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おうち修行 6)スープ・カレー

お魚団子でかさましトムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)

海老不足はお魚団子で補う。

今日は朝からトムヤムクンを作りました。なれど冷蔵庫に残る海老は3尾のみ。よって不足分はルークチン(お魚団子)でカバーしました。

タイ産の青パパイヤがやたら高い!フィリビン産はお安いのだけれど。

そして、最近インゲンがスーパーに並ばない日も出て参りました。ということで今季作れるのはあと1回か…と思われるソムタムタイも作ってみました。

ゴハンの盛り付けで手を抜く朝。

ゴハンについては保存容器をエイッ!とひっくり返したまま、というお粗末ぶり。朝の忙しさを物語っております。あー、とうとう通常営業が始まってしまったよ。タイ旅行が遠い昔のよう…。。。でも今年の年末には既にチェンマイ旅行を企画済み。それを心の支えに、ここからしばらく自転車操業状態となるであろうお仕事、頑張りますよ。それにしても…せっかくチェンマイのバーンセラドンで買ってきたお皿が泣いている。こちらの器たちを買った日の思い出は以下。

「ほしいものリスト」片手に市場&郊外へ!【2日目~買う編】 | タイはおいしい天国。

チェンマイはお買い物&美味しいものパラダイスな街でもあります。実際、チェンマイを旅すると決めた時、最初にしたこ…

あー、チェンマイに帰りたい。

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May先生

タイ料理らしい味、「ミャンカム」レッスン。

いずれも美味しく大好きなタイ料理ですが、タイ料理でなければ味わえない味というのがあります。このレッスンでならった3品はまさにそれ。そしていずれも本当に美味しくて感動!楽しく学んで、作ったお料理を全部平らげて帰って参りました。

「ミャンカム」ってどんな料理?

良き香りの「バイチャプルー」

「ミャンカム」とはバイチャプルーなる強い香りを持つ葉に、小さくカットした様々な食材を包んでいただくスナック的なヒトシナです。

こんな食材が準備されていました。

そしてこのお料理の美味しさの決め手はなんといっても添えるタレ!タイハーブと水をミキサーにかけ、そこにナンプラーやココナッツシュガーを加えて煮詰めて作ります。

まずはタイハーブと水をミキサーにかけて
鍋に移したら調味料を加えて
冷めたら幾分固くなることも計算し、ここまで煮詰めます。

そして最後に砕いたナッツを加えれば美味しいソースのできあがり。こうして準備した食材を美しくプレートに盛り付ければ、「ミャンカム」の完成です。

見目麗しきヒトサラ。

こちらのお料理はバイチャプルーを円錐状にして、その中に食材やソースを入れ、口に放り込みます。

こんな風に。

よく噛んで全体の味が口の中で融合した時が最も美味しい瞬間。癖の強い食材にしっかりとした味わいのソースがベストバランス!食べ始めたらもう止まりません。これ、美味しい!

ふわふわ食感がたまらない!「海老のホーモック」

ココット皿を使って簡単に、でも良いのですが、そこはMay先生、バナナの皮で器を作るところから教えてくださいます。

直径15センチってところかな。
葉は柔らかいものがベスト
これを2枚重ねて
4か所を楊枝でとめ、器に。
使っているのはタイのこんな楊枝。旅行に行く前に知りたかった!

続いては肝心の生地づくり。今回は海老のホーモックなので、たっぷりの海老が生地にも入ります。

まずは海老と調味料を攪拌
生地に粘度があることを確認しながらココナッツミルクを少しずつ加えます。

あとは作っておいた容器に具材を入れて上の生地をたっぷり流し込み、蒸しあげればOK。

ホーモックにもたっぷりのタイハーブ入り。
まずは器に具材を入れてから生地を流し入れます。
それを火が通るまで弱火で優しく蒸しあげればできあがり。

このホーモックのまた美味なることよ。海老の風味とココナッツミルクの優しい甘味、そしてナンプラーの癖のある塩味とが相まって、ごはんが超絶進む味に仕上がっています。早速海老とバナナの皮を買ってこなきゃ!今月中に復習する所存です。

おしまいは五臓六腑にしみわたるハーブたっぷりスープ。

たっぷりのガパオの葉入り。

このタイ風の肉団子入りスープは以前から好きで、具材をさまざまアレンジしては繰り返し作っているメニューの一つですが、こんなにシンプルなのは初めてです。

ガパオの味が堪能できるスープ。

具材がガパオのみ、な分だけその香りや味を存分に楽しむことができます。ミャンカムにしてもホーモックにしても複雑な味わいのお料理なので、このシンプルさがそれらと非常によくマッチしています。

このレッスンのお品書き

  1. バイチャプルーの一口スナック〈ミャンカム〉
  2. 海老のホーモック〈ホーモッククン〉
  3. 豚ミンチとホラパーのスープ〈ゲーンチューバイホーラパームーサップ〉

これらのお料理、必ず自分でも作りたいところですが、一人で食べるのはちょっともったいない。何かの機会に誰かに振る舞えたらいいな。

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yukko先生

肉厚の鯛を味わうスープ「トム・ヤム・プラー」

「トムヤム○○」、有名どころは「トムヤムクン」ですが、「クン=海老」以外の食材を使った美味しいスープはたくさんあります。このレッスンでは肉厚の鯛を贅沢に使った美味なるスープを取得します。

出汁ももちろん鯛で!

こんなに身がついているのだから、良い出汁が取れないわけがない。

このスープの出汁は身を外した骨でとります。シューっと細かな泡が上がる火加減をキープし、しっかり旨味を引き出します。

今回の具はエリンギとトマト!

淡白な魚がメインですから、その旨味の邪魔をしないような具材であれば、他の食材を加えても良いのかな、と個人的には思っています。例えば瓜系の野菜とか、大根とか。

これが極上のうまさ!

とにかくすぐに出来上がるので、器に盛り付けて緑をあしらったら温かいうちに食べましょう!

ココナッツミルク風味のごはんが想定外の美味しさ!

ただのごはんと思うことなかれ。

こちら、ご飯のプレートには鰺の干物をそえて。この味、なんと粉をまぶして揚げてあるのです。これ、タイ人が好きなスタイルだとか。そしてごはんはというと、これ、なんとココナッツミルクで炊いてあります。炊く際に一緒に加えたレモングラスの香りが移って美味しい!そして左下に見えるグリーンのソースは…

緑は唐辛子とピーマン。

こちらの緑野菜をすりつぶし、砂糖とレモン汁などを加えた「甘い」「酸っぱい」「辛い」が三位一体となったソース。驚くことなかれ、中でも際立っているのは甘味です。でもこれが未知なるおいしさ!

揚げた鰺はほぐしてゴハン、ソースと混ぜながらいただきます。

タイの家庭の味、小女子のサラダ。

美味しく作るなら美味しい小女子をゲットしましょう。

切った野菜と揚げたナッツ、小女子を調味料で和えるだけの簡単メニュー。

これがまた美味しい!

そして簡単なのに美味しい。ごはんのお供としてはもちろん、酒の肴にもぴったり。暑い夏、ビールと一緒に。おすすめです。

このレッスンのメニュー

  1. トム・ヤム・プラー(魚のスパイシースープ)
  2. カオ・マン・プリックキャオ(ココナッツミルクごはんと緑ディップ)
  3. ヤム・プラー・カオサン(小女子のサラダ)

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

このレッスンはいつも以上に簡単で、本当にどのお料理もすぐにできました。自宅での再現のしやすさ100点満点。早速今週、トム・ヤム・プラーを復習しようと思います。

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おうち修行

身近な食材で作るゲーンリアン(แกงเลียงกุ้งสด)

タイ南部のクリアなスープ「ゲーン・リアン」。野菜がたっぷりのこちらの味わいの決め手はピリリと効いた胡椒。本来は「ガピ(海老味噌)」や「ガチャーイ」というタイの生姜的なものが入るのですが、それらの食材を手に入れるのはなかなか難しいという方も多いかと思います。

そこで今回はできるだけ身近な食材で作る「ゲーン・リアン」を紹介します。もしもこれを食べてみて気に入ったら本格的な「ゲーン・リアン」にも挑戦してみてください。

材料(2~3人分)

  • 好みの野菜数種類
  • 海老…6尾
  • 粒胡椒…小さじ1/2(なければテーブル胡椒小さじ1/4程度)
  • ニンニク…2片(チューブのおろしにんにくでも)
  • ホムデン…2個(少量の玉葱でも)
  • ナンプラー…小さじ2(これだけは揃えてみてください!)
  • シーユーカオ…小さじ2(日本の薄口醤油でOK)
  • 鶏がらスープの素…小さじ2
  • 水…800cc

作り方

  1. 野菜をひと口大もしくは大きめの角切りにする。ここは好みで。
  2. 海老は殻を剥いて片栗粉と少量の塩、水少々を加えて汚れを揉みだし、流水で洗って水気を拭いておく。
  3. 海老のうち2尾を尻尾の殻もとって細かくきり、ニンニク、ホムデン、胡椒とともにクロックヒン(石臼)で叩き潰す。包丁ですべての材料をミンチにして混ぜてもOK。
  4. 鍋に水、すべての調味料、野菜、3を全て入れて火にかけ、海老ペーストがほぐれるように沸騰するまではよく混ぜ、その後固い野菜に火が通ったら海老を加え、海老の色が変わるまで煮たら完成!

1の野菜を切りました、の図。
こちら石うすでペーストを作ります。工程3。
はい、細かくなりました。
4のすべての材料を鍋に入れたの図。
今回はかぼちゃに火が通ったところで海老投入。

「バイメンラック」を本当は入れたい!

もっと具沢山でもよかったなぁ。。。

こちらのスープ、タイでは「バイメンラック(へアリーバジル)」と呼ばれるハーブを最後、海老と同時に加えます。レモングラスのようなさわやかな風味で香りがよく、美味しいのです。私も今回加えたくてあちこち探し回ったのですが手に入れることができず、スイートバジルにしてしましました。

これ、どうしても…というわけではないので、レシピには加えていません。野菜を切った図の白いトレー右下に見えるレモングラスも同じく。これを入れてしまうとハードルが一気に上がってしまうので。ちなみに、ドライのレモングラスは全くの別物といってもいいぐらい風味が違うので、それを入れるなんてこともしなくてOKです。胡椒のスパイシーさが癖になる「ゲーン・リアン」、ぜひお試しを。

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yukko先生 タイ料理修行

「カオ・クルック・ガピ」は上品でダイナミックな一皿。

見目麗しい「カオ・クルック・ガピ」

「ガピ」って何?

こちらが「ガピ」

タイならではの調味料の一つに「ガピ」があります。タイに行くと「海老味噌」という名で売られていたりします。オキアミに塩を加え発酵させて作る発酵調味料です。それだけに独特の風味がありますが、塩辛など、海産物を発酵させた食品に馴染みのある日本人であれば抵抗なく受け入れられる風味だと思います。

美味しさの肝は「ムーワーン」とたっぷりの野菜。

こちらが材料

このお料理はガピを混ぜ込んだごはんを中央に置き、その周りにいろいろな野菜を並べます。それも美味しさの肝ではありますが、それ以上に豚肉の角切りをココナッツシュガーやナンプラーなどで甘辛く煮込んだ「ムーワーン」が重要。これを作るのに割と時間がかかりますが、たっぷり作って冷凍もOK。よって、まとめて作り置きするのがお薦めとのこと。

ガピ風味の「カオ=ごはん」といろいろな食材を「クルック=混ぜる」していただきます。

こんなにきれいに盛り付けたのに…

この美しき絵図を壊すのに抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、このお料理はこれらを全部豪快に混ぜてからいただくもの。そこに迷いは禁物。すべての食材の美味しさが混ざり合い、極上の味になるのです。

このレッスンのメニュー

デザートも含めて3品作ります。

この「カオ・クルック・ガピ」のレッスンで作る全メニューは

  1. カオ・クルック・ガピ(ガピと野菜の混ぜごはん)
  2. トム・ジュー・サライ(海苔のスープ)
  3. ウン・マムアン・ガティ(マンゴーとココナツのプリン)

以上の3品。

海苔のスープ。卵豆腐もおいしいよ。

いつもなら本格的に鶏ガラを煮込んでスープを取るところから作るのですが、こちらは簡単に鶏ガラスープの素で。玉葱にさえ火が通ればOKなので、本当にすぐ作ることができます。

マンゴーとココナッツのプリン

タイ料理はデザートだって自分で作っても美味しい。固すぎず柔らかすぎずの絶妙な食感がたまりません。

タイ料理レストランでもこの「カオ・クルック・ガピ」を出しているところはそう多くありません。美味しいのになぁ。ほんのり甘い混ぜごはん、タイ料理がお好きならぜひ一度お試しを。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。