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ベトナム料理

タマリンドの酸味が旨い!シロメシの友、「鰺の辛味煮」。

「甘い+酸っぱい+辛い」でごはんが進む!「鰺の辛味煮」

料理教室をはしごした昨日、2レッスン目はベトナム料理研究家である伊藤忍先生のもとへ。

「特産料理クラス」にてごはんによく合うおかず3品とスープを教えていただきました。まず取りかかったのは「鰺の辛味煮」。「辛味煮」と言われるとちょっと恐れおののきますが、心配は無用。ヌックマムの奥深い塩味に砂糖の甘み、そこへタマリンドとトマトの酸味、さらに粉唐辛子とこしょうでスパイシーさもプラス。仕上がってみれば「これは日本人も絶対好き!」な味でした。

まずは鰺を丁寧に下処理。ポイントは水気をしっかり取ること。その後下味となる調味料をまぶして、10分ほど置きます。

その間に他の材料も準備。

タマリンドもお湯を加えてふやかし、その後もみもみ。

10分経ったところでフライパンに油と香味野菜を加えて良い香りがするまで熱し、トマトも入れて水分を飛ばしながら炒めます。

その後、まぶしておいた調味料ごと鰺をフライパンに入れて表面を焼きます。これは中に味を閉じ込めるための工程。

表面が焼けたらタマリンド液を加え、途中上下を返しながら煮ること数分。

最後に煮汁味付け用の調味料を加えればできあがり。

見た目「味噌煮」のようですが、甘辛いだけではなく、タマリンドとトマトの酸味のおかげで、奥深い味わいながらも後味さっぱり。ごはんにかけて煮汁も完食したいレベルのおいしさです。

シャキシャキさやいんげんのおいしさに開眼!「さやいんげんと豚肉のピリ辛炒め」

夏野菜の一つ、「さやいんげん」。個人的に柔らかめに茹で、マヨ醤油をちょっとつけていただくのが小さい頃から大好きだったのですが、このベトナム料理でシャキシャキとしたインゲンのおいしさを知ってしまいました。

ポイントは

  1. いんげんはさっと下茹でしておく。
  2. 豚肉は炒めたら一度フライパンから取り出しておく。
  3. ニンニクの香りを移した油でインゲンのみを艶が出るまで炒め、調味。
  4. 最後に豚肉を戻し入れる。

と、それぞれの食材ごとに炒めてベストの食感に仕上げること。

噛むとシャキシャキとした良い音がする状態に仕上がったインゲン。味馴染みも良く、これまたごはんが進んで困っちゃうおかずの完成です。

これは冷蔵庫に常備したい!「アミの炒め物」

これまたひと匙で、ごはんが2杯はいけちゃうベトナム式常備菜「アミの炒め物」。

作り方は至って簡単で、まず香味野菜を炒めたフライパンにパイナップルを加えて軽く炒め、

酒でふやかしておいた干しアミを加えて、水気が飛ぶまで炒めたら調味。最後に小ネギを加えればできあがり。

甘みとほどよい酸味のあるパイナップルが、非常に良き仕事をしています。

スープはしみじみ美味しい「豆腐+豚肉団子+ニラ」でシンプルに。

ここまで甘辛味のおかずが続いたので、スープはシンプルに。

作り方はタイのゲーンチューと似ています。豚肉団子がだいぶラフなタイ料理に比べると丁寧に仕上げてあります。違いは本当にその程度。これがまたしみじみ美味しくて。なんなら最後にスープをご飯にかけて食べたい!…と、これも結局ご飯が進んで困っちゃうおかずなのでした。

今回のおかずは特に自宅でも再現したい&再現しやすいものばかりでした。久しぶりに参加した忍先生のベトナム料理教室もやはり楽しい。外出自粛期間には料理教室もクローズで、これを機に、少し通う教室を絞ろうかな…とも考えたのですが、いざレッスンが再開してみたら…それは無理だということがわかりました。来月もすでにいくつかのレッスンを予約済み。タイ料理との共通点や違いを探りつつ、美味しいベトナム料理を楽しもうと思います。

それにしても昨日のレッスン、どのおかずも白いご飯との相性良過ぎ&おいし過ぎだな。

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yukko先生

自分でできるもん!イサーン料理「ラープ・ムー」

好物「ラープ・ムー」を習う。

「好きなタイ料理は?」と聞かれても、もはや即答などできません。もう好きなタイ料理がありすぎて。本日習いましたタイの東北部、イサーンの料理である「ラープ・ムー」も好物。これまでもタイ料理屋さんで幾度となく味わってきたわけですが、もう今日からは自分で作れます。しかもそれが思っていたよりもずっと簡単でした。これは嬉しい!

イサーン料理と言えば、上の写真の左に見える炒り米粉、「カオ・クア・ポン」を加えるものが数々ありますが、「ラープ・ムー」もその一つ。この米粉がまず香ばしくて良き香り。それにまた味が絡むものだから、美味しいのなんのって。最高なのです。

まずはメイン食材である豚肉をサップ。挽肉を使ったらより簡単なのでは…などと思うことなかれ。挽肉とサップした肉とでは食感が別物。不揃いな肉の塊、時々ごろりとしたサイズ感のものがあったりするのがまた美味しいのです。この一手間は決して省いてはなりませぬ。

サップしたお肉はいったんトレイによけておきます。このトレイがまた可愛い。このホーロー皿、yukko先生がペインティングされた作品。これもいつか習いたい。(強い希望。)

お次は香味野菜をカット。

材料を切り終えたら豚肉をフライパンで乾煎りし、調味料を合わせておいたボウルにイン。そこにハーブ類やカオ・クア・ポン、チリパウダーを加えればあっという間に「ラープ・ムー」のできあがり、です。

今日のレッスンで、新鮮なタイハーブ類を購入してきたので、これは即!復習予定です。

タイ人のソウルフード「ナムプリック」の海老味噌バージョン習得。

タイ人は「ナムプリック」が大好きです。「ディップソース」と言えば皆さんイメージしやすいでしょうか。タイではそのディップソースが様々あり、生野菜や蒸し野菜とともにいただきます。今日教えていただいたのは「ガピ(海老味噌)」を使ったナムプリックです。

干しエビやプリッキーヌ、焼いたニンニクや同じく焼いて香ばしさをプラスしたガピを石臼でトントン。ペースト状になったらナンプラー、レモン汁で調味すれば調理完了。

「逃げ場のない辛さ」と言っても過言ではないピリ辛度ですが、一度食べ始めると手が止まらない魔力があります。これはビールが進む味!って私は一滴も飲めませんが。。。とにかく。酒の肴にももってこい!なヒトシナであります。

イサーン料理…と来たらもち米です。

イサーン地方ではもち米が主食。ということで本日の料理に合わせて、先生がもち米を準備していてくださいました。このタイの蒸し器、私も持っていますが、いつ見ても可愛い。そして使い勝手もなかなかのもの。下のアルミ鍋がとっても軽いので、取り扱いが楽なのです。

これに蒸し布に包んだ米を入れ、途中水をかけながら気持ち固めに蒸し上げます。

昨年夏のタイ旅行の記事中に、タイ人のケンさんがもち米を手で軽く握り、器用に食べる場面が出てきますが、この「手で握る」上で、ほどよい固さが大切なのです。

未だきれいに手食ができないワタクシですが、今日もチャレンジしてまいりました。

「トム・ヤム・ホイラーイ」はトムヤムスープのクリアバージョン。

そして今回のレッスンメニュー3品目はスープ。アサリのトムヤムスープです。材料の内、タイハーブを先に鶏ガラスープで煮込み、ホムデン(紫小タマネギ)の色が褪せるまで煮込んだら、残りの材料を加え、アサリの口が開いたら調味料で味を調えて完成。これまたとっても簡単でしかも美味しいスープです。

スコール並みの激しい雨が降る中向かった今日のタイ料理レッスン。たどり着くまでがなかなか大変でしたが、美味しいイサーン料理で行きの苦労も一気に吹き飛びました!北タイ料理も好きで極めたいところですが、イサーン料理も面白そうです。いつかイサーン地方もじっくり旅してみたい、そんな夢も膨らんだ今日のタイ料理教室でした。

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yukko先生

タイの王道スープ「トムヤムクン」を作ろう!

辛みと酸味がおいしいスープ「トムヤムクン」

「トムヤムクン」はタイ料理の中でも有名な料理の一つですが、辛みの中に広がる酸味が特徴的なスープです。この「酸っぱ辛い」味が好きと思えるかどうかが、タイ料理を好きと思えるかどうかの分かれ目、のような気がしています。

タイ料理はその中に入る具材や調理法が料理名になっているのですが、このトムヤムクンも然り。「トム」は煮る、「ヤム」は酸っぱ辛い、「クン」はエビ、という意味。よって具材が変わればその名も代わり、いろいろな「トムヤム○○」が存在します。

日本ではトムヤムクンと言うと、あの濃厚で真っ赤なスープを連想される方が多いかと思いますが、実はトムヤムクンにも2種類あります。私たちがよく知る「トムヤムクン」、正式には「トムヤムクン・ナムコン」と言い、ホムデン、カー、レモングラスなどのタイハーブを煮込んでその風味をスープに移し、さらにココナッツミルクやエバミルクを加えてクリーミーに仕上げたものを指します。もちろん、具材もいろいろ入りますよ。もう一つはクリアなスープの「トムヤムコン・ナムサイ」。こちらはいずれ紹介したいと思います。

酸っぱ辛さが癖になる!激旨「トムヤムクン」。

トムヤムクンを食べると、他の料理のスープにはない独特の風味が感じられると思いますが、その秘密はこれらのタイハーブにあり。

これらをそれぞれ下処理し、メインの具材もカットしたら準備完了。

トムヤムクンと言えば尾頭付きのエビ必須。このアタマ、外れやすいので要注意。…と、ここまで来たらあとは煮込んでいくだけなのですが、

まずは鶏ガラスープにタイハーブ各種を入れてグツグツ。香りが出るまでしっかり煮込みます。その後他の具材を入れて、火が通ったら調味料、残りのタイハーブやらエバミルクやらを加え、最後にレモン汁、で完成です。

いつも通り、その辺のタイ料理レストランには負けない(というかむしろおいしい)トムヤムクンの完成です。

「空心菜炒め」がびっくりするほど簡単だった件

タイ料理を食べに行くと必ず注文してしまうメニューの一つ、空心菜炒め。今、ちょうど旬で、新鮮な国産の空心菜がスーパーにも並んでいますね。この空心菜の炒め物、まさかこんなに簡単だったとは。何がどう簡単って…

具材や調味料をすべてボウルに入れ、煙が出るまで熱したフライパンにそのボウルの中のものを一気に入れたら、ほんの数秒でできあがり。

これは作りたてが美味しいので、なかなかお弁当に詰める気になれず、マイ弁当に登場したことはないのですが、おうちごはんのおかずとして、もう何度も作っています。

Aコース第2回のレッスンメニュー

人気のタイ料理ばかりが並んだAコース、第2回のレッスンでは

  1. トム・ヤム・クン(海老のスパイシースープ)
  2. ヤム・マクアヤウ(焼き茄子のサラダ)
  3. パット・パッブン・ファイデーン(空芯菜の炒め物)

この3品を習うことができます。…が、ちょうど私がこちらのレッスンを受けた時期にレッスンメニューの改編があり、「2」の「焼きなすのサラダ」は既習だったため、私だけ「ヤムウンセン」を教えていただきました。

こういったことをきちんと把握し、個別に対応してくださる…yukko先生、本当にいつもありがとうございます。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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タイ料理の鉄板!「ソムタム」と「ガイヤーン」、もち米と併せて完璧。

ソムタムとはなんぞや。

そもそも「タイ料理が好き!」というより、「タイ料理教室diidii」でのレッスンが楽しすぎて、続けて通ううちにタイ料理にはまった…という、タイ料理にちょっと変わったアプローチの仕方をしたワタクシ、それまで全く知らない&食べたことのない料理にレッスンで「はじめまして」することがしばしば。

今や好物の一つとなった「ソムタム」も然り、であります。この「ソムタム」とは、ウィキペディア先生によりますと…

ソムタム はラオスやタイで食べられる青いパパイヤを使ったサラダ。もともとラオスとイーサーンの料理であるタムマークフン が、変化を遂げながら南下し、タイ全域で広く食べられるようになった。現在では代表的なタイ料理のひとつとされている。 他にベトナムにも同様なものがあり、ゴイ・ドゥー・ドゥー(gỏi đu đủ)と呼ばれる。またマレーシアやミャンマーにも同様のものがある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A0%E3%82%BF%E3%83%A0

ということです。

ちなみにこのソムタムには様々な種類があり、日本で一般的に「ソムタム」と呼ばれる青パパイヤを使ったソムタムは本来「ソムタム・タイ(ソムタム・マラコーとも)」と言います。他には塩漬け卵が入った「ソムタム・カイケム」、これにトウモロコシも加えれば「ソムタム・カオポート・カイケム」(これも大好物!)、海鮮が入れば「ソムタム・タレー」、果物をソムタムにすれば「ソムタム・ポーラマイ」となります。基本の味付けは同じなので、材料を変えていろいろと楽しめる、それが「ソムタム」なのであります。

ソムタムが完成するまで。

この回で習ったのは王道の青パパイヤを使ったソムタム。よってまずはこのソムタムをソムタムピーラーで細い棒状にスライスします。

他に加える食材はこんな感じ。

キャベツはお皿に盛り付ける際に添える要員です。

まずはニンニクとプリッキーヌをクロックに放り込み、プリッキーヌが開くまでたたいたら、その後少量の青パパイヤを加えてさらにタムタム。

次に固い食材と調味料を加えて、ココナッツシュガーが溶けるまでさらにたたき、最後に残りのパパイヤとミニトマト、桜エビを加えて軽くたたいたら、ざっくり混ぜ合わせれば完成。

そしてソムタムといえば、ご飯はもち米に限る!

これがね、本当においしいのです。考えてみれば、タイでソムタムをいただく際に、もち米をオーダーしたことあったかな…。次回の旅では必ずやもち米をお願いしましょう!

イサーンの豚軟骨入りスパイシースープ「トム・セープ」

豚軟骨肉をじっくり煮込んだら、タイハーブをたっぷり加えてその良い香りを移した美味なるスープ、「トム・セープ」。レモン(本当はマナオ)の絞り汁とタマリンドという2つの酸味に「カオクアポン」なるイサーン料理でよく使う炒り米粉が入るのもポイント。他のタイスープにはない風味と味わいが特徴的なスープです。

スープを器に盛り付けたら、最後に数種類のタイ葉物を刻んでトッピング。そうだそうだ、こんなおいしいスープもあったわ。私が作るタイのスープと言えば「ほぼゲーンチュー、時々トムヤムクン」…となりつつありましたが、次回はこのスープ、作りましょう。そうしましょう。

ソムタム食べるなら合わせたい!簡単おいしい「ガイヤーン」。

そして、ソムタム、もち米と来たら、そこに合わせたいのは当然「ガイヤーン」。こちらの料理、作り方が様々ありますが、yukko先生のレシピは簡単でおいしいのです。もう何度もリピートしています。漬け込んで30分ほどで焼いてもよし、一晩置いたらそれはそれでまた旨し。もち米との相性は言うまでもなく最高。できれば炭火で焼きたいところですが、さて…。七輪でも買ってベランダでやっちゃうか。

「Cコース第5回」のレッスンメニュー。

毎回充実した内容で、おなかも心も満たされるレッスンですが、この回もまた「神」です。

  1. ガイ・ヤーン (鶏のハーブ焼き)
  2. ソムタム・マラコー(青いパパイアのサラダ)
  3. トム・セープ(タイ東北地方の豚肉スープ)
  4. カオニャオ(もち米 )

こうして記事を書いていたら、レッスンのこと、何よりそれぞれのお料理のおいしさを思い出してしまいました。これはフルメニュー、一気に復習だな。

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yukko先生

肉を味わう煮込み料理「パネーン」を習う、の巻。

「パネーン」とは。

「パネン」とは、マレーシアのペナン島がなまったもの、と我が家のタイ料理の指南書の一つ、『タイ料理大全』に説明がありました。はたまた、 カンボジアで丸鶏を大きな鍋に入れて煮る際、なにやら足を組ませるようなのですが、それに関するクメール語から来ているなんて話も聞きました。とまあ諸説あるようですが、いずれにしてもそのルーツはムスリム式にあるようです。

してこちらの「パネン」、タイ南部のお料理ですが、南部料理と言えば強烈な辛さが特徴!なれどこちらは、ココナッツミルクの甘さが際立ち、非常にマイルド。辛い料理が苦手な方にも自信を持ってオススメできます。

そして、肉好きな方にもこれまたオススメ!何しろ具材は95%肉。基本のレシピは牛肉で作るそうですが、鶏、豚でももちろん美味。ムスリムでは豚は「ハラーム(食べてはならないもの)」ですが、そこは料理が伝わり、他の民族が食するようになる中で、良しとなったのではないでしょうか。

と推論を含め話が長くなりましたが、今回は鶏肉で作るパネンカレーを習って参りました。

これが「パネーンガイ」です。

そぎ切りにした鶏胸肉がたっぷり入っています。作り方は他のタイカレー同様、ココナッツミルクの油分をよく引き出して具材を炒め、煮込んでいきます。最後にナンプラーで味を調え、バイマックルーで良き香りをプラスすれば完成です。

このパネーンには専用のペーストがあり、それを使用します。レッドカレーペーストに見た目は似ていますが、フェンネル、コリアンダーシードといったスパイスが入っており、レッドカレーペーストよりもスパイシーな香りがします。


タイ料理を作る方にとってはおなじみの「メープロイ」のペースト。パーネンカレーペーストはこの紫が目印です。

副菜の「ヤム・ヤイ」がおいしすぎてやられた。

そして今回もまたやられましたよ。パネンカレーを楽しみに伺ったレッスンで、何気なくいただいた副菜がまぁおいしいこと…といういつものパターン。

こちら、「ヤム・ヤイ」と申します。ポイントはドレッシングに入ったゆで卵の黄身。味付けに使う調味料はヤムの基本の三種。そこに卵の黄身が入るとコクとうま味が一段とアップするのです。タイ料理のお気に入りメニューがまた増えたな。

デザートは夏らしく、「パン」で!

食材と氷をミキシングすることをタイ語で「パン」というそうですが、タイ人はこの手のドリンクが大好きです。私もタイを旅行した際には「ちょっと歩いたから」「ちょっと暑いから」「ちょっと休憩」などと、あれこれ理由をつけ、多いときには日に3度、冷たいフルーツドリンクをいただいたものです。

こちらは赤いドラゴンフルーツとヨーグルトが入った「ナーム・パン・ハッサ」。梅雨が明け、連日猛暑日、なんてことになった暁にはおそらくこのドリンクが私のエネルギー源になるはずです。キッチンにミキサー出しとこ。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

およそ4ヶ月ぶりにお邪魔できたタイ料理教室diidii。習ったタイ料理はおいしいし、先生や参加者の皆さんと過ごす時間は楽しいし、最高です。次回は今月下旬。タイ料理の定番メニューの一つを習います。楽しみなことこの上なし。

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タイ料理図鑑 3)揚げ物・焼き物

カオムーデーン(ข้าวหมูแดง)

タイ語で「ムー」は「豚」、「デーン」は「赤い」という意味。直訳すると「赤い豚」となるわけですが、要はタイ風のチャーシューです。なぜこれが「デーン」か、というと、その名の由来は材料にあります。

ムーデーンの材料。

こちらがムーデーンの材料です。

豚肩ロース肉の他、たくさんの調味料が入ります。シーユーダム、シーズニングソースというタイの調味料の他、蜂蜜、塩、紹興酒、ごま油、などなど。

中でも欠かせない調味料がこちら。「デーン=赤い」の素。

中華調味料である紅腐乳です。独特の風味がありますが、焼くと得も言われぬうま味と香りが出て、タイ風チャーシューならではの味が完成します。

これらの調味料を一つ加えるごとに肉が吸い込むまで揉み込んでいき、最後にオイルでコーティングしたら下準備完了。あとはこうしてポリ袋に入れ、数時間おいて味が染み込むのを待ちます。

ムーデーン、焼きにかかります。

さて、こちら漬け込みが終わったムーちゃんです。が、諸事情有ってなんと二晩置いてしまったがために、何やら味噌漬けのような色になってしまっております。「デーン」はどこへやら。焼いたら赤くなるか。

200度に熱したオーブンで焼くこと30分。デーンとは言えないものの、おいしそうな飴色の焼き豚ができあがりました!

おうちで「カーオ・ムー・デーン定食」。

ムーデーンを焼いたらやっぱりごはんと一緒に食べるのがおいしい。ということで、カーオ・ムー・デーンにしました。副菜がまさかのニラ玉だったり、スープがベトナム式だったりと、相変わらずの多国籍ですが、相性は考えているのでちゃんとおいしいです。

ムーデーンをご飯と一緒に食べるならマストなのがこちらのタレ。豚肉をオーブンで焼いた際に出た汁に調味料数種類を加えて作るごまだれ。ごまの風味と甘酸っぱいピリ辛味が相まって美味!口福とはまさにこのこと。

始めて作ったムーデーン。ですが、

May先生のレシピゆえ、正解でしょう!このムーデーン、次回はどこか、タイ料理店でいただいてみることにします。

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タイ料理図鑑 5)煮物・蒸し物

タイ風アクアパッツァ

おしゃれなイタリアンの定番アクアパッツァをタイ風に。

アクアパッツァといえばイタリアンの定番料理の一つ。お魚をソテーして、そこにオリーブや刻んだアンチョビ、アサリ、トマトなどの具材を入れ、白ワインを加えて煮込みます。お魚はもちろんスープがおいしいお料理です。

今日はそれをタイ料理風に仕立ててみました。

フライパン一つでできる!実はお手軽料理なアクアパッツァ。

今日用意したお魚は大好き!メバルちゃんです。もちろん切り身でもよいのですが、個人的にこの魚一匹のビジュアルが好きで。アクアパッツァを作るときには断然「お魚一匹丸ごと派」です。

まずはこのお魚に軽く粉をまぶしていい感じに焦げ目がつくまで両面を焼きます。この後ほかの具材と蒸し煮にするので、火の通りは気にする必要なし。

魚にいい焼き色がついたらフライパンに具材すべてと調味料、水を入れます。この時調味料として加えるお酒は白ワインではなく、今日は紹興酒にしてみました。あとは蓋をして弱めの中火で蒸し煮に。キャベツが柔らかくなり、アサリの口が開いたらできあがりです。

ちなみにこのお料理、ゼロからの創作ではなく、「タイ料理教室diidii」で習った「ホイライ・オプ・ガランプリー」をベースにしました。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

Dコース第5回のレッスンに登場するメニューです。

サブおかずは「空豆とタケノコのオイスター炒め」

いつもはパプリカと油揚げで作る自分的定番料理。今日はそのパプリカをタケノコと空豆に置き換えて作ってみました。

いつもとちょっと違うのは、初めにタケノコと空豆だけを炒めて焦げ目をつけたこと。これでサクサクした食感と香ばしさをプラス。

あとはいつも通り、豆チの香りを油に移し、具材を加えて酒を一回し。ちょっと炒めたら最後にオイスターソースを加えて全体に行き渡るよう炒めればできあがりです。

ちなみに、豆チ(中華の発酵食品)なんてないよ、という方。代わりに刻んだ高菜漬けを加えても美味です。

本日のおうち定食「タイ風アクアパッツァ定食」

ちょっとアクアパッツァの盛り付けが雑だな。

それはともかく、味は間違いなし。メバルの身を崩しながらスープやそのスープを吸い込んだキャベツ、アサリとともに口に放り込めばもうパラダイスであります。このアレンジ、思いついた自分ナイス!

たっぷり作ったアクアパッツァ、お魚はもう食べ切っちゃいましたが、キャベツとアサリ、そしておいしいスープがまだこれだけあり。明日はこれをまたおいしくいただく予定。そのアイデアがすでに浮かんでおります。

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タイ料理図鑑 4)和え物・サラダ・ディップ

ズッキーニのソムタム(ส้มตำบวบ)

ズッキーニでソムタムを作る。

ソムタムは

  • ニンニクとプリッキーヌ
  • 干し海老や桜エビ
  • 炒ったピーナッツ
  • プチトマト
  • 調味料(ナンプラー/ココナッツシュガー/レモン汁)

これを基本として、メインの食材を加えればたいていソムタムになると思っております。今日はそのメイン食材をズッキーニにしてみました。

今日は冬のチェンマイ旅行で買った

ちょっと良きナンプラーとレモン汁の代わりに本場タイで加えるマナオ(柑橘)により近い「へべす汁」を使ってみました。

あとは材料を固いものから順にトントン。調味料を加えたらココナッツシュガーが溶けたのを確認し、柔らかい食材をまとめて加えて軽くトントン。で、あっという間に出来上がり。

パパイヤに比べると柔らかい食感、風味に癖もないのですが、それだけに海老やナンプラーの旨味がぐっと前面に出て、これはこれで美味。何より手軽に手に入る食材で作れるところがマル、です。

グリーンカレーも拵えて #おうちで作ろう タイランチ。

近所の八百屋さんが、旬のタケノコを茹でてお安く販売していたので、張り切って購入。その1/3を使って、グリーンカレーを作りました。いつ作ってもきれいに美味しくできるようになり満足。

この前の日に作ったいろいろ茸のヤムも加えて、おうちランチの完成。

具沢山で美味。飲み物的に、するする行けちゃう旨さです。