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ここはタイ?!「タイランドショップ」でタイにトリップ!【錦糸町】

タイに行けない今、「タイランドショップ」に行こう!

錦糸町と言えば「リトルタイランド」と称されるだけあって、たくさんのタイ料理店やタイマッサージ店、タイ食材店があります。その中でも一際「タイ感」溢れるのがこちらのお店、「タイランドショップ」です。

お店は錦糸町駅の北側、駅の改札を出て徒歩3分ほどの場所にあります。初めて訪れる人にとってはちょっと入りにくい雰囲気かもしれませんが、足を踏み入れれば親切な店員さんと美味しいタイ料理、タイ食材の数々が待っています。

いつもタイ料理教室が終わっておなかいっぱいの状態で立ち寄るため、タイ食材を買うだけで実は食事をしたことがなかった私。先日思い立って、「タイランドショップ」のタイ料理を味わうべく、訪問してみました。

「タイランドショップ」でタイ食材を買う。

品数はそう多くないものの、「タイランドショップ」にはタイ料理を作る際に欠かせない基本の調味料、生鮮食品、冷凍食品が一通り揃っています。入り口を入った正面には、タイの飲料や麺類などを中心にならぶ棚があり、その右手には調味料やココナッツミルク、スパイスなどが置かれた陳列棚と、タイハーブやカレーペーストなどが収まった冷蔵庫が。

こちら、タイハーブ系が並ぶ冷蔵庫。

難点と言えば食材名が記されたタグなどが一切ついていないこと。今でこそ、この状態でも問題なく買い物できますが、タイ料理初心者の頃にはまあ苦労しました。。。

そしてくるりと後ろを振り返るとそこには調味料がずらり。価格も非常に良心的です。この裏手には肉や魚が並んだ冷凍庫、そしてスパイス類やタイの青白食器、鍋や臼なども少しですが置いていますので、気になる方は覗いてみてください。

これぞタイのローカル食堂の味!可愛いピンクの「イエンタフォー」と「プーニムトード」に舌鼓。

以前はランチメニューもあったように記憶しているのですが、コロナ禍の影響か、現在は昼夜通してこちらのメニューのみのようです。

でも見てください!このお値段。どの料理も600円から700円台が中心、ライスをプラスしても1000円あれば十分。ということで、私もこの日は麺と揚げ物の2品を注文しました。

注文して先ず運ばれてきたのがこちら、「プーニムトード」、ソフトシェルクラブの唐揚げです。添えられているのはタイのチリソース。殻ごといただけるプーニムは「カニは好きだけれど食べるのが下手くそで…」という方にオススメです(笑)。揚げて香ばしさをまとったうま味たっぷりのカニ、殻のポリポリとした食感、最高です!

そしてこの日のメインはこちらの「イエンタフォー」。「紅腐乳」という中国の発酵調味料を使った、ピンク色(にはとてもこの写真では見えませんが)の麺料理です。650円也。自然な塩味と甘味、酸味が相まって美味!

麺は太いセンヤイ。これを見るとピンク色がわかります。この太麺にスープがほどよく絡んでいい感じ。

そしてタイの麺料理に欠かせないのが卓上調味料。「クルワンプルン」と呼ばれるこちら、基本は

  1. プリック・ポン(粉唐辛子)
  2. ナム・ソム・プリック(唐辛子入りの酢)
  3. ナンプラー(魚醤)
  4. ナムターン(砂糖)

の4種類。だそうですが、ここ「タイランドショップ」ではなんと6種類が麺料理と一緒に運ばれてきます。

しかも、ナンプラーは別容器に入ってテーブルに常時置かれていますので、なんとトータル7種類!先の4種類の他は一体何なんでしょう。今度行ったら店員さんに聞いてみよう。

「アロイディー」の紙パックがお買い得です!

最後に私がこちらのお店にお邪魔した際、必ず買って帰ってくるものをご紹介。それがこちら、「アロイディー」のココナッツミルクです。お店によっては200円を超える価格で売られていたりするのですが、「タイランドショップ」では1個150円、6個まとめてだと750円(1個あたり125円)です。

一時期タイからの物流が滞り気味となり、しばらく欠品あるいは品薄状態が続いていたのですが、ようやく入荷が安定した模様。良かった良かった!これでタイカレーを心置きなく作れます。

他にも料理が美味しいタイ料理店はたくさんあるかと思いますが、ここのお店は雰囲気もそして店内に漂う匂いもタイなのです。海外旅行が当分難しい今、タイの空気感を味わいたい!という方、ぜひ一度足を運んでみてください。

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1)野菜・果物

バイマックルー(こぶみかんの葉)

バイマックルーとは何ぞや。

「こぶみかん」はタイ語で「 มะกรูด (マックルー)」、英語では「 kaffir lime (カフィアライム)」と言いますが、こちらはタイ、マレーシア原産 の柑橘類の一種。

そもそも「こぶみかん」自体日本では馴染みが薄いので、日本名を言われたところでピンとこない人が大半だと思います。が。タイ料理を作る人にとってはお馴染みのタイハーブです。

バイマックルーは葉の形が独特で、2枚がつながったような形状をしています。1枚だけを見るとハート型にも見え、艶やかで可愛らしい葉っぱです。

バイマックルー、タイ料理ではこう使う!

バイマックルーの使い方は主に二通りあります。一つは葉の中心を通る太い葉脈を取り除き、さらに葉の部分を半分程度にちぎって、スープや汁気の多い料理に香り付けとして加えるというもの。例えばグリーンカレーでは、調理工程の仕上げのところで加え、葉の香りをスープに移します。

もう一つの使用方法は極細の千切りにするというもの。こんな風に完成した料理のトッピングしたり、和え物に加えたり、はたまた練り物に混ぜ込む、といった使い方をします。

こちら、バイマクルーの極細千切りがたっぷり練り込まれた北タイ料理の「サイウア」。バイマクルーが本当に良い仕事をしています。

バイマックルー育成スタート!

生のバイマックルーはいつもタイ食材店で購入していますが、使うのは一度の料理につき数枚。結局新鮮な内に使い切れず、冷凍…という流れになっておりました。バイマックルーに限ったことではありませんが、冷凍よりもやっぱりフレッシュな物の方が味も香りも良いに決まっています!ということでこの度、自宅でこぶみかんを育ててみることにしました。購入したのは小さな苗ふたつ。

まずはプラスチックの植木鉢を準備して、そこに網を敷き、軽石を鉢の2割程度のところまで入れたら園芸店で売られている野菜用の土も投入。

陶器の植木鉢の方が温度変化が少なく、特に越冬のことを考えると良いとの話も聞きましたが、基本室内で育てることを考えると移動が容易な軽いプラスチック製の方が、私には都合が良いのです。

次に根を崩さないよう注意しながら、こぶみかんをポットより出し、これを鉢に入れて、さらに隙間を埋めるように土を追加投入すれば作業完了です。

最後にお水をたっぷりとあげました。

水は頻繁にあげるよりも、土が乾いたら鉢の底から水が流れる程度にやるのが良いとのこと。これならずぼらな私にも難なく管理できそうです。

春先にこの作業をしていれば、この暑い夏にぐんぐん育っていただろうなあ。そんな小さな後悔はさておき、葉が収穫できるその日を心待ちにしながら成長を見守りたいと思います!

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イサーン料理を満喫!いろいろなソムタムが楽しめる「ソムタムダー」【代々木】

新宿駅からも徒歩圏内の「ソムタムダー」

夜のソムタムダー。

いよいよ夏も終わりが見えてきましたが、暑い季節に特に食べたくなるタイ料理と言えばソムタム。この夏は私も青パパイヤの定番ソムタムや、玉蜀黍と塩卵のソムタムなどを作って食べて楽しみました。本場タイではたくさんの種類があるソムタム。なれど日本でそれを味わえるお店はなかなかないのが現状。

非常にこじゃれた内装、かつとってもきれいな店内。

そんな中、そのソムタムを中心にイサーン料理(タイの東北部の料理)を味わうことができるお店があるとタイ料理仲間から聞いて知ったのはだいぶ前のこと。

それが今回ご紹介する「ソムタムダー」です。

ソムタムダーの夜メニュー

これ、全部ソムタムです。

タイ料理レストランに限らず、メニューが充実しているのは当然夜の部。「ソムタムダー」も例に漏れずで、ソムタムだけでこんなにたくさんの種類があります。これはどれにしようか迷うわー。

もちろん、日本における定番のタイ料理、グリーンカレーやカオマンガイ、パッタイなどもありますが、和え物を中心に他のタイ料理店ではなかなか味わうことのできないものがたくさん!

手間がかかる干し肉揚げも!

品数は多くないものの、このラインナップなら十分満足できそうです。

これは美味しい!「ナムプラードゥックフー」

数あるソムタムの中から迷いに迷って決めたのがこちらのソムタム。スパイシーパパイヤサラダナマズのサクサク揚げ添え「ナムプラードゥックフー」。甘酸っぱ辛いソムタムの上に、身を細かくほぐしてサクサクに揚げたナマズがたっぷりのっています。

このナマズのサクサク揚げが激うま!青パパイヤの和え物との相性最高です。その和え物の方は辛さが選べるのですが「1」が日本のタイ料理店の辛さ、「3」が本場タイ料理の標準的な辛さだそうで、私はその間を取って「2」でお願いしました。

辛味耐性が決して高いとは言えない私にとっては十分な辛さ。なんですが、その辛さに負けないくらい甘みもしっかり。結果、辛い辛いと思いつつもどんどん箸が進みます。なるほど、ソムタムの味付けってこうなのかー、と目からうろこ。また一つ勉強になりました。

そしてこれも美味しかったんですよね。イサーンの定番おつまみ、干し肉揚げ。牛もあったのですが、ここでは豚をチョイス。干してうま味が凝縮された豚肉を揚げた料理、美味しくないワケがない。これはお酒が間違いなく進む味です。

「ソムタムダー」のランチ

「ソムタムダー」ではランチタイムに「ミニソムタムセット」や「イサーンスペシャルセット」なんてものを味わうことができます。昼に訪問するチャンスがあったらぜひそれを!と思っていたのですが、いざお邪魔してメニューを見ていたら、突如として甘いカレーが食べたくなったりするんですよ。ということでこちら、マッサマンカレーのセットです。

もちろんミニソムタム付き。そしてなんと。こちら、ランチのサイドディッシュであるにも関わらず、やっぱり辛さが選べるのです。素敵素敵!

イサーンスペシャルセット

↑こちらをクリックすると「ソムタムダー」のHP、ランチセットメニューに飛びます。

ちなみに、メニューを見る直前まで注文するつもりだったのがこちらです。いいですよね。なんでマッサマンにしちゃったかな。

ということで、この「イサーンスペシャルセット」をいただくべく、近々再訪予定です。

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台湾料理

台湾ご当地グルメを再現!「胡椒餅」に「台湾式生春巻き」を作る。

ウェルカムデザートは「黒糖地瓜湯」

半年ぶりに蔡先生の台湾料理教室へと行って参りました。今回は「台湾ご当地グルメ」の第2弾。台湾各地の有名グルメを手作りします。

メインは サクサク感ともっちり感が同時に味わえる生地の中に、胡椒がしっかり効いた豚肉餡と、ぶつ切りのネギがたっぷり入った焼きまんじゅう的な「胡椒餅」。ですが、個人的には台湾式の生春巻きが気になる。タイ式のそれとはどう違うのかを知りたく、参加した次第です。

さて。毎回ウェルカムデザートからスタートする蔡先生のレッスンですが、本日は黒糖シロップの中にさつまいもやイモ団子を浮かべた「黒糖地瓜湯」なるものでした。暑い今のような季節は冷やして、また寒い時期には温かくしていただいても美味、とのこと。優しい甘さが「もう少し食べたい!」「また食べたい!」という気持ちにさせてくれる、そんな癖になるお味でした。

溢れる肉汁と胡椒の辛味が病みつき!「胡椒餅」を作る。

「胡椒餅」といえば、パイのようなサクサク感ともっちり感が同居した生地が特徴。まずはそれを2種類の生地を合わせることで生み出します。左、もっちり感のモトである通常の生地。そして右はサクサク感を演出するパイ生地です。

これを重ねてロール状にしたらいくつかに切り分け、伸ばしては丸め、伸ばしては丸めを3度繰り返します。

その生地を伸ばして、白と黒、2種類の胡椒をしっかりきかせた肉餡とたっぷりの刻みネギを包んでいきます。ネギをこれでもか!ってなぐらい、ギュッと詰めるのがポイントです。

成形したらつや出しの砂糖水を塗り、白ごまをたっぷりまぶしたらオーブンへ。途中前後を入れ替えつつ焼くことしばし。

「胡椒餅」の完成です!思っていたよりもずっと簡単にできました。

なんと、本日は一人4つずつ作りました。当然食べきれないわけですが、生徒に包み方を習得してもらおうと考えたら、最低4つは包んでほしいという先生のお考えがあって決めた個数とのこと。なるほど。他のお料理もあったため、教室では1つだけいただいきました。残りはお土産♪

割ってみるとこの通り!ネギたっぷりです。ちなみに肉餡があまり見えませんが、こちらもまた同じくたっぷり入っています。そしてうまいこと写真に収められませんでしたが、肉汁もしっかり閉じ込められていました。肉餡の辛味をどう調整するかというポイントも教えていただいたので、これからは自分の最適解を求めて、繰り返し作りたいと思います。

「台湾式生春巻き」ってどんなもの?

ベトナムでは「 Gỏi cuốn (ゴイ・クオン)」 、タイでは「ปอะเปึ้ยะสด(ポッピアソット)という名で食される生春巻きですが、そのルーツは中華にあり。ということで、台湾式の生春巻き、非常に気になっておりました。いざ作り始めてみるとまず皮が別物でした。

タイの生春巻きは水にくぐらせたライスペーパーに具材を巻いていきますが、台湾式の生春巻きは小麦粉で作った生地を伸ばし、蒸したものを使います。

用意された具材も、火を通したものばかり。ちなみに、台湾式のチャーシューも先生の手作りです。こちらはタイのムーデーンに酷似。

さらにさらに。チリソースやピーナッツと砂糖を合わせてパウダー状にしたものを一緒に巻き込むのも特徴的です。

たっぷりの具材とソースを皮にのせたら…

くるりと巻けばできあがり。こちら、台湾では「潤餅(ルンビン)」と呼ぶそうですが、調べてみると、マレーシアの生春巻きがより台湾に近い感じ。むしろ、タイやベトナムではなぜライスペーパーに巻くようになったのかしら。

ということで、台湾式を習ったことにより、さらにタイ式生春巻きの謎が深まったのでした。。。そのうち東南アジア各国の生春巻きをハシゴする旅とかしてみようかな。

「鶏絲麵」は台湾版チキンラーメン!

食事系のラストは台湾版チキンラーメン「鶏絲麵(ジースーメン)」。麺は揚げ麺を使いますが、スープはしっかり鶏ガラから取るので、さっぱりとしつつも深い味わいの美味しい麺料理ができあがります。

トッピングは鶏ガラスープと一緒に煮込んだ鶏胸肉を裂いたものと青菜、そしてたっぷりの揚げネギです。タイの揚げネギと言えばホムデンなる紫小タマネギから作りますが、台湾の揚げネギは色白美人のエシャロットが材料。風味がちょっと違うのです。

食べる際には麺が細いだけに、それと鶏胸肉、揚げネギは必然的にまとめて口に放り込むことになるわけですが、揚げ麺と揚げネギのちょっとジャンクな感じがたまらないのです。スープの味付けがシンプルなところがまた良い。これは温かい料理が恋しい季節になったら自宅で再現することにします。

台湾の定番土産「ヌガー」は、簡単で美味しくて見た目も可愛いデザートでした。

台湾土産で「パイナップルケーキ」と並ぶ定番品と言えば「ヌガー」。ちょっとソフトで濃厚なミルクの風味と、ナッツの香ばしさがギュッと詰まったものが個人的には好み。

そんなヌガーをマシュマロを使って簡単に作る方法を教えていただきました。しかも材料をちょっとずつ変えて、一気に3種類!

こちらは定番の「ミルク×ピーナッツ」。

2種目は「抹茶×アーモンド×クランベリー」。この他、「紫イモパウダー×マンゴー」バージョンも作りました。

見てください!このクオリティー。これならどこぞにお呼ばれしたときに手土産として持って行くのもあり!

そしてなんと。 教室でいただく分はちゃんと別にありまして、 こちらのヌガーは撮影した後すべて個包装してお土産に。

そのためにとこんなアイテムまで人数分用意されているという。これは蔡先生のレッスン、予約がすぐに埋まるわけだ。

本日のレッスンメニュー、おさらい。

本日のレッスン、作ったもの&いただいたものはこちらです。

  1. 黒糖地瓜湯(黒糖風味のさつまいもぜんざい)
  2. 胡椒餅
  3. 台湾式生春巻き
  4. 台湾チキンラーメン
  5. 台湾ヌガー
  6. 高山茶

今回もまたまた充実したレッスンでした。

台湾食材をお買い物♪

こちら、本日のフリードリンクです。今回は「菊茶」。レッスン中は好きなときに好きなだけ飲むことができます。

そしてその右奥に山と積まれた台湾食材は、自宅に帰ったらすぐに再現できるようにと、日本では手に入れにくいものを先生が台湾から取り寄せ、量が多すぎる場合には小分けにして販売しているものたち。

また、ここに並んでいなくともストックがあれば様々な台湾食材を譲ってくださいます。ということでワタクシ、本日はこちらを購入して参りました。

左から黒ごま油、紅麹、五香粉、台湾白胡椒。この黒ごま油は以前習った「麻油鶏火鍋」を作る上で欠かせないのです。日本でもお見かけする黒ごま油ですが、先生の郷里である台湾の高雄市で作られているこちらの黒ごま油がとにかく美味。それがちょうど届いたばかりということでストックがあり、買うことができました。今日は良き日だ。

【第2弾】台湾各地ご当地グルメを再現しよう! (台湾料理のTadaku料理教室)

好きな外国の料理・文化・言葉を体験しよう!Tadakuは、外国人の自宅で、英語や日本語を使って、外国人と楽しくお話しながら学ぶ料理教室です。日本でホームステイみたいな体験ができる!

私が本日参加したレッスンはこちらです。みなさんもぜひ…と言いたいところですが、蔡先生のレッスンはとにかく人気で、日程がアップされるとすぐに席が埋まってしまう状態。時々覗いているとキャンセルが出て、空席が!ということもありますので、気になる方はまめにチェックされることをおすすめします。ホスピタリティーもレッスン内容も、そしてお料理も、とにかく充実している蔡先生の台湾料理教室、おすすめです。

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ミャンマー料理

ミャンマーの国民食「モヒンガー」を習ってみたよ。

「モヒンガー」はミャンマーの麺料理です。

「モヒンガー」はミャンマーの国民食とも言える麺料理。麺は米麺、食べるのは朝が多いとのこと。とはいえ、作るのが結構手間なので、平日の朝は外で買って食べ、週末は家族みんなでワイワイ楽しく作って食べるのが定番だとか。

そのモヒンガーを川越まで遠征し、ミャンマー出身のレレ先生より習って参りました!

モヒンガーのトッピングはこんな感じ。

なんでしょうね、この既視感。タイ料理でもトッピング具材としてお馴染みのものばかり。刻んだささげと小ネギ、パクチー、それからライム。

ちなみに、ヤンゴン近辺ではパクチーをトッピングするところを、その他の地域ではパクチーではなくミントをのせることが多いのだとか。

そしてこちらは手間暇かかるグループ。手前からひよこ豆の天ぷら「ベイチョウ」、それからターメリックを入れた油で揚げたガーリックチップスに、 鯛とレモングラスを香りよくカリカリになるまで炒めた「 ガーサベリンチョウ 」。本場ミャンマーではナマズを使うそうですが、ここは日本ですから鯛で代用。えらく豪華な代用です。そして日本でも麺類のトッピングとして定番のゆで卵。これらを全部乗せて、混ぜながらいただくモヒンガーは絶品でした。

手間暇かかるトッピングの作り方。

こちら、ひよこ豆の天ぷらは豆と薄力粉に水を多めに入れ、かなりさらさらな状態のものを熱した油にいれ、揚げていきます。こんがりきつね色になったらOK。

お次はガーリックチップス。薄くスライスしたニンニクを、ターメリックを入れた油で揚げていきます。ニンニクを鍋に入れたら手を休めることなく混ぜ続けるのがポイントだそう。

そして良い色になったら、なんと!鍋底を冷水に当て、鍋ごと冷ますという大技が繰り出されました。これにはびっくり。なるほど、確かにこうすれば熱が入りすぎて焦げる心配なし。あとは油をしっかり切れば完成です。

作るのに一番時間がかかったのが鯛とレモングラスのフレーク。レモングラスの上にターメリックをまぶした鯛の身、アラを蒸し煮にした後、身と皮、コラーゲンを細かくほぐすのですが、その後小骨やうろこを丁寧に丁寧に取り除きます。その方法がまたユニークなのですが、残念ながら写真なし。先生はなんと3回も小骨チェックをしていらっしゃいました。

もう小骨は完全に取り切った!となったところで炒め作業。みじん切りにしたレモングラス、ニンニク、ショウガ、ターメリックを香りが立つまで炒めたら鯛を加え、水分が飛んだところで味付け。

このフレークは半分ちょっとをスープを煮込む際に加え、残りをトッピング用として取っておくのです。

美味しくないワケがない!手の込んだモヒンガーのスープ。

大鍋にたっぷりの水を準備し、そこに魚醤と塩、ターメリック加えて火にかけます。

沸いたところでエシャロット、レンコンを加えて具材が柔らかくなるまで煮込み、仕上げに砕いたピーナッツ、そして先の鯛フレークを加え、味を調えます。

「モヒンガー」、コクがありつつも優しい味、何杯でもいけちゃうおいしさでした!

完成までおよそ2時間を要した「モヒンガー」でしたが、これが美味しかった!まずスープが美味しい。根菜類の甘みと鯛フレークから出たうま味が溶け込んだスープは飲み干すことが前提の優しい味付け。トッピングした具材と混ぜながらいただくのですが、途中ライムを搾って味変。あまりにも美味しくて2回もおかわりしちゃいました。

国民食というだけあって、その作り方は地域やはたまた家庭によって様々あるとか。そう聞けば、いろいろなモヒンガーを食べてみたくなりますよね。まずは東京のミャンマー料理店を巡ろうかな。そしていつかは本場ミャンマーで!また行きたい国、やりたいことが増えたぞ。

ウェルカムドリンクとデザートも美味。

本日の東京は34度。川越もおそらくそのぐらい。しかも湿度が高く不快指数マックスの中、最寄り駅から先生のお宅まで徒歩で向かいました。あげく某Gマップが不親切で、先生のご自宅が正しく表示されず迷子になってしまい、炎天下に30分は歩きました。。。そんなわけでヘトヘトで先生のお宅にたどり着いたわけですが、そんな私を見て先生がすぐに出してくださったのがこちらのソルティレモネード。もちろん手作りです。汗をかく今の季節にぴったりのドリンク。おかげで生き返りましたよ。

そしてこちらは食後のデザートのココナッツミルクゼリー。美味しいのはもちろんのこと、この見た目の涼やかなこと。今度作ってみよう。

家庭菜園がやりたくなった本日。

帰り際には先生の家庭菜園まで見せていただいちゃいました。こちらはミャンマー語で「チンバウン」、酸味が特徴的な「ローゼル」です。タイでは花が咲いた後のガクの部分を乾燥させたものを煮出して、ハーブティーとしていただきますが、ミャンマーではこの葉を炒め物に加えたり、スープの具材にしたりと、野菜として食すとのこと。

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いよいよ短い夏休みも終盤。今日はずっとずっと食べてみたいと思っていたラペ子さん @burmese.tokyo のミャンマー料理をいただきに、渋谷へと行って参りました。  酸味のあるローゼルの葉を混ぜ込んだごはんや、海老ととうもろこしのフリッター、今が旬のオクラを使った料理に、フムス、ミャンマー式の和え物、酸っぱ辛いディップソースなどなど、手の込んだ料理ばかりがずらりと並んだプレートはもはや芸術✨しかもどれも美味しくて、あっという間に完食。  ミャンマーティーもおかわりして、締めのデザートまでフルコースを堪能。  本当に良い時間を過ごしました😊ラペ子さん、おいしいミャンマー料理をありがとうございました💕✨  明日高田馬場に #ラペソー 買いに行こうかな。  #おべんとう記録 #タイ料理 #料理好きな人と繋がりたい #豊かな食卓 #foodporn #instadaily #อาหารไทย  #กล่องอาหารกลางวัน  #อาหารกลางวัน  #ミャンマー料理

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実はそのチンバウンを使ったミャンマー料理、つい先日食べてきたばかりなんですよね。この葉っぱがそうか、と理解。

そしてこちらはミャンマーのヘチマ。日本では小学校でこれを育てて、観察日記をつけ、最後は何やら手を加えてヘチマスポンジを作る、というのが定番ですが、このミャンマーのヘチマは食用です。収穫はもう少し先だそうで、その時期にはこのヘチマ料理のレッスンも開催予定だとか。

初めて作り、初めてしっかり食べた「モヒンガー」でしたが、想像の斜め上を行くおいしさに感動しました!

【英語】ミャンマーの国民的な料理 (ミャンマー料理のTadaku料理教室)

好きな外国の料理・文化・言葉を体験しよう!Tadakuは、外国人の自宅で、英語や日本語を使って、外国人と楽しくお話しながら学ぶ料理教室です。日本でホームステイみたいな体験ができる!

ちなみに、私が参加したレッスンはこちらです。興味のある方はぜひ、先生のページを覗いてみてくださいませ。

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タイ料理図鑑 4)和え物・サラダ・ディップ

トウモロコシと塩卵のソムタム(ส้มตำข้าวโพดไข่เค็ม)

皮がパーンと張った「レンジでトウモロコシ」の作り方

せっかく実がぎっしり詰まったトウモロコシを手に入れても、茹でて冷めてみたら皮がシナシナ…では悲しすぎますよね。しかも、暑いこの季節にコンロに大鍋をかけてグラグラ煮立てて…という工程も避けたい。結果私はいつも「レンジでチン」です。

その方法は簡単で、まずトウモロコシ表面の皮数枚を剥いて洗い、その水が付いたまま、しかも皮ごとレンジに放り込みます。加熱時間は600Wで5分。大きいものはもうちょっと加熱しても良いですが、ここでその加熱時間を見極めるのが難しいなら、とりあえず600Wで5分、やってみてください。

加熱が終わったら、即、即ですよ、即、軸の部分を実が一列ぐらい入るあたりで切り落とし、ひげの方を持って(やけどに注意!)振ると、実がするっと抜けてきます。それでうまくいかないなら普通に皮を剥いてください。ひげも取れやすいはずです。で、皮を剥いたらすぐにラップできっちり巻きます。で、この時に加熱が不十分な場合、火がしっかり入っていない部分の色が白っぽくなっていますので、この状態でさらにレンチンすればよいのです。1分とか2分とか、様子を見ながら。

十分に火が通ったら、このまま冷ますだけ。そうすれば数時間後でもこの通り。

実はパンパンのままです!今日はこれを使ってソムタムを作ります。

塩卵の作り方

塩卵を作るにあたっては、まず濃い塩水を用意します。それを冷蔵庫でしっかり冷やしておきましょう。

卵はヒビが入らないように茹でたら、熱々のうちに冷えた塩水に入れ、あとは冷蔵庫に置くだけ。塩水の濃度によって1晩でOKな場合もあれば、1週間漬け込む、なんてレシピも。こちらはネットにさまざま情報がありますので、好みのものを参考にしてください。

美味しいソムタムを作るにあたってのこだわり食材

ソムタムと言えば欠かせない食材の一つに「ささげ」があります。普段はインゲンを使っていますが、今回は日光の「吉原ファーム」さんより取り寄せた「ささげ」を使用。

https://www.instagram.com/p/CEOQgmOnd1x/

そしてもう一つ、ソムタムには「マナオ」なるタイの柑橘が入るのですが、日本ではなかなか手に入れにくい。その代わりにいろいろなレシピ本では「レモン汁」を使っていますが、レモンよりもより「マナオ」に近いと思われるのがこちらの「へべす」です。晩夏から秋にかけてが路地もののへべすが出回る季節。タイミングよく近所の八百屋さんで発見したので、買ってまいりました!

「トウモロコシと塩卵のソムタム ส้มตำข้าวโพดไข่เค็ม」 の作り方

こちらが「トウモロコシと塩卵のソムタム」の材料。

  • トウモロコシ
  • 塩卵
  • ミニトマト
  • ささげ
  • ニンジン
  • ピーナッツ
  • 干し海老
  • にんにく
  • プリッキーヌ
  • へべす
  • ナンプラー
  • ココナッツシュガー

タイ料理って何気に材料が多いのですよね。それが美味しさのポイントでもあるのですが。ちなみにトウモロコシは半分に折り、実が離れないようにそぎ落としましょうね。(←ここ、大事。)

1、クロックにプリッキーヌとニンニクを入れ、プリッキーヌが開くまでたたく。

2、インゲン、干し海老、ナンプラーとココナッツシュガー、へべすは汁を絞りながら加え、ココナッツシュガーが溶けるまでタムタム(=棒でたたく)する。

3、ミニトマトとにんじんを加え、軽くたたく。

4、最後にトウモロコシと塩卵を加え、さっくりと混ぜ合わせれば完成。

ソムタムはぜひキャベツとご一緒に。

甘くて実がプリプリのトウモロコシと塩気をまとったミルキーな卵、シャクシャクしたインゲンの歯触りとフレッシュなミニトマト。それらすべてを包み込むタイ料理特有の「甘酸っぱ辛い」味。もはやこのタイ料理は私にとって大いなる「夏の楽しみ」の一つです。

「ソムタム=青パパイヤ」一択ではもったいない!ぜひぜひこの「トウモロコシと塩卵のソムタム」もお試しあれ。

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ヤムトゥアプー(ยำถั่วพู)

熱帯アジアの食材「四角豆」

熱帯アジア原産だという四角豆。日本では沖縄で多く栽培されているとのことですが、最近は珍しい野菜を作る農家さんが増えてきたおかげで、晩夏から初秋にかけて近所の八百屋さんでも売られているのを見かけるようになりました。

タイ料理ではヤムにして食べるという話だけは聞いていましたが、ネットの力を借りて、この度自分で作ってみることにしました。

というのも最近、農家さんからの野菜のお取り寄せにはまっておりまして、その届いた野菜一族の中にあったのですよ、四角豆が。

しかもとびっきりきれいなものが届いたので、これは新鮮なうちにヤムにせねば!と半ば使命感にも似た思いを持って台所に立ちました。いざ、出陣。

タイ料理修行で培った「勘」で作る「ヤムトゥアプー ยำถั่วพู」

タイ料理を学び始めてそろそろ丸2年。その間に習ったヤムは35品。ヤムだけで35ですよ。そこで培ったヤムの味付けのテクニック…というか勘ですね、それとネットで仕入れた情報とを掛け合わせて「こんな感じか?」と思われる四角豆のヤムを作ってみました!

まずは調味料を合わせたボウルに乾煎りした豚ひき肉(自分でたたいたもの)と茹でた海老を加えて混ぜます。

そこに色よく茹で、水気を切った四角豆と薄切りにしたホムデンを加えて和え、器に盛り付けて砕いたピーナツと茹で卵を添えれば完成です。

本日のおうちでタイ料理は「ヤムトゥアプー定食」

ということで完成しました、本日のおうちでタイ料理定食。

  • ヤムトゥアプー(四角豆の和え物)
  • ゴーヤの肉詰めスープ
  • 担担茄子
  • おいしいプチトマト

初めていただくヤムトゥアプー、四角豆のシャクシャクとした歯触りよろしく、非常に美味であります!あっさりとした豆にスパイシーな甘辛ダレが良く合う!

してこのヤム、どこかで食べた味だなーと思っていたら、以前yukko先生のところで習った春野菜のヤムに似てるんだわ。そういえば、そのレッスンの時「四角豆で作っても美味しいですよ」と言われた記憶が。次回はyukko先生レシピでこの四角豆のヤム、作ってみよう。

数日前に作ったゴーヤの肉詰めスープ。

こちらはタイ料理でもなんでもないのですが、この夏一番気に入っている茄子料理の「担担茄子」。

ピーナッツ入りの肉味噌さえ作り置きしておけば、10分で完成する簡単かつ美味しいヒトシナ。温めても冷たくしても美味しい優秀おかず。

暑い日は涼しいお部屋でタイ料理三昧に限るな。良い休日でした。

おまけのカレーリーフ近況

4月の初めにバッサリ剪定してなんとも残念な姿になっていたカレーリーフですが、その後あれよあれよという間に葉を出し、枝を伸ばしで…

ここまで大きくなっちゃいました。

これ以上大きくなられると困るんだよなぁ…と思いつつも、新しい葉を出し成長する姿を見ればそれはそれで嬉しく、結局育てる方向で甲斐甲斐しく世話をする日々です。って水あげてるだけだけど。

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ベジの冷製スープ「トム・ヤム・ロー」

種類が多い!ベジタリアン

以前は「ベジタリアン」と言っても言葉を知っているだけでしたが、あるとき友人になったアメリカ人がベジタリアンだったことをきっかけに、関心を持つようになりました。彼女は完全菜食主義のいわゆる「ヴィーガン」ではなく、卵と乳製品はOKな「ラクト・オボ・ベジタリアン」でしたが、それでも今からかれこれ20年前に、彼女を連れて外食をする際にはお店選びに苦慮しました。

ベジタリアンの種類については、改めて私がここに書くよりも、上記のページに詳細がありますので、ぜひぜひご覧ください。

さて。そのベジタリアン料理のタイ料理バージョン、なんとyukko先生のところでも習うことができるのです。しかも暑い夏にふさわしいメニューを「夏のスペシャルレッスン」ということで教えていただきました。

火にかけずに作る「生」のトムヤムスープ、「トム・ヤム・ロー」。

こちら、「トムヤムロー」のペーストの材料です。これらの食材を適当な大きさに切り、水気の少ない物から順に石臼で叩き潰していきます。食材がしっかり潰れたら調味料を加えて混ぜれば、ペーストの完成です。

あとは先のトムヤムペーストにさらに調味料を加え、ココナッツウォーターやタイハーブ各種、お野菜を加えればこの通り。

他では絶対に味わうことのできない「トム・ヤム・ロー」のできあがり。口にすると生だけに、タイハーブの香りがダイレクトに来て、今まで食べてきたタイ式スープとは異なる味わい、おいしさを堪能できます。しかもこのスープ、個人的にはデトックス効果もあると感じています。夏の暑さに胃腸も疲れ気味、なんて時には最高です。

夏のスペシャルレッスンのメニュー

この夏のスペシャルレッスンでは以下の5品を作ります。

  1. トムヤム・ロー(ローのトムヤムスープ)
  2. タム・ファクトーン(かぼちゃのディップ)
  3. エリンギ焼きのレモングラスソース
  4. トムヤムドリンク
  5. タイ米のミックス玄米ごはん

タム・ファクトーン(かぼちゃのディップ)

エリンギ焼きのレモングラスソース

トムヤムドリンク

タイ米のミックス玄米

個人的には「エリンギ焼きのレモングラスソース」が好きで、もう何度か自分でも作っています。

この「夏のスペシャルレッスン」、今年は8月20日(木)、21日(金)、22日(土)と3日間連続で開催されるようです。ベジタリアンの方にはもちろん、ちょっと変わったタイ料理を習ってみたいという方、巷のレストランでは食べることのできないタイ料理を食べてみたい!という方にもオススメします。

2020年8月のスケジュール&オンラインレッスン | タイ料理教室diidii 東京池袋

 2020年8月のレッスンスケジュールです。今年の夏は、遊びに行けない夏ですね・・・そんな時は、ご自宅でタイ料理を作って気分転換、リフレッシュしてください!8月は、ガパオ&とうもろこし特集~~~!3種類のガパオ炒めと、とうもろこしを使った料理あれこれをご紹介します。夏のスペシャルレッスンもあります。お好きなメニュー、ご都合の良い日に、単発でお申し込みください。各レッスンとも昼 11:00~14:30夜 18:30~21:30参加費 5000円 / 5500円/