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May先生

スペシャルな豚肉のガパオ炒めを習う。

May先生のスペシャルレッスン、この回のメインはタイ東北部ウドンタニーにあるお店で習得したという豚肉のガパオ炒め。具材は豚肉とガパオだけとシンプルながら、たくさんのスパイスやタイハーブが香るペーストを加えるので風味は複雑。そしてもちろん、美味しい。自分でもまた作ってみたいのだけれど、そのペーストに使う材料が多くて、はてさて揃えて再現となるか。

スペシャルな豚肉のガパオ炒めの材料

山盛りのバイガパオ。

このスペシャルメニューはたっぷりのガパオと豚肉をメイン食材に、調味料としてたくさんのスパイスやハーブをペースト状にしたものが入ります。

これを全部ペーストにすれば今回の炒めものを何回か作れる量が出来上がります。

インド料理も作るため、実は上の食材全部我が家にあります。が、これを一人クロックヒン(石臼)でペースト状になるまで叩き潰す…となるとその気力が…。

でもこのペーストさえ作ってしまえばあとは本当にあっという間。

まずはペーストを炒めて

炒め方のポイントさえ押さえれば、間違いなく美味しい豚肉のガパオ炒めが完成します。

ここ、炒め方のポイント。

肉を加えて火が通ったら、肉は端に寄せて調味料をカラメル状になるまで煮詰める、これこそがポイント。ガパオに香ばしさが加わり、一段と美味しくなるのですよ。

おかずはオヤツ的な美味しさの海老とココナッツロング餡のタロイモ包み揚げ

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スペシャルガパオとともにいただくのはタロイモを使った、オヤツ的な美味しさのおかずです。

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タロイモをマッシュしたもので海老風味の餡を包み揚げる、というなかなか手の込んだお料理。

こちら、ココナッツファイン。海老とともにサップします。
ココナッツシュガーとナンプラーをカラメルに。
海老とココナッツファイン、タイハーブを炒め、先のカラメルと合わせて餡のできあがり。
タロイモで餡を包みます。
こちらが完成した餡。これだけでも十分おいしい。ふりかけにしても良き。
形を整えたら水溶きてんぷら粉をくぐして揚げます。
揚げたて!

揚げたてを一つ試食させていただきましたが、これがまぁ美味しい!May先生のレシピは「美味しさのためには手間を惜しまず」的なものが多いのですが、こちらもしかり。また食べたいけれど、さて、自宅でその「手間を惜しまず」再現なるか。

バタフライピーとライムのソーダ

おしまいはバタフライピーとバイトゥーイ、糖類を煮詰めて作ったオリジナルシロップのソーダ割。

これがまた飲みすぎ注意の美味しさ。バタフライピーはチェンマイで買ってきたものがたーっぷりあるので、これは今月中に自分でも作りましょう!

幸せの実食タイム。

揚げ焼きの卵は必須。

こちらの豚肉とガパオの炒めものはイサーンにある「サイアムアンドサンズ」というお店のレシピによるものだそうですが、10種類以上のスパイスで作ったペーストのおかげで、これまでに習ってきた炒めものとはひと味もふた味も違ったものになっています。

そして揚げ物もまた美味。食卓に並べても良いのですが、個人的には小腹が空いたら食べたい、そんなお料理です。

この箸休めもおいしかったなぁ。これはすごく簡単なのですぐに再現します(笑)。

9月&10月のレッスンは申し込みのタイミングを逃し(忘れ)、2回しか参加できないMay先生のレッスン。しかも予約できたのは平日の夜クラス。ちょっと大変ではありますが、参加することを楽しみ&目標に、仕事をサクサク片づけることにします。

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調理器具

クロックマイ(ครกไม้)

「クロック」あれこれ

我が家のソムタム用クロックたち。

いつもお邪魔しているタイ料理の先生のご自宅で初めてお目にかかった「クロック」なる調理道具。「サーク」と呼ばれる棒で中に入れた食材をタムタムして(叩いて)使います。その便利さからすぐに我が家にも導入し、用途に合わせていくつかの種類があるクロックを使い分けています。

  1. クロックヒン(石製の臼)
  2. クロックディンパオ(陶器製の臼)
  3. クロックマイ(木製)

左が「クロックマイ」

ソムタムを作る際には陶器製か木製のクロックを使うのですが、今日は先日チェンマイから連れ帰ったばかりの木製クロック「クロックマイ」をご紹介します。

ちなみに、このクロックマイを買ったお店の情報はこちらの記事にあります。

3度目のワロロットで心残りなし!そして友人と優雅な晩餐。【4日目③】 | タイはおいしい天国。

翌日の午前にはバンコクに移動するため、実質チェンマイはこの日が最終日。やり残しなし、心残りなしにしよう!と料理…

叩く・潰す・混ぜるをこの中で!

たっぷりとした深さのあるものを選びましょう。

タイ本国ではカビやすいとの理由からあまり使われなくなってきているとの話も聞きましたが、木の器好きとしてはどうしても手元に置きたかったのです。本当はもっと大きなサイズが欲しかったのですが、持ち帰りのことを考え、陶器製のものよりも一回り小さなサイズを選択。ということでこちらがチェンマイより我が家にやってきた「クロックマイ」です。

石製のクロックヒンでは粒胡椒やパクチーの根、プリッキーヌなど、様々な食材をペースト状になるまで潰すことができます。陶器製もそれに近い作業が可能かと思いますが、こちらのクロックマイでできることは柔らかめの食材をつぶすことと混ぜることのみ。実際には以下のようにつかいます。

トウモロコシのソムタムを作る。

これらの材料と調味料で作ります。

こちら、タムタムする前の段階まで準備した材料です。火を通したのはトウモロコシと玉子。残りの材料は生のままつかいます。インゲンも生。決して火を通してはなりません。(それをやるとインゲンがまあ汚い色になります)

ソムタムと言えば日本でもタイ本国でも青パパイヤを使った「ソムタムタイ」がメジャーですが、ソムタムの種類はそれだけにあらず。いろいろな食材で楽しむことができるのですよ。

まずはプリッキーヌ(生唐辛子)とニンニクをつぶします。唐辛子が開けばOK。

お次はインゲンとピーナッツと調味料。
ココナッツシュガーが溶け、ピーナッツが半分に割れるまでタムタム。
そこに人参とプチトマトを加えて軽くタムタムしたらサークは置いて…
最後に茹で卵ととうもろこしを加えてさっくり混ぜたら完成!

何を作っても大量になってしまう自分にはやはりもう一回り大きなクロックマイが必要だったか…。とりあえず、無事にトウモロコシと玉子のソムタム、完成いたしました!

せっかくなので出来立てをいただきます。

やっぱり美味しいとうもろこしのソムタム。夏が終わってしまうのが名残惜しい。

もうそろそろトウモロコシの季節も終わり。となるとこのソムタムもこれが食べ収めか。なんとも名残惜しいです。それにしてもパンチの効いた辛さとココナッツシュガーの甘味、ナンプラーの風味が相まって絶品!この後たまらず冷凍庫からもち米を引っ張り出し、レンチンして一緒にいただきました。ソムタムにはもち米が良く合います。

せっかくなのでもう一枚。

ここまで来たら、明日のお弁当はソムタムともち米を美味しく食べられる感じでいきたいな…とこの後、こちらも作りました。

北タイ料理の一つです。

タイ北部の名物料理の一つ、「ゲーン・ハンレー」です。これがまた甘辛な上にタマリンドの酸味も加わって癖になる美味しさなのです。全部で5食分作ったので、4食分は冷凍。今月は「困ったときのゲーン・ハンレー頼み」で仕事が忙しくなってもお弁当生活を続けられそうです。

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May先生

スペアリブの発酵グリルとか魅力的すぎる。

まだ蒸し暑い日が続きますが、気づけば8月も終ろうとしています。そんな中先日参加してきたMay先生のタイ料理教室。メインは「豚スペアリブの発酵グリル」。軽く発酵させるので難しさはなく癖も抑えめ。すごく美味しいお料理でした。

豚スペアリブの発酵グリル 生姜ソース〈ネームシークローンムーヤーン〉

で、でかい!

この豚スペアリブを炊いたご飯で数日かけて発酵させ、オーブンで焼く、というお料理。時間はかかるけれど、手間は少な目。

このようにしてごはんをまぶしていきます。
こちら、発酵を終えたスペアリブ。

当日作ったものはお土産にいただき、レッスンでは先生が仕込んでおいてくださったものを焼いていただきます♪

焼く前にオイルを塗って。
この照り!何より香りがたまらなかった!

豚トロの網焼きも付きます。

これまた大量の豚トロ。

こちらは香味野菜やスパイスが入ったタレに1時間からひと晩漬け込めばOK。あとは焼くだけです。

脂の面を上にして。
もう、美味しいに決まってるヤツ。

3種の神器…ならぬ3種のソースが激ウマ。

パイナップルもソースになります。

そしてこの日はどちらの肉料理にもあうソースも教えていただきました。それも3種類。

  1. 生姜ソース
  2. パイナップルとカーのサルサソース
  3. 100mahaseth式チミシュリソース

ご覧の通り、なかなかスパイシーです。

このパイナップルのソースは豚トロの方によく合います。生姜ソースはスペアリブに。そして、こちらも豚トロ向きということではありましたが、個人的に一番気に入ったのが「チミチュリソース」なるもの。

タイの葉物が3種類入ります。

こちらのソースと豚スペアリブの発酵グリルはMay先生がバンコクにある「100mahaseth」というお店で修業し、習ってきたものだそう。これが本当に美味しくて、感動!次にバンコクに行ったら絶対食べに行かねば。

実食は肉祭り!

豚肉最高!

たっぷりのお肉とたっぷりのお野菜、3種類のソースともち米付き。もうこんなの美味しいに決まってます。

なんでしょう、この焼き色と艶。

これはぜひ、自宅でも再現せねば!と思いました。その前に、お土産にいただいてきたスペアリブ、おそらく300gぐらいのカタマリがあるので、まずはそれを焼いて、だな。冷凍庫でもおそらく発酵が少しずつ進んでいるはずなので、発酵し過ぎないうちに、美味しく頂こうと思います。

そして、これらのお肉はこの日全て食べきることができず、それもお持ち帰りからの冷凍庫行き。それを今週引っ張り出しまして…

こうしてお弁当の中に納まり、おいしくいただいた次第です。

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yukko先生

タイ屋台の味!ムーピンととうもろこしのソムタムを作る。

Mコース第1回のメニュー

どの料理ももち米との相性バツグン。

Mコースは本格タイ料理が並びます。今回は夏が旬のとうもろこしを使ったソムタム。塩辛過ぎない絶品塩卵の作り方を習えるのも密かな楽しみです。

  1. ソムタム・カオポート・カイケム(とうもろこしと塩卵のソムタム)
  2. ムー・ピン(豚肉の串焼き)
  3. ゲーン・ヘット・ルアム(ミックスきのこのスープ)

ムーピンはタイの屋台の味

波打つように、しかしながら肉からはみ出さないよう串をうつ。

ムーピンなる料理があることを知ったのはこちらのレッスンにて。もっと早く知っていたら、バンコクの屋台で食べたのになぁ。ちょっと残念。

たれをたっぷりかけて漬け込むこと1時間以上!

肉を串にうった状態でタレに漬けこむことしばし。あとはそれを焼くだけ。本当は炭火で焼くのが美味しいとのことですが、一般家庭でそれは無理。そこはフライパンを使って良い焼き色を付けていきます。

この色艶!美味しそう!

いろいろな調味料が入ったタレは複雑な味わいながらもしっかり一つにまとまっていて美味しい!このたれ、豚肉以外を漬け込んでも絶対に美味しい!タイ風味の焼き肉のたれ。これは作り置きしておいたら便利に使えそうです。

ガピの風味と酸味が美味しいキノコスープ

焼いた豚肉がコクをプラス。

こちらは豚バラ肉ときのこ数種類が具材のスープ。豚肉は一度焼いてから加えるのがポイント。そのまま煮るよりも豚の脂と旨味が引き出されて、スープのコクが増し増す。タマリンドの酸味とガピの風味が味の決め手。

きのこと豚肉さえあれば!

タイ料理ならではという味に仕上がります。暑い季節にぴったりの酸味が効いたスープです。

塩卵入りのとうもろこしソムタムは、とうもろこしをブロックで切り出すのが大事。

とうもろこしをブロックで…これがなかなか難しい。

個人的にこの回で一番楽しみにしていた塩卵入りのとうもろこしソムタム。いつもの青パパイヤは入りません。あくまでもとうもろこしが主役。

茹で卵を塩水につけてつくる塩卵。

以前、香港式の塩卵の作り方を習ったことがありますが、こちらは卵を一度茹でてから塩水に漬け込んで作るタイプ。よって1週間ほどでできあがります。香港式はその3倍以上時間がかかったので、とってもお手軽。そして何より、マイルドな塩気がかなり好み!個人的にはこれぐらいの塩加減の卵、大好きです。

ソムタムですから、キャベツを添えて。

固い食材と調味料をタムタムしたら、とうもろこしと塩卵を最後に加えてふわっと混ぜれば完成。甘味のある食材がメインなので、プリッキーヌをいつもより多めに加えてバランスを取ります。このとうもろこしの食べ方好きだわー。スーパーにとうもろこしが並んでいるうちに自分でも作ってみようと思います。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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雑記諸諸

「ポムタイ料理」元タイ大使館料理人が作る本格南タイ料理が美味しい!

田端駅のほど近くにある「ポムタイ料理」

南タイ料理の特徴って?

地図でタイを見ていただくと、マレー半島が最も狭まる箇所があるかと思いますが、そこからマレーシア国境までがタイ南部になります。そこで食されているのが南タイ料理。その特徴はなんといってもハンパない辛さ!その辛くて美味しい南タイ料理を味わえる数少ないお店の一つがこちらの「ポムタイ料理」さんです。今日はタイ料理仲間に誘っていただき、その辛くて美味しい南タイ料理を満喫してきました。

唐辛子10本のイラストに若干引く。

唐辛子マーク10本って初めて見ました。。。

本日こちらのお店を訪問するにあたって、タイ料理仲間のYさんが、事前に食べるべき料理をタイ料理の師匠であるyukko先生にリサーチしておいてくれました。そのおすすめ料理の一つが写真右下の「クアクリング」なるもの。名前を効くのも初めてなら、唐辛子マーク10本っていうのもまた初めてです。メニューを見ながら皆であれこれ話していると料理人のポムさん登場。「辛いのが美味しいよ。」というので、そこはもちろん加減無しで!とお願いしました。

口にしてしばらくすると襲ってくる後引く辛さが強烈!な「クアクリング」。

「辛い」「ウマイ」「辛い」「ウマイ」の無限ループにはまる。

初めにお料理3品とご飯を注文したのですが、まず初めに運ばれてきたのがこちらの「クアクリング」。料理を待っていると席に座っているだけなのにむせ返るような唐辛子臭が漂い始め、「なんか空気が辛い!」と言っていたところ、私たちがオーダーした料理こそがその発生源でした(笑)。

南タイ料理にはターメリックが入ることが多いのもまた特徴の一つですが、こちらの料理もしかり。一口食べてみるとそのお肉の甘味と旨味、ターメリックとバイマクルーの香りが広がってとっても美味しい!辛さも思っていたほどではなく、「全然大丈夫。いける!」といったのもつかの間、その数十秒後には体中に辛さ充満。鼻先や頭のてっぺんから噴き出す冷たい汗。やっぱりうわさ通りの殻さでした。が、おいしいのでまた食べたくなる。そしてごはんも進む。「辛い」「ウマイ」を繰り返し、ごはんともども完食です。

タマリンドと発酵筍の酸味が味の決め手な「ゲーンソム」

こちらが「ゲーン・ソム」。

こちらもまたまた辛いヒトサラ、「ゲーンソム」なる酸っぱ辛いスープです。ポムさんのゲーンソムは筍と鯖入り。食べてみると筍はただの水煮ではなくピクルスが使われていて、タマリンドで酸味づけされたスープと相まって、酸味が増している印象。ですが、塩味や辛味とのバランスが非常によく、これまたごはんが進む味でした。こちらもメニューでは唐辛子マークが7本ついていますが、先に10本の料理を食しているためか、不思議と余裕で食べられました。

濃厚なホーモックは辛さを癒す

このホーモック専用と思われる器が可愛い!

続いてやってきたのはホーモック。魚のすり身とレッドカレーペースト、そこにココナッツミルクや卵などを混ぜ合わせ蒸したお料理。辛い料理続きだったので、このホーモックのコクのある甘味に癒されました。何より味が良い!そしてこれまたごはんのおかずにピッタリ。もうごはんが進みすぎて困りました。

そして、調理道具まにあとしてはこのホーモック専用の器が気になる!おそらくタイに行けば手に入るかと思うのですが、この冬に行くのはチェンマイ。果たしてこの器、タイ北部では手に入るでしょうか、とりあえずチェックリストにいれます。

生春巻きはもはやデザート感覚

生春巻きこそ癒し。

パンチのある料理続きだったので、最後は生春巻きをオーダー。辛さで満たされた口(というかカラダ)をこの生春巻きで冷やす作戦です。この具沢山の生春巻きもまた美味しかった!野菜の瑞々しさと食材それぞれの穏やかな味をじっくり味わいました。

店内はこんな感じです。

お店の奥が厨房です。

19時に入店して閉店間際まで居座ったため、他のお客さんの姿はもうありません。お店の広さの割には席数がありますが、通路が広く取ってあるためか狭さはまったく感じませんでした。

店内はお手洗いも含めお掃除と整頓が行き届いており、非常に気持ちよく過ごすことができます。料理のラインナップから利用客の年齢層も高め。ランチタイムはわかりませんが、夜は落ち着いて食事ができるかと思います。

テイクアウト弁当は6品、オール500円!

どれも魅力的な6品。

私たちが食事をしている間、おそらくご近所にお住いと思われる方が何人もこちらのお弁当をテイクアウトして行かれました。今日はもうお腹いっぱいだけれど、明日の朝食になら!と、私もカオマンガイをお持ち帰り。2日続けてポムさんのお料理が食べられるなんて幸せです!

最後に、こちらのお店の最大の魅力はなんといっても調理人であるポムさんにあります。何か質問をしても笑顔で丁寧に答えて下さるし、注文、調理、会計と全てお一人でなさっていたこの日も、終始朗らかな表情。そして次々と入る注文を受けて作る料理の仕上がりがまた早い!たった数時間ですっかりポムさんのファンになってしまいました。今日食べたものの他にも魅力的なお料理がたくさんあるので、近々また伺おうと思います。タイ料理仲間との楽しい会話も尽きず、本当に素敵な時間でした。

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おうち修行 6)スープ・カレー

お魚団子でかさましトムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)

海老不足はお魚団子で補う。

今日は朝からトムヤムクンを作りました。なれど冷蔵庫に残る海老は3尾のみ。よって不足分はルークチン(お魚団子)でカバーしました。

タイ産の青パパイヤがやたら高い!フィリビン産はお安いのだけれど。

そして、最近インゲンがスーパーに並ばない日も出て参りました。ということで今季作れるのはあと1回か…と思われるソムタムタイも作ってみました。

ゴハンの盛り付けで手を抜く朝。

ゴハンについては保存容器をエイッ!とひっくり返したまま、というお粗末ぶり。朝の忙しさを物語っております。あー、とうとう通常営業が始まってしまったよ。タイ旅行が遠い昔のよう…。。。でも今年の年末には既にチェンマイ旅行を企画済み。それを心の支えに、ここからしばらく自転車操業状態となるであろうお仕事、頑張りますよ。それにしても…せっかくチェンマイのバーンセラドンで買ってきたお皿が泣いている。こちらの器たちを買った日の思い出は以下。

「ほしいものリスト」片手に市場&郊外へ!【2日目~買う編】 | タイはおいしい天国。

チェンマイはお買い物&美味しいものパラダイスな街でもあります。実際、チェンマイを旅すると決めた時、最初にしたこ…

あー、チェンマイに帰りたい。

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yukko先生

美味いタイ料理をまたまた発見!「揚げピータン入りガパオ炒め」

タイ料理でもピータンを食べるって初めて知りました。しかもガパオと炒めて。さらにはピータンを揚げて。あの癖のあるピータンが驚くほどさらりと、しかも美味しく食べられるののはびっくり!これならピータンが苦手、という方でも美味しく食べられるかも。そんなメニューです。

「カイヨーマー・ガパオ・グローブ」という美味なる料理

こちらが材料

「カイヨーマー」はピータン、「グローブ」とはカリカリに揚げた、という意味。食感を良くするためにピータンは4等分してから揚げて他の材料と炒め合わせ、さらにガパオの半量は素揚げにしてから最後にトッピングします。

ピータンには粉をまぶして。ガパオは色よく揚げます。

粉をまぶしてからさっと揚げたピータンはなんともクリスピーな食感。ガパオを色よく揚げるのにも一つコツがあり、それをこのレッスンでは習いました。コンロまわりのお掃除を考えると若干躊躇してしまう揚げ物ではありますが、それでも食べたい!と思うような美味しいヒトサラでした。

炒めるのはほんの数分の作業。

あとは換気をしっかりしながら(部屋中に辛い成分が舞います…笑)材料を順番に炒めるだけ。さすればこの通り。

揚げたガパオが美味!

それはそれは美味しいガパオ入りの炒めものが完成。ちなみに。前回紹介したガパオ炒めでは調味料を簡略化していますが、

「〇〇ガパオライス」を3倍美味しくするたたき包丁。 | タイはおいしい天国。

肉は叩いてこそ美味いのだ。 こちら、タイで広く使われているたたき包丁。 「○○ガパオライス」、こちらのタイ料理…

より本場の味に近づけるには「シーユーダム」なる調味料を少量加えます。


タイ料理をほんとうによく作る人でなければなかなか消費しきれないとは思いますが、これを加えることで本場の味になる、と我が師匠はおっしゃっていました。

副菜はイカで!「プラームック・ヌン・マナオ」

蒸し器の前でスタンバイ中のイカ。

副菜はイカを使った美味しい蒸し物。「マナオ」なるタイの柑橘の搾り汁がベースになったさわやかなソースが美味しさの決め手。

イカ一杯だってさらっと食べられちゃいます

もちろん、マナオなんてそう簡単に手に入らないという方が大多数でしょうから、そこはレモンでどうぞ。

玉蜀黍の皮を可愛い器にしたデザート。

玉蜀黍の皮も捨てないよ。

最後はトウモロコシを余すところなく使ったカノム(お菓子)。

玉蜀黍の皮を2枚重ねて両端を縛り、船形に。

玉蜀黍の皮で器を作り、そこに粗く叩き潰したトウモロコシと、そのままの実とを加えた生地を流し入れ、蒸し器で数分蒸し上げます。

玉蜀黍をつぶすのにもクロックヒンが大活躍。
材料はいずれも身近にあるものばかり。
上にはココナッツファインをトッピング

さすれば何とも懐かしいような、素朴な味わいの蒸し菓子が完成します。

淡い色合いの可愛い蒸し菓子、完成。
本格タイ料理、3品を堪能したレッスンでした。

早速復習の準備をする優秀な生徒です。

焼くだけ、蒸すだけ。

本日仕事帰りに立ち寄ったいつもの魚屋さんでちょうど新鮮なスルメイカを見つけました。3杯500円なり。それを早速下処理して冷蔵庫へ。1杯は今回習った蒸し料理用、残る2杯は以前に習った簡単イカ焼き用に下ごしらえ。でもすぐには作らないのでこれらはまとめて冷凍庫行きです。

棄てるにしのびない立派なワタ。

ところで、今日買ってきたイカは塩辛にしてもOK!という本当に新鮮なイカちゃんだったのでワタが立派!これ、そのまま捨てるには忍びない…ととりあえず冷蔵庫にしまったのですが、さて、何かいい食べ方はないものか。ただ今絶賛捜査中であります。

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調理器具

タイ式たたき包丁(มีดสับ)

肉は叩いてこそ美味いのだ。

こちら、タイで広く使われているたたき包丁。

「○○ガパオライス」、こちらのタイ料理は日本でもすっかり定着していますよね。あの甘辛い味がごはんとよく合うし、お弁当にもぴったりなので私もよく作ります。しかし。それをひき肉で作っているそこのあなた。それはかなり勿体ない。肉は叩いてなんぼ。叩くことで生まれる肉の大きさ、不揃い感こそが美味しさのポイントなのです。

タイに「KIWI」はいないのに、なぜ。。。

ブランド名がなぜ「KIWI」なのかということはさておき、このメーカーのものに限らず、タイのキッチン用品売り場にいけばどこにでも置いてあるのがこのたたき包丁です。しかもこれがめちゃくちゃ安い。およそ100バーツから150バーツほど。(ちなみにバンコクで一番安かったのはこの記事にあるお店でした。)

フードコートに挑戦!そして激安台所道具屋発見!【6日目②】 | タイはおいしい天国。RSS

バンコク有名寺院ツアーを終え、BTSサラデーン駅で解散となったのが12時過ぎ。そこからスカイトレインでモーチッ…

使い方は説明するまでもないと思いますが、

安い鶏むね肉で十分。

この鶏むね肉をまずは大きめのさいの目に切り、

刃の部分に手が写り込み、心霊写真化。

あとは1・2分、好みの粗さになるまで叩くだけ。

私は1分でたたき作業終了。

「これぐらいのことで、味が変わるの?」と疑われる方も多いかと思います。実際に私も当初は「たたいた肉を使っても、ひき肉を使ってもそう変わらないでしょう。」ぐらいに思っていました。で、このたたいた肉で作った炒めものを食べた後に、(たたく作業が面倒で)ひき肉を使ってみたところ、食感があまりにも違うのでびっくり。そして直後に1枚肉を買ってきてたたくんだった…と猛烈に後悔したのでした。つまり。それぐらい美味しさが違います!

せっかくだから、鶏ガパオライス作ります。

こちらが今日の材料。

今日の鶏ガパオライスの材料

  • 鶏むね肉1枚(たたき済み)
  • 好みの野菜(インゲン、ベビーコーン、にんじん、各小さめにカット)
  • にんにく&プリッキーヌ(みじん切り)
  • ガパオの葉
  • 調味料(ナンプラー、オイスターソース、砂糖)

以上です。野菜にはピーマンを入れるべきところ…なのですが、冷蔵庫の在庫の都合により、今日は上記3品を使用しています。

作り方(写真でコマ送り)

①ニンニクと唐辛子を香りが立つまで炒め
②鶏肉を加えて色が変わるまで炒めます。
③合わせておいた調味料を加え、全体にいきわたらせます。
④すべての野菜を加え、お好みで火を通します。
⑤最後にガパオをちらし、全体をさっと混ぜたらすぐに火を止めて!
鶏ガパオ炒め、できました!

「○○ガパオライス」の「○○」はこだわり。

目玉焼きはぜひ揚げ焼きで。

さて、今回の記事を書くにあたって、「ガパオライス」ではなく「○○ガパオライス」としたのは小さなこだわりです。そもそも「ガパオ」は葉っぱなので、「ガパオライス」では「葉っぱ飯」ってことになっちゃって、非常におかしな話。

ガパオの香りが食欲をそそります。

例えば今日作った「鶏肉のガパオライス」もタイ語では「ガイ・パット・ガパオ・ラート・カオ」などと言います。直訳すると「鶏・炒め・ガパオ・上に・ごはん」ってな感じです。こちら、鶏肉はもちろん、豚肉や魚介類を使っても美味しいお料理。

美味しそうに撮れたのでもう一枚。

そんなわけでぜひ、メイン食材を頭に付けて「○○のガパオライス」と呼んであげてくださいね。

以上、タイのたたき包丁のお話でした。(話それまくったけど)