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6)スープ・カレー

トムヤムプラー(ต้มยำปลา)

2種類の「トムヤム○○」

「トムヤム」と名の付く料理と言えば「トムヤムクン」が有名でしょう。辛味、酸味、甘味が渾然一体となった赤くミルキーでコクのあるスープ。私も大好きです。

実は私たちがよく知る「トムヤムクン」、正式には「トムヤムクン・ナーム・コン」と言います。「ナーム・コン」とは「濃い水」という意味。そしてもう一つ、日本ではあまり知られていないのが「トムヤムクン・ナーム・サイ」です。この「ナーム・サイ」にはココナッツミルクが入らないため、スープは透明で、素材の味はもちろん、辛味や酸味がダイレクトに感じられます。

今回ご紹介するのははすっきりした「ナームサイ」バージョンの「トムヤムプラー」。とても美味しい鰤がメイン食材なので、その美味しさを前面に出したく、クリアスープのトムヤムを選択しました。

「トムヤムプラー・ナーム・サイ」の作り方

まず始めに、鰤のアラとレモングラス、バイマクルーを煮立て、出汁を取ります。

鰤からシュワーっと細かな泡が出続けるぐらいの火加減をキープすること30分。

できあがった出汁を濾して別の鍋に入れ、そこに鰤、エリンギ、タイハーブと調味料を加え、鰤に火が通ればできあがり。

万能ネギとパクチー、唐辛子を入れた器に、完成したスープを注ぎます。

旨いなー、文句なしに旨い。そしてこちらのクリアスープも日本人のみなさま、好きだと思うんだけどなー。この美味しさをぜひ多くの方に知っていただきたいです。

ちなみに、この作り方はあくまでも一例です。もっとたくさんのレシピがありますので、気になる方は検索してみてください。

このペンシー先生の本には「ナーム・コン」と「ナーム・サイ」2種類のトムヤムクンが紹介されています。海老を魚に変えれば「トムヤムプラー」になりますよ。

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yukko先生

日本の食卓にさらりと出せるタイ料理「魚と姫竹の子炒め」レッスン。

タイの姫筍缶×魚の組み合わせ、これウマシです!

タケノコのことをタイ語では「ノーマイ(หน่อไม้)」と言いますが、その筍を使った炒め物なのに料理名は「 パット・プラー・ボーラン 」と言います。「パット(ผัด)」は「炒める」、「プラー(ปลา)」は「魚」、で「ボーラン(โบราณ)」は何かというと、「古代」という意味の語です。昔からある、要は日本で言うところの「おばあちゃんの味」的な意味合いが「ボーラン」にはあると思われます。

それだけにタイ料理にしては(←ここ大事)手軽に作れて、特別感はないけれど、間違いなく万人受けする味です。

「簡単」に「タイ料理にしては」を付けたのは、小麦粉をまぶした魚の切り身を一度揚げた後に炒めるから。タイ料理で肉や魚を使った炒め物を作る際、その食材をこうして先に揚げておくパターン、多いんだよなー。タイ人本当に揚げ物がお好き。

でもこのひと手間によって食材に味が絡みやすくなり、香ばしさと良き食感も加わって料理をよりおいしくするのですよ。手間をかけるのにはそれだけの理由があるんだな。

一度で二度美味しい、タイ式のワンタン作るべし!

完全にピントを外した…

タイの麺料理にこのワンタンがのっているのを見かけることがあります。パリッと香ばしく揚がったワンタンは食感が単調になりがちな麺料理の良きアクセントとなり、また香ばしい風味も添えてくれます。

このワンタンは皮のパリパリ感を楽しむものでもあるので、決して肉餡を詰めすぎてはいけません。欲張り厳禁。でこの揚げワンタンは実はおまけでして、このワンタンを作ったメインのお料理はこちらでした。

つるつるとしたワンタンの喉越しを楽しむスープ。一度にたくさん作り置きしても冷凍しておけるのがまたいい。揚げてよし煮てよし、なワンタンは冷凍庫に常備しておきたいランキング上位の優秀おかずです。

「ヤム・アップン」という名ながら、サーモンがメインという不思議。

このレッスンの3品目は「ヤム・アップン」です。「ヤム(ยำ)」は和え物、サラダという意味。「アップン(แอปเปิ้ล)」は説明するまでもなくリンゴのことです。

で、リンゴのサラダと言いながら、こうして大量のサーモンをのせるのを見ると、タイ料理の名前ってどうなってるの?と思ってしまいます。

それはさておき、こちらのお料理、タイのヤムの基本の味付けがリンゴにもサーモンにも良く合う上に、その二つの食材の組み合わせがまた良いんです。このビジュアル、パーティー料理にもぴったり。そう書いている本人はパーティーとは無縁の生活であるため、もっぱら一人で作っては一人で食しているんですけどね。個人的にはちょっと自分にご褒美をあげたい時に作るとっておきメニューの一つです。

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May先生

手作りペーストで仕上げた極旨「パネーンムー」

「旨さを取るか、筋肉痛を取るか。」もちろん秒で筋肉痛を選択!でたたきまくった手作りパネンペースト。

これまで数々のカレーを習い、そして作ってきたタイカレー。その中で分かってきたこと。カレーペーストもやはり手作りが美味しい(←当たり前)。でも自分で…となるとなかなか勇気がいります。今回であれば13種類もの食材を、固いものから順にクロックヒンでたたいて、滑らかになったら新たな材料を加えて…と30分はゆうにかかります。

でも料理教室であれば数人で交替しながら鼻歌交じりにタムタム。そして完成する、という素晴らしさ!とか言いつつ、今回は後半を私が担当いたしまして、気づけば15分は胡坐をかいて石臼でトントンやっていたかと。そうして先生からOKがでたその嬉しさから、上の写真を記念に撮りました。

「家で作るときはミキサーで美味しくできるわよ。」と先輩がおっしゃっていたので(※決してMay先生ではない)、私も自宅にて復習する際にはそうさせてもらおうと思っています。

パネンムー(พะแนงหมู)の美味しさはペーストと炒め方、煮込み時間にあり。

パネーンは基本、具材は肉のみ。よってその肉をどれだけジューシに柔らかく仕上げるかにその美味しさがかかっています。ココナッツミルクの脂肪分をしっかり炒めたら、焦げ付かないように注意しつつ、肉から水分がでてしっとり艶やかになるまで炒める。その後は水分を加えてじっくり30分ほど煮込む。最後に味をつけて、タイハーブを加えてさっと火を通せば出来上がりです

こうして完成したパネーンムー、肉が口の中でほどける柔らかさ。そして手作りペーストで作っただけに、濃厚な甘みのあるソースの中にも爽やかな香りが感じられて極旨。一度この味を知ってしまうと、市販のペーストに戻れなくなりそうで怖いです。

簡単なのにとても美味しい!ゆで卵のディップ

タイ人にとってディップは、きっと日本人にとっての味噌汁みたいなもの。いろいろな野菜をたっぷり美味しくいただくための日常食。

ということで、このレッスンでは茹で野菜をたくさん準備しました。野菜好きにはたまらない図。

まずは焼いた赤唐辛子と赤ピーマンをクロックヒンでたたきます。「一体感が出る、これぐらいまでたたいてくださいね。」と先生がせっかく見せて下さったのに、先生の美しき手にピントを合わせてしまったボケナスは私です。

続いては、同じく焼いたニンニクとホムデンを加えてタムタム。

この後ゆで卵の白身と調味料を加え、全体をよく混ぜたら卵の黄身をクロックの中ですりつぶすようにしながら混ぜ込みます。

ちなみに、卵の茹で加減はこれぐらい。ちゃんと先生から卵の状態と茹で時間を教えていただいたので、きっと自分でもこんな風に茹でることができるはず。

そうしてできあがったディップはまろやかな中にも柔らかい酸味と辛味があって、うまいうまい!この味を知ってしまったら、もう野菜にドレッシングなんて使えません。これは今後繰り返し作ること確定です。

キノコたっぷりスープがこの回の料理にベストマッチ。

このスープ、なんと鍋に水とホムデン、タマリンドとたっぷりのキノコを入れたら一切触らず火にかけるだけ、という超絶簡単メニュー!

もちろん仕上げにはタイハーブ各種と調味料を加えますが、でもそれだけ。

キノコの旨味を存分に味わえるスープの完成。これがコク旨なパネーンカレーや卵のディップに良く合う!

タイ料理教室に行くたびに「私の食べたかったものはコレだった!」と感動しきり。思うに、本当に美味しいタイ料理はレストランではなく、料理教室にあるのではなかろうか。

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1)野菜・果物

カー(ข่า)

トムヤムクンには必須!なタイ食材「カー」。

英語名「 Galangal(ガランガル)」、日本語では「南姜(なんきょう)」と言うそうですが、私はタイ料理を習って初めてこの食材にお目にかかりました。

「カー」は タイの他、ベトナムやインドネシアなどでも用いられる食材で、ショウガ科の植物の地下茎。ただし、ショウガ科とはいっても、日本で一般に流通している生姜とは食感も(食べないけど)風味も別物。よって、「カーがないから代わりに生姜を使おう!」なんてことには絶対になりません。

「カー」の使い方。

先にも述べたようにこの「カー」、タイ料理ではトムヤムクン、トムカーガイといったスープを作る上で欠かせません。数ミリ厚の輪切りにしたカーを、こうしてレモングラスやホムデンなどと一緒に煮込み、その香りをスープに溶かし込みます。

ちなみにこの中で食べられるのはホムデンのみ。レモングラスとカーは器に盛り付けられていたとしても残しましょうね。

タイ料理を知らなかった頃は、器に入っているものは全部食べられるのかと思い、口に入れてしまったこともありました。噛んでみてすぐに、「これ、食べられぬヤツ。」と分かりましたが。

「カー」の保存方法。

これが冷凍庫で保存中のカー。この通り、色も変わらず。

この「カー」、ホムデンやレモングラスに比べると使用頻度は低めです。 しかも劣化が早く、1個買っても新鮮なうちにすべて消費するのは無理な話。

そこで私は、カーが新鮮なうちに皮を剥いて輪切りにし、すぐに冷凍してしまいます。しかもこうしておけば使いたい時に使う分だけ取り出せばOKなので、調理の時短(ちょっとだけど)にもなります。

おまけメモ。冷凍庫にいれて2時間ほどしたら一度容器をガサガサ振っておくと、輪切りにしたカーがバラバラになった状態で凍るので、後で使うときに取り出しやすいですよ。

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yukko先生

簡単・美味しい・おしゃれな「ヤムヌアアグン」と名前が可愛い「カオタン・ナータン」!

牛肉とブドウのサラダ「ヤムヌアアグン」

今日はひと月ぶりとなる「タイ料理教室diidii」でのタイ料理レッスンでした。こちらは「ヤム・ヌア・アグン」。「ヤム=和え物」「ヌア=牛肉」「アグン=ブドウ」。「ヌア」は肉全般を指す一方で、「ヌア」と言えば「牛肉」のことなんだそう。

好みの焼き加減で仕上げた牛肉を薄いそぎ切りにしたものに「ヤム」の基本のドレッシングを絡め、そこにブドウ、レモングラス、バイマックルー、ホムデンを合わせた簡単タイ料理。なのにこれが美味しくて見た目も豪華!パーティー料理なんかにも使えそうな、素敵タイ料理です。

「カオタン・ナータン」って名前が可愛すぎる!タイ式「おこげのディップ」

タイには多様なディップがありますが、こちらはサップした豚肉、海老などが入ったココナッツミルクベースのもの。このお料理のためのペースト作りからスタートのため、なかなか手間がかかりますが、甘味、塩味、酸味が融合したコクのある優しい味わいを一度知れば、それでもまた作りたくなること間違いなし!

そしてこのレッスンにておこげの揚げ方もマスター。こちらは他の餡かけ系のお料理にも活用できそう。この冬はおこげ料理が増えるな。

三人の王様のスープ「ゲーンチューサームサカト」はさすが王宮料理!の上品さ。

三品目は王宮料理に数えられるスープです。

下茹でした鶏肉と豚肉、そして生の海老を「チャイポーワーン(タイのたくあん)」で結び、石臼でサップしたニンニク・パクチーの根・白胡椒を加えた鶏ガラスープを煮立てて優しく火を通し、調味料で味を調えました。

これが雑味のないすっきりとした味わいのなんとも上品なお味。さすが王宮料理。なによりこのゲーンチュー、美味しい。メイン食材も「チャイポーワーン」で束ねられたことで同時に口に入ることになるわけですが、この3種の食材を同時に味わうところも美味しさのポイント。面倒と言わずに習った作り方でちゃんと復習することにします。

今回習ったタイ料理は特に自分好みのものばかり。まずは牛肉とブドウのサラダから、早速作ってみようと思います。

翌々日に早速復習!お弁当にもイケル「ヤムヌアアグン」

庶民価格のブドウと牛肉を準備し、翌々日には早速復習。お気に入りの漆の弁当箱にたっぷり詰めました。

高級食材を使わなくとも十分美味しいヤム。ボリュームたっぷりの牛肉のおかげでヤムなれど、しっかりお腹が満たされます。ブドウの美味しい季節にあと何回かは作ろうと思います。

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yukko先生

ソフトシェルクラブは黒胡椒炒めも美味しい!「プーニム・パット・プリックタイダム」

プーニムでタイ料理はじめを懐かしむ。

こちら、yukko先生おすすめの下処理がきちんとなされたプーニムちゃん。今回は1年と10ヶ月前に参加した料理教室の備忘録になります。

yukko先生の教室にお邪魔するのは2度目、というタイ料理ド素人の当時、まだまだ緊張していたのか、このレッスンで撮影した写真は完成した料理のみ。

この「プーニム」からタイ料理にはまったんだよなあ…と思うと、私にとっては非常に重要かつ思い出深い食材です。

そしてこの後、様々なタイ料理店に行くも、このプーニムを出してくれるところってなかなかないことを徐々に知ることとなります。つまり、日本で本場の美味しいタイ料理を味わいたいならdiidiiに行くべし!ということ。私が通い続ける理由の一つです。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

タイ料理教室diidiiの「本格タイ料理Gコース第3回」は蟹の黒胡椒炒めを作りました。

「プーニム」と聞いてまず思い浮かぶタイ料理は甘辛でクリーミーなカレー炒め。

これはこれでもちろん美味しいのですが、黒胡椒の風味と辛味を効かせた炒め物も大人味で美味!

https://www.instagram.com/p/B-wopT0HNgP/

実はこの炒め物、予算の関係上プーニムで再現したことはなく、いつもこんな感じで手に入りやすい海鮮食材で作っています。美味しく作るポイントは面倒だと思わずに魚介類は粉をまぶして揚げること!この一手間でかなり本格的な味に仕上がります。

ゲーンリアンはこの回で習っていたのね。今日も食べたわ。

ゲーンリアンは一口大よりやや大きめに切った野菜がたっぷり入ったタイ南部のスープ 。タイの海老味噌「ガピ」の発酵食品特有の風味と胡椒の辛さが効いていて、個人的に大好きなスープの一つです。今ではもはや…

https://www.instagram.com/p/CFLrm46n5_k/

冷蔵庫の余った野菜消費に一役買ってくれるタイ料理となっております。

そしてもう一品が「 ム-・マナオ(焼き豚のレモンソース)」って豪華すぎるでしょ。

「ムー」は豚、「マナオ」はタイの柑橘。こちら、火を通した豚肉にマナオソースをかけたお料理です。 豚は薄切肉を軽く茹でて盛り付け、そこにソースをかけていただくのが定番のスタイル。

でもyukko先生から習ったのは少し厚めの豚肉をソテーして、茹でたカナー(青菜)を敷きつめたお皿に盛り付け、ソースをかけるというもの。調理法と食材をちょっと変えるだけでおもてなしにも使える一皿に昇華!

ただ今冷蔵庫にマナオによく似た日本の柑橘「へべす」があるので、週末にでも久しぶりに作ってみようかな。

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ミャンマー料理

ミャンマーの国民食「モヒンガー」を習ってみたよ。

「モヒンガー」はミャンマーの麺料理です。

「モヒンガー」はミャンマーの国民食とも言える麺料理。麺は米麺、食べるのは朝が多いとのこと。とはいえ、作るのが結構手間なので、平日の朝は外で買って食べ、週末は家族みんなでワイワイ楽しく作って食べるのが定番だとか。

そのモヒンガーを川越まで遠征し、ミャンマー出身のレレ先生より習って参りました!

モヒンガーのトッピングはこんな感じ。

なんでしょうね、この既視感。タイ料理でもトッピング具材としてお馴染みのものばかり。刻んだささげと小ネギ、パクチー、それからライム。

ちなみに、ヤンゴン近辺ではパクチーをトッピングするところを、その他の地域ではパクチーではなくミントをのせることが多いのだとか。

そしてこちらは手間暇かかるグループ。手前からひよこ豆の天ぷら「ベイチョウ」、それからターメリックを入れた油で揚げたガーリックチップスに、 鯛とレモングラスを香りよくカリカリになるまで炒めた「 ガーサベリンチョウ 」。本場ミャンマーではナマズを使うそうですが、ここは日本ですから鯛で代用。えらく豪華な代用です。そして日本でも麺類のトッピングとして定番のゆで卵。これらを全部乗せて、混ぜながらいただくモヒンガーは絶品でした。

手間暇かかるトッピングの作り方。

こちら、ひよこ豆の天ぷらは豆と薄力粉に水を多めに入れ、かなりさらさらな状態のものを熱した油にいれ、揚げていきます。こんがりきつね色になったらOK。

お次はガーリックチップス。薄くスライスしたニンニクを、ターメリックを入れた油で揚げていきます。ニンニクを鍋に入れたら手を休めることなく混ぜ続けるのがポイントだそう。

そして良い色になったら、なんと!鍋底を冷水に当て、鍋ごと冷ますという大技が繰り出されました。これにはびっくり。なるほど、確かにこうすれば熱が入りすぎて焦げる心配なし。あとは油をしっかり切れば完成です。

作るのに一番時間がかかったのが鯛とレモングラスのフレーク。レモングラスの上にターメリックをまぶした鯛の身、アラを蒸し煮にした後、身と皮、コラーゲンを細かくほぐすのですが、その後小骨やうろこを丁寧に丁寧に取り除きます。その方法がまたユニークなのですが、残念ながら写真なし。先生はなんと3回も小骨チェックをしていらっしゃいました。

もう小骨は完全に取り切った!となったところで炒め作業。みじん切りにしたレモングラス、ニンニク、ショウガ、ターメリックを香りが立つまで炒めたら鯛を加え、水分が飛んだところで味付け。

このフレークは半分ちょっとをスープを煮込む際に加え、残りをトッピング用として取っておくのです。

美味しくないワケがない!手の込んだモヒンガーのスープ。

大鍋にたっぷりの水を準備し、そこに魚醤と塩、ターメリック加えて火にかけます。

沸いたところでエシャロット、レンコンを加えて具材が柔らかくなるまで煮込み、仕上げに砕いたピーナッツ、そして先の鯛フレークを加え、味を調えます。

「モヒンガー」、コクがありつつも優しい味、何杯でもいけちゃうおいしさでした!

完成までおよそ2時間を要した「モヒンガー」でしたが、これが美味しかった!まずスープが美味しい。根菜類の甘みと鯛フレークから出たうま味が溶け込んだスープは飲み干すことが前提の優しい味付け。トッピングした具材と混ぜながらいただくのですが、途中ライムを搾って味変。あまりにも美味しくて2回もおかわりしちゃいました。

国民食というだけあって、その作り方は地域やはたまた家庭によって様々あるとか。そう聞けば、いろいろなモヒンガーを食べてみたくなりますよね。まずは東京のミャンマー料理店を巡ろうかな。そしていつかは本場ミャンマーで!また行きたい国、やりたいことが増えたぞ。

ウェルカムドリンクとデザートも美味。

本日の東京は34度。川越もおそらくそのぐらい。しかも湿度が高く不快指数マックスの中、最寄り駅から先生のお宅まで徒歩で向かいました。あげく某Gマップが不親切で、先生のご自宅が正しく表示されず迷子になってしまい、炎天下に30分は歩きました。。。そんなわけでヘトヘトで先生のお宅にたどり着いたわけですが、そんな私を見て先生がすぐに出してくださったのがこちらのソルティレモネード。もちろん手作りです。汗をかく今の季節にぴったりのドリンク。おかげで生き返りましたよ。

そしてこちらは食後のデザートのココナッツミルクゼリー。美味しいのはもちろんのこと、この見た目の涼やかなこと。今度作ってみよう。

家庭菜園がやりたくなった本日。

帰り際には先生の家庭菜園まで見せていただいちゃいました。こちらはミャンマー語で「チンバウン」、酸味が特徴的な「ローゼル」です。タイでは花が咲いた後のガクの部分を乾燥させたものを煮出して、ハーブティーとしていただきますが、ミャンマーではこの葉を炒め物に加えたり、スープの具材にしたりと、野菜として食すとのこと。

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いよいよ短い夏休みも終盤。今日はずっとずっと食べてみたいと思っていたラペ子さん @burmese.tokyo のミャンマー料理をいただきに、渋谷へと行って参りました。  酸味のあるローゼルの葉を混ぜ込んだごはんや、海老ととうもろこしのフリッター、今が旬のオクラを使った料理に、フムス、ミャンマー式の和え物、酸っぱ辛いディップソースなどなど、手の込んだ料理ばかりがずらりと並んだプレートはもはや芸術✨しかもどれも美味しくて、あっという間に完食。  ミャンマーティーもおかわりして、締めのデザートまでフルコースを堪能。  本当に良い時間を過ごしました😊ラペ子さん、おいしいミャンマー料理をありがとうございました💕✨  明日高田馬場に #ラペソー 買いに行こうかな。  #おべんとう記録 #タイ料理 #料理好きな人と繋がりたい #豊かな食卓 #foodporn #instadaily #อาหารไทย  #กล่องอาหารกลางวัน  #อาหารกลางวัน  #ミャンマー料理

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実はそのチンバウンを使ったミャンマー料理、つい先日食べてきたばかりなんですよね。この葉っぱがそうか、と理解。

そしてこちらはミャンマーのヘチマ。日本では小学校でこれを育てて、観察日記をつけ、最後は何やら手を加えてヘチマスポンジを作る、というのが定番ですが、このミャンマーのヘチマは食用です。収穫はもう少し先だそうで、その時期にはこのヘチマ料理のレッスンも開催予定だとか。

初めて作り、初めてしっかり食べた「モヒンガー」でしたが、想像の斜め上を行くおいしさに感動しました!

【英語】ミャンマーの国民的な料理 (ミャンマー料理のTadaku料理教室)

好きな外国の料理・文化・言葉を体験しよう!Tadakuは、外国人の自宅で、英語や日本語を使って、外国人と楽しくお話しながら学ぶ料理教室です。日本でホームステイみたいな体験ができる!

ちなみに、私が参加したレッスンはこちらです。興味のある方はぜひ、先生のページを覗いてみてくださいませ。

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yukko先生

ベジの冷製スープ「トム・ヤム・ロー」

種類が多い!ベジタリアン

以前は「ベジタリアン」と言っても言葉を知っているだけでしたが、あるとき友人になったアメリカ人がベジタリアンだったことをきっかけに、関心を持つようになりました。彼女は完全菜食主義のいわゆる「ヴィーガン」ではなく、卵と乳製品はOKな「ラクト・オボ・ベジタリアン」でしたが、それでも今からかれこれ20年前に、彼女を連れて外食をする際にはお店選びに苦慮しました。

ベジタリアンの種類については、改めて私がここに書くよりも、上記のページに詳細がありますので、ぜひぜひご覧ください。

さて。そのベジタリアン料理のタイ料理バージョン、なんとyukko先生のところでも習うことができるのです。しかも暑い夏にふさわしいメニューを「夏のスペシャルレッスン」ということで教えていただきました。

火にかけずに作る「生」のトムヤムスープ、「トム・ヤム・ロー」。

こちら、「トムヤムロー」のペーストの材料です。これらの食材を適当な大きさに切り、水気の少ない物から順に石臼で叩き潰していきます。食材がしっかり潰れたら調味料を加えて混ぜれば、ペーストの完成です。

あとは先のトムヤムペーストにさらに調味料を加え、ココナッツウォーターやタイハーブ各種、お野菜を加えればこの通り。

他では絶対に味わうことのできない「トム・ヤム・ロー」のできあがり。口にすると生だけに、タイハーブの香りがダイレクトに来て、今まで食べてきたタイ式スープとは異なる味わい、おいしさを堪能できます。しかもこのスープ、個人的にはデトックス効果もあると感じています。夏の暑さに胃腸も疲れ気味、なんて時には最高です。

夏のスペシャルレッスンのメニュー

この夏のスペシャルレッスンでは以下の5品を作ります。

  1. トムヤム・ロー(ローのトムヤムスープ)
  2. タム・ファクトーン(かぼちゃのディップ)
  3. エリンギ焼きのレモングラスソース
  4. トムヤムドリンク
  5. タイ米のミックス玄米ごはん

タム・ファクトーン(かぼちゃのディップ)

エリンギ焼きのレモングラスソース

トムヤムドリンク

タイ米のミックス玄米

個人的には「エリンギ焼きのレモングラスソース」が好きで、もう何度か自分でも作っています。

この「夏のスペシャルレッスン」、今年は8月20日(木)、21日(金)、22日(土)と3日間連続で開催されるようです。ベジタリアンの方にはもちろん、ちょっと変わったタイ料理を習ってみたいという方、巷のレストランでは食べることのできないタイ料理を食べてみたい!という方にもオススメします。

2020年8月のスケジュール&オンラインレッスン | タイ料理教室diidii 東京池袋

 2020年8月のレッスンスケジュールです。今年の夏は、遊びに行けない夏ですね・・・そんな時は、ご自宅でタイ料理を作って気分転換、リフレッシュしてください!8月は、ガパオ&とうもろこし特集~~~!3種類のガパオ炒めと、とうもろこしを使った料理あれこれをご紹介します。夏のスペシャルレッスンもあります。お好きなメニュー、ご都合の良い日に、単発でお申し込みください。各レッスンとも昼 11:00~14:30夜 18:30~21:30参加費 5000円 / 5500円/