごはんに良く合うおかずばかりで、結構な量のシロメシを完食。夜は基本炭水化物を摂らない私も、タイ料理教室の日だけは特別。というか、我慢しようにもこんなに白ごはんがおいしくいただけるタイ料理が並んだら我慢なんかできません。

タイ料理教室後のお弁当はいつも豪華な件。

タイ料理教室翌日。早速パットウンセンを復習し、食べきれずに持ち帰ったホーモックも詰めれば、なんとも贅沢なタイ料理弁当の完成。

ホーモック、お弁当のおかずとしても良いな。バナナの葉も買ってきたし、今週中に復習予定です。