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雑記諸諸

「Taprobane」で人気の「ランプライス」を食す。【青山】

今日は「インドに浮気」ではなく、「インド方面に浮気」です。「バナナリーフ」検索で辿り着いた、スリランカのバナナの葉包み飯「ランプライス」。それを頂けるお店が青山にある!ということで早速お邪魔してきました。

「タップロボーン」はここにあり。


「タップロボーン」は門前仲町にもお店がありますが、本店はこちらです。銀座線の「青山一丁目駅」5番出口を出て南に下ると、右手にホンダ本社ビル、その隣にある「ウィン青山ビル」1階飲食街が目的地。

いつもは混んでいるという店内も、祝日14時過ぎだと貸し切り状態。

お店には「ウィン…」のメインエントランスからも入れますし、大通り(319号線)の真裏にあたる道側にも入口があります。

魅惑のスリランカランチメニュー。


スリランカを含むインド亜大陸といえばアーユルヴェーダの本場。こちらのお店ではそれをワンプレートで楽しめるランチメニューが用意されています。これは魅力的!

さらにはこんな野菜とスパイスたっぷりのお料理まで!一瞬気持が揺れましたが、そういう時こそ初志貫徹。今日は目的があってこちらのお店に来たのです。

「ランプライス」なるスリランカ式のお弁当。お持ち帰りOKとのことですが、もちろん店内で、できたての熱々をいただきますとも。

全部混ぜてこそ美味い!「ランプライス」

注文を済ませるとほどなくして、まずサラダが運ばれてきました。こちらはいたってノーマルな胡麻ドレッシングがかかったキャベツの千切りです。ここから少し時間を置いて、お待ちかねのランプライス登場!

これがバナナの葉も含めて熱々!

到着した「ランプライス」はバナナの葉も熱々。包んだ後に焼いているのか…。ともあれ早速包みを開きますよ。

うわー、具だくさん!

バナナの皮を開くと、ご飯の上にたくさんのスリランカおかずが。それが何か見当がつくものもあればつかないものもあり。ということでお店の方にうかがってみました。

チキンやひよこ豆のカレー、野菜のピクルスや青菜のポリヤル的なものはすぐにわかりました。あと揚げ卵。謎だったのが奥の「ココナッツのふりかけ的な」と書いたもの。これ、ココナッツファインに海老を砕いたものなどが入っているとのこと。そして手前の焦げ茶色のものは茄子と小魚なんですって。これ、日本人にとってはきっと馴染みやすい、どこか懐かしさすら感じるお料理だと思います。

これらのおかずを一つ一つ味を見ながら食べていたら、「全部よく混ぜて食べるのが美味しいよ!」とお店のお姉さんからアドバイス。

そうねそうね、と早速ぜーんぶしっかり混ぜていただいてみましたが確かに。この方が美味しいです。味付けは辛さも塩気もわりと穏やか。何より、いろいろな食材がはいっているので、食べていて飽きません。ちょっと量が多くて少々時間はかかりましたが、ぺろりと平らげました。

ちなみにこの「ランプライス」ですが、その包むおかずに決まりがあり、厳密にいうとこちらは「バナナの葉包みライス」であってランプライスとは呼べない、とはスリランカ料理に詳しい知人。

ともあれ。地域により特徴があるインド料理。スリランカも面白いな~とすでに足を踏み入れる気満々です。

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May先生

「ヤミーズディッシュ」、タイ&インド&ベトナム料理を一度に味わう贅沢レッスン。

タイ料理研究家で『Tit Cai Thai Food』主宰の長澤恵先生、インド料理研究家で『サザンスパイス』主宰の渡辺玲先生、ベトナム料理研究家で『an com』主宰の伊藤忍先生、3人の料理を一度に習えて味わえる贅沢レッスンが年に数回開催されます。2019年秋のテーマは「鶏肉を使ったお料理」。各国料理の特徴が見える非常に楽しいレッスンとなりました。お料理の味はもちろん最高です!

仕上げのスパイス一つで味わいががらりと変わるを体感!「ホワイトチキンカレー」

インド料理の渡辺先生は、今回北インド、イスラーム式のチキンクリーム煮的なカレーを紹介してくださいました。味わいはいたってマイルド。なんと!カイエンペッパーが入りません。ホールスパイスもビッグカルダモンが入っていたりと今まで作ってきたインドのカレーとはちょっと趣が異なります。

「ホワイト」なので玉葱も今回は焦げ茶色になるまで炒めることはしません。トマトもなし!その代わりに加える酸味がたっぷりのヨーグルト!

パウダースパイスもターメリック少々、ホワイトペッパー、コリアンダーのみ。すごくシンプル。

そしてここで加えるのが生クリーム。これでコク増し。ただ、この段階で味を見るとどうにも物足りない、心許ない感じ。ところが、これが激変する瞬間をこの後2度体験することになります。

1度目はこの渡辺先生オリジナルのガラム・マサラを加えた時。味がぐっと深みを増し、香りも数段アップ!加える前とはもはや別物レベル。

そして仕上げに加えたカスリメティと刻んだ茹で卵でまたまたカレーが大変化。サラリとした軽い口当たりだったものが、コクがあり、余韻の残るレベルに昇華!

やっぱりすごいわ、渡辺先生。そしてインド料理もやめられない、と思うのでした。

ペーストから手作り!のグリーンカレーは色と香りが別格。

タイ料理の長澤先生からはグリーンカレーが紹介されました。こちら、実は個人的に長澤先生の教室で習い済み。が、なんと!市販のペーストを使う予定が、「昨日、気合が入ってしまって。」とMay先生がグリーンカレーペーストを手作りしてくださっていたのです。ちょっと味を見させていただきましたが、市販品とは香りがまるで違う!しかもそのレシピもいただけて。これはうれしい!

グリーンカレーに欠かせないタイの丸茄子。先生も納得のクオリティー。

グリーンカレーのように油分をあえて分離させる系のお料理は、加えるココナッツミルクからその油をしっかり引き出してあげるのが美味しく仕上げるコツ。

そして見た目も美しく仕上げるのがMay先生のこだわり。丸茄子は美しき色をキープしたい。ということで酸化厳禁。できるだけ空気に触れるのを防ぎます。ということで、茄子を加えレードルでひと回ししたら即、蓋。

そうすればこんなに美しいグリーンカレーが完成するのですよ。

今回はデモ形式なので、お料理を作る様子をじっくり見てそしていただくのみ、というなんとも幸せなレッスンです。(この日は疲れていたため、それが非常に有難かったのです。。。)

グリーンカレーは食べる際にナンプラーを一滴垂らすと味がグッと引き締まり、雰囲気が変わります。

ベトナム料理にはまる予感。美味なる蓮の葉蒸し。

ずっと食べてみたかった忍先生のベトナム料理!しかも今回は「鶏の蓮の葉包み蒸し」。おもてなし料理としても使える、酒の肴としてもごはんのお供としてもおいしいオカズを教えていただきます。

鶏の手羽先は三等分。

この鶏手羽には下味をつけておきます。置く時間は15分ほど。

蓮の葉はたっぷりの水に一晩漬けて戻すんですって。

包むのが蓮の葉なので、蓮の実も入ります。兄弟?親子?なので、相性は良いに決まっている、という組み合わせ。ここでは戻し方、茹で方、その際のポイントを教わりました。

下には蓮根を敷き、その上に下味をつけた鶏手羽と蓮の実を。

これをくるりと包んで後は蒸すだけ。

こんなのが出てきたらテンションが上がるに決まってる、というビジュアル。開けるワクワク感もいい。

立ち上る湯気、蓮の葉の香り、垂涎もの!そしてひと口。想像の斜め上を行く美味さに涙が出そうになったよ。

簡単にできるレモンダレをつけると、その美味しさにまたしてものけぞりました。やっぱりベトナム料理もおいしいなぁ…ということで、気の多いワタクシ。

昨日この本を買いまして、只今読みふけっている最中です。