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ソフトシェルクラブ最高!プーニムパッポンカリーを作る。

「タイ料理」というよりも「素敵な料理教室がある」ということで紹介していただいた「タイ料理教室diidii」。そこで初めて食べた「プーニムパッポンカリー」は絶品でした。どうして今までこの料理を知らなかったのか。もっと早くに出会いたかった!

蒸して揚げる、このひと手間が大事。

こちら、冷凍庫から出したばかりのプーニム。

ソフトシェルクラブは冷凍品を通販で購入できますが、下処理がしてあって質の良いものを買うことがまず美味しい料理を作る上での第一歩。ということで先生がお薦めしてくださったのはこちらでした。


これをまずは蒸し器で蒸しまして、

それから6等分し、粉をまぶしてからりとあげます。どのように6等分するかはレッスンにて図解付きで説明があります。

すでに美味しそう!

調味料含め、材料は多いです。

すっかり見慣れたタイの調味料も、この時は新鮮な気持ちで眺めてたな。

味付けにはこれらの調味料の他に、カレー粉や砂糖、ココナッツミルクなんかも入ります。種類は多いのですが、卵を含め、1つのボウルに全部合わせておくので、その点は楽。

油通しで色よく!

彩り野菜はさっと素揚げして美しい色を引き出します。タイ料理はとにかく見た目も美しいのがポイント。

下処理に手間はかかれども、仕上げは「秒」です。

こちら、完成したプーニムパッポンカリー。

材料は全て火が通っているので、あとは調味料を加えた卵液と炒めるだけ。熱したフライパンで香味野菜を炒めたら、蟹と野菜と入れ、卵液を加えて半熟状態で火を止めれば完成。

生の茄子をいただく初めての体験。

ヤム・ムー・マクア(豚肉と茄子のスパイシーサラダ)

そして、この回の副菜はヤム・ムー・マクア(豚肉と茄子のスパイシーサラダ)なるもの。なのですが、この茄子、なんと生なのです。初めて味わうタイハーブ、特にレモングラスとバイマクルーの香りに感動し、なにより生の茄子がこんなに美味しいなんて!と、メインのプーニムパッポンカリー以上に感動したものです。(←遠い目)。

バイマクルーがまったく千切りになっていない1年前(笑)。

こうして記事を書いていると、「こんな美味しい料理もあったわ」と思い出す今日この頃。このサラダもぜひ今月、復習しようと思います。

美味しくて美容にもいい!カオニャオ・ダム。

黒いもち米、うまい。

そして、この黒いもち米を使ったデザート、甘く煮たお米とお芋に塩気の効いたココナッツクリームをかけていただくその組み合わせに驚きつつも、甘味と塩味の絶妙なバランスにこれまた感嘆したのでした。

この回のレッスンメニュー

diidiiのレッスンはとにかく1人前がたっぷり!
  1. プーニム・パット・ポンカリー(ソフトシェルクラブのカレー炒め)
  2. ヤム・ムー・マクア(豚肉と茄子のスパイシーサラダ)
  3. カオニャオ・ダム(黒米のぜんざい)

こちらの「プーニムパッポンカリー」レッスンが10月にも開催されます!…といっても、もう残席僅かのようですが、本当に美味しいプーニムパッポンカリーを食べられる、自分でも作れるようになるチャンスです。気になる方はレッスンの空き状況を含め、ぜひチェックしてみてくださいませ。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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この美味しさは知るべき!北タイの豚煮込みカレー「ゲーン・ハンレー」。

タイ料理は地域によって使う食材や調理法が個性的。タイ北部ではキノコや筍といった山の幸を使った美味しい料理がたくさんありますが、お隣ミャンマーの影響を受けたと思われるものも見られます。こちらのレッスンで習った「ゲーン・ハンレー」もその一つ。豚肉をトロトロになるまで煮込んで、生姜の風味とタマリンドの酸味を効かせたカレーは、日本のものともインドのそれともまた違った美味しさがあります。しかもおそらく日本人の多くが好む味。私も大好きで習ってからもう何度か自宅で作っています。

グリーンカレーだけがタイカレーじゃない!

こちらはグリーンカレー。これはこれで好き。

ということは、私もタイ料理を習い始めてから知りました。日本では非常にメジャーなタイ料理の一つですが、タイ人はそんなにグリーンカレーを食さないとか。実際にタイに行ってみると、本当にたくさんの料理があり、ココナッツミルクがたっぷり入った、甘めのグリーンカレーは日常食ではないよな…と納得。カレーに至っても本当に様々なものがあり、特にレッドカレーやそのペーストを使った料理の方が多いように思います。

煮込み途中のゲーンハンレー。

こちらのゲーンハンレーはグリーンでもレッドでもなく、このカレー専用の「ハンレーペースト」とこれまたこのカレーならではの「ハンレー粉」(ガラムマサラ)を使います。

ガラムマサラといいながら、インド料理のそれとは配合が異なります。

ペーストの方は日本でも入手できますが、ハンレー粉の方は日本で置いている店を見たことがありません。ということでゲーンハンレー好きとしてはいつでも作れるように、夏にチェンマイを旅した際にもしっかり買い込んできましたよ。ワロロット市場で1袋6バーツなり。

「ほしいものリスト」片手に市場&郊外へ!【2日目~買う編】 | タイはおいしい天国。

チェンマイはお買い物&美味しいものパラダイスな街でもあります。実際、チェンマイを旅すると決めた時、最初にしたこ…

とにかく煮込む!ゲーンハンレー。

まずは炒める作業から。

ハンレー粉をまぶし、ハンレーペーストとパイナップルに漬けた豚肉を肉自身の脂を引き出しながら炒めていきます。その後水を加えて煮込むのですが、その時間、60分強。

ニンニクの酢漬けも入るよ。

途中2回に分けて各種材料や調味料を加えていくのですが、ニンニクの酢漬けやピーナッツなんかも入ります。見た目は日本のカレーと大差がないように見えて、実はかなり個性が光るカレーです。

豚肉の美味しさが堪能できます!

煮込み時間の目安はとにかく豚肉がトロトロになるまで。その頃には煮汁にも適度なとろみがついて、極上の味に仕上がっているはずです。

もち米がおすすめ!

そしてこちらのコクのあるカレーにはジャスミンライスよりももち米が良く合います。ということで、お弁当として持参する際にも…

私はもちろん!もち米を合わせています。

お野菜は副菜でたっぷりと!

茄子のディップ

メイン料理がお肉なら、副菜ではお野菜をいただきましょう!唐辛子と焼きナスをつぶしたディップにはたくさんの蒸し野菜&生野菜を添えて。

野菜は波刃ナイフでかわいくカット。

タイ料理ではこのディップもいろいろな種類がありますが、こうして野菜をたっぷりと美味しくいただくため、なのかな…と思います。

このレッスンのメニュー

  1. ゲーン・ハンレー(北タイの豚煮込みカレー)
  2. スップ・マクア(茄子のディップ)
  3. カオ・ニャオ(もち米蒸し)
  4. マン・ティップ(じゃがいものおやき風スイーツ)

見た目の華やかさこそありませんが、味わい深いゲーンハンレーは一度食べたらはまること間違いなし。まだトライしたことがない方、ぜひぜひお試しください。美味しいですよ!

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雑記諸諸

住宅街に佇む小さなタイ料理店「ピッキーヌ」【阿佐ヶ谷】

以前から気になっていた阿佐ヶ谷駅近くの住宅街にある小さなタイ料理店、「ピッキーヌ」にようやく伺うことができました。メニューを見ると他のお店がランチでは提供しないような料理もあるみたいです。

偶然に通りかかることはない立地。

お店の外観

阿佐ヶ谷駅北口を出て、西に向かって歩くこと数分。ややしばらくすると飲食店街は終わり、住宅街へと風景が変わります。こんなところにお店があるの?…と少々不安になってきたころにようやく到着。間口が2間にも満たない小さなお店です。

ビールはシンハー。

1階には二人掛けのテーブルが6つ。途中、2階席へと通されたお客さんがいて初めて2階があることを知りました。お店は調理人の方とフロアの方、計2名で回していらっしゃるようです。

ランチメニューはセットで850円!

麺と小鉢がそれぞれ6種類。組み合わせ自由です。

ピッキーヌさんは曜日に関わらず、ランチタイムは麺6種類と小鉢6種類を組み合わせてオーダーできます。そのお値段なんと850円!ものによっては単品でのオーダーも可能。この他ランチカオマンガイとパッタイもありました。

分かりやすいように写真付きのメニューもあります。

麺は「カオソーイ」、小鉢は「タイちまきごはん」を注文。

セット小鉢のちまきごはん。

悩みに悩んで麺は北タイ名物の「カオソーイ」、小鉢は「タイちまきごはん」にしてみました。炭水化物×炭水化物、いつもなら避けるところですが、タイのちまきごはんなるものが気になって。食べてみると中華風のそれと大きな違いは感じられませんでしたが、入っていた豚肉は柔らかく、ご飯の食感もイイ感じ。味付けも食べ飽きない、でも物足りなさも感じない絶妙な加減。結果、麺の到着を待たずに完食。

小さなどんぶりに盛り付けられたカオソーイ。

次にやってきたカオソーイは小さめサイズ。器は駅の立ち食いソバ屋のそれよりも若干小さいぐらい。

麺は太いちぢれ麺。

トッピングは高菜漬け、紫玉葱(本当はホムデン)、揚げ麺、パクチー、レモン(本当はマナオ)と王道を行っています。本当は小葱も欲しいところですが、それは贅沢か。

味や麺の食感を含め、食べた感じは今まで食べたカオソーイの中で2番目に好き!ちなみに1番は以前タイ料理教室diidiiで作ったyukko先生レシピのカオソーイです。

男性には物足りない量かと思いますが、個人的には美味しく食べきれるベストなボリュームでした。

食後のデザートはフルーツ缶。

他のランチメニューも気になりますが、ディナータイムにはさらに本格的で、日本のタイ料理店ではあまり置いていないような料理もいただける模様。味は間違いないことがこの日の訪問で分かったので、その美味しさに期待しつつ、次回は夜にお邪魔しようと思います!

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yukko先生

タイの美麗なるヒトサラ「カオヤム」

タイ料理って本当にすごい。食べておいしいのはもちろん、見た目にも美しい料理がたくさん。今回のレッスンで習った「カオヤム」なんてまさにそれ。日本ではまだ知らない人も多いはず。ぜひぜひ多くのタイ料理屋さんで出してほしい!ただし。「なんちゃって」ではなくぜひ本物の「カオヤム」を。

今回はごはんも美しき青に染めます。

青でしょう?青なんです。

「カオヤム」はごはんの周りに様々な食材を並べ、ソースをかけて混ぜていただく料理。もちろん白いごはんでOKなのですが、せっかくですからごはんにもおめかし。ということで今回のレッスンではバタフライピーを浸しておいた青い水を加えて、青いご飯を炊きます。

「カオヤム」はソースが美味しさの決め手。

これらと調味料を煮込んで作ります。

カオヤムはごはんにもまわりに並べる食材にも味をつけません。ということでその美味しさは全て、ご飯と具材を和える際にかけるソースで決まります。

レモングラス、バイマックルー、カー、ホムデン、パクチーの根、ニンニクなどに調味料を加えて20分ほど煮込み、ソースを作ります。これが美味しくできれば間違いなく美味しいカオヤムに。風味が変わるので作り置きはおすすめしないとのことでしたが、材料を鍋に放り込んで煮るだけなので、ハードルは低めです。

これが「カオヤム」です!

青いごはんがきれい!

ゴハンが青、なかなか攻めていますが、この青あっての美しさだと思います。周りに並べて具材も、和えた時の味のバランスが考えられていて、yukko先生天才だな!と改めて思いました。

フレッシュな食材の他に、炒ったココナッツロングや粉状にした干し海老、砕いたピーナッツやすりごまの風味も重要。そしてタイハーブたちの香りも欠かせません。

食べる時は豪快に混ぜてから、が鉄則。

これを崩してしまうのは勿体ない気もしますが。

この美しいヒトサラ、残念ながら愛でるのはここまで。

ソースを回しかけ…。

上からソースをターっと回しかけ、すべての具材そしてソースが全体にいきわたるようしっかり混ぜます。この料理、食べる人が最後の仕上げをするのです。

カオヤム、完成!

あとは美味しくいただくのみ。様々な食材が口の中で混然一体となり、「混ぜてこそ美味しい!」を実感するひと時です。それにしてもこのソースが絶品!日本人にとってはどこか懐かしさを感じる味でもあります。

さらに。具材はローカロリーなものばかりなので、実はヘルシーな料理でもあります。ジャスミンライスは日本米と比べてGI値が低めな上に、タイハーブは胃腸の調子を整えてくれるので、ダイエット中の方にもぜひお薦めしたい料理です。

今回のレッスンメニュー

この3品を作りました。

yukko先生のレッスンは必ず3品のタイ料理を作るのですが、今回は

  1. カオ・ヤム(ごはんのサラダ)
  2. ガイ・コーレー(鶏肉のタレ焼き)
  3. マーホー(甘辛豚ひき肉とフルーツの前菜)

を作りました。

コクがありつつもさっぱりといただけるタレが美味しい「ガイ・コーレー」
酸味のあるフルーツと相性が良い「マーホー」

「ガイコーレー」と「カオヤム」のソースを頂いてきたので、この2つは今週のうちに自宅で再現予定です。またこの味をいただけるなんて、幸せ過ぎる!

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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調理器具

クロックマイ(ครกไม้)

「クロック」あれこれ

我が家のソムタム用クロックたち。

いつもお邪魔しているタイ料理の先生のご自宅で初めてお目にかかった「クロック」なる調理道具。「サーク」と呼ばれる棒で中に入れた食材をタムタムして(叩いて)使います。その便利さからすぐに我が家にも導入し、用途に合わせていくつかの種類があるクロックを使い分けています。

  1. クロックヒン(石製の臼)
  2. クロックディンパオ(陶器製の臼)
  3. クロックマイ(木製)

左が「クロックマイ」

ソムタムを作る際には陶器製か木製のクロックを使うのですが、今日は先日チェンマイから連れ帰ったばかりの木製クロック「クロックマイ」をご紹介します。

ちなみに、このクロックマイを買ったお店の情報はこちらの記事にあります。

3度目のワロロットで心残りなし!そして友人と優雅な晩餐。【4日目③】 | タイはおいしい天国。

翌日の午前にはバンコクに移動するため、実質チェンマイはこの日が最終日。やり残しなし、心残りなしにしよう!と料理…

叩く・潰す・混ぜるをこの中で!

たっぷりとした深さのあるものを選びましょう。

タイ本国ではカビやすいとの理由からあまり使われなくなってきているとの話も聞きましたが、木の器好きとしてはどうしても手元に置きたかったのです。本当はもっと大きなサイズが欲しかったのですが、持ち帰りのことを考え、陶器製のものよりも一回り小さなサイズを選択。ということでこちらがチェンマイより我が家にやってきた「クロックマイ」です。

石製のクロックヒンでは粒胡椒やパクチーの根、プリッキーヌなど、様々な食材をペースト状になるまで潰すことができます。陶器製もそれに近い作業が可能かと思いますが、こちらのクロックマイでできることは柔らかめの食材をつぶすことと混ぜることのみ。実際には以下のようにつかいます。

トウモロコシのソムタムを作る。

これらの材料と調味料で作ります。

こちら、タムタムする前の段階まで準備した材料です。火を通したのはトウモロコシと玉子。残りの材料は生のままつかいます。インゲンも生。決して火を通してはなりません。(それをやるとインゲンがまあ汚い色になります)

ソムタムと言えば日本でもタイ本国でも青パパイヤを使った「ソムタムタイ」がメジャーですが、ソムタムの種類はそれだけにあらず。いろいろな食材で楽しむことができるのですよ。

まずはプリッキーヌ(生唐辛子)とニンニクをつぶします。唐辛子が開けばOK。

お次はインゲンとピーナッツと調味料。
ココナッツシュガーが溶け、ピーナッツが半分に割れるまでタムタム。
そこに人参とプチトマトを加えて軽くタムタムしたらサークは置いて…
最後に茹で卵ととうもろこしを加えてさっくり混ぜたら完成!

何を作っても大量になってしまう自分にはやはりもう一回り大きなクロックマイが必要だったか…。とりあえず、無事にトウモロコシと玉子のソムタム、完成いたしました!

せっかくなので出来立てをいただきます。

やっぱり美味しいとうもろこしのソムタム。夏が終わってしまうのが名残惜しい。

もうそろそろトウモロコシの季節も終わり。となるとこのソムタムもこれが食べ収めか。なんとも名残惜しいです。それにしてもパンチの効いた辛さとココナッツシュガーの甘味、ナンプラーの風味が相まって絶品!この後たまらず冷凍庫からもち米を引っ張り出し、レンチンして一緒にいただきました。ソムタムにはもち米が良く合います。

せっかくなのでもう一枚。

ここまで来たら、明日のお弁当はソムタムともち米を美味しく食べられる感じでいきたいな…とこの後、こちらも作りました。

北タイ料理の一つです。

タイ北部の名物料理の一つ、「ゲーン・ハンレー」です。これがまた甘辛な上にタマリンドの酸味も加わって癖になる美味しさなのです。全部で5食分作ったので、4食分は冷凍。今月は「困ったときのゲーン・ハンレー頼み」で仕事が忙しくなってもお弁当生活を続けられそうです。

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May先生

スペアリブの発酵グリルとか魅力的すぎる。

まだ蒸し暑い日が続きますが、気づけば8月も終ろうとしています。そんな中先日参加してきたMay先生のタイ料理教室。メインは「豚スペアリブの発酵グリル」。軽く発酵させるので難しさはなく癖も抑えめ。すごく美味しいお料理でした。

豚スペアリブの発酵グリル 生姜ソース〈ネームシークローンムーヤーン〉

で、でかい!

この豚スペアリブを炊いたご飯で数日かけて発酵させ、オーブンで焼く、というお料理。時間はかかるけれど、手間は少な目。

このようにしてごはんをまぶしていきます。
こちら、発酵を終えたスペアリブ。

当日作ったものはお土産にいただき、レッスンでは先生が仕込んでおいてくださったものを焼いていただきます♪

焼く前にオイルを塗って。
この照り!何より香りがたまらなかった!

豚トロの網焼きも付きます。

これまた大量の豚トロ。

こちらは香味野菜やスパイスが入ったタレに1時間からひと晩漬け込めばOK。あとは焼くだけです。

脂の面を上にして。
もう、美味しいに決まってるヤツ。

3種の神器…ならぬ3種のソースが激ウマ。

パイナップルもソースになります。

そしてこの日はどちらの肉料理にもあうソースも教えていただきました。それも3種類。

  1. 生姜ソース
  2. パイナップルとカーのサルサソース
  3. 100mahaseth式チミシュリソース

ご覧の通り、なかなかスパイシーです。

このパイナップルのソースは豚トロの方によく合います。生姜ソースはスペアリブに。そして、こちらも豚トロ向きということではありましたが、個人的に一番気に入ったのが「チミチュリソース」なるもの。

タイの葉物が3種類入ります。

こちらのソースと豚スペアリブの発酵グリルはMay先生がバンコクにある「100mahaseth」というお店で修業し、習ってきたものだそう。これが本当に美味しくて、感動!次にバンコクに行ったら絶対食べに行かねば。

実食は肉祭り!

豚肉最高!

たっぷりのお肉とたっぷりのお野菜、3種類のソースともち米付き。もうこんなの美味しいに決まってます。

なんでしょう、この焼き色と艶。

これはぜひ、自宅でも再現せねば!と思いました。その前に、お土産にいただいてきたスペアリブ、おそらく300gぐらいのカタマリがあるので、まずはそれを焼いて、だな。冷凍庫でもおそらく発酵が少しずつ進んでいるはずなので、発酵し過ぎないうちに、美味しく頂こうと思います。

そして、これらのお肉はこの日全て食べきることができず、それもお持ち帰りからの冷凍庫行き。それを今週引っ張り出しまして…

こうしてお弁当の中に納まり、おいしくいただいた次第です。

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yukko先生

タイ屋台の味!ムーピンととうもろこしのソムタムを作る。

Mコース第1回のメニュー

どの料理ももち米との相性バツグン。

Mコースは本格タイ料理が並びます。今回は夏が旬のとうもろこしを使ったソムタム。塩辛過ぎない絶品塩卵の作り方を習えるのも密かな楽しみです。

  1. ソムタム・カオポート・カイケム(とうもろこしと塩卵のソムタム)
  2. ムー・ピン(豚肉の串焼き)
  3. ゲーン・ヘット・ルアム(ミックスきのこのスープ)

ムーピンはタイの屋台の味

波打つように、しかしながら肉からはみ出さないよう串をうつ。

ムーピンなる料理があることを知ったのはこちらのレッスンにて。もっと早く知っていたら、バンコクの屋台で食べたのになぁ。ちょっと残念。

たれをたっぷりかけて漬け込むこと1時間以上!

肉を串にうった状態でタレに漬けこむことしばし。あとはそれを焼くだけ。本当は炭火で焼くのが美味しいとのことですが、一般家庭でそれは無理。そこはフライパンを使って良い焼き色を付けていきます。

この色艶!美味しそう!

いろいろな調味料が入ったタレは複雑な味わいながらもしっかり一つにまとまっていて美味しい!このたれ、豚肉以外を漬け込んでも絶対に美味しい!タイ風味の焼き肉のたれ。これは作り置きしておいたら便利に使えそうです。

ガピの風味と酸味が美味しいキノコスープ

焼いた豚肉がコクをプラス。

こちらは豚バラ肉ときのこ数種類が具材のスープ。豚肉は一度焼いてから加えるのがポイント。そのまま煮るよりも豚の脂と旨味が引き出されて、スープのコクが増し増す。タマリンドの酸味とガピの風味が味の決め手。

きのこと豚肉さえあれば!

タイ料理ならではという味に仕上がります。暑い季節にぴったりの酸味が効いたスープです。

塩卵入りのとうもろこしソムタムは、とうもろこしをブロックで切り出すのが大事。

とうもろこしをブロックで…これがなかなか難しい。

個人的にこの回で一番楽しみにしていた塩卵入りのとうもろこしソムタム。いつもの青パパイヤは入りません。あくまでもとうもろこしが主役。

茹で卵を塩水につけてつくる塩卵。

以前、香港式の塩卵の作り方を習ったことがありますが、こちらは卵を一度茹でてから塩水に漬け込んで作るタイプ。よって1週間ほどでできあがります。香港式はその3倍以上時間がかかったので、とってもお手軽。そして何より、マイルドな塩気がかなり好み!個人的にはこれぐらいの塩加減の卵、大好きです。

ソムタムですから、キャベツを添えて。

固い食材と調味料をタムタムしたら、とうもろこしと塩卵を最後に加えてふわっと混ぜれば完成。甘味のある食材がメインなので、プリッキーヌをいつもより多めに加えてバランスを取ります。このとうもろこしの食べ方好きだわー。スーパーにとうもろこしが並んでいるうちに自分でも作ってみようと思います。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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「ポムタイ料理」元タイ大使館料理人が作る本格南タイ料理が美味しい!

田端駅のほど近くにある「ポムタイ料理」

南タイ料理の特徴って?

地図でタイを見ていただくと、マレー半島が最も狭まる箇所があるかと思いますが、そこからマレーシア国境までがタイ南部になります。そこで食されているのが南タイ料理。その特徴はなんといってもハンパない辛さ!その辛くて美味しい南タイ料理を味わえる数少ないお店の一つがこちらの「ポムタイ料理」さんです。今日はタイ料理仲間に誘っていただき、その辛くて美味しい南タイ料理を満喫してきました。

唐辛子10本のイラストに若干引く。

唐辛子マーク10本って初めて見ました。。。

本日こちらのお店を訪問するにあたって、タイ料理仲間のYさんが、事前に食べるべき料理をタイ料理の師匠であるyukko先生にリサーチしておいてくれました。そのおすすめ料理の一つが写真右下の「クアクリング」なるもの。名前を効くのも初めてなら、唐辛子マーク10本っていうのもまた初めてです。メニューを見ながら皆であれこれ話していると料理人のポムさん登場。「辛いのが美味しいよ。」というので、そこはもちろん加減無しで!とお願いしました。

口にしてしばらくすると襲ってくる後引く辛さが強烈!な「クアクリング」。

「辛い」「ウマイ」「辛い」「ウマイ」の無限ループにはまる。

初めにお料理3品とご飯を注文したのですが、まず初めに運ばれてきたのがこちらの「クアクリング」。料理を待っていると席に座っているだけなのにむせ返るような唐辛子臭が漂い始め、「なんか空気が辛い!」と言っていたところ、私たちがオーダーした料理こそがその発生源でした(笑)。

南タイ料理にはターメリックが入ることが多いのもまた特徴の一つですが、こちらの料理もしかり。一口食べてみるとそのお肉の甘味と旨味、ターメリックとバイマクルーの香りが広がってとっても美味しい!辛さも思っていたほどではなく、「全然大丈夫。いける!」といったのもつかの間、その数十秒後には体中に辛さ充満。鼻先や頭のてっぺんから噴き出す冷たい汗。やっぱりうわさ通りの殻さでした。が、おいしいのでまた食べたくなる。そしてごはんも進む。「辛い」「ウマイ」を繰り返し、ごはんともども完食です。

タマリンドと発酵筍の酸味が味の決め手な「ゲーンソム」

こちらが「ゲーン・ソム」。

こちらもまたまた辛いヒトサラ、「ゲーンソム」なる酸っぱ辛いスープです。ポムさんのゲーンソムは筍と鯖入り。食べてみると筍はただの水煮ではなくピクルスが使われていて、タマリンドで酸味づけされたスープと相まって、酸味が増している印象。ですが、塩味や辛味とのバランスが非常によく、これまたごはんが進む味でした。こちらもメニューでは唐辛子マークが7本ついていますが、先に10本の料理を食しているためか、不思議と余裕で食べられました。

濃厚なホーモックは辛さを癒す

このホーモック専用と思われる器が可愛い!

続いてやってきたのはホーモック。魚のすり身とレッドカレーペースト、そこにココナッツミルクや卵などを混ぜ合わせ蒸したお料理。辛い料理続きだったので、このホーモックのコクのある甘味に癒されました。何より味が良い!そしてこれまたごはんのおかずにピッタリ。もうごはんが進みすぎて困りました。

そして、調理道具まにあとしてはこのホーモック専用の器が気になる!おそらくタイに行けば手に入るかと思うのですが、この冬に行くのはチェンマイ。果たしてこの器、タイ北部では手に入るでしょうか、とりあえずチェックリストにいれます。

生春巻きはもはやデザート感覚

生春巻きこそ癒し。

パンチのある料理続きだったので、最後は生春巻きをオーダー。辛さで満たされた口(というかカラダ)をこの生春巻きで冷やす作戦です。この具沢山の生春巻きもまた美味しかった!野菜の瑞々しさと食材それぞれの穏やかな味をじっくり味わいました。

店内はこんな感じです。

お店の奥が厨房です。

19時に入店して閉店間際まで居座ったため、他のお客さんの姿はもうありません。お店の広さの割には席数がありますが、通路が広く取ってあるためか狭さはまったく感じませんでした。

店内はお手洗いも含めお掃除と整頓が行き届いており、非常に気持ちよく過ごすことができます。料理のラインナップから利用客の年齢層も高め。ランチタイムはわかりませんが、夜は落ち着いて食事ができるかと思います。

テイクアウト弁当は6品、オール500円!

どれも魅力的な6品。

私たちが食事をしている間、おそらくご近所にお住いと思われる方が何人もこちらのお弁当をテイクアウトして行かれました。今日はもうお腹いっぱいだけれど、明日の朝食になら!と、私もカオマンガイをお持ち帰り。2日続けてポムさんのお料理が食べられるなんて幸せです!

最後に、こちらのお店の最大の魅力はなんといっても調理人であるポムさんにあります。何か質問をしても笑顔で丁寧に答えて下さるし、注文、調理、会計と全てお一人でなさっていたこの日も、終始朗らかな表情。そして次々と入る注文を受けて作る料理の仕上がりがまた早い!たった数時間ですっかりポムさんのファンになってしまいました。今日食べたものの他にも魅力的なお料理がたくさんあるので、近々また伺おうと思います。タイ料理仲間との楽しい会話も尽きず、本当に素敵な時間でした。