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2023年8月_バンコクひとり旅

バンコクで素敵なセラドン焼きが買える「レジェンド」へ!【7日目②】

バンコクにてセラドン食器を取り扱う有名店「レジェンド」にやって来ました!

タイの有名な焼き物の一つに「セラドン焼き」があります。その工房は北タイのチェンマイにあり、以前チェンマイを旅した際にも「バーンセラドン」「サイアムセラドン」そして「メンラーイキルンズ」の工房や店舗にお邪魔しました。

バンコクでもそのセラドン焼きを取り扱っているお店はいくつかありますが、質もデザインも良い品々をここまで揃えているお店はないかと思います。それがこちらのお店「レジェンド」です。

色や形、大きさはもちろんのこと、さまざまな窯元の器が置かれています。

葉を模したお皿も色、サイズなど種類が豊富。

奥の方には壁一面にマグカップと蓋物、かわいい小皿が美しく並んでいます。この蓋物、もっとじーっくり見たかったな。

…というのも、お邪魔したこの日、週末だったからかもしれませんが、私がお店にいる間来客がひっきりなしだったのです。お邪魔にならないように…と写真を撮りつつ、人の波を避けるように店内を移動して物色していたため、このマグカップ棚の前には長居できなかったのです。

美しかったり、かわいかったり…と素敵な箸置きたち。お値段も小皿と同程度かそれ以上しますが、その価値は十分あり。

奥の方には木製品や水牛の角から作られたカトラリーが勢ぞろい。なかなかの充実ぶりです。

下の方を見ると私の好物であるカゴたちが無造作に置かれています。どれもかわいいな。

本当はバーンセラドンのものが欲しかったのですが、レジェンドには置いておらず。ただ窯元は異なるものの、とっても素敵なお皿を一枚発見!サイズ違いや形違いがないか聞いたところ、一点ものとのこと。迷わず購入を決めてレジへ向かいました。すると女性店員さんが流暢な日本語で「このお皿は日本まで持って帰られますか?」と。「はいそうです!」と答えるとこのように、厳重に梱包してくださいました。

なるほど。この日本語対応と丁寧な梱包、どうりで店内は日本人のお客さんでいっぱいなわけだ。

セラドン焼きのフラワーベースも素敵。ま、それはおいおいね。

BTS「ラチャティーウィー」駅から徒歩一分。改札を出て3番出口に向かう途中の高架歩道から下を眺めると、すぐにこちらのお店が目に飛び込んでくるかと思います。お店は毎日、朝9時から夕方の6時までオープンしているそうです。

「クアクリンパックソッド」の南タイ料理でお腹も心も満足です!

気づけばこの日、飲み物以外口にしないまま夕方を迎えていました。お買い物に夢中になりすぎたな。で、ここまで来たら適当なものでお腹を満たしたくない!少しだけ空腹を我慢しつつ足を延ばしてやってきたのは今回の旅のどこかで行こうと思っていた南タイ料理のお店、「クアクリンパックソッド」です。ランチ時やディナータイムは予約しておいた方がよさそうですが、通し営業をしているこちらのお店、15時過ぎであればすんなり入れるのでは…と思い来てみると大正解!

ちょうど客足が途切れたタイミングで入店することができました!

こちらは南タイ料理のお店ということで、店名にもなっている「クアクリン」をはじめとして、「ゲーンソム」や「ゲーンタイプラー」、あのちょっとニオウ豆サトーを使った炒め物などもメニューにあります。そしてこの日私がオートーコーで買った調味料、「ナームブドゥ」を使った南タイ式の混ぜご飯「カオヤム」もありました。食べタイ料理は山ほどあれど、ひとり旅ゆえ誰ともシェアできません。悩みに悩んで決めたのは次のふた品。

「カオヤム」と「 ゲーンソムチャオムカイ 」です!

まずカオヤムですが、日本でこれまで先生方に教えていただいたものとトッピングはほぼ同じ。ただ一つ本場ならではだなぁと思ったのが、器の右側に見える薄緑色のもの。これ何だかわかりますか?生のサトー豆なんです!これがとても良い味のアクセントになっています。美味。

そしてこちらが例のナームブドゥ入りのタレ。これをカオヤムにかけていただきます。甘めの味付けですが、これがヘルシーな野菜の混ぜご飯によく合うのです。

そしてスープは「チャオム」というクッサーイ葉っぱが山盛り入った卵焼きと海老のゲーンソム。タマリンドの酸味が効いた、南部ならではのスープです。この海老、写真に収まってしまうとさほど大きく見えませんが、Lサイズの卵ぐらいの大きさがあります。食べ応えありすぎ。

そして卵焼きには「これでもか!」っていうぐらいチャオムがぎっしり入っています(笑)。これのゲーンソムがまぁとてもとても美味しかったのです。酸味はありつつもまろやかさが感じられ、しっかりとした辛さはあるのに、それがしつこく口の中に残らずすっと引いていく。とっても不思議!このスープを食べて、「ゲーンソム」が「私の好きなタイ式スープ」のベスト5入りしました!

最寄り駅はBTSのトンロー駅。駅からも近く、歩いて5分もかかりません。しかもその道がタイにしては歩きやすいし、歩いていて気持ちがよいです。

大勢で行った方がもちろん、いろいろなお料理をシェアで来てよいかと思いますが、一人でも楽しめるお店です。バンコクで美味しい南タイ料理が食べたい!と思ったらこちらのお店、ぜひ行ってみてください。

締めは「紀伊国屋書店」過ごす充実のひととき。

この日は最後にプロムポン駅と直結しているデパート、「エムクオーティエ」3階にある紀伊国屋書店に行きました。本も本屋さんも大好きで、デジタル版ももちろん便利に使ってはいますが、気に入った本は印刷されたものを持ちたい派です。今回の旅では

  • タイの料理本
  • タイ語の絵本
  • タイの地図

この3つが手に入ったら良いな…と思っていました。旅も終盤に差し掛かってきたので、それらをここで買っておこう!と考えたのです。結果、なんとその三つがこの日この紀伊国屋で揃ってしまいました。うれしい!

実際に買った本は、最後のお土産紹介の回でご披露したいと思います!

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野菜を欲するあまり、夕餉がおかしな取り合わせになった日。【6日目②】

「ข้าวห่อใบบัวลุงชู」の粽を求めて

クロントーイ市場を後にし、いったんおしゃれCAFEでひと休み。こちら、洋ナシのシロップ入りラテ、ですって。タイとは縁もゆかりもないラテです。洋ナシとメニューにあるのを見て、一瞬「メンダーのエキス入り⁈」とも思いましたが、そんなわけはない。むしろ言われなければ洋ナシかどうかもわからない甘いシロップが底に沈んでおりました。

さて、お昼ご飯はどうしたものか…とスマホをいじっていると、現在地の近くに蓮の葉粽を売っているお店があるとグーグル先生が教えてくれました。お店の名前は「ข้าวห่อใบบัวลุงชู(カーオホーバイブーアルンチュー)」です。日本語にすると

  • ข้าว(カーオ)=ごはん
  • ห่อ(ホー)=包む
  • ใบบัว(バイブーア)=蓮の葉
  • ลุง(ルン)=おじさん
  • ชู(チュー)=チュー(人の名前)

「チューおじさんの蓮の葉包み飯」といったところでしょうか。

時間的に店内飲食は無理そうですが、とりあえず、粽を持ち帰りにしようと行ってみることにしました。

洗った蓮の葉が自転車の上にたくさん干してある(笑)。実はこの店の前(歩道の一部)に、テーブルと椅子が置いてあって、そこで食べられなくもなかったのですが、何しろ暑い!ここはやっぱり持ち帰りにしようと決め、熱々を一ついただきました。

なんともかわいらしいビジュアル。こちらのお店については、以下の記事に詳しい内容がありますので、ぜひぜひお読みください。

この後、歩き回って体が水分を欲していたのか、無性に冷たいものやフルーツが食べたい!ということで得意のマンゴタンゴに寄り道。

毎回驚くほどハズレのないマンゴタンゴの激うまマンゴーを堪能し、いったんホテルへと戻りました。

体が野菜を欲した結果のおかしな夕食。

こちら、この日の夕食セットです。ご飯や麺が続いて体が野菜を欲したため、シーロムコンプレックスの2階に入っているサラダ屋さんで、青い葉っぱサラダを山盛り買ってきました。

では早速、蓮の葉ちまき、開けてみます。

本当にきれいに巻かれています。

蓮の葉大きい!テーブルが蓮の葉で覆われてしまいました。余分な葉を折りたたみ、具が見えるようにご飯をくるりと返すと…

銀杏や蓮の実、干しエビ、塩卵の黄身、シイタケ、クンチアンなど、これまでに食べた粽と具の内容はほとんど一緒。ただお肉が鶏ではなく豚なのと、お米がタイのもち米ではなく、インディカ米を使っている点が大きく異なります。イメージとしては、うるち米を使った日本の炊き込みご飯に近いですが、ジャポニカ米よりも粘りのないインディカ米を使っているため、日本の炊き込みご飯よりも、よりさらりとした口当たりです。これはこれで軽くて良いな。蓮の香りも良く、美味です!

そしてこの粽を食べる際のポイントはこのタレ。このタレのおかげで粽がよりさっぱりといただける仕組み。タイ料理はタレが肝だな。

スープがレトルトではなく、何かしらのゲーンチューだったら完ぺきだったのに。むしろ、日本では当たり前に売っているみそ汁やスープ的なものがタイには存在せず、米・麺・春雨のいずれかが入ったものしかないのね。初めて知りました。

デザートはロティサイマイ。

もう粽とサラダでおなかいっぱいですが、今日は何としてもこれを食さねばなりません。クロントーイ市場で買ってきたロティサイマイです。1袋にロティーは13枚入っていました。

このロティに綿あめをのせて

くるりと包んでいただきます!

食べてみたところ、この綿あめが想像していたよりもずっとハリハリしているのです。一本一本繊維がしっかりしているというか。ともすると口の中に刺さりそうなぐらい固いところもあります。これは慌てずゆっくり食べなければならない食べ物だということを学びました。

この日の記憶の記録。

BTSサラデーン駅のすぐ近くで出会ったカゴ屋さん。かわいい。

薬局でもらった試供品。試しに貼ってみたら、刺激が強すぎて背中にビリビリとした痛みが走る始末。5分と経たずに剥がし、勿体ないので丈夫そうな足の裏に貼っておきました。まさか、あんなに痛いとは…クワバラクワバラ。

習慣ってすごいな。荷物運ぶの上手。

今回室内履きを忘れて、ホテルではずっと靴下で過ごしていたのですが、得意のセブンイレブンで安くてかわいいビーチサンダル発見。これで80バーツぐらいでした。

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カオマンガイにムーデーンと肉三昧な午後。【5日目②】

戻る前にテスコロータスをひとめぐり。

バーンケー市場とアウトレットショップのチェックを終えて、昼餉をいただくお店に移動する前に、駅近くのテスコロータスにやってまいりました。どこに行ったとて、並んでいるものにそう違いはないのですが、あるとつい入ってしまうのがスーパーマーケットであります。

鮮やかな色付きのカノムチン。結局これに出会えたのはここだけだったのですよ。よく見ると最下段に小さいサイズもあったわ。この時買えばよかった!全色揃っているお店とか、どこかにないかな。

一人暮らしにはありがたい、お野菜のちょっと売りコーナー。一番奥にはグリーンカレーペーストを作る際に使う、大きな青唐辛子が見えます。カーもガチャイも丸茄子もキュウリもある!こんなスーパー家の近所(日本)にも欲しいです!

ちょっとリッチなレストラン「ルエントン」でいただくカオマンガイ。

戻ってまいりました。こちら、シーロムの交差点です。本当はサームヤーン駅で降りれば良かったものを、大失敗です。歩く距離はさほどじゃないんですが、交通量の多いこの道路の横断歩道を渡るのが至難の業。いやはやランチ前に無駄な体力を使ってしまったよ。

この日ランチでお邪魔したのはタイの5つ星ホテル、「モンティエン ホテル スラウォン バンコク」の1階にある「ルエントンレストラン」です。

https://montienbangkok.com/en/ruenton.html

どんなレストランかは上のリンクどうぞ。本格的な中華系タイ料理を楽しめるお店のようですが、

案内されたのが超広い空間にテーブルが5つしかないっていうなぞの部屋。二人席なのに無駄にテーブルは広いし、隣の席との間もかなり広い。明るくて良いお部屋なんだけれど、市場ばっかり巡っているのでこの雰囲気、慣れませぬ。

お値段はこんなラグジュアリーな雰囲気のお店なのに良心的。しかも。後で届いたお料理を見ていただければわかりますが、ここ、一皿の量が多いんですよ。それを大人数でシェアしたりすることを考えたら、むしろお得かもしれないです。

私はこちらの名物だというカオマンガイにしました。最初のメニューのトップにありますね。340バーツ。ちなみにその下にあるライスとスープ、それぞれのお値段が書いてありますが、こちらはおかわり用。340バーツのものを頼めば、ライスもスープもちゃんとセットになっています。

注文してわりとすぐにやってきました。こちらがこのレストランのカオマンガイセットです。個人的には4種類のタレがまず気になります。後は鶏肉の状態ね。

はい、この量ですよ。上が胸肉で、下にもも肉が隠れているのですが、全部で300g以上はあるかと思います。いや、もっとかな。とにかく凄いボリュウムなのです。お肉は写真からもわかるようにふっくらジューシーで、言わずもがな!の美味しさなのですが、いやはや。ここまで多いとねぇ。

ごはんもテンコ盛り(笑)。でもあの肉の量には、このごはん、必要です。

4種類のタレ、個人的には右奥のものと、左手前の生姜たっぷりダレが気に入りました。これだけのお肉を出すお店です。スープももちろん美味しい。幸せ。

ただ、個人的な好みを言うと、肉料理って口に入れた時に好きな厚みってあると思うんですよ。チャーシューにしろ、ローストビーフにしろ。こちらのカオマンガイもそうなんですが、私はもうちょっと薄いほうが好きかな、と思いました。この厚みだと、嚙み切るにせよそもそも分厚いので、お料理を味わうための余白が口の中に無くなる!

ともあれ本場のカオマンガイ、満喫いたしました。満足&満腹!

科学館とスコールと。

さて、お腹がいっぱいになったところで再び街へ。とはいえ、何かを食べるにはまだまだ時間が必要そうだし、こんなお腹いっぱいの状態でマッサージなんでとんでもない。何か良いところはないかな…と探していたところ、BTSエカマイ駅の近くに科学館があるのを発見しました。

この通り、こちらの科学館にはプラネタリウムもあります。平日は11時からの回と、15時からの回のみ、一般にも開放しています。土日は初回10時だけ、入場できるのは学生に限定されていて、以後1時間ごとに行われるショーは入場者全員に対して解放されています。

しかもその天体ショーも含め、敷地内の施設全部利用できて入場料がたったの50バーツ!残念ながら館内は撮影禁止のためお見せできませんが、なかなか良いですよ。50バーツという入場料を考えたらコスパ的には最高だと思います。

ただし、この日も学校の授業で来ていると思しき小中学生の団体が数組いました。場合によっては込み合うこともあるかと思いますが、気になる方は事前に確認してみてください。

その科学館を出てしばらくしたところで雨が降ってきました。しかも激しい。スコールです。慌てて近くにあったスタバに避難。

長いこと空を眺めていたら、店員さんが試食のケーキを持ってきてくれました。タイ人優しい。

「The Chopsticks」のムーデーンと海老ワンタンが最高に美味しい件について。

この旅ですっかりはまったロンガンティー。

夕飯はエカマイ駅のお隣、トンロー駅の何番出口だったか…の階段を下りて少し歩いたところにある「The Chopsticks」というお店でいただきました。

そこで、ムーデーンと海老ワンタンを具に、バミーナーム(汁あり中華麺)を注文しました。やってきたのはこちらです!

これは!メニュー写真に偽りなし、ところか、メニュー写真越えのビジュアルです。

このジューシーなタイ式チャーシュー、ムーデーンちゃんのご立派なこと!

しかも豚肉なのに柔らかっ!これ、歯茎だけでイケるやつです。海老ワンタンも卓球のボールぐらいの大きさがあるのですが、ぷりっぷりで美味なることこの上なし。このお店、文句なしで再訪決定。メニュー写真は撮ってきませんでしたが、このチャーシューやワンタンなど、麺の具ではなく一品料理としても注文できます。実際店内ではそういった一品料理をつまみに、飲んでいらっしゃる方もちらほら。それで締めに麺とか、最高じゃないですか。

あー、もう食べたい。思い出してすでに食べたい気持ち120%になっています。

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May先生

土鍋ご飯も牛肉のヤムもいいけど、「うずらの卵のお菓子」が美味だった!

まずは大好き!「ヤム・ヌア・アグン」から。

大好きですでに何度も作っているブドウと牛肉の和え物、「ヤム・ヌア・アグン」。今回はMay先生バージョンを習います。

牛肉はこうして極弱火でじっくり焼いておきます。あとは合わせ調味料を作っておいて、刻んだタイハーブと和えるだけ。この日は夜のレッスンと言うことで、先生が各料理の下ごしらえをあらかた済ませておいてくださいました。そこで見ることになったスゴいもの。

神業レベルのプリッキーヌと赤ピーマンのみじん切り。

さらには超人技ともいえるバイマクルーの極細千切り。この繊細な技。私もいつの日か習得したいものです。

すごく簡単だし美味しいし、パーティー料理にもなれる豪華さが好き!なヤム・ヌア・アグン。

もうそろそろ店頭からシャインマスカットは消えてしまうと思われますが、その前にもう一度食べたいなー。

タロイモの美味しさに開眼!なタイ式炊き込みごはん。

揚げたカシューナッツにタロイモ、干し椎茸に干しエビ、豚肩ロース肉も入ったボリューム満点!うま味たっぷりの炊き込みごはん。

油を入れ熱したフライパンでニンニク、干し椎茸、干しエビ、豚肉と順に炒めたら、お米を洗わずに入れて全体に油を行き渡らせ、その後調味料も加えてさらに炒めます。

調味料が全体に行き渡ったら鍋に入れ、鶏ガラスーブと干し椎茸&干しエビの戻し汁も加えて炊き上げます。

沸騰したら中火でしばし、その後極弱火で加熱。

さすればこの通り。これまたメイン級の炊き込みごはん、完成です。あ、そうそう。

このレッスンで、万能ネギの飾り切りも習ったんでした。忘れないうちに復習しなくちゃ。

小さめ一口サイズがむしろ怖い。何個でもいけちゃう「カノムカイノッカター」

おしまいは、サツマイモを使った揚げ菓子。材料は至ってシンプルなのですが、これがとっても美味しいのです。

潰したサツマイモにグラニュー糖と粉類を加えたらこうして小さめに丸めます。そしてこのお菓子の美味しさのポイントは揚げ方にあり。

この先生に教えていただいたとおりに揚げればなんと!

表面カリカリ、中もっちりかつ空洞もできて軽い仕上がりになるのです。

これもお正月休みにじっくり復習だな。

料理教室のある夜=幸せな夜

出来上がった料理をワインでいただく。珍しく飲んじゃいました。

おまけにスープまでいただいちゃって、幸せなことこの上なし。

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タイ料理図鑑 3)揚げ物・焼き物

カオムーデーン(ข้าวหมูแดง)

タイ語で「ムー」は「豚」、「デーン」は「赤い」という意味。直訳すると「赤い豚」となるわけですが、要はタイ風のチャーシューです。なぜこれが「デーン」か、というと、その名の由来は材料にあります。

ムーデーンの材料。

こちらがムーデーンの材料です。

豚肩ロース肉の他、たくさんの調味料が入ります。シーユーダム、シーズニングソースというタイの調味料の他、蜂蜜、塩、紹興酒、ごま油、などなど。

中でも欠かせない調味料がこちら。「デーン=赤い」の素。

中華調味料である紅腐乳です。独特の風味がありますが、焼くと得も言われぬうま味と香りが出て、タイ風チャーシューならではの味が完成します。

これらの調味料を一つ加えるごとに肉が吸い込むまで揉み込んでいき、最後にオイルでコーティングしたら下準備完了。あとはこうしてポリ袋に入れ、数時間おいて味が染み込むのを待ちます。

ムーデーン、焼きにかかります。

さて、こちら漬け込みが終わったムーちゃんです。が、諸事情有ってなんと二晩置いてしまったがために、何やら味噌漬けのような色になってしまっております。「デーン」はどこへやら。焼いたら赤くなるか。

200度に熱したオーブンで焼くこと30分。デーンとは言えないものの、おいしそうな飴色の焼き豚ができあがりました!

おうちで「カーオ・ムー・デーン定食」。

ムーデーンを焼いたらやっぱりごはんと一緒に食べるのがおいしい。ということで、カーオ・ムー・デーンにしました。副菜がまさかのニラ玉だったり、スープがベトナム式だったりと、相変わらずの多国籍ですが、相性は考えているのでちゃんとおいしいです。

ムーデーンをご飯と一緒に食べるならマストなのがこちらのタレ。豚肉をオーブンで焼いた際に出た汁に調味料数種類を加えて作るごまだれ。ごまの風味と甘酸っぱいピリ辛味が相まって美味!口福とはまさにこのこと。

始めて作ったムーデーン。ですが、

May先生のレシピゆえ、正解でしょう!このムーデーン、次回はどこか、タイ料理店でいただいてみることにします。

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タイ料理図鑑 2)炒め物

海鮮黒胡椒炒め(ทะเลผัดพริกไทยดํา)

「海鮮の黒胡椒炒め」材料。

まずはお野菜。本来はステンレスのトレーに入った4種類で十分なのですが、少々具合の悪そうな菜花が野菜室にいらっしゃいましたので、そちらも急遽加えることにしました。

これはおととい揚げた海老とベビーホタテ。ソフトシェルクラブだとなお美味しいのは分かっているのですが、当方、庶民のためお手頃な海のものを使います。

そしてこのお料理の肝ともいえるのがこちら!最初に炒める香味野菜ですが、ここに黒胡椒が入ります。

水気の少ないものから順にクロックヒンでたたいていきます。あとは調味料を一つのボウルに合わせておけば準備完了。

「海鮮の黒胡椒炒め」、5分1本勝負。

1)石臼で叩き潰した香味野菜を香りが立つまで炒める。
2)お次は玉ねぎ。しんなりするまで炒める。
3)野菜と揚げた海鮮投入。海鮮は揚げたてならこの後でOK。
本日は冷蔵庫より出したて(=冷たい)ゆえ、ここで加えました。
4)最後に合わせ調味料と「飛び入り参加メンバー」の菜花を。

ということで、あっという間に完成です!調味料にはスープも入って水気多めなのですが、揚げた海鮮に絡めた小麦粉のおかげでほどよいとろみがつき、良い感じに仕上がります。

野菜しゃっきり、ツヤツヤで美味しそうにできました!

本日のおうちごはん「海鮮の黒胡椒炒め」定食。

今日作ったのは炒め物のみなので、超絶簡単昼ごはんです。

メインの「パット・タレー・プリックタイダム(海鮮の黒胡椒炒め)」、野菜はしゃっきりとした食感を残しつつもちゃんと火が通っていました。味付けもその味の絡み具合も非常に良き感じ!最近ちょっと炒め物が上手になったやもしれぬ。嬉しい。

スープは作り置き。

こちらは昨晩、散歩がてら3キロ先にある和菓子屋さんに行って買ってきたもの。往復6キロ。良き運動になりました。が、そこで消費したカロリーはここでしっかりチャージ。むしろプラス(笑)。でも美味しいからいいのです。

リモートワーク3日目。今のところいい感じで過ごせています。気を付けなければならないことは多々ありますが、その中でも楽しみを見つけつつ、体も心も元気を保っていきたいな。

こちら、眺めて心に栄養をいただこうと昨日から飾っている芍薬。

少しずつ花が開いていく様子を見ているだけでウキウキした気持ちになれます。

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タイ料理図鑑 1)ごはん・麺

カオクルックカピ(ข้าวคลุกกะปิ)

小さめプレートで「カーオクルックカピ」をいただく朝。

つい数日前に食べたばかりの「カーオクルックカピ」ですが、その食材がまだ残っていたので、今日も今日とて「カーオクルックカピ」です。ただし。先日はレシピ通り、ごはん200gのモリモリサイズで作りましたが、(その模様は以下のリンクよりどうぞ、)

さすがに食べすぎだな…と思い、今日はその半分の量、プレートも25センチから19センチにサイズダウン。程よいサイズで作りました。

サイズが小さくなっても美しさ変わらず。

そして小さくなってもやっぱりマゼマゼ。美味なるは言うまでもなく。

そしてスープはゲーンリアン。

昼時にはほどよくお腹が空き、やっぱり適量って大事!と再確認。時間に余裕があるのを良いことに、作りすぎ、食べすぎにならないよう気を付けます。。。

ひと月早いぞ、カレーリーフ!急ぎ剪定する朝。

そして、何度か登場している我が家の箱入り娘、カラピンチャちゃん。2度目の越冬を無事に乗り切り、今年も元気に春を迎えました。が、今朝大変なことに気づきました。

なんと!小さな鉢のカラピンチャちゃんからすでに新芽が出ているではありませんか。昨年はゴールデンウィークになってもまだ新芽は見られず、その頃に伸びすぎた枝葉を剪定したのでした。

あまりに背丈が伸びすぎては手に負えなくなる!成長期に入る前の枝葉カットが完全室内飼いの我が家においては必須なのです。ということで昨年つかんだコツに基づき、今年は大胆に枝をジャクジャクいきました。

枝の先を見ると、どの枝も先端が二股に分かれています。その長いほうを思い切ってカットすることにしました。去年は恐る恐る切ったのですが、その後わっさわっさと驚くほど成長し、「このまま成長し続けたらどうなるんだ…」とハラハラしたので。

こうして剪定を終えたカラピンチャちゃんは…

なんとも情けない姿になりました。非常にさっぱりしました。

カットしたカレーリーフは全部で57枝。もちろんそれは捨てたりせず、冷凍保存してしっかり使います。

フレッシュなものを使うのが一番ですが、輸入物のドライリーフに比べればこうして冷凍しておいたものの方が、味も香りも断然良いのです。

「へべす香汁」ゲットしました。

そして仕事帰りには全国の美味しいものを扱うお店へ。

「へべす香汁」を買ってまいりました。本場タイでは「マナオ」なる柑橘のジュースを使うところを、日本ではレモン汁で代用しています。そのレモンよりもより「マナオ」に近い風味を持つ「へべす」。何度かタイ料理教室でご一緒しているNさんがインスタで紹介されているのを見て、「これはいただき!」と即真似っこ。早速ヤムやソムタムに使ってみたいと思います。楽しみ!

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おうち修行

タイの見目麗しき混ぜご飯☆カオクルックカピ(ข้าวคลุกกะปิ)

タイの発酵調味料「ガピ」とは。

「ガピ」はタイならではの調味料の一つ。オキアミなる小エビを塩漬けにし、発酵させたペースト状の調味料です。蓋を開けると強烈な発酵臭がいたします。ところが!その発酵臭、過熱するとそれはそれは香ばしい香りに変わるのです。かつ旨味も凝縮されているため、料理に加える際には少量でOK。

…なのですが、そのガピを前面に出したタイ料理があります。それが「カオクルックカピ」です。

調味料とお皿に並べる食材を準備するだけ、これを面倒と取るか、簡単と取るか…な「カオクルックカピ」。

カオクルックカピはまず、合わせ調味料を準備し、ご飯と炒め合わせます。

他に準備すべきはそのご飯のまわりに並べる食材たち。今回は

  • レモン
  • きゅうり
  • さやいんげん(スナップエンドウに変更)
  • 青マンゴー(リンゴでもOK)
  • 錦糸卵
  • 揚げたホムデン
  • 揚げた干し海老
  • 豚肉の甘辛煮(以前作って冷凍したおいたもの)
  • プリッキーヌ

これらを準備しました。

揚げる作業はフライパンに薄く油を敷いて炒めるでも良いかと。ちょっと時間がかかるのは豚肉の甘辛煮ですが、これはまとめて作り置きして冷凍しておけばさほど面倒なことはありません。…と思うのは、私が料理好きだからですよね。ただ、特別なテクニックは必要ないので、誰が作ってもそれなりに美味しくできる、ということは断言できます。

季節外れの雪に見舞われた日曜の「カオクルックカピ定食」

タイ料理には美しい料理がたくさんありますが、このカオクルックカピもきれいです!

こんなに美しく盛り付けたのに…

食べる際には豪快に混ぜちゃうのです。これが美味しさのポイントでもあるので、加減せずに思い切りまぜまぜ。

そうすると、甘味、辛味、塩味、酸味が混然一体となった一皿に。要は、盛り付けた時点ではまだ料理が未完成なのです。食べる人が自身の手で完成させる料理…と私は勝手に思っています。

この前の日に白身魚の冷しゃぶを作った際、そのゆで汁を取って置いて作った「トムヤムプラー」。塩とナンプラーの塩味、レモン汁とトマトの酸味、そしてプリックポンの辛味、さらには鯛の旨味が相まって、とっても美味しいスープです。

金曜日に作ったヤムソムオー再び。

そしてこちらはまたしても「ハンサム食堂」さんからの調達品。特に炭火でこんがり焼かれた香ばしいガイヤーンは最高でした。絶対に家庭では再現できない味。そういうプロの味&本場の味を提供してくれる「ハンサム食堂」さんが近くにあって本当に嬉しい。いつもお世話になっております。