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May先生

基本こそ習うべき!May先生のトムヤムクン。

タイ料理の代表的スープ、「トムヤムクン」は海老の調理法が大事。

タイ料理に詳しくない方でも「トムヤムクン」なら知っているという人、多いのではないでしょうか。私も何人かの先生からこの「トムヤムクン」、正確には「トムヤムクンナームコン」の作り方を教わりましたが、May先生のそれは海老の下処理が一つのポイントです。

スープにコクと旨味を出すために、海老の剥いた殻を丁寧に洗い、それと海老味噌とを透き通りゆかりのような香ばしい匂いがしてくるまで炒めます。

一度このレシピで作ったトムヤムクンを食べたら、特にトムヤムクンが好きな方ほど、感動すると思いますよ。

弄らず手早く仕上げたい、キャベツのナムプラー炒め。

簡単タイ料理の代表選手、キャベツのナムプラー炒めです。

フライパンにサラダ油を熱してニンニクとキャベツを入れ、すぐに蓋をして15秒待ってから混ぜ、さらに数十秒蓋をして焼き色を付けて…を繰り返し、最後にナムプラーと少しの砂糖を加えれば完成。

材料がシンプルなだけにこれは調理法が何より大事。怖がらずに強火で手早く仕上げると美味しくできる料理です。

ツナとアボカド入りの大好きヤム。

ツナ缶にアボカド、レモングラスにホムデン、揚げカシューナッツにサラネー、そして極細切りにしたバイマクルーと、好きなものしか入っていないヤムです。

【基本のヤムドレッシング】ナムプラー:マナオ汁(レモン汁):砂糖=2:2:1

ここに唐辛子好きなだけ小口切りにして加えれば大体何を和えても美味しいタイ式のヤムになります。

こうしてブログを書いていると、あ、こんな美味しいタイ料理あったわーと思い出すんですよね。振り返り、大事。

[レッスン日:2021年5月30日]

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タイ料理図鑑 5)煮物・蒸し物

タイ風アクアパッツァ

おしゃれなイタリアンの定番アクアパッツァをタイ風に。

アクアパッツァといえばイタリアンの定番料理の一つ。お魚をソテーして、そこにオリーブや刻んだアンチョビ、アサリ、トマトなどの具材を入れ、白ワインを加えて煮込みます。お魚はもちろんスープがおいしいお料理です。

今日はそれをタイ料理風に仕立ててみました。

フライパン一つでできる!実はお手軽料理なアクアパッツァ。

今日用意したお魚は大好き!メバルちゃんです。もちろん切り身でもよいのですが、個人的にこの魚一匹のビジュアルが好きで。アクアパッツァを作るときには断然「お魚一匹丸ごと派」です。

まずはこのお魚に軽く粉をまぶしていい感じに焦げ目がつくまで両面を焼きます。この後ほかの具材と蒸し煮にするので、火の通りは気にする必要なし。

魚にいい焼き色がついたらフライパンに具材すべてと調味料、水を入れます。この時調味料として加えるお酒は白ワインではなく、今日は紹興酒にしてみました。あとは蓋をして弱めの中火で蒸し煮に。キャベツが柔らかくなり、アサリの口が開いたらできあがりです。

ちなみにこのお料理、ゼロからの創作ではなく、「タイ料理教室diidii」で習った「ホイライ・オプ・ガランプリー」をベースにしました。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

Dコース第5回のレッスンに登場するメニューです。

サブおかずは「空豆とタケノコのオイスター炒め」

いつもはパプリカと油揚げで作る自分的定番料理。今日はそのパプリカをタケノコと空豆に置き換えて作ってみました。

いつもとちょっと違うのは、初めにタケノコと空豆だけを炒めて焦げ目をつけたこと。これでサクサクした食感と香ばしさをプラス。

あとはいつも通り、豆チの香りを油に移し、具材を加えて酒を一回し。ちょっと炒めたら最後にオイスターソースを加えて全体に行き渡るよう炒めればできあがりです。

ちなみに、豆チ(中華の発酵食品)なんてないよ、という方。代わりに刻んだ高菜漬けを加えても美味です。

本日のおうち定食「タイ風アクアパッツァ定食」

ちょっとアクアパッツァの盛り付けが雑だな。

それはともかく、味は間違いなし。メバルの身を崩しながらスープやそのスープを吸い込んだキャベツ、アサリとともに口に放り込めばもうパラダイスであります。このアレンジ、思いついた自分ナイス!

たっぷり作ったアクアパッツァ、お魚はもう食べ切っちゃいましたが、キャベツとアサリ、そしておいしいスープがまだこれだけあり。明日はこれをまたおいしくいただく予定。そのアイデアがすでに浮かんでおります。

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ベトナム料理

今日はベトナムにトリップ!豚肉と卵の煮ものでおうちごはん。

豚の角煮、ベトナム式とタイ式の違いを知る。

先日、こちら↑のレストランで初めて食べたベトナム式の豚の角煮、「 Thịt kho trứng(ティッコーチュン)」。その時にタイの豚の角煮「 ไข่พะโล้(カイパロー)」と似てるな…と思ったのですが、実際に作ってみると細かなところで違いがあれこれ。

豚肉ブロック、ゆで卵、厚揚げ、砂糖(ココナッツシュガー)、ニンニク、パクチーを材料として使うのは一緒。そして、砂糖をカラメル状にして水に加える点も共通しています。

では違いは…というとこんな感じです。

タイ式の特徴ベトナム式の特徴
・シナモンスティックや八角などのホールスパイスを加える。
・シーユーカオ、シーズニングソース、オイスターソース、シーユーダムなど様々な調味料で味を決める。
・ココナッツウォーターを加える。
・醤油系は「ヌックマム」のみ。
・仕上げに胡椒で味にアクセント。

この後いろいろ調べていくと、実はベトナム式の豚の角煮にはシーズニングソースが入る醤油風味のものもあることがわかりました。そちらの方がカイパローに近いのかな。

それはさておき、このような特徴を持つベトナム式の豚の角煮、早速作ってみましょう。

ベトナム式の豚の角煮「 Thịt kho trứng(ティッコーチュン)」 の作り方。

まずは砂糖を少量の水で煮溶かしカラメルに。これをお湯で伸ばし、カラメル液を作ります。

そのカラメル液、ニンニク、調味料を混ぜたところに、下茹でした豚肉を漬け込みます。

30分後。先の豚肉を漬け汁ごと鍋へ。豚肉を時々返しながら漬け汁を煮詰めていきます。

十分に煮詰まったところでココナッツウォーターと水を加え、豚肉が柔らかくなるまで1時間ほどコトコト、コトコト。

最後に厚揚げを加えて15分ほど煮込めば完成。なのですが、ここで個人的な好みにより下茹でした大根と、阿佐ヶ谷にある「 蒲重蒲鉾店 」のさつま揚げもプラス。ちなみに、卵の横に見える大きな楕円のものは、卵がまるごと1個入った「バクダン」なるもの。結構ピリ辛なんですって。それも含めて、食べるのが楽しみ!

ベトナム式「豚肉と卵の煮もの定食」でおうちごはん!

今日のおうち定食は副菜もスープも全部ベトナム料理です。

お待ちかねの「ティッコーチュン」。カラメル液のほのかな香ばしさとココナッツのほのかで爽やかな酸味がたまりません。砂糖もヌックマムも結構入っているのですが、しつこさは全くなし。大根は中まで味が染みていて最高!

豚肉は箸でさくっと切れるほどふわふわ&トロトロです。

そしてコクのあるしっかり味の豚の角煮がメインなので汁物はさっぱりしたものを用意。ただし、うま味がしっかり効いた出汁が味わえるスープです。

味わい深さの決め手は干し海老と生海老。それぞれ下処理したものを炒めてうま味を十分に引き出しました。

そしてこちらはキャベツと茗荷の浅漬け。最後に大葉も加えて。こちらは日本の浅漬けそのもの。あっさりしていて、でも物足りなさはなく美味。箸休めにぴったりでした。

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タイ料理図鑑 6)スープ・カレー

春キャベツとあさりのタイ風スープ

先日、ランチでお邪魔したタイ料理店でいただいてきたオリジナルの海老味噌。

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今日は同僚6人でタイ料理ランチ。私がオーダーしたのは #カイチアオムーサップ 🥚。セットのトムヤムスープは何やらスパイシーで複雑で奥深い味わい。ウマーイ🥰生春巻きもモチモチで具沢山。美味✨  そして、カイチアオムーサップについていたのはチリソースと海老味噌ベースのオリジナルソースの2種類。この海老味噌ベースのソースが美味しくて、残して帰るのがもったいなく、自宅で何か料理に使いたいから持ち帰りたい!と言っところなんと。器ごと包んでくださいました。嬉しい😆  #おべんとう #おべんとう記録 #自分弁当 #タイ料理 #料理好きな人と繋がりたい #豊かな食卓 #foodporn #instadaily #อาหารไทย  #กล่องอาหารกลางวัน  #อาหารกลางวัน 

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こちらを使ってオリジナルタイ料理を作ってみました。これまで習ってきた様々なタイ料理、その中で身に着けた(貧弱な)知識をフル稼働して仕上げたタイ風スープ、その完成までの過程をご覧くださいませ。

「春キャベツ」に「あさり」、作るものに迷ったら旬の食材に頼ろう!

中央下がこの料理を作るきっかけとなった海老味噌ちゃん。

こちらの海老味噌、ガピそのもの…ではなく、唐辛子やタイハーブ、それから甘味もついています。よって、蒸し野菜や茹で卵、焼いたお肉なんかにつけていただいてももちろん美味しいのですが、今回はその旨味をすべてスープに溶かし込む作戦。旬の春キャベツとあさりをメインの食材にして、タイ風スープを作ります。

まずはニンニクを油でいため、香りを引き出します。
次にキャベツと玉ねぎを炒める予定が、大量すぎて不可。
ここはおとなしく蓋をして弱火にかけ、カサが減るのを待ちました。
キャベツがしんなりしたところで、例の海老味噌、ドライトマト、レモングラス、
バイマクルーと鶏がらスープを加えて。
キャベツが好みの柔らかさになったところであさりを入れます。
最後にミニトマトを入れてひと煮たち。
塩で味を調えできあがり。

できたての「春キャベツとあさりのタイ風スープ」でおうちモーニング。

できたてのスープさえあれば、それだけで幸せな朝到来。今日のパンは吉祥寺南口にある「EPEE」のもの。小さな角食はバタートーストにしていただきました。もっちりしていて美味!

ここも私が好きな吉祥寺のパン屋さんの一つ。

タイ風スープということで、トッピングしたのは刻んだパクチー。レモングラス、バイマクルーの風味とよく合います。このスープ、今回は海老味噌を入れましたが、無しでもシンプルに美味しいと思います。冷蔵庫にレモングラスが余っている、という方(まれかと思いますが)、トムヤムクンじゃなくともスープに使うと美味しいですよ。

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yukko先生

手作りルークチンで作る揚げ団子とスープレッスン!

鶏肉を使ってまずはルークチンを作りましょう!

ルークチンといえば、汁麺に入っているお魚団子のイメージが強いですが、お肉を使っても作れるとのこと。このレッスンではお財布にやさしい鶏むね肉で作りました。

皮を取り、スライスしたものをフードプロセッサーに入れ、香味野菜や塩コショウ、粉物を少量加えて滑らかになるまで攪拌。

それを適度な大きさに丸めてゆで上げます。

しっかり火を通して冷水に取ればルークチンガイの完成です。

揚げてよし、煮てよしのルークチンで作るおかず2品。

下味が割としっかりめについているルークチンはそのままでもパクパクいけちゃう美味しさなのですが、調理するとさらに美味しくいただけます!

まず作ったのはこちらの「ルークチン・ガイ・トード」。先の茹でたルークチンを素揚げしただけ。でもこのひと手間でルークチンの食感が変わり、香ばしさもまとってさらに美味しくなるのです。食べる際にはナムチムをつけて。

お次はルークチンと淡白なお野菜で作るクリアスープ。もやしとたっぷりの春キャベツ、万能ねぎ、そして更なる旨味要員、スライスした豚肩ロース肉が入っています。味付けはナンプラーと砂糖、とってもシンプル。なんですが、そこにチリパウダーをちょい足しすると、それが良いアクセントになり、味に奥行きがでます。なによりルークチンが美味しい!

このルークチン、まとめて作って冷凍もOKだそうなので、近いうちに復習を兼ねて作り置きしよう。

もう一つのお楽しみメニュー、「ヤム・春野菜」。

このレッスンでもう一つぜひ習いたかったのがこちらの「ヤム・春野菜」。このヤムはいつもの定番ヤムとはちょっと味付けが違って、「黒ドレッシング」と呼ばれることもあるタレで食材を和えます。

このタレがしっかり味で、ちょっと味見をしただけでご飯によく合う!ということがわかります。

そこにまずは茹でたエビを加えてタレをよく絡ませ、

その後、野菜をIN。

季節は春!ということでうど、こごみ、スナップエンドウ、ソラマメが入っています。贅沢!

このヤムには四角豆を使っても美味しい!とのことなので、旬を逃さず四角豆の季節にはぜひぜひ試してみようと思います。

そしてこのヤムがまぁ癖になる美味しさで。一度食べ始めるとなかなか他の料理に移れない、という。しっかりめの味付けはご飯がもちろん、アルコールにもぴったりなようで、参加者の皆さん、「泡」が進んでいたようでした。珍しく私も一杯だけいただきましたが、美味しかった!

「タイ料理教室diidii」、「Gコース第5回」のメニュー。

  1. ヤム・春野菜 (春野菜のサラダ)
  2. ルークチン・ガイ・トード(揚げ鶏肉団子)
  3. ゲーン・チュー・ルークチン(肉団子のスープ)

いずれのお料理も季節を問わず作れるのですが、みずみずしくて甘味が強い春野菜で作るとより美味しいのではないかと思います。春野菜が美味しいうちにおうちでも作ってみよう。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。