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6)スープ・カレー

ゲーン・パー(แกงป่า)

「森のカレー」ってどういうこと?

「森のカレー」「ジャングルカレー」などと訳されるのを見かける「ゲーン・パー」。「ゲーン」は「カレー」とだけ説明されることが多いのですが、私の好きな「ゲーン・チュー・タオフー」、豚肉団子や野菜、豆腐が入ったスープも「ゲーン」と言うことから、汁物も「ゲーン」と呼ぶことがあります。

さて。こちらの「ゲーン」は「パー(=森)」ですから、山の幸がたっぷり入ります。私が持っている料理本のレシピには

  • タケノコ
  • 茄子
  • ゴーヤ
  • シメジ
  • いんげん
  • 青パパイヤ

こんな野菜が具材として書いてありました。そしてこの「ゲーン」には「ココナッツミルク」が入りません。野菜の甘味や風味と、タイハーブ、スパイスの刺激がダイレクトに楽しめるのが特徴です。

だから加賀野菜で作ろう!「ゲーン・パー」

野菜のうま味を存分に楽しめるカレーだからこそ使いたいのがせっかく金沢で買い求めてきた加賀野菜。まずは「ヘタ紫なす」そして「加賀つる豆」は絶対に入れたいところ。こちら、タイの丸茄子とささげの代わり。

そうして準備した今回の「ゲーン・パー」の材料がこちら。

やはり金沢でかってきた「しば茸」と椎茸も入ります。他の野菜はご覧の通り。そうそう。時々南瓜を入れるレシピを見ますが、今回は南瓜ではなく美味しい季節をむかえたサツマイモにしてみました。

どうかな。美味しくできるかな。ちなみにカレーペーストは


「カントリースタイルレドカレーペースト」とあったこちらを使ってみます。

「ゲーンパー」の作り方。

では早速、「ゲーン・パー」ができるまでの工程を写真でご紹介しましょう!

鍋に油とカレーペーストを入れ、
弱火でじっくりとペーストがそぼろ状になるまで炒めます。
次の鶏肉を加えて、色が変わるまで炒めましょう。
野菜と鶏ガラスープを加えて、少し火を強めて煮ていきます。
野菜に火が通ったらナンプラーで調味。
おしまいにピーマンとバイガパオを加えて一煮立ちさせたら完成です。

完成した「ゲーン・パー」はこちらです。

上から。

横から。そしてよってもう一枚。

このゲーンはなかなかの辛さ。でもたっぷり入った野菜の甘味とうま味があるから、ただ辛いだけじゃない!そのまま食べても良し、ジャスミンライスと一緒に食べてももちろん旨し!このゲーンは「具材は何でもあり!」的な懐の深さを感じるので、季節ごとに旬の野菜をあれこれ入れて楽しめるんじゃないかな、と個人的には思っています。

今回は加賀野菜がメインでしたが、数種類の加賀野菜を一度に美味しく楽しめる料理としてかなりオススメ。北陸のタイ料理&辛いもの好きなみなさま、身近な加賀野菜を使ってぜひ作ってみてください。美味しいですよ!イモ・南瓜系はマストでお願いします。

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yukko先生

肉を味わう煮込み料理「パネーン」を習う、の巻。

「パネーン」とは。

「パネン」とは、マレーシアのペナン島がなまったもの、と我が家のタイ料理の指南書の一つ、『タイ料理大全』に説明がありました。はたまた、 カンボジアで丸鶏を大きな鍋に入れて煮る際、なにやら足を組ませるようなのですが、それに関するクメール語から来ているなんて話も聞きました。とまあ諸説あるようですが、いずれにしてもそのルーツはムスリム式にあるようです。

してこちらの「パネン」、タイ南部のお料理ですが、南部料理と言えば強烈な辛さが特徴!なれどこちらは、ココナッツミルクの甘さが際立ち、非常にマイルド。辛い料理が苦手な方にも自信を持ってオススメできます。

そして、肉好きな方にもこれまたオススメ!何しろ具材は95%肉。基本のレシピは牛肉で作るそうですが、鶏、豚でももちろん美味。ムスリムでは豚は「ハラーム(食べてはならないもの)」ですが、そこは料理が伝わり、他の民族が食するようになる中で、良しとなったのではないでしょうか。

と推論を含め話が長くなりましたが、今回は鶏肉で作るパネンカレーを習って参りました。

これが「パネーンガイ」です。

そぎ切りにした鶏胸肉がたっぷり入っています。作り方は他のタイカレー同様、ココナッツミルクの油分をよく引き出して具材を炒め、煮込んでいきます。最後にナンプラーで味を調え、バイマックルーで良き香りをプラスすれば完成です。

このパネーンには専用のペーストがあり、それを使用します。レッドカレーペーストに見た目は似ていますが、フェンネル、コリアンダーシードといったスパイスが入っており、レッドカレーペーストよりもスパイシーな香りがします。


タイ料理を作る方にとってはおなじみの「メープロイ」のペースト。パーネンカレーペーストはこの紫が目印です。

副菜の「ヤム・ヤイ」がおいしすぎてやられた。

そして今回もまたやられましたよ。パネンカレーを楽しみに伺ったレッスンで、何気なくいただいた副菜がまぁおいしいこと…といういつものパターン。

こちら、「ヤム・ヤイ」と申します。ポイントはドレッシングに入ったゆで卵の黄身。味付けに使う調味料はヤムの基本の三種。そこに卵の黄身が入るとコクとうま味が一段とアップするのです。タイ料理のお気に入りメニューがまた増えたな。

デザートは夏らしく、「パン」で!

食材と氷をミキシングすることをタイ語で「パン」というそうですが、タイ人はこの手のドリンクが大好きです。私もタイを旅行した際には「ちょっと歩いたから」「ちょっと暑いから」「ちょっと休憩」などと、あれこれ理由をつけ、多いときには日に3度、冷たいフルーツドリンクをいただいたものです。

こちらは赤いドラゴンフルーツとヨーグルトが入った「ナーム・パン・ハッサ」。梅雨が明け、連日猛暑日、なんてことになった暁にはおそらくこのドリンクが私のエネルギー源になるはずです。キッチンにミキサー出しとこ。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

およそ4ヶ月ぶりにお邪魔できたタイ料理教室diidii。習ったタイ料理はおいしいし、先生や参加者の皆さんと過ごす時間は楽しいし、最高です。次回は今月下旬。タイ料理の定番メニューの一つを習います。楽しみなことこの上なし。

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タイ料理図鑑 4)和え物・サラダ・ディップ

ズッキーニのソムタム(ส้มตำบวบ)

ズッキーニでソムタムを作る。

ソムタムは

  • ニンニクとプリッキーヌ
  • 干し海老や桜エビ
  • 炒ったピーナッツ
  • プチトマト
  • 調味料(ナンプラー/ココナッツシュガー/レモン汁)

これを基本として、メインの食材を加えればたいていソムタムになると思っております。今日はそのメイン食材をズッキーニにしてみました。

今日は冬のチェンマイ旅行で買った

ちょっと良きナンプラーとレモン汁の代わりに本場タイで加えるマナオ(柑橘)により近い「へべす汁」を使ってみました。

あとは材料を固いものから順にトントン。調味料を加えたらココナッツシュガーが溶けたのを確認し、柔らかい食材をまとめて加えて軽くトントン。で、あっという間に出来上がり。

パパイヤに比べると柔らかい食感、風味に癖もないのですが、それだけに海老やナンプラーの旨味がぐっと前面に出て、これはこれで美味。何より手軽に手に入る食材で作れるところがマル、です。

グリーンカレーも拵えて #おうちで作ろう タイランチ。

近所の八百屋さんが、旬のタケノコを茹でてお安く販売していたので、張り切って購入。その1/3を使って、グリーンカレーを作りました。いつ作ってもきれいに美味しくできるようになり満足。

この前の日に作ったいろいろ茸のヤムも加えて、おうちランチの完成。

具沢山で美味。飲み物的に、するする行けちゃう旨さです。

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May先生

ホタルイカが美味しい季節、レッドカレーソース煮込みを作ろう!

さまざまな食材が通年を通していただけるようになった、とはいえ、やはり旬でなければ店頭に並ばないものも多くあります。その一つがこちら、ホタルイカ。特に大ぶりのホタルイカが並ぶ季節になると必ず作りたくなるのがココナッツカレーソース煮込み。この料理は昨年、May先生より習ったもの。今年もまたホタルイカの季節がやってまいりましたので、本日はそのレッスンの模様をお届けいたします。

「シューシーペースト」から手作り!

「シューシー」とはフライパンで食材を炒める際の音を表現した擬音とのこと。これらの食材をクロックヒンでペースト状になるまでひたすら潰します。

レッスンではレッドカレーペーストでも代用可と言われましたが、調べてみると、こちらのペーストにはカーが入りますが、レッドカレーペーストではガチャイを加えるようです。違いはそこのみ。それで仕上がりがどの程度異なるのか、時間がある時に一度試してみようと思います。

「シューシープラームックホタル」を作る。

こちら、ほぼ完成に近づいたところの写真ですが、作り方は他のタイカレーと同じ。ココナッツミルクの油が分離するようよく炒めたところにペーストを加えてさらに炒め、調味料、食材を入れてサッと煮込みます。

魚介類は煮込みすぎると身が固くなってしまうので、香りが出てふっくらしたところで鍋から引き揚げ、残ったソースは適度な濃度になるまで煮詰めます。

肝心な手前がピンボケ、というお粗末な写真でスミマセン。。。とにかく、手順を守ってタイミングを見極めればとってもおいしいホタルイカのココナッツカレーソース煮込みができあがります。

青マンゴーの和え物が美味しい!魚のフライ。

そして、同じレッスンで習った魚のフライ。めかじき、鰆、鱈、鯖などで作ると美味しいとのこと。

衣をつけて。

からりと揚げればできあがり!なのですが、これに添えた青マンゴーの和え物が個人的に大好きで。実はこのフライよりも、その和え物の方をその後幾度となくリピートしました。

青マンゴーの代わりに酸味のあるリンゴでもいいですよ、と教えていただいたのですが、やっぱり青マンゴーが美味しい。

日本ではかなりのお値段で売られている青マンゴー。タイで激安の青マンゴーを見るたびに、「ここで今、あの和え物を作れたら!」と何度思ったことか。

これはいつか、タイ料理好きな友人に必ず振る舞いたい!と思っているヒトシナです。

タイスタイルのミックス野菜炒めは美しいことこの上なし。

さまざまな野菜をたっぷり用意して作る、タイ式の野菜炒め。この日は8種類ほどの野菜が用意されていました。

上は野菜の切り方を教えていただいているところ。野菜は切り方一つで見た目はもちろん、食感、味の絡み具合などが変わってくるので、実はとっても大切なのです。

こうしてカットした野菜は、火の通り具合を均一にするため、火の通りにくい野菜から順番に茹で、ざるに上げて水気を切っておきます。

もうこの時点で美しい!これを炒めて調味すれば完成。

こうして過去のレッスンをブログにまとめていると、「こんな美味しいタイ料理もあったな」と思い出す今日この頃。

一人で食べきることを考えると、1日1品作ることも難しいのですが、せめて週に3品はいろいろ作っていきたい(復習したい)と思うのでありました。とはいえ、毎月コンスタントにいろいろな先生のレッスンに7前後出て、計20種類以上の料理を習うため、まったく復習が追い付かないのですが。。。頑張ります。

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May先生

「ヤミーズディッシュ」、タイ&インド&ベトナム料理を一度に味わう贅沢レッスン。

タイ料理研究家で『Tit Cai Thai Food』主宰の長澤恵先生、インド料理研究家で『サザンスパイス』主宰の渡辺玲先生、ベトナム料理研究家で『an com』主宰の伊藤忍先生、3人の料理を一度に習えて味わえる贅沢レッスンが年に数回開催されます。2019年秋のテーマは「鶏肉を使ったお料理」。各国料理の特徴が見える非常に楽しいレッスンとなりました。お料理の味はもちろん最高です!

仕上げのスパイス一つで味わいががらりと変わるを体感!「ホワイトチキンカレー」

インド料理の渡辺先生は、今回北インド、イスラーム式のチキンクリーム煮的なカレーを紹介してくださいました。味わいはいたってマイルド。なんと!カイエンペッパーが入りません。ホールスパイスもビッグカルダモンが入っていたりと今まで作ってきたインドのカレーとはちょっと趣が異なります。

「ホワイト」なので玉葱も今回は焦げ茶色になるまで炒めることはしません。トマトもなし!その代わりに加える酸味がたっぷりのヨーグルト!

パウダースパイスもターメリック少々、ホワイトペッパー、コリアンダーのみ。すごくシンプル。

そしてここで加えるのが生クリーム。これでコク増し。ただ、この段階で味を見るとどうにも物足りない、心許ない感じ。ところが、これが激変する瞬間をこの後2度体験することになります。

1度目はこの渡辺先生オリジナルのガラム・マサラを加えた時。味がぐっと深みを増し、香りも数段アップ!加える前とはもはや別物レベル。

そして仕上げに加えたカスリメティと刻んだ茹で卵でまたまたカレーが大変化。サラリとした軽い口当たりだったものが、コクがあり、余韻の残るレベルに昇華!

やっぱりすごいわ、渡辺先生。そしてインド料理もやめられない、と思うのでした。

ペーストから手作り!のグリーンカレーは色と香りが別格。

タイ料理の長澤先生からはグリーンカレーが紹介されました。こちら、実は個人的に長澤先生の教室で習い済み。が、なんと!市販のペーストを使う予定が、「昨日、気合が入ってしまって。」とMay先生がグリーンカレーペーストを手作りしてくださっていたのです。ちょっと味を見させていただきましたが、市販品とは香りがまるで違う!しかもそのレシピもいただけて。これはうれしい!

グリーンカレーに欠かせないタイの丸茄子。先生も納得のクオリティー。

グリーンカレーのように油分をあえて分離させる系のお料理は、加えるココナッツミルクからその油をしっかり引き出してあげるのが美味しく仕上げるコツ。

そして見た目も美しく仕上げるのがMay先生のこだわり。丸茄子は美しき色をキープしたい。ということで酸化厳禁。できるだけ空気に触れるのを防ぎます。ということで、茄子を加えレードルでひと回ししたら即、蓋。

そうすればこんなに美しいグリーンカレーが完成するのですよ。

今回はデモ形式なので、お料理を作る様子をじっくり見てそしていただくのみ、というなんとも幸せなレッスンです。(この日は疲れていたため、それが非常に有難かったのです。。。)

グリーンカレーは食べる際にナンプラーを一滴垂らすと味がグッと引き締まり、雰囲気が変わります。

ベトナム料理にはまる予感。美味なる蓮の葉蒸し。

ずっと食べてみたかった忍先生のベトナム料理!しかも今回は「鶏の蓮の葉包み蒸し」。おもてなし料理としても使える、酒の肴としてもごはんのお供としてもおいしいオカズを教えていただきます。

鶏の手羽先は三等分。

この鶏手羽には下味をつけておきます。置く時間は15分ほど。

蓮の葉はたっぷりの水に一晩漬けて戻すんですって。

包むのが蓮の葉なので、蓮の実も入ります。兄弟?親子?なので、相性は良いに決まっている、という組み合わせ。ここでは戻し方、茹で方、その際のポイントを教わりました。

下には蓮根を敷き、その上に下味をつけた鶏手羽と蓮の実を。

これをくるりと包んで後は蒸すだけ。

こんなのが出てきたらテンションが上がるに決まってる、というビジュアル。開けるワクワク感もいい。

立ち上る湯気、蓮の葉の香り、垂涎もの!そしてひと口。想像の斜め上を行く美味さに涙が出そうになったよ。

簡単にできるレモンダレをつけると、その美味しさにまたしてものけぞりました。やっぱりベトナム料理もおいしいなぁ…ということで、気の多いワタクシ。

昨日この本を買いまして、只今読みふけっている最中です。

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ソフトシェルクラブ最高!プーニムパッポンカリーを作る。

「タイ料理」というよりも「素敵な料理教室がある」ということで紹介していただいた「タイ料理教室diidii」。そこで初めて食べた「プーニムパッポンカリー」は絶品でした。どうして今までこの料理を知らなかったのか。もっと早くに出会いたかった!

蒸して揚げる、このひと手間が大事。

こちら、冷凍庫から出したばかりのプーニム。

ソフトシェルクラブは冷凍品を通販で購入できますが、下処理がしてあって質の良いものを買うことがまず美味しい料理を作る上での第一歩。ということで先生がお薦めしてくださったのはこちらでした。


これをまずは蒸し器で蒸しまして、

それから6等分し、粉をまぶしてからりとあげます。どのように6等分するかはレッスンにて図解付きで説明があります。

すでに美味しそう!

調味料含め、材料は多いです。

すっかり見慣れたタイの調味料も、この時は新鮮な気持ちで眺めてたな。

味付けにはこれらの調味料の他に、カレー粉や砂糖、ココナッツミルクなんかも入ります。種類は多いのですが、卵を含め、1つのボウルに全部合わせておくので、その点は楽。

油通しで色よく!

彩り野菜はさっと素揚げして美しい色を引き出します。タイ料理はとにかく見た目も美しいのがポイント。

下処理に手間はかかれども、仕上げは「秒」です。

こちら、完成したプーニムパッポンカリー。

材料は全て火が通っているので、あとは調味料を加えた卵液と炒めるだけ。熱したフライパンで香味野菜を炒めたら、蟹と野菜と入れ、卵液を加えて半熟状態で火を止めれば完成。

生の茄子をいただく初めての体験。

ヤム・ムー・マクア(豚肉と茄子のスパイシーサラダ)

そして、この回の副菜はヤム・ムー・マクア(豚肉と茄子のスパイシーサラダ)なるもの。なのですが、この茄子、なんと生なのです。初めて味わうタイハーブ、特にレモングラスとバイマクルーの香りに感動し、なにより生の茄子がこんなに美味しいなんて!と、メインのプーニムパッポンカリー以上に感動したものです。(←遠い目)。

バイマクルーがまったく千切りになっていない1年前(笑)。

こうして記事を書いていると、「こんな美味しい料理もあったわ」と思い出す今日この頃。このサラダもぜひ今月、復習しようと思います。

美味しくて美容にもいい!カオニャオ・ダム。

黒いもち米、うまい。

そして、この黒いもち米を使ったデザート、甘く煮たお米とお芋に塩気の効いたココナッツクリームをかけていただくその組み合わせに驚きつつも、甘味と塩味の絶妙なバランスにこれまた感嘆したのでした。

この回のレッスンメニュー

diidiiのレッスンはとにかく1人前がたっぷり!
  1. プーニム・パット・ポンカリー(ソフトシェルクラブのカレー炒め)
  2. ヤム・ムー・マクア(豚肉と茄子のスパイシーサラダ)
  3. カオニャオ・ダム(黒米のぜんざい)

こちらの「プーニムパッポンカリー」レッスンが10月にも開催されます!…といっても、もう残席僅かのようですが、本当に美味しいプーニムパッポンカリーを食べられる、自分でも作れるようになるチャンスです。気になる方はレッスンの空き状況を含め、ぜひチェックしてみてくださいませ。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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この美味しさは知るべき!北タイの豚煮込みカレー「ゲーン・ハンレー」。

タイ料理は地域によって使う食材や調理法が個性的。タイ北部ではキノコや筍といった山の幸を使った美味しい料理がたくさんありますが、お隣ミャンマーの影響を受けたと思われるものも見られます。こちらのレッスンで習った「ゲーン・ハンレー」もその一つ。豚肉をトロトロになるまで煮込んで、生姜の風味とタマリンドの酸味を効かせたカレーは、日本のものともインドのそれともまた違った美味しさがあります。しかもおそらく日本人の多くが好む味。私も大好きで習ってからもう何度か自宅で作っています。

グリーンカレーだけがタイカレーじゃない!

こちらはグリーンカレー。これはこれで好き。

ということは、私もタイ料理を習い始めてから知りました。日本では非常にメジャーなタイ料理の一つですが、タイ人はそんなにグリーンカレーを食さないとか。実際にタイに行ってみると、本当にたくさんの料理があり、ココナッツミルクがたっぷり入った、甘めのグリーンカレーは日常食ではないよな…と納得。カレーに至っても本当に様々なものがあり、特にレッドカレーやそのペーストを使った料理の方が多いように思います。

煮込み途中のゲーンハンレー。

こちらのゲーンハンレーはグリーンでもレッドでもなく、このカレー専用の「ハンレーペースト」とこれまたこのカレーならではの「ハンレー粉」(ガラムマサラ)を使います。

ガラムマサラといいながら、インド料理のそれとは配合が異なります。

ペーストの方は日本でも入手できますが、ハンレー粉の方は日本で置いている店を見たことがありません。ということでゲーンハンレー好きとしてはいつでも作れるように、夏にチェンマイを旅した際にもしっかり買い込んできましたよ。ワロロット市場で1袋6バーツなり。

「ほしいものリスト」片手に市場&郊外へ!【2日目~買う編】 | タイはおいしい天国。

チェンマイはお買い物&美味しいものパラダイスな街でもあります。実際、チェンマイを旅すると決めた時、最初にしたこ…

とにかく煮込む!ゲーンハンレー。

まずは炒める作業から。

ハンレー粉をまぶし、ハンレーペーストとパイナップルに漬けた豚肉を肉自身の脂を引き出しながら炒めていきます。その後水を加えて煮込むのですが、その時間、60分強。

ニンニクの酢漬けも入るよ。

途中2回に分けて各種材料や調味料を加えていくのですが、ニンニクの酢漬けやピーナッツなんかも入ります。見た目は日本のカレーと大差がないように見えて、実はかなり個性が光るカレーです。

豚肉の美味しさが堪能できます!

煮込み時間の目安はとにかく豚肉がトロトロになるまで。その頃には煮汁にも適度なとろみがついて、極上の味に仕上がっているはずです。

もち米がおすすめ!

そしてこちらのコクのあるカレーにはジャスミンライスよりももち米が良く合います。ということで、お弁当として持参する際にも…

私はもちろん!もち米を合わせています。

お野菜は副菜でたっぷりと!

茄子のディップ

メイン料理がお肉なら、副菜ではお野菜をいただきましょう!唐辛子と焼きナスをつぶしたディップにはたくさんの蒸し野菜&生野菜を添えて。

野菜は波刃ナイフでかわいくカット。

タイ料理ではこのディップもいろいろな種類がありますが、こうして野菜をたっぷりと美味しくいただくため、なのかな…と思います。

このレッスンのメニュー

  1. ゲーン・ハンレー(北タイの豚煮込みカレー)
  2. スップ・マクア(茄子のディップ)
  3. カオ・ニャオ(もち米蒸し)
  4. マン・ティップ(じゃがいものおやき風スイーツ)

見た目の華やかさこそありませんが、味わい深いゲーンハンレーは一度食べたらはまること間違いなし。まだトライしたことがない方、ぜひぜひお試しください。美味しいですよ!

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美しき「グリーンカレー」

自分で作るとその美味しさに驚きますよ。

日本人が良く知るタイ料理の一つに「グリーンカレー」があるかと思います。がしかし。タイ人がこれをしょっちゅう食べているかというとそうでもないそうで。実際タイに行ってみると当然ですが料理にはたくさんの種類があり、皆さん炒めものや麺類、ヤムを好んで食べている印象です。

そのグリーンカレーをとびっきり美味しく作る方法を今回のレッスンでは学びます。お品書きは以下の通り。

  1. ゲーン・キョウワーン(グリーンカレー)
  2. ヤム・タオフー・トード(厚揚げのサラダ)
  3. サークー・ナームガティ(タピオカのココナツミルク)

グリーンカレーペーストは「ニタヤ」一択!

こちらがグリーンカレーペーストの材料

これらの材料をクロックですりつぶせばグリーンカレーペーストが手作りできるのですが、相当時間がかかる作業。そこで利用するのが市販のペースト。日本ではメープロイのものが広く流通していますが、塩気も辛味も強めで食材の美味しさを味わうには少し刺激的。先生がお薦めされていたのは「ニタヤ」というブランドのもの。

メープロイのペースト使用。味が濃くて食べているうちに飽きてしまうような感じ。
こちらがニタヤ。マイルドで食材の美味しさを存分に味わえます。

ニタヤのペーストはタイ食材専門店や、インド・ネパールの食材を扱うお店にも必ず置いてあります。東京在住なら出向くのも簡単だけれど、それ以外の方はどうするか。


そこは通販で。500gと大容量ですが、日持ちするので大丈夫。一度開けたら1回分ずつ小分けにしてラップに包み、元の袋に戻して冷凍保存が風味が落ちにくくお薦め。

美味しさの秘訣はペーストの炒め方にあり。

グリーンカレーに入る野菜。

グリーンカレーを美味しく作るコツはペーストの炒め方とそこに加えていくココナッツミルクの加え方にあります。別に難しいことはなく、ペーストと油の状態を見てココナッツミルクを追加してゆくのです。それだけ。

これより炒め作業、開始。

でもこれをやるのとやらないのとでは大違い!ココナッツミルクを一気に加える方法ではもったいない!グリーンカレーがお好きなら、ぜひ美味しく作れる方法を学んでください。その美味しさに驚きますよ。

グリーンカレーには素麺もよく合います。

カレーと言ったらライス、と即答することなかれ。タイのグリーンカレーにはお素麺も良く合います。本来は「カノムチン」なる米麺(ベトナムのブンと一緒)を合わせるそうですが、そこは日本人により馴染みのある素麺で。茹でた素麺はよく水気を切ってからカレーとともにいただきましょう。カレーが良く絡み美味しいですよ。

簡単で美味しいサブおかず。

出ました。思わぬ伏兵。

ヤム・タオフー・トード(厚揚げのサラダ)、胡瓜と厚揚げ、砕いたピーナッツをとある調味料で和えただけの3分レシピ。それなのに美味しいのなんのって。習って以来何度もリピートしています。

サークー・ナームガティ(タピオカのココナツミルク)

デザートももちろん美味。ここではタピオカの上手な茹で方もマスター。流行りのタピオカドリンクも自宅で美味しく作れるようになること間違いなしです。グリンカレーのレッスンが開催されるのを待ちわびていたけれど、その期待を裏切らない内容に満足!そして何より美味しくて幸せ。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。