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4)和え物・サラダ・ディップ

ロンネーム(หลนแหนม)

簡単にできる!「ロンネーム」の材料

タイには「ネーム」と呼ばれる発酵食品があります。豚肉がその主な材料ですが、発酵過程で生じる酸味が特徴で、火を通さずに食すことができるものです。がしかしこのネーム、火を通しても美味で、私はこのネームを使ったタイ料理が大好き!その一つである「ロンネーム」はタイ人が大好きなディップになります。

材料はほぐしたネームと叩いた豚肉、

そこに野菜…というよりは、主に香りや風味をプラスすることが目的と思われるホムデン、レモングラス、ししとうにプリッキーヌ、バイマクルーが入ります。

タイの料理動画を見ていると、ししとうではなく色とりどりの唐辛子?ピーマン?的なものを使っているのをよく見かけます。あれに辛味があったら…と思うと想像しただけでドキドキしますが、見た目はとても美しいです。

このディップのベースになるのはココナッツミルク。ゲーン(カレー)に用いるものよりも重めのココナッツクリームを使うと美味。ネームがこのディップ全体の味の方向性を決めてくれるので、加える調味料は割と控えめです。

ロンネームの作り方

ロンネームの作り方はとにかく簡単。まずは肉類とココナッツクリーム、調味料を鍋に入れて火にかけます。

ふつふつと沸騰してきたら残りの材料をすべて加えて…

1分加熱したらできあがり。鍋を火にかけてからここまで5分…はちょっと無理があるとしても、10分はかかっていません。

今はまだレシピを見ながらなので、材料を揃えて切って…に時間を割いていますが、これ、慣れてしまったらものすごく簡単にできるタイ料理です。間違いない。

สูตร หลนแหนม พร้อมวิธีทำโดย chubbylawyer – Wongnai Cooking

เมนูเครื่องจิ้มรสชาติเปรี้ยวๆ มันๆ – Wongnai Cooking

本場タイの作り方もどうぞご覧ください。

ロンネームにはたっぷりの新鮮野菜を!

タイ人はこのディップ系のお料理「ナムプリック」が大好きで、私自身これまでに30種類以上のナムプリックを習いました。いずれもたっぷりの野菜やハーブと共にお皿に盛り付けるのがお約束。

そうそう。タイでこういうディップ的なものは「ナムプリック」と呼ぶのが通常なのですが、ベースにココナッツミルクを使うものについては「ロン」となります。

この日用意したのはにんじんに白菜、ささげにゴーヤ、マイクロキュウリに普通のキュウリ。通年ほぼ夏な気候のタイですから、日本の夏野菜はタイ料理によく合います。

しかも、このロンネーム、野菜だけではなくごはんも進む味。一般的に食欲が落ち気味な暑い季節にこれまたぴったりなお料理です。ちなみに私自身は、一年を通じて高い食欲が安定的に保たれているため、食欲減退とは縁が無い人生を歩んでいます。ありがたきことこの上なし。

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May先生

手作りペーストで仕上げた極旨「パネーンムー」

「旨さを取るか、筋肉痛を取るか。」もちろん秒で筋肉痛を選択!でたたきまくった手作りパネンペースト。

これまで数々のカレーを習い、そして作ってきたタイカレー。その中で分かってきたこと。カレーペーストもやはり手作りが美味しい(←当たり前)。でも自分で…となるとなかなか勇気がいります。今回であれば13種類もの食材を、固いものから順にクロックヒンでたたいて、滑らかになったら新たな材料を加えて…と30分はゆうにかかります。

でも料理教室であれば数人で交替しながら鼻歌交じりにタムタム。そして完成する、という素晴らしさ!とか言いつつ、今回は後半を私が担当いたしまして、気づけば15分は胡坐をかいて石臼でトントンやっていたかと。そうして先生からOKがでたその嬉しさから、上の写真を記念に撮りました。

「家で作るときはミキサーで美味しくできるわよ。」と先輩がおっしゃっていたので(※決してMay先生ではない)、私も自宅にて復習する際にはそうさせてもらおうと思っています。

パネンムー(พะแนงหมู)の美味しさはペーストと炒め方、煮込み時間にあり。

パネーンは基本、具材は肉のみ。よってその肉をどれだけジューシに柔らかく仕上げるかにその美味しさがかかっています。ココナッツミルクの脂肪分をしっかり炒めたら、焦げ付かないように注意しつつ、肉から水分がでてしっとり艶やかになるまで炒める。その後は水分を加えてじっくり30分ほど煮込む。最後に味をつけて、タイハーブを加えてさっと火を通せば出来上がりです

こうして完成したパネーンムー、肉が口の中でほどける柔らかさ。そして手作りペーストで作っただけに、濃厚な甘みのあるソースの中にも爽やかな香りが感じられて極旨。一度この味を知ってしまうと、市販のペーストに戻れなくなりそうで怖いです。

簡単なのにとても美味しい!ゆで卵のディップ

タイ人にとってディップは、きっと日本人にとっての味噌汁みたいなもの。いろいろな野菜をたっぷり美味しくいただくための日常食。

ということで、このレッスンでは茹で野菜をたくさん準備しました。野菜好きにはたまらない図。

まずは焼いた赤唐辛子と赤ピーマンをクロックヒンでたたきます。「一体感が出る、これぐらいまでたたいてくださいね。」と先生がせっかく見せて下さったのに、先生の美しき手にピントを合わせてしまったボケナスは私です。

続いては、同じく焼いたニンニクとホムデンを加えてタムタム。

この後ゆで卵の白身と調味料を加え、全体をよく混ぜたら卵の黄身をクロックの中ですりつぶすようにしながら混ぜ込みます。

ちなみに、卵の茹で加減はこれぐらい。ちゃんと先生から卵の状態と茹で時間を教えていただいたので、きっと自分でもこんな風に茹でることができるはず。

そうしてできあがったディップはまろやかな中にも柔らかい酸味と辛味があって、うまいうまい!この味を知ってしまったら、もう野菜にドレッシングなんて使えません。これは今後繰り返し作ること確定です。

キノコたっぷりスープがこの回の料理にベストマッチ。

このスープ、なんと鍋に水とホムデン、タマリンドとたっぷりのキノコを入れたら一切触らず火にかけるだけ、という超絶簡単メニュー!

もちろん仕上げにはタイハーブ各種と調味料を加えますが、でもそれだけ。

キノコの旨味を存分に味わえるスープの完成。これがコク旨なパネーンカレーや卵のディップに良く合う!

タイ料理教室に行くたびに「私の食べたかったものはコレだった!」と感動しきり。思うに、本当に美味しいタイ料理はレストランではなく、料理教室にあるのではなかろうか。

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yukko先生

カオニャオもビールも進む!ハズレなしな庶民のタイ料理3品を満喫。

レモングラスのサクサク揚げがこんもり♪「ガイ・ドード・タクライ」が旨すぎる!

クロック・ヒンで長さを残したレモングラスをガンガンたたくと、なんとこうして繊維状になるのです。それに小麦粉を「これでもか!」ってなぐらいたっぷりまぶし、からりと揚げればそれだけでも美味しいフライの完成。

それをこれまた美味しい下味をしっかりつけて揚げた鶏肉にたっぷりかければカオニャオもビールも止まらないタイ料理の完成。

糖質×脂質の組み合わせがどれだけ危険かということは重々承知…していても、食べ始めたらその手が止まらない止まらない。

この唐揚げのレシピは、もはや人生の財産レベル。習って良かった!知れて良かった!

「パラー」を恐れる事なかれ。「 ナムプリック・パラー」は味わい深くて優しいお味の幸せディップ。

タイ人は本当にディップが好きですね。おそらくすでに10種類は習ったかと思いますが、その中で急遽上位に踊り出たのがこちらの「 ナムプリック・パラー(魚の発酵調味料のディップ) 」。

いくつもの材料を石臼でタムタムするのは根気のいる作業ですが、それでもまた食べたい!と思う、そんなディップです。

右が「パラー」、左はそのパラーを煮詰めた汁のみをボトリングした調味料。便利。

このディップには上の写真にある「パラー(プラーラー)」なる 魚を塩漬けして発酵させたものが入ります。こちら、強い特有の発酵臭があるのですが、そのニオイを嗅いだだけで「この料理ダメかも」と思われる方もいらっしゃると思います。が、このパラー、煮詰めるとその香りが変化します。そして煮詰めた汁を調味料として加えるのですが、そうして完成したお料理の香りは「パラー」のボトルから直に嗅いだニオイとは別物です!

とはいえ、ニオイの感じ方には個人差があるため、「みんな大丈夫だよ!」とは決して言えないわけですが、それでも恐れることなく一度試してみて欲しいタイ料理です。ほんと、美味しいんだから。

イサーン料理の「 ラープ・プラー・トード 」、揚げた魚のほぐし身と香味野菜がまぁ美味しい。

最後は淡泊な白身魚を焼いてほぐし、さらにそれを揚げたものと刻んだ数種類の香味野菜を和えたイサーン地方のお魚ラープ。これまたピリ辛なところに魚のうま味、揚げた香ばしさが相まって絶品なのです。これだけでビールの大きい缶1本はいけちゃうな。(私はジャスミンティー)

今回習ったタイ料理もまたハズレなし。しかも、巷のレストランで食べようと思っても、お見かけしないものがほとんど。となると結局自分で作るしかなく、必然的に復習することになる、というシステム。まずは鶏の唐揚げから再現かな。

大量の唐揚げはお持ち帰りからのお弁当行き。

いつも「タイの一人前」ということで、それぞれの料理をたっぷり作ってしっかりいただくdiidiiのレッスン。毎回完食を目標にするも断念することが多いのですが、今回は食べる前から「これを全部食べるのは無理だわ…」というレベル。

持ち帰ったお料理は翌日そのままお弁当に。2日続けて口福を味わいました!

おまけの地域猫、トラちゃん。

ようやく過ごしやすい季節になり、フカフカの上でおくつろぎ中。この子に会うのもタイ料理教室diidiiに通う楽しみの一つ。

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yukko先生

簡単・美味しい・おしゃれな「ヤムヌアアグン」と名前が可愛い「カオタン・ナータン」!

牛肉とブドウのサラダ「ヤムヌアアグン」

今日はひと月ぶりとなる「タイ料理教室diidii」でのタイ料理レッスンでした。こちらは「ヤム・ヌア・アグン」。「ヤム=和え物」「ヌア=牛肉」「アグン=ブドウ」。「ヌア」は肉全般を指す一方で、「ヌア」と言えば「牛肉」のことなんだそう。

好みの焼き加減で仕上げた牛肉を薄いそぎ切りにしたものに「ヤム」の基本のドレッシングを絡め、そこにブドウ、レモングラス、バイマックルー、ホムデンを合わせた簡単タイ料理。なのにこれが美味しくて見た目も豪華!パーティー料理なんかにも使えそうな、素敵タイ料理です。

「カオタン・ナータン」って名前が可愛すぎる!タイ式「おこげのディップ」

タイには多様なディップがありますが、こちらはサップした豚肉、海老などが入ったココナッツミルクベースのもの。このお料理のためのペースト作りからスタートのため、なかなか手間がかかりますが、甘味、塩味、酸味が融合したコクのある優しい味わいを一度知れば、それでもまた作りたくなること間違いなし!

そしてこのレッスンにておこげの揚げ方もマスター。こちらは他の餡かけ系のお料理にも活用できそう。この冬はおこげ料理が増えるな。

三人の王様のスープ「ゲーンチューサームサカト」はさすが王宮料理!の上品さ。

三品目は王宮料理に数えられるスープです。

下茹でした鶏肉と豚肉、そして生の海老を「チャイポーワーン(タイのたくあん)」で結び、石臼でサップしたニンニク・パクチーの根・白胡椒を加えた鶏ガラスープを煮立てて優しく火を通し、調味料で味を調えました。

これが雑味のないすっきりとした味わいのなんとも上品なお味。さすが王宮料理。なによりこのゲーンチュー、美味しい。メイン食材も「チャイポーワーン」で束ねられたことで同時に口に入ることになるわけですが、この3種の食材を同時に味わうところも美味しさのポイント。面倒と言わずに習った作り方でちゃんと復習することにします。

今回習ったタイ料理は特に自分好みのものばかり。まずは牛肉とブドウのサラダから、早速作ってみようと思います。

翌々日に早速復習!お弁当にもイケル「ヤムヌアアグン」

庶民価格のブドウと牛肉を準備し、翌々日には早速復習。お気に入りの漆の弁当箱にたっぷり詰めました。

高級食材を使わなくとも十分美味しいヤム。ボリュームたっぷりの牛肉のおかげでヤムなれど、しっかりお腹が満たされます。ブドウの美味しい季節にあと何回かは作ろうと思います。

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タイ料理図鑑 4)和え物・サラダ・ディップ

ロン・アンチョビ

「ロン・アンチョビ」はココナッツミルク入りの優しい味。

小鍋にニンニク、アンチョビ、オリーブオイルを注ぎ、弱火でじっくりと煮込んで作るバーニャカウダソース。それをタイ風にアレンジしたフュージョン料理がこちら、「ロン・アンチョビ」です。

もちろん私が考案したわけではなく、ペンシー先生のレシピですが。

香味野菜を炒め、香りが立ったらそこに投入するのがココナッツミルクとアンチョビソース。

アンチョビソースはこちら、カルディで購入してきたものを使いました。

それをフツフツと数分煮詰めればソースの完成。

春野菜たっぷりの幸せおうちモーニング

完成した「ロン・アンチョビ」でたっぷり野菜を食べよう!が本日のおうちモーニングのコンセプト。

そんなおうちモーニングの全景がこちら。

春野菜たっぷりで見た目もいい感じ!

ホワイトアスパラ、白菜の菜花、ブロッコリー、エリンギ。
きゅうり、ニンジン、カボチャ、セロリ、プチトマト、ベビー小松菜。

全部で10種類の野菜。特にホワイトアスパラと白菜の菜花が絶品でした。やっぱり季節の野菜は美味しい!そしてこの「ロン・アンチョビ」には芋系がよく合う。ということで、カボチャも美味しかったです。

作り置きのタイ風茸スープとトムヤムポテサラも添えて。食べてみればどのおかずも結構なピリ辛具合でしたが、とーってもおいしくいただきました!

そして今日は主食もスペシャル。

大好きな吉祥寺「ダンディゾン」のパンをカリッとトースト。

そこにこれまた大好きな「mitsukoji」さんの『金柑&キャラメルジャム』をたっぷりのせて。

これこれ。ラッピングも可愛くて、手にするたびにテンションが上がります。こちらのジャムを買った日は、いつも翌朝が楽しみで、ひと晩幸せ気分を味わえます。

幸福。口福。

Dans Dix ans | ダンディゾン 吉祥寺 |

ときどき食べる、パンだから。吉祥寺の国産小麦で丁寧に作るパンのお店