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yukko先生

美味いタイ料理をまたまた発見!「揚げピータン入りガパオ炒め」

タイ料理でもピータンを食べるって初めて知りました。しかもガパオと炒めて。さらにはピータンを揚げて。あの癖のあるピータンが驚くほどさらりと、しかも美味しく食べられるののはびっくり!これならピータンが苦手、という方でも美味しく食べられるかも。そんなメニューです。

「カイヨーマー・ガパオ・グローブ」という美味なる料理

こちらが材料

「カイヨーマー」はピータン、「グローブ」とはカリカリに揚げた、という意味。食感を良くするためにピータンは4等分してから揚げて他の材料と炒め合わせ、さらにガパオの半量は素揚げにしてから最後にトッピングします。

ピータンには粉をまぶして。ガパオは色よく揚げます。

粉をまぶしてからさっと揚げたピータンはなんともクリスピーな食感。ガパオを色よく揚げるのにも一つコツがあり、それをこのレッスンでは習いました。コンロまわりのお掃除を考えると若干躊躇してしまう揚げ物ではありますが、それでも食べたい!と思うような美味しいヒトサラでした。

炒めるのはほんの数分の作業。

あとは換気をしっかりしながら(部屋中に辛い成分が舞います…笑)材料を順番に炒めるだけ。さすればこの通り。

揚げたガパオが美味!

それはそれは美味しいガパオ入りの炒めものが完成。ちなみに。前回紹介したガパオ炒めでは調味料を簡略化していますが、

「〇〇ガパオライス」を3倍美味しくするたたき包丁。 | タイはおいしい天国。

肉は叩いてこそ美味いのだ。 こちら、タイで広く使われているたたき包丁。 「○○ガパオライス」、こちらのタイ料理…

より本場の味に近づけるには「シーユーダム」なる調味料を少量加えます。


タイ料理をほんとうによく作る人でなければなかなか消費しきれないとは思いますが、これを加えることで本場の味になる、と我が師匠はおっしゃっていました。

副菜はイカで!「プラームック・ヌン・マナオ」

蒸し器の前でスタンバイ中のイカ。

副菜はイカを使った美味しい蒸し物。「マナオ」なるタイの柑橘の搾り汁がベースになったさわやかなソースが美味しさの決め手。

イカ一杯だってさらっと食べられちゃいます

もちろん、マナオなんてそう簡単に手に入らないという方が大多数でしょうから、そこはレモンでどうぞ。

玉蜀黍の皮を可愛い器にしたデザート。

玉蜀黍の皮も捨てないよ。

最後はトウモロコシを余すところなく使ったカノム(お菓子)。

玉蜀黍の皮を2枚重ねて両端を縛り、船形に。

玉蜀黍の皮で器を作り、そこに粗く叩き潰したトウモロコシと、そのままの実とを加えた生地を流し入れ、蒸し器で数分蒸し上げます。

玉蜀黍をつぶすのにもクロックヒンが大活躍。
材料はいずれも身近にあるものばかり。
上にはココナッツファインをトッピング

さすれば何とも懐かしいような、素朴な味わいの蒸し菓子が完成します。

淡い色合いの可愛い蒸し菓子、完成。
本格タイ料理、3品を堪能したレッスンでした。

早速復習の準備をする優秀な生徒です。

焼くだけ、蒸すだけ。

本日仕事帰りに立ち寄ったいつもの魚屋さんでちょうど新鮮なスルメイカを見つけました。3杯500円なり。それを早速下処理して冷蔵庫へ。1杯は今回習った蒸し料理用、残る2杯は以前に習った簡単イカ焼き用に下ごしらえ。でもすぐには作らないのでこれらはまとめて冷凍庫行きです。

棄てるにしのびない立派なワタ。

ところで、今日買ってきたイカは塩辛にしてもOK!という本当に新鮮なイカちゃんだったのでワタが立派!これ、そのまま捨てるには忍びない…ととりあえず冷蔵庫にしまったのですが、さて、何かいい食べ方はないものか。ただ今絶賛捜査中であります。

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調理器具

タイ式たたき包丁(มีดสับ)

肉は叩いてこそ美味いのだ。

こちら、タイで広く使われているたたき包丁。

「○○ガパオライス」、こちらのタイ料理は日本でもすっかり定着していますよね。あの甘辛い味がごはんとよく合うし、お弁当にもぴったりなので私もよく作ります。しかし。それをひき肉で作っているそこのあなた。それはかなり勿体ない。肉は叩いてなんぼ。叩くことで生まれる肉の大きさ、不揃い感こそが美味しさのポイントなのです。

タイに「KIWI」はいないのに、なぜ。。。

ブランド名がなぜ「KIWI」なのかということはさておき、このメーカーのものに限らず、タイのキッチン用品売り場にいけばどこにでも置いてあるのがこのたたき包丁です。しかもこれがめちゃくちゃ安い。およそ100バーツから150バーツほど。(ちなみにバンコクで一番安かったのはこの記事にあるお店でした。)

フードコートに挑戦!そして激安台所道具屋発見!【6日目②】 | タイはおいしい天国。RSS

バンコク有名寺院ツアーを終え、BTSサラデーン駅で解散となったのが12時過ぎ。そこからスカイトレインでモーチッ…

使い方は説明するまでもないと思いますが、

安い鶏むね肉で十分。

この鶏むね肉をまずは大きめのさいの目に切り、

刃の部分に手が写り込み、心霊写真化。

あとは1・2分、好みの粗さになるまで叩くだけ。

私は1分でたたき作業終了。

「これぐらいのことで、味が変わるの?」と疑われる方も多いかと思います。実際に私も当初は「たたいた肉を使っても、ひき肉を使ってもそう変わらないでしょう。」ぐらいに思っていました。で、このたたいた肉で作った炒めものを食べた後に、(たたく作業が面倒で)ひき肉を使ってみたところ、食感があまりにも違うのでびっくり。そして直後に1枚肉を買ってきてたたくんだった…と猛烈に後悔したのでした。つまり。それぐらい美味しさが違います!

せっかくだから、鶏ガパオライス作ります。

こちらが今日の材料。

今日の鶏ガパオライスの材料

  • 鶏むね肉1枚(たたき済み)
  • 好みの野菜(インゲン、ベビーコーン、にんじん、各小さめにカット)
  • にんにく&プリッキーヌ(みじん切り)
  • ガパオの葉
  • 調味料(ナンプラー、オイスターソース、砂糖)

以上です。野菜にはピーマンを入れるべきところ…なのですが、冷蔵庫の在庫の都合により、今日は上記3品を使用しています。

作り方(写真でコマ送り)

①ニンニクと唐辛子を香りが立つまで炒め
②鶏肉を加えて色が変わるまで炒めます。
③合わせておいた調味料を加え、全体にいきわたらせます。
④すべての野菜を加え、お好みで火を通します。
⑤最後にガパオをちらし、全体をさっと混ぜたらすぐに火を止めて!
鶏ガパオ炒め、できました!

「○○ガパオライス」の「○○」はこだわり。

目玉焼きはぜひ揚げ焼きで。

さて、今回の記事を書くにあたって、「ガパオライス」ではなく「○○ガパオライス」としたのは小さなこだわりです。そもそも「ガパオ」は葉っぱなので、「ガパオライス」では「葉っぱ飯」ってことになっちゃって、非常におかしな話。

ガパオの香りが食欲をそそります。

例えば今日作った「鶏肉のガパオライス」もタイ語では「ガイ・パット・ガパオ・ラート・カオ」などと言います。直訳すると「鶏・炒め・ガパオ・上に・ごはん」ってな感じです。こちら、鶏肉はもちろん、豚肉や魚介類を使っても美味しいお料理。

美味しそうに撮れたのでもう一枚。

そんなわけでぜひ、メイン食材を頭に付けて「○○のガパオライス」と呼んであげてくださいね。

以上、タイのたたき包丁のお話でした。(話それまくったけど)

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タイ料理図鑑 2)炒め物

豚肉のインゲンのレッドカレー炒め(ผัดพริกขิงหมู)

こちら、タイのおかず屋台の定番メニューとのことですが、日本人にもなじみのある食材、そして味付けかと思います。かくいう私も大好き。

ちょっとインゲンが弱った感あり。

私は冷凍できそうなおかずはまとめて作り置くようにしているため(少量作るとコスパが悪い)、こちら、冷凍庫からの出動品。忙しい朝、そしてお弁当にも大活躍の自家製冷食です。

甘辛味にごはんが進む!

レシピは味澤ペンシー先生の本より。

こちら、我が家で大活躍中。

これまた作り置き。

曜日に関わらず朝ごはんは簡単に。かつ野菜もお肉もしっかり食べて、エナジーチャージ完了です。

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yukko先生

リピ率最強!みんなに知ってほしい「海老チャーハン」!

「好きなタイ料理は?」というとやれグリーンカレーだのパッタイだのトムヤムクンだのと言う方の多いこと。それらの料理、もちろん私も好きですよ?でも家で作るとなるとなかなかハードルが高い。そこで私がぜひおすすめしたいのが、家庭でも簡単に作れてしかも美味しいといえば「海老チャーハン」です。「えー、チャーハン?」などとバカにすることなかれ。これが激ウマなのです。

具材はいたってシンプル。

主役の海老が写っていませんが、忘れないでね。

具材はこれらプラス「プリッキーヌ(生唐辛子)」「海老」そして「ごはん」、そこに味付けの調味料。これだけ。

まずはニンニクと唐辛子をざっと潰します。

材料を切って、ニンニクと唐辛子は潰しておきましょう。これ、タイの台所道具「クロックヒン(石臼)」と言いますが、もちろん皆さんお持ちではないでしょうから、そこは包丁で細かくたたいてください。

美味さの秘密は炒め方にあり。

まずは海老にさっと火を通して取り出しておきます。

フライパンに油を淹れたらニンニクと唐辛子を炒め、良い香りがしてきたら卵投入。卵にあらかた火が通ったらワーッと混ぜて

玉子は手前で。

海老を戻し入れたらごはん、野菜、そして調味料の順に加えてサッと炒めるだけ。

煽らなくてもパラパラになりますからね。

ゴハンを入れたら強火でフライパンをゆすりながらワーッとあおって…なんて必要ありません。ではどうすれはいいか。そこはyukko先生の企業秘密なのでここでは伏せさせていただきます。すみません。(でも驚くほど簡単だよ!)

ごはんがパラパラなの、伝わるといいな。

さすればこの通り、ごはんはパラパラ、味付けもまぁ美味しい海老チャーハンの完成です!

このレッスンのメニュー。

ヘルシーな具材たっぷりのスープ。
  1. カオパット・クン(海老チャーハン)
  2. ゲーン・チュート・タオフー(豆腐のスープ)
  3. ヤム・プラーオー(鰹のサラダ)

この肉団子に入っているタイ料理定番の3食材が美味しさのポイント。

この回で作る豆腐のスープがとにかく美味して、もう何度も作り、今や具材をアレンジしてかなりカスタマイズされております。

最後にひと回しするニンニク油も美味しさの決め手。

それから、鰹をこれまで醤油と生姜で食べていたみなさんに朗報です。タイ風のたれをかけるとまたこれまでとは違った美味しさを体験できます。

これもまた癖になる&何度もリピートしたくなる美味しさ!

このレッスンは3つのメニューとも何度も作りたくなる、そして手軽に作れるものばかり。でもその美味しさも手軽さもポイントを知ってこそできること。この海老チャーハンのレッスンは教室でお会いした他の方にも「まだならぜひ!」とおすすめしています。

チャーハンの味にちょっと飽きたらこれをかけるとまた違った美味しさに出会える、という魔法のタレ。

そして、レストランで食べてタイ米美味しくない…と思ったことがある方。それは美味しく炊いていないから美味しくないのです。これまた驚くほど簡単に、炊飯器で炊けますのでその方法については近々ご紹介できたらな、と思います。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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May先生

海老で作るガパオ炒めも美味!

海老の下拵え、扱い方がポイントだというガパオ炒め。 その美味しい作り方をMay先生に習ってきました。

まずは副菜の長茄子のヤムから

香ばしさがポイントの長茄子は直火でしっかり焼きます。

タイ料理の中で好きなものの一つに「茄子のヤム(和え物・サラダ)」があります。今回はこちらの焼いた茄子に炒めた豚肉、茹でた海老も加えてより食べ応えのあるヤムに仕上げます。

この焦げた風味が大事。
海老はさっと湯通し。
豚肉は粗目のミンチにして炒めます。

そして味の決め手になるのがこのペースト。

このたくさんの食材が入ったペーストが味の決め手。

これに調味料を加えて、茄子、豚、海老と和えれば長茄子のヤムのできあがり。

まずは和えたものをお皿に盛り…
上に秘密の粉末をかけて…
卵を添えれば完成!

秘密の粉の正体。

上のヤムを盛り付けた際に添えた秘密の粉の正体ですがこちら、

ミルサーでしつこく攪拌

干し海老を水で洗い、カラカラに行ってから粉状にしたもの。干し海老の風味が凝縮され、長茄子のヤムに深い味わいを添えます。これ他のヤムにも使えそう!

海老のガパオ炒めは炒め方にコツ有。

海老は半分は小さめにカットし、半分はそのまま。

作業に夢中で写真がないのですが、こちらの海老を使ったガパオ炒めは炒め方が美味しく仕上げるポイントです。食材を熱したフライパンに加えたら、蓋をしてしばし触らず放置。その後調味料を加えたらサッと混ぜ、また蓋をして放置、最後に火を強めてガパオ投入。ほどなく火を止めれば完成。

ゴハンがすすむ味!

こちらを食べ始めるとほどなくして先生が、「これ絶対玉子焼きと食べたら美味しい!」とタイ式の玉子焼きをササッと焼いてくださいました。

デザートは季節の果物、スイカのシェイク!

特製シロップの材料

これらの材料から作った特製シロップを加え、スイカと氷をブレンダーにかけて作るオリジナルシェイク。

コクと甘味が最高!

このシロップ、ただ甘いだけではなく、加えることでコクがプラスされます。多めの水を加えて煮初め、半量以下になるまでコトコトに詰めていきます。同じシロップを使って「パイナップル×バジル」でも美味しいんだとか。この夏のうちに試してみなくては。

参加者の皆さんとの情報交換が楽しい!

どうにも癖になる歯磨き粉、とのこと。

そして料理教室のもう一つの楽しみといえば、他の参加者の方との情報交換。この日はタイ旅行で買ってきたという歯磨き粉の話に。こちら、色が茶色で得も言われぬハーブの味なんだとか。タイ旅行で買おうかと思うも、どうにも勇気が持てず、結局買わずじまいでした。誰か、1回だけ使わせて&試させて!

この回のメニュー。


  1. 海老のガパオごはん〈パッガパオクンラートカーオ〉
  2. 長茄子のヤム〈ヤムマックア〉
  3. スイカシェイク〈テンモーパン〉

海老のガパオ炒めはその後早速自宅にて復習しました。がしかし。

間違えた。忘れた。

海老の半量を細かく切るのを忘れてしまいました。。。次回は必ず&忘れずカットします。。。

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yukko先生 タイ料理修行

「カオ・クルック・ガピ」は上品でダイナミックな一皿。

見目麗しい「カオ・クルック・ガピ」

「ガピ」って何?

こちらが「ガピ」

タイならではの調味料の一つに「ガピ」があります。タイに行くと「海老味噌」という名で売られていたりします。オキアミに塩を加え発酵させて作る発酵調味料です。それだけに独特の風味がありますが、塩辛など、海産物を発酵させた食品に馴染みのある日本人であれば抵抗なく受け入れられる風味だと思います。

美味しさの肝は「ムーワーン」とたっぷりの野菜。

こちらが材料

このお料理はガピを混ぜ込んだごはんを中央に置き、その周りにいろいろな野菜を並べます。それも美味しさの肝ではありますが、それ以上に豚肉の角切りをココナッツシュガーやナンプラーなどで甘辛く煮込んだ「ムーワーン」が重要。これを作るのに割と時間がかかりますが、たっぷり作って冷凍もOK。よって、まとめて作り置きするのがお薦めとのこと。

ガピ風味の「カオ=ごはん」といろいろな食材を「クルック=混ぜる」していただきます。

こんなにきれいに盛り付けたのに…

この美しき絵図を壊すのに抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、このお料理はこれらを全部豪快に混ぜてからいただくもの。そこに迷いは禁物。すべての食材の美味しさが混ざり合い、極上の味になるのです。

このレッスンのメニュー

デザートも含めて3品作ります。

この「カオ・クルック・ガピ」のレッスンで作る全メニューは

  1. カオ・クルック・ガピ(ガピと野菜の混ぜごはん)
  2. トム・ジュー・サライ(海苔のスープ)
  3. ウン・マムアン・ガティ(マンゴーとココナツのプリン)

以上の3品。

海苔のスープ。卵豆腐もおいしいよ。

いつもなら本格的に鶏ガラを煮込んでスープを取るところから作るのですが、こちらは簡単に鶏ガラスープの素で。玉葱にさえ火が通ればOKなので、本当にすぐ作ることができます。

マンゴーとココナッツのプリン

タイ料理はデザートだって自分で作っても美味しい。固すぎず柔らかすぎずの絶妙な食感がたまりません。

タイ料理レストランでもこの「カオ・クルック・ガピ」を出しているところはそう多くありません。美味しいのになぁ。ほんのり甘い混ぜごはん、タイ料理がお好きならぜひ一度お試しを。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。