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7)スイーツ・ドリンク

プラーヘンテンモー(ปลาแห้งแตงโม)

プラー(魚)とテンモー(西瓜)を組み合わせるタイ人すごい。

วิธีทำ “แตงโมปลาแห้ง” ของว่างชาววังโบราณ กินทีไรชื่นใจจนไม่อยากวาง – Wongnai

เข้าครัวมาทำของว่างชาววัง “แตงโมปลาแห้ง” เมนูดับร้อน เย็นชื่นใจ ทำง่ายเพียง 3 ขั้นตอน ถ้าพร้อมแล้วมาดูวิธีทำกันเลย – Wongnai

日本において果物は甘味。食後だったりおやつの時間にだったり、果物をそのままいただくのが普通です。調理するにしても出来上がるのはやっぱりスイーツ。

タイでももちろんそのような食べ方はしますが、普通にヤム(和え物、サラダ)に加えたり、ゲーン(カレー)の具材にしたり、炒め物に加えてお肉と一緒に食べちゃったりします。「酢豚に入っているパイナップルが許せない族」の方々がそんなタイ料理を見たら、憤慨、あるいは卒倒すること間違いなしです。

してこのプラーヘンテンモーは

  • プラー(魚)
  • ヘン(乾いた)
  • テンモー(西瓜)

ということで、何とお魚をフライパンでカラカラに炒って、砂糖なんかを混ぜ込んでふりかけにし、西瓜にかけて食べちゃおう!というお料理なのです。

プラーヘンテンモーの材料

こちらがプラーヘンテンモーの材料です。本場タイでは、「ปลาช่อนแดดเดียว」というお魚を使う模様。でこのお魚、日本語にどう訳すか調べても一発で出てこなかったので、一度英語にしてみました。したところ「Single sun snakehead」と出ました。

どうも雷魚のことを「ปลาช่อนแดดเดียว」というようです。ただタイ語のまま検索をかけるとこんな画像ばかり出てきます。

それだけ、この雷魚はタイにおいて開いて揚げた状態で見かけるのが一般的なのだろうと理解しています。

プラーヘンテンモーの作り方

最初に貼り付けた「Wongnai」に飛んでしまえば写真付きで詳しい作り方が書いてありますが、こちらでも簡単にご紹介。まずは焼いたお魚を石臼でふわふわになるよう軽く叩きます。

叩いたお魚をカラカラになるまで炒めたら火を止め、揚げたホムデン(紫小タマネギ)、砂糖、塩少々と混ぜ合わせればこのとおり。

甘塩っぱいお魚ふりかけができました。あとはこれを好きなだけ西瓜にかけて。

一度食べたら癖に…私はなりました。これから先、西瓜の季節を迎える度にこのお魚ふりかけを作ることになりそうです。

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4)和え物・サラダ・ディップ

ヤムソムオー(ยำส้มโอ)

ごはんに合うタイの柑橘サラダ、「ヤム・ソムオー」

「ソムオー」とはタイでよく食されている柑橘類の一種。タイ語では「ส้มโอ」と表記しますが、これで検索をかけると「文旦」の日本語解説ページがヒットします。

よって、このヤム(和え物)を作る際、日本で手に入る柑橘を使うなら文旦がイチオシ。タイ料理好きな方にリサーチしてみたところ、「私は晩白柚で作るわ。」とか「パール柑が美味しいよ。」とか、複数意見を頂戴しましたので、そちらは追々試してみようと思っています。

ヤムソムオーの材料。

様々なレシピが散見されるヤムソムオーですが、標準的な材料はこんな感じ。文旦、火を通した海老、砕いたピーナッツ、ローストココナッツロング、ホムデン、パクチー、それからヤムソムオー用の合わせ調味料。このタレはどのレシピを見ても「塩味+甘味+酸味+辛味」で構成されています。具体的には

  1. 塩味→「ナムプラー」
  2. 甘味→「砂糖」「グラニュー糖」「ココナッツシュガー」のいずれか
  3. 酸味→「レモン汁」「マナオ汁」「ライム汁」「タマリンド」
  4. 辛味→「プリッキーヌ」「プリッキーヌヘン」「ナムプリックパオ(チリインオイル)」

塩味は「ナムプラー」一択ですが、他は作り手によってどれを使うかはまちまちです。その割合も「1:1:1:1」だったり「2:3:2:2」だったり、これまた様々。私も自分の好きな割合を求めて目下研究中です。

ヤムソムオーの作り方。

それでは「ヤムソムオー」の作り方、行ってみましょう。まずはボウルで調味料を合わせ、茹でたり殻ごと焼いたりして火を通した海老を適当な大きさに切って加えます。

次に皮を丁寧に剥いてほぐした文旦を加えます。実はこのヤムソムオー、宮廷料理ですので、それらしく一粒一粒細かくしてもOK。その際には集中しすぎてお口が半開きにならぬようご注意を。

最後に残りの材料をわーっと加えてさっくり混ぜ合わせればできあがり。

あとはこれをお皿に好きなだけ盛り付けていただきましょう!

このヤムソムオー、柑橘類がメイン食材ですが、なんと。サラダでもデザートでもなく「ごはんのおとも」要員です。最初こそ驚くかも知れませんが、食べて納得。白ごはんとの相性最高です。まだヤムソムオーを食べたことがない、というそこのあなた。ぜひ機会を作ってお試しください。

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Rasamita先生

チェンマイ風、タイカレー麺「カオソイ」を作る!

先日、阿佐ヶ谷の「ピッキーヌ」さんでいただいた「カオソイ」。その作り方をチェンマイご出身のRasamita先生から習ってまいりました。ココナッツミルクを油を引き出しながら加熱し、そこに具材でもある手羽元を煮たスープ、レッドカレーペーストやニンニク、ホムデンをすりつぶしたものを加えた本格的ながらも簡単に美味しくできる「カオソイ」。麺好き、タイ料理好きならマスターすべきイッピンです!

甘酸っぱ辛いフルーツのサラダからレッスンスタート!

パイナップルで器を作るよ♪

ニンニクと唐辛子をつぶし、そこにいろいろな具材を加えてナンプラー、ココナッツシュガー、レモン汁(本当はマナオ)で味付けをする「ソムタム」はあまりにも有名ですが、青パパイヤだけが具材じゃありません。私もこの夏、トウモロコシと塩卵を使ったソムタムを習いましたが、フルーツだってソムタムになります!

調味料と和えています。

作り方はパパイヤを使ったソムタムと基本的に同じ。ただし、フルーツは柔らかいので、タムタムするのはニンニクと唐辛子、調味料を加えるところまで。あとはこうしてサックリと混ぜればOK。

盛り付け

スーパーで売られているカットフルーツのミックスなんか買ってきたら、本当にあっという間にできちゃいます。

これがテーブルに運ばれてきたらテンション上がるな。

甘みの強いフルーツにナンプラーの塩味とレモン汁やタマリンドペーストの酸味が相まって、後味さっぱり。これは無限に食べられる美味しさ!フルーツは何を加えても美味しくできそうなので、次のお休みにでもたっぷり買い込んできてオウチで作ってみようと思います。

デザートの「サンカヤファクトーン」はハロウィンにもぴったり。

卵液にはバイトゥーイを加えて混ぜ、卵の臭みを消しつつ良き香りを移します。

「サンカヤファクトーン」、タイ風のかぼちゃプリンです。材料は玉子、ココナッツシュガー、ココナッツミルク、塩といたってシンプル。そこにバイトゥーイで香りづけするのですが、なければバニラエッセンスでOKとのこと。

カットかぼちゃを入れたココットに卵液を流し込み、蒸します。

レッスンではココットで作りましたが、小さめのかぼちゃを買ってきて、種を取り除いたところに卵液を流し込んで蒸してもいいですよ、とRasamita先生。その場合、蒸し時間がちょっと長めにはなるものの、見た目も素敵だし器もいただけちゃうのです。ハロウィンにもぴったり。

タイの蒸し器。いつ見ても可愛い!

蒸し上がったばかりの生地はこうして膨らんでいますが、冷めると落ち着きます。

タイティーとともにいただきます。

いわゆるとろける系のプリントは対極にあるようなしっかり食感。ですが、それがまたいい!ココナッツの風味が際立つプリンは、私たちが良く知るそれとは別物。温かいままでも冷やしても美味しいかぼちゃプリン。これも再現確実です。

海老丸ごと一尾が具材!「ポッピアクントート」。

海老に下味をつけているところ。

びっくりするぐらい簡単で、しかも美味しい海老の揚げ春巻きです。

包み方もまったくもって難しさなし。

先の海老を春巻きの皮で包み揚げる、以上。それなのに、箸が止まらなくなる美味しさ。

輝く海老の揚げ春巻き。

なんでもお弁当に詰めちゃうワタクシですが、これは絶対揚げたての熱々が美味しい!次のお休みに作るか、はたまた給湯室で揚げるか。(←え…。)いずれにせよ、作った暁にはこちらでご報告いたします。

自分で作っても美味しい「カオソイ」。

ココナッツミルクとカレーペーストなどを加熱し、鶏もも肉を加えたところ。

レストランで食べ、カオソイをご存知の方は「あれを家で作るとか手間がかかりそう…」とお思いでしょう。結論。ジャパニーズカレーを作るのと手間は変わりません。

鶏もも肉に加えて手羽元も入ります。

スープはこうしてもう一つの具材である手羽元を煮たものでOK。鍋こそ2つ使いますが、本当に簡単です。トッピングの揚げ麺が面倒なら買ってしまえば良し。それでぐっとハードルが下がるはず。私はもちろん自分で揚げますが。(その後に先の海老春巻きも揚げちゃえば一石二鳥!)

途中、熱々のスープを継ぎ足していただきました。

「レストランで食べるよりも自分で作った方が美味しいタイ料理」はこのカオソイにも当てはまりました。鶏がらスープの旨味とココナッツミルクのコク、そこにカレーペーストやタイハーブの風味が加わって、何とも奥行きのある味。これも次の休日に…と言いたいところですが、休日は料理教室を含めお出かけすることが多く、最近なかなか家で食事をする機会がありません。かといって朝からカオソイはさすがに重いし。ということで、こちらもお弁当にします。既に頭の中で「カオソイ弁当」は完成済み。さて、いつ実行しようか。楽しみだなー。

「カオソイ」レッスンのメニュー。

ピントが奥に行ってしまった。。。。
  1. ローゼルティー(ナム クラジェーブ)
  2. チェンマイ風 タイカレーヌードル(カオソイ)
  3. フルーツソムタム(ソムタム ポンラマイ)
  4. エビの揚げ春巻き(ポピア クン)
  5. かぼちゃプリン(サンカヤー ファックトーン)
  6. ジャスミン茶(チャーマリ)

Rasamita先生のレッスンは全部で20種類ほどあり(2019年9月現在)、それぞれのレッスンが繰り返し開催されます。

ウェルカムドリンクのローゼルティー。

先生のレッスンはお料理の美味しさや自宅での再現しやすさもさることながら、テーブルコーディネートも素敵だし、季節に合わせて紹介していただけるハーブティーも楽しみの一つ。

タイ料理 Rasamitaさん 桜新町駅(田園都市線)(東京都)でTadaku料理教室

好きな外国の料理・文化・言葉を体験しよう!Tadakuは、外国人の自宅で、英語や日本語を使って、外国人と楽しくお話しながら学ぶ料理教室です。日本でホームステイみたいな体験ができる!

さらには先生ご自身がとっても素敵で魅力のカタマリ。もうすっかりファンになってしまいました。次回レッスンはだいぶ先ですが(私のスケジュールの都合上)、今からとっても楽しみです。

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yukko先生

タイの美麗なるヒトサラ「カオヤム」

タイ料理って本当にすごい。食べておいしいのはもちろん、見た目にも美しい料理がたくさん。今回のレッスンで習った「カオヤム」なんてまさにそれ。日本ではまだ知らない人も多いはず。ぜひぜひ多くのタイ料理屋さんで出してほしい!ただし。「なんちゃって」ではなくぜひ本物の「カオヤム」を。

今回はごはんも美しき青に染めます。

青でしょう?青なんです。

「カオヤム」はごはんの周りに様々な食材を並べ、ソースをかけて混ぜていただく料理。もちろん白いごはんでOKなのですが、せっかくですからごはんにもおめかし。ということで今回のレッスンではバタフライピーを浸しておいた青い水を加えて、青いご飯を炊きます。

「カオヤム」はソースが美味しさの決め手。

これらと調味料を煮込んで作ります。

カオヤムはごはんにもまわりに並べる食材にも味をつけません。ということでその美味しさは全て、ご飯と具材を和える際にかけるソースで決まります。

レモングラス、バイマックルー、カー、ホムデン、パクチーの根、ニンニクなどに調味料を加えて20分ほど煮込み、ソースを作ります。これが美味しくできれば間違いなく美味しいカオヤムに。風味が変わるので作り置きはおすすめしないとのことでしたが、材料を鍋に放り込んで煮るだけなので、ハードルは低めです。

これが「カオヤム」です!

青いごはんがきれい!

ゴハンが青、なかなか攻めていますが、この青あっての美しさだと思います。周りに並べて具材も、和えた時の味のバランスが考えられていて、yukko先生天才だな!と改めて思いました。

フレッシュな食材の他に、炒ったココナッツロングや粉状にした干し海老、砕いたピーナッツやすりごまの風味も重要。そしてタイハーブたちの香りも欠かせません。

食べる時は豪快に混ぜてから、が鉄則。

これを崩してしまうのは勿体ない気もしますが。

この美しいヒトサラ、残念ながら愛でるのはここまで。

ソースを回しかけ…。

上からソースをターっと回しかけ、すべての具材そしてソースが全体にいきわたるようしっかり混ぜます。この料理、食べる人が最後の仕上げをするのです。

カオヤム、完成!

あとは美味しくいただくのみ。様々な食材が口の中で混然一体となり、「混ぜてこそ美味しい!」を実感するひと時です。それにしてもこのソースが絶品!日本人にとってはどこか懐かしさを感じる味でもあります。

さらに。具材はローカロリーなものばかりなので、実はヘルシーな料理でもあります。ジャスミンライスは日本米と比べてGI値が低めな上に、タイハーブは胃腸の調子を整えてくれるので、ダイエット中の方にもぜひお薦めしたい料理です。

今回のレッスンメニュー

この3品を作りました。

yukko先生のレッスンは必ず3品のタイ料理を作るのですが、今回は

  1. カオ・ヤム(ごはんのサラダ)
  2. ガイ・コーレー(鶏肉のタレ焼き)
  3. マーホー(甘辛豚ひき肉とフルーツの前菜)

を作りました。

コクがありつつもさっぱりといただけるタレが美味しい「ガイ・コーレー」
酸味のあるフルーツと相性が良い「マーホー」

「ガイコーレー」と「カオヤム」のソースを頂いてきたので、この2つは今週のうちに自宅で再現予定です。またこの味をいただけるなんて、幸せ過ぎる!

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。