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2024年8月_星馬泰☆三国縦断ひとり旅

シンガポール~モスクの静寂からリトルインディアの活気まで。【2日目①】

スルタンモスクの静寂に包まれて、頭痛治りました。

前日の激しい痛みは治まったものの、スクートの中で食べたトレジャーライスを最後に水以外口にしていないし、ずっと真っ暗な世界に引きこもっていたためちょっとクラクラ。若干の不安を抱えつつも「動いているうちに元気になる(はず)」と思い切って外に出てみました。

やってきたのはこちら。 カンポン・グラム地区にあるサルタンモスク。その金色のドームの美しさはまさに圧巻。雰囲気のある街並みもこのモスクの魅力を引き立てていて、ついつい写真をいっぱい撮りたくなります。

ところが、いざ中に足を踏み入れると、外の賑やかさが嘘のように静寂が広がっています。この静謐な雰囲気が病み上がりの体に沁みる沁みる。

今回、ラッキーなことにシンガポールに住んでいる友達が、現地のイスラム教徒のお知り合いを紹介してくれて、モスクのことをいろいろ教えてもらえました。

イスラム教では1日に5回「サラート」と呼ばれるお祈りの時間がある、ということは知っていて、大変そうだな…と正直思っていました。ただ、現代の生活ではどうしても都合がつかない時もあるそうで、その場合は少し時間を調整して祈ってもいいんですって。 意外と柔軟。

ここでの癒し時間ですっかり元気になり一安心。よかったよー(涙)。

シンガポールの魅惑的な飲み物「テータリック(Teh Tarik)」

タイティーを彷彿とさせる甘いミルクティー、テータリック。この飲み物はシンガポールだけでなく隣国マレーシアでも好まれているとのこと。紅茶の深い味わいとクリーミーなミルクが絶妙に絡み合い、一口飲むごとに幸せが広がります。 カロリー高いんだろうなとの思いがかすめはしても、ついつい飲んじゃう悪魔的な美味しさ。って、丸一日飲まず食わずの直後に口にするものでもない気はしますが、何かあったら支えてくれる友が隣にいる心強さも手伝って、「イケる!」と踏んで注文しました。

テータリックの特徴はその注ぎ方にあって、高い位置からカップに移す際のパフォーマンスが、飲み物に空気を含ませて泡立ち、クリーミーで滑らかな口当たりを作るんだとか。このお店の店員さんもやってたかな…どうだったかな。記憶にない当たり、やはりまだ病みから上がり切っていなかったと思われます。

リトルインディアの魅力的な市場

サルタンモスクを後にし、最寄りのブギス駅から地下鉄に乗り向かったのはリトルインディアにある「テッカセンター」。たった一駅の移動なのであっという間に到着。

どこの国でも市場は楽しい。並ぶ野菜や魚は新鮮そのもの。ここは観光客よりも地元の人が多く利用している印象です。

色とりどりの食材やスパイスがずらり。この景色、大好き。

そしてこの市場で一番楽しみにしていたのはこちらのスパイス屋さん。メインの食材を言うと、それに合ったミックススパイスを調合してくれるんです。

今回は定番のチキンカレー用のスパイスをオーダー。作り方も聞いたので、日本に帰ったら作ってみるのが楽しみです。

テッカセンターの2階は衣料品店がずらりと並んでいます。私もいつか1着誂えてみたいな。

シンガポールを再訪する際にはぜひまた行きたい場所の一つです。

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7)調味料・香辛料

木棉のガク(ドークギュウ/ดอกเงี้ยว)

北タイ料理で使われる特徴的なスパイスの一つ、 ดอกเงี้ยว 。

北タイ料理には様々なスパイスが使われます。東北や中部、南部では使わないようなものもちらほら。その一つがこちらの「 ดอกเงี้ยว 」です。発音をよく聞くと「ドー(ク)ニィャオ」と聞こえる気が…もうタイ語をカタカナで表現するとか無理。

この「ドークギュウ」は「キワタ」という花のガクの部分を乾燥させたもの。「キワタ」は中国や台湾にもあり、その花を市花としているところも複数あるようです。また花はお茶として楽しむそうなので、おそらく中華圏ではこれを食す文化を持つ地域があるのではなかろうか…と推察しています。

ドークギュウの食べ方。

北タイ料理でこのドークギュウを使った料理といって思いつくのはこれです。

私の好きなタイ料理の一つ、カノムチンナムギョウ。

カノムチンナムギョウについては、ひとまず上の記事を見ていただければと思うのですが、チェンマイでは専門店や屋台などもあって、あちらこちらで手軽に食べられます。

その中に入る食材の一つがこのドークギュウ。味は…というと、実はあまりありません。しかしこれ、食べる事ができまして、噛むとシャクシャクした独特の歯触りがあり、なかなか癖になります。

滋養強壮、利尿、解熱など様々な効能があり、胃炎や下痢にも効く…と説明してあるページも見つけたので、漢方の世界から何か情報が得られないか、調べてみようと思います。(分かり次第追記します!)

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yukko先生

イスラム風鶏の炊き込みごはん「カオモックガイ(ข้าวหมกไก่)」の本格バージョンをようやく習えた!

タイのイスラム式炊き込みごはん「カオモックガイ」

揚げたホムデンがたっぷり乗ったカオモックガイ。このお料理についてはLOBOのシーズニングミックスを使った簡単バージョンを、以前このブログで紹介したことがありました。

この度、ようやくそのカオモックガイの本格的な作り方を習うことができたわけですが、その美味しさたるや、お手軽バージョンとは次元が違いました。試作を重ねて完成にこぎ着けたというyukko先生、神です。今後カオモックガイを作る際には、今回教えていただいたレシピ一択で行こうと思います。

カオモックガイの作り方

いただいたレシピはA4サイズの用紙2枚に渡っていたのですが、工程はシンプル。2枚になった理由は加える調味料やスパイスの種類の多さにありました。その数なんと16種類!一瞬怯んでしまう数ですが、調味料&スパイスさえ揃えてしまえば8割は完成したも同然。スパイス類と鶏肉を炒めて、別のフライパンでお米を炒めたら、先の鶏肉と共に炊飯器に入れてスイッチオンするだけです。

炊き上がったところでプチトマトを炊飯器の中に投入し、ひと蒸らしすれば…

愛しのカオモックガイの完成であります。

副菜は季節の空豆を使ったナムプリック

タイ人大好きなナムプリック(ディップ)。このレッスンでは季節の空豆を使った先生の創作タイ料理を教えていただきました。

空豆の緑を生かすべく、加える唐辛子も緑色を使用。とっても色鮮やかに仕上がっています。その味わい、特に辛味もまた爽やかな感じ。干しエビのうま味もしっかり効いた春のナムプリックです。

スープは金針菜を使った中華系タイ料理「スップ・ドクマイ・チン」

「金針菜」、ご存じでしょうか。 ユリ科のホンカンゾウのつぼみを乾燥させたもので、 鉄分がほうれん草の20倍もあることから、薬膳の世界では貧血予防に用いられているようです。よって中華系のお料理に時々入っているのを見かけることがあります。

特別な風味があるわけではないので、肉や野菜の味を邪魔しません。そしてシャクシャクとした歯触りが大変心地よい。この金針菜、いろいろなお料理に使ってみたいと個人的に感じました。

スープは豚の骨付き肉から染み出たうま味の濃いこと!加える食材も調味料も非常にシンプルなだけに、ひと匙口に入れたときにそのうま味の強さに驚きました。

タイ料理教室「Pコース第6回」のレッスン

Aからスタートするdiidiiのコース、Pですから16番目ですよ。しかも各コース第6回まであり、各回3種類のお料理を習えるので、そのメニューの数たるや…。すごいわー。

Pコースのラスト、第6回のメニューは以下の3品でした。

  • カオ・モック・ガイ(鶏肉のスパイス炊き込みご飯)
  • スップ・ドクマイ・チン(金針菜とスペアリブのスープ)
  • 空豆のナムプリック

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

最後におまけ。帰宅して即復習、なんて日もあります。この日もしかり。そうして翌日のお弁当もまたカオモックガイになりました。冷めても美味。