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yukko先生

タイ式豚バラ肉のカリカリ揚げ「หมูกรอบ」を使った料理が美味しすぎて悶絶しました。

日本でも流行ってほしいタイ料理「ムーゴープ」。

皮つき豚バラ肉をカリッカリになるよう調理したムーゴープ。「หมูกรอบ」のカタカナ読みなため、ムーグローブとか、ムーグロープとか様々な日本語表記があります。

その名前以上にこちらのタイ料理、いろいろな調理法があるのです。試しに「หมูกรอบ」として検索して出てくる画像をいくつかご覧ください。作り手によってさまざまな方法があるようです。ここで大切なのは豚皮の仕上がり。表面がプツプツとはじけて、ガリッガリになっていればそのレシピが正解。いろいろ見ていて、私が個人的に皮の仕上がりがきれいだなと思ったのがこちらの動画です。

11分ほどの動画ですが、6分前後あたりに皮がはじけるシーンが出てきますので、そこにぜひ注目して見てください。

この難易度高めのタイ料理である「ムーゴープ」、今回はyukko先生が、タイ料理を愛する皆さまからの熱い要望に応え、試作に試作を重ねて、ようやく「これは!」というレシピを完成させてくださいました。もっとも先生に言わせると、まだ今回のレシピは完全版ではないそうですが。それでもこの仕上がりですよ!

このはじけた皮!

カットしたものを一切れ口にした時のあの感動。カリカリに上がった豚皮の食感がたまらない上に、旨味が凝縮された豚肉は噛めば噛むほど甘味が増し、ずーっと噛みしめていたい、そんなうまさです。

今日のレッスンではさらに、この豚バラ肉のカリカリ揚げをさらに美味しくいただくタイ料理を二品と、デザートを一品教えていただきました!

ササゲとムーゴープのソムタム

こちら、タイのささげさん。日本のそれとは異なり、かなりの長さがあります。そしてこちら、生のままいただくのですが、青臭さが控え目で皮も柔らかいです。このササゲを手でぽきぽきとおりまして、

他の材料も準備。

これをパパイヤのソムタムと同じようにクロックで叩いていきます。

あれ。ワタクシ、定番ソムタムをまだ記事にしていないことに今気づきました。このトウモロコシのソムタムも作り方は同じですので参考までにどうぞ。

5mm厚に切ったムーゴープは最後に加えてさっくり混ぜればOKです。水気のあるものと和えてもしばらくは皮のカリカリ感が保たれています。本当に美味しい。

カナーとムーゴープの炒め物も美味。

さらにムーゴープの美味しさが光るお料理がこちら。青菜との炒め物です。今回はカナーが手に入らずつるむらさきで代用していますが、カナーにしろ、つるむさらきにしろ、その作り方は空心菜炒めと同じです。

切った青菜と粗みじん切りのニンニク、斜めにカットした生唐辛子と調味料を一つのボウルに入れておき、それを煙が出るくらい熱したフライパンで一気に炒めるだけ。ムーゴープは最後に加えて、調味料が絡めばそれでよし、です。

ムーゴープさえあれば、材料を切るところから始めても5分とかからずできあがりますよ。(ムーゴープが半日ものなんだが…)

これはムーゴープを作ったら必ず復習したいタイ料理です。カナー炒めはもちろん、空心菜炒めもこのムーゴープが入ったらより美味しいはず。近々試してみよう。

初めてのデザート「ロッチョン・シンガポール」も美味でした。

タイ初心者の私は今回初めて知ったのですが、おそらくタイに何度も行かれている方にとってはお馴染みのスイーツかと思います。「ロッチョン・シンガポール」を検索してみたらこんな記事が出てきましたのでご覧ください。

[blogcard url=”https://www.bangkoknavi.com/special/5056723″]

タピオカ粉とバイトゥーイ水から作った緑色の麺は、シロップ、ココナッツミルク、クラッシュアイスと合わせてグラスに盛り付ければ、素敵なひんやりデザートになります。

復習する気満々でニトリに寄って来たよ。

今日習ったムーゴープの復習に備え、レッスンでご一緒したNさんと一緒にセリアとニトリに寄り道して、上のものを買ってきました。あとは油鍋と格闘するのみ。どんなに豚皮が大きな音を立ててはじけても、ひるむことなく最後まで耐え抜くことをここに誓います。美味しいもののため、どんなに揚げ物が恐ろしかろうとも、背に腹は代えられないのです。

がんばれ自分。

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1)野菜・果物

マナオ(มะนาว)

マナオとは

マナオは柑橘類の一種で、「メキシカンライム(Mexican lime)」のこと。 インドが原産地とされ、メキシコで定着したことでこの名前になったようです。 メキシコ、インド、エジプトなどでの生産が盛んなようですが、タイ料理にもこのマナオは欠かせません。

ちょうどすだちと同じくらいの大きさですが、その味わいはすだちとは別物。日本の柑橘類の中では「へべす」が一番近いかと思います。このマナオ、くせがなく、すっきりとした酸味が特徴です。

マナオの使い方

マナオを使った料理と言われて、私が一番に思いつくのがソムタム。くし形に切ったマナオを、汁を絞りながらクロックの中に放り込んで、他の食材と一緒に叩いていきます。

このマナオ、食べはしないのですが、一緒に盛り付けてしまいます。

タイ料理のレシピ本で「レモン汁」と表記されているものは、そのほとんどが本来はこのマナオのしぼり汁を使用するものと思われます。本格的なタイの味を知りたい!と思ったら、ぜひここはマナオを手に入れて使ってみてください。

ただし、たまーにタイ食材店で売られているのを見かけるマナオ汁の冷凍品は、いろいろ混ぜ物が入っているとみえて、かなり風味が違います。使うべきはフレッシュなマナオ!東京では東新宿のアジアスーパーストアーに常時置いてありますよ。

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調理器具

クロックディンパオ(ครกดินเผา)

使用頻度第2位の「臼」

タイ料理を作るにあたって「あったら便利」な台所道具、それは「臼」です。「臼」はタイ語で「ครก(クロック)」と言います。

使用頻度が一番なのは、ペースト作りや、タイ料理で炒め物を作る際のスターターとも言えるニンニクやプリッキーヌを叩き潰す際に使用する石製の臼。次に私がよく使うのはこちら、陶器の臼、「クロックディンパオ」です。

「ディンパオ」を分解すると「ดิน(ディン)」は「土」、「เผา(パオ)」は燃やす。つまり直訳は「土を燃やした=素焼き」ということになります。「陶器」は「土を燃やす」か、なるほど。こういう表現の違いが面白い。

それはさておきこちらのクロック、日本では「ソムタムクロック」なる名称で売られているのを目にします。


このように呼ばれる理由は簡単で、各種ソムタムを作る上でこのクロックが非常に便利だから。プリッキーヌやニンニク程度であれば石臼を使用した時と変わらず、食材をしっかりたたくことができる上に、この深さ。たくさんの食材を入れて叩いても、中身が飛び散ることがありません。結構な大きさがあるので場所は取られますけどね。でも道具好きなタイ料理マニアとしては買わずにいられなかったアイテムです。

「ソムタムタイ」を作ってみよう!

いつもお世話になっている八百屋さんで、宮崎産の青パパイヤ発見!しかもちょうど良いことに、こうして半分にカットされたものが売られていました。それをメインにインゲン、にんじん、プチトマト、干しエビ、ピーナッツなどなどを準備。そしてマナオ(タイの柑橘)の代わりにへべす。ほぼ完璧な材料が揃いました。それでは早速、「クロックディンパオ」を使って「ソムタムタイ」作ります!

まずはニンニクとプリッキーヌを叩きます。
お次はインゲンと干しエビ、ピーナッツを入れてタムタム。
続いて調味料とへべすを絞りながらクロックの中へ。
ココナッツシュガーが溶けきるまで食材を潰しすぎないよう叩き混ぜます。
最後に残りの材料を加えて、そこから食材を返すように
ざっくり混ぜつつ軽く叩けば完成!

ということで、たっぷり4人前の「ソムタムタイ」ができあがりました。

しっかり辛くてしっかり甘い、タイならではの味です。

おうちで「ソムタムタイ定食」。

イサーン発祥のソムタムタイ。本来、もち米と合わせればもっと美味しいのですが、この日はジャスミンライスでよしとしました。

なんとまぁ艶やかなこと。そしてこの日、このソムタムに合わせたのはこちら。

東新宿にあるアジアスーパーストアで買ってきたサザエ入りのカレー。

週末になると、レジ周りに週替わりでいろいろなタイ料理が並びます。巷のタイ料理屋さんでもなかなか置いていないような珍しいタイ料理があることも多く、それを楽しみに、最近は土曜日にお邪魔する率高めです。

お店の方に伺ったところ、こちらはタイ中部のお料理だそうです。「ハイゴショウの葉」は「バイチャプルー(ใบชะพลู)」のこと。こんな風に煮込んでも食べるのねー。

…と話が広がってしまいましたが、今回はソムタムを作るにあたってなくてもできるけれどあったら便利な「クロックディンパオ」のご紹介でした。

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雑記諸諸

イサーン料理を満喫!いろいろなソムタムが楽しめる「ソムタムダー」【代々木】

新宿駅からも徒歩圏内の「ソムタムダー」

夜のソムタムダー。

いよいよ夏も終わりが見えてきましたが、暑い季節に特に食べたくなるタイ料理と言えばソムタム。この夏は私も青パパイヤの定番ソムタムや、玉蜀黍と塩卵のソムタムなどを作って食べて楽しみました。本場タイではたくさんの種類があるソムタム。なれど日本でそれを味わえるお店はなかなかないのが現状。

非常にこじゃれた内装、かつとってもきれいな店内。

そんな中、そのソムタムを中心にイサーン料理(タイの東北部の料理)を味わうことができるお店があるとタイ料理仲間から聞いて知ったのはだいぶ前のこと。

それが今回ご紹介する「ソムタムダー」です。

ソムタムダーの夜メニュー

これ、全部ソムタムです。

タイ料理レストランに限らず、メニューが充実しているのは当然夜の部。「ソムタムダー」も例に漏れずで、ソムタムだけでこんなにたくさんの種類があります。これはどれにしようか迷うわー。

もちろん、日本における定番のタイ料理、グリーンカレーやカオマンガイ、パッタイなどもありますが、和え物を中心に他のタイ料理店ではなかなか味わうことのできないものがたくさん!

手間がかかる干し肉揚げも!

品数は多くないものの、このラインナップなら十分満足できそうです。

これは美味しい!「ナムプラードゥックフー」

数あるソムタムの中から迷いに迷って決めたのがこちらのソムタム。スパイシーパパイヤサラダナマズのサクサク揚げ添え「ナムプラードゥックフー」。甘酸っぱ辛いソムタムの上に、身を細かくほぐしてサクサクに揚げたナマズがたっぷりのっています。

このナマズのサクサク揚げが激うま!青パパイヤの和え物との相性最高です。その和え物の方は辛さが選べるのですが「1」が日本のタイ料理店の辛さ、「3」が本場タイ料理の標準的な辛さだそうで、私はその間を取って「2」でお願いしました。

辛味耐性が決して高いとは言えない私にとっては十分な辛さ。なんですが、その辛さに負けないくらい甘みもしっかり。結果、辛い辛いと思いつつもどんどん箸が進みます。なるほど、ソムタムの味付けってこうなのかー、と目からうろこ。また一つ勉強になりました。

そしてこれも美味しかったんですよね。イサーンの定番おつまみ、干し肉揚げ。牛もあったのですが、ここでは豚をチョイス。干してうま味が凝縮された豚肉を揚げた料理、美味しくないワケがない。これはお酒が間違いなく進む味です。

「ソムタムダー」のランチ

「ソムタムダー」ではランチタイムに「ミニソムタムセット」や「イサーンスペシャルセット」なんてものを味わうことができます。昼に訪問するチャンスがあったらぜひそれを!と思っていたのですが、いざお邪魔してメニューを見ていたら、突如として甘いカレーが食べたくなったりするんですよ。ということでこちら、マッサマンカレーのセットです。

もちろんミニソムタム付き。そしてなんと。こちら、ランチのサイドディッシュであるにも関わらず、やっぱり辛さが選べるのです。素敵素敵!

イサーンスペシャルセット

↑こちらをクリックすると「ソムタムダー」のHP、ランチセットメニューに飛びます。

ちなみに、メニューを見る直前まで注文するつもりだったのがこちらです。いいですよね。なんでマッサマンにしちゃったかな。

ということで、この「イサーンスペシャルセット」をいただくべく、近々再訪予定です。

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タイ料理図鑑 4)和え物・サラダ・ディップ

トウモロコシと塩卵のソムタム(ส้มตำข้าวโพดไข่เค็ม)

皮がパーンと張った「レンジでトウモロコシ」の作り方

せっかく実がぎっしり詰まったトウモロコシを手に入れても、茹でて冷めてみたら皮がシナシナ…では悲しすぎますよね。しかも、暑いこの季節にコンロに大鍋をかけてグラグラ煮立てて…という工程も避けたい。結果私はいつも「レンジでチン」です。

その方法は簡単で、まずトウモロコシ表面の皮数枚を剥いて洗い、その水が付いたまま、しかも皮ごとレンジに放り込みます。加熱時間は600Wで5分。大きいものはもうちょっと加熱しても良いですが、ここでその加熱時間を見極めるのが難しいなら、とりあえず600Wで5分、やってみてください。

加熱が終わったら、即、即ですよ、即、軸の部分を実が一列ぐらい入るあたりで切り落とし、ひげの方を持って(やけどに注意!)振ると、実がするっと抜けてきます。それでうまくいかないなら普通に皮を剥いてください。ひげも取れやすいはずです。で、皮を剥いたらすぐにラップできっちり巻きます。で、この時に加熱が不十分な場合、火がしっかり入っていない部分の色が白っぽくなっていますので、この状態でさらにレンチンすればよいのです。1分とか2分とか、様子を見ながら。

十分に火が通ったら、このまま冷ますだけ。そうすれば数時間後でもこの通り。

実はパンパンのままです!今日はこれを使ってソムタムを作ります。

塩卵の作り方

塩卵を作るにあたっては、まず濃い塩水を用意します。それを冷蔵庫でしっかり冷やしておきましょう。

卵はヒビが入らないように茹でたら、熱々のうちに冷えた塩水に入れ、あとは冷蔵庫に置くだけ。塩水の濃度によって1晩でOKな場合もあれば、1週間漬け込む、なんてレシピも。こちらはネットにさまざま情報がありますので、好みのものを参考にしてください。

美味しいソムタムを作るにあたってのこだわり食材

ソムタムと言えば欠かせない食材の一つに「ささげ」があります。普段はインゲンを使っていますが、今回は日光の「吉原ファーム」さんより取り寄せた「ささげ」を使用。

https://www.instagram.com/p/CEOQgmOnd1x/

そしてもう一つ、ソムタムには「マナオ」なるタイの柑橘が入るのですが、日本ではなかなか手に入れにくい。その代わりにいろいろなレシピ本では「レモン汁」を使っていますが、レモンよりもより「マナオ」に近いと思われるのがこちらの「へべす」です。晩夏から秋にかけてが路地もののへべすが出回る季節。タイミングよく近所の八百屋さんで発見したので、買ってまいりました!

「トウモロコシと塩卵のソムタム ส้มตำข้าวโพดไข่เค็ม」 の作り方

こちらが「トウモロコシと塩卵のソムタム」の材料。

  • トウモロコシ
  • 塩卵
  • ミニトマト
  • ささげ
  • ニンジン
  • ピーナッツ
  • 干し海老
  • にんにく
  • プリッキーヌ
  • へべす
  • ナンプラー
  • ココナッツシュガー

タイ料理って何気に材料が多いのですよね。それが美味しさのポイントでもあるのですが。ちなみにトウモロコシは半分に折り、実が離れないようにそぎ落としましょうね。(←ここ、大事。)

1、クロックにプリッキーヌとニンニクを入れ、プリッキーヌが開くまでたたく。

2、インゲン、干し海老、ナンプラーとココナッツシュガー、へべすは汁を絞りながら加え、ココナッツシュガーが溶けるまでタムタム(=棒でたたく)する。

3、ミニトマトとにんじんを加え、軽くたたく。

4、最後にトウモロコシと塩卵を加え、さっくりと混ぜ合わせれば完成。

ソムタムはぜひキャベツとご一緒に。

甘くて実がプリプリのトウモロコシと塩気をまとったミルキーな卵、シャクシャクしたインゲンの歯触りとフレッシュなミニトマト。それらすべてを包み込むタイ料理特有の「甘酸っぱ辛い」味。もはやこのタイ料理は私にとって大いなる「夏の楽しみ」の一つです。

「ソムタム=青パパイヤ」一択ではもったいない!ぜひぜひこの「トウモロコシと塩卵のソムタム」もお試しあれ。

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yukko先生

タイ料理の鉄板!「ソムタム」と「ガイヤーン」、もち米と併せて完璧。

ソムタムとはなんぞや。

そもそも「タイ料理が好き!」というより、「タイ料理教室diidii」でのレッスンが楽しすぎて、続けて通ううちにタイ料理にはまった…という、タイ料理にちょっと変わったアプローチの仕方をしたワタクシ、それまで全く知らない&食べたことのない料理にレッスンで「はじめまして」することがしばしば。

今や好物の一つとなった「ソムタム」も然り、であります。この「ソムタム」とは、ウィキペディア先生によりますと…

ソムタム はラオスやタイで食べられる青いパパイヤを使ったサラダ。もともとラオスとイーサーンの料理であるタムマークフン が、変化を遂げながら南下し、タイ全域で広く食べられるようになった。現在では代表的なタイ料理のひとつとされている。 他にベトナムにも同様なものがあり、ゴイ・ドゥー・ドゥー(gỏi đu đủ)と呼ばれる。またマレーシアやミャンマーにも同様のものがある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A0%E3%82%BF%E3%83%A0

ということです。

ちなみにこのソムタムには様々な種類があり、日本で一般的に「ソムタム」と呼ばれる青パパイヤを使ったソムタムは本来「ソムタム・タイ(ソムタム・マラコーとも)」と言います。他には塩漬け卵が入った「ソムタム・カイケム」、これにトウモロコシも加えれば「ソムタム・カオポート・カイケム」(これも大好物!)、海鮮が入れば「ソムタム・タレー」、果物をソムタムにすれば「ソムタム・ポーラマイ」となります。基本の味付けは同じなので、材料を変えていろいろと楽しめる、それが「ソムタム」なのであります。

ソムタムが完成するまで。

この回で習ったのは王道の青パパイヤを使ったソムタム。よってまずはこのソムタムをソムタムピーラーで細い棒状にスライスします。

他に加える食材はこんな感じ。

キャベツはお皿に盛り付ける際に添える要員です。

まずはニンニクとプリッキーヌをクロックに放り込み、プリッキーヌが開くまでたたいたら、その後少量の青パパイヤを加えてさらにタムタム。

次に固い食材と調味料を加えて、ココナッツシュガーが溶けるまでさらにたたき、最後に残りのパパイヤとミニトマト、桜エビを加えて軽くたたいたら、ざっくり混ぜ合わせれば完成。

そしてソムタムといえば、ご飯はもち米に限る!

これがね、本当においしいのです。考えてみれば、タイでソムタムをいただく際に、もち米をオーダーしたことあったかな…。次回の旅では必ずやもち米をお願いしましょう!

イサーンの豚軟骨入りスパイシースープ「トム・セープ」

豚軟骨肉をじっくり煮込んだら、タイハーブをたっぷり加えてその良い香りを移した美味なるスープ、「トム・セープ」。レモン(本当はマナオ)の絞り汁とタマリンドという2つの酸味に「カオクアポン」なるイサーン料理でよく使う炒り米粉が入るのもポイント。他のタイスープにはない風味と味わいが特徴的なスープです。

スープを器に盛り付けたら、最後に数種類のタイ葉物を刻んでトッピング。そうだそうだ、こんなおいしいスープもあったわ。私が作るタイのスープと言えば「ほぼゲーンチュー、時々トムヤムクン」…となりつつありましたが、次回はこのスープ、作りましょう。そうしましょう。

ソムタム食べるなら合わせたい!簡単おいしい「ガイヤーン」。

そして、ソムタム、もち米と来たら、そこに合わせたいのは当然「ガイヤーン」。こちらの料理、作り方が様々ありますが、yukko先生のレシピは簡単でおいしいのです。もう何度もリピートしています。漬け込んで30分ほどで焼いてもよし、一晩置いたらそれはそれでまた旨し。もち米との相性は言うまでもなく最高。できれば炭火で焼きたいところですが、さて…。七輪でも買ってベランダでやっちゃうか。

「Cコース第5回」のレッスンメニュー。

毎回充実した内容で、おなかも心も満たされるレッスンですが、この回もまた「神」です。

  1. ガイ・ヤーン (鶏のハーブ焼き)
  2. ソムタム・マラコー(青いパパイアのサラダ)
  3. トム・セープ(タイ東北地方の豚肉スープ)
  4. カオニャオ(もち米 )

こうして記事を書いていたら、レッスンのこと、何よりそれぞれのお料理のおいしさを思い出してしまいました。これはフルメニュー、一気に復習だな。

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タイ料理図鑑 4)和え物・サラダ・ディップ

ズッキーニのソムタム(ส้มตำบวบ)

ズッキーニでソムタムを作る。

ソムタムは

  • ニンニクとプリッキーヌ
  • 干し海老や桜エビ
  • 炒ったピーナッツ
  • プチトマト
  • 調味料(ナンプラー/ココナッツシュガー/レモン汁)

これを基本として、メインの食材を加えればたいていソムタムになると思っております。今日はそのメイン食材をズッキーニにしてみました。

今日は冬のチェンマイ旅行で買った

ちょっと良きナンプラーとレモン汁の代わりに本場タイで加えるマナオ(柑橘)により近い「へべす汁」を使ってみました。

あとは材料を固いものから順にトントン。調味料を加えたらココナッツシュガーが溶けたのを確認し、柔らかい食材をまとめて加えて軽くトントン。で、あっという間に出来上がり。

パパイヤに比べると柔らかい食感、風味に癖もないのですが、それだけに海老やナンプラーの旨味がぐっと前面に出て、これはこれで美味。何より手軽に手に入る食材で作れるところがマル、です。

グリーンカレーも拵えて #おうちで作ろう タイランチ。

近所の八百屋さんが、旬のタケノコを茹でてお安く販売していたので、張り切って購入。その1/3を使って、グリーンカレーを作りました。いつ作ってもきれいに美味しくできるようになり満足。

この前の日に作ったいろいろ茸のヤムも加えて、おうちランチの完成。

具沢山で美味。飲み物的に、するする行けちゃう旨さです。

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クロックマイ(ครกไม้)

「クロック」あれこれ

我が家のソムタム用クロックたち。

いつもお邪魔しているタイ料理の先生のご自宅で初めてお目にかかった「クロック」なる調理道具。「サーク」と呼ばれる棒で中に入れた食材をタムタムして(叩いて)使います。その便利さからすぐに我が家にも導入し、用途に合わせていくつかの種類があるクロックを使い分けています。

  1. クロックヒン(石製の臼)
  2. クロックディンパオ(陶器製の臼)
  3. クロックマイ(木製)

左が「クロックマイ」

ソムタムを作る際には陶器製か木製のクロックを使うのですが、今日は先日チェンマイから連れ帰ったばかりの木製クロック「クロックマイ」をご紹介します。

ちなみに、このクロックマイを買ったお店の情報はこちらの記事にあります。

3度目のワロロットで心残りなし!そして友人と優雅な晩餐。【4日目③】 | タイはおいしい天国。

翌日の午前にはバンコクに移動するため、実質チェンマイはこの日が最終日。やり残しなし、心残りなしにしよう!と料理…

叩く・潰す・混ぜるをこの中で!

たっぷりとした深さのあるものを選びましょう。

タイ本国ではカビやすいとの理由からあまり使われなくなってきているとの話も聞きましたが、木の器好きとしてはどうしても手元に置きたかったのです。本当はもっと大きなサイズが欲しかったのですが、持ち帰りのことを考え、陶器製のものよりも一回り小さなサイズを選択。ということでこちらがチェンマイより我が家にやってきた「クロックマイ」です。

石製のクロックヒンでは粒胡椒やパクチーの根、プリッキーヌなど、様々な食材をペースト状になるまで潰すことができます。陶器製もそれに近い作業が可能かと思いますが、こちらのクロックマイでできることは柔らかめの食材をつぶすことと混ぜることのみ。実際には以下のようにつかいます。

トウモロコシのソムタムを作る。

これらの材料と調味料で作ります。

こちら、タムタムする前の段階まで準備した材料です。火を通したのはトウモロコシと玉子。残りの材料は生のままつかいます。インゲンも生。決して火を通してはなりません。(それをやるとインゲンがまあ汚い色になります)

ソムタムと言えば日本でもタイ本国でも青パパイヤを使った「ソムタムタイ」がメジャーですが、ソムタムの種類はそれだけにあらず。いろいろな食材で楽しむことができるのですよ。

まずはプリッキーヌ(生唐辛子)とニンニクをつぶします。唐辛子が開けばOK。

お次はインゲンとピーナッツと調味料。
ココナッツシュガーが溶け、ピーナッツが半分に割れるまでタムタム。
そこに人参とプチトマトを加えて軽くタムタムしたらサークは置いて…
最後に茹で卵ととうもろこしを加えてさっくり混ぜたら完成!

何を作っても大量になってしまう自分にはやはりもう一回り大きなクロックマイが必要だったか…。とりあえず、無事にトウモロコシと玉子のソムタム、完成いたしました!

せっかくなので出来立てをいただきます。

やっぱり美味しいとうもろこしのソムタム。夏が終わってしまうのが名残惜しい。

もうそろそろトウモロコシの季節も終わり。となるとこのソムタムもこれが食べ収めか。なんとも名残惜しいです。それにしてもパンチの効いた辛さとココナッツシュガーの甘味、ナンプラーの風味が相まって絶品!この後たまらず冷凍庫からもち米を引っ張り出し、レンチンして一緒にいただきました。ソムタムにはもち米が良く合います。

せっかくなのでもう一枚。

ここまで来たら、明日のお弁当はソムタムともち米を美味しく食べられる感じでいきたいな…とこの後、こちらも作りました。

北タイ料理の一つです。

タイ北部の名物料理の一つ、「ゲーン・ハンレー」です。これがまた甘辛な上にタマリンドの酸味も加わって癖になる美味しさなのです。全部で5食分作ったので、4食分は冷凍。今月は「困ったときのゲーン・ハンレー頼み」で仕事が忙しくなってもお弁当生活を続けられそうです。