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ソフトシェルクラブは黒胡椒炒めも美味しい!「プーニム・パット・プリックタイダム」

プーニムでタイ料理はじめを懐かしむ。

こちら、yukko先生おすすめの下処理がきちんとなされたプーニムちゃん。今回は1年と10ヶ月前に参加した料理教室の備忘録になります。

yukko先生の教室にお邪魔するのは2度目、というタイ料理ド素人の当時、まだまだ緊張していたのか、このレッスンで撮影した写真は完成した料理のみ。

この「プーニム」からタイ料理にはまったんだよなあ…と思うと、私にとっては非常に重要かつ思い出深い食材です。

そしてこの後、様々なタイ料理店に行くも、このプーニムを出してくれるところってなかなかないことを徐々に知ることとなります。つまり、日本で本場の美味しいタイ料理を味わいたいならdiidiiに行くべし!ということ。私が通い続ける理由の一つです。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

タイ料理教室diidiiの「本格タイ料理Gコース第3回」は蟹の黒胡椒炒めを作りました。

「プーニム」と聞いてまず思い浮かぶタイ料理は甘辛でクリーミーなカレー炒め。

これはこれでもちろん美味しいのですが、黒胡椒の風味と辛味を効かせた炒め物も大人味で美味!

https://www.instagram.com/p/B-wopT0HNgP/

実はこの炒め物、予算の関係上プーニムで再現したことはなく、いつもこんな感じで手に入りやすい海鮮食材で作っています。美味しく作るポイントは面倒だと思わずに魚介類は粉をまぶして揚げること!この一手間でかなり本格的な味に仕上がります。

ゲーンリアンはこの回で習っていたのね。今日も食べたわ。

ゲーンリアンは一口大よりやや大きめに切った野菜がたっぷり入ったタイ南部のスープ 。タイの海老味噌「ガピ」の発酵食品特有の風味と胡椒の辛さが効いていて、個人的に大好きなスープの一つです。今ではもはや…

https://www.instagram.com/p/CFLrm46n5_k/

冷蔵庫の余った野菜消費に一役買ってくれるタイ料理となっております。

そしてもう一品が「 ム-・マナオ(焼き豚のレモンソース)」って豪華すぎるでしょ。

「ムー」は豚、「マナオ」はタイの柑橘。こちら、火を通した豚肉にマナオソースをかけたお料理です。 豚は薄切肉を軽く茹でて盛り付け、そこにソースをかけていただくのが定番のスタイル。

でもyukko先生から習ったのは少し厚めの豚肉をソテーして、茹でたカナー(青菜)を敷きつめたお皿に盛り付け、ソースをかけるというもの。調理法と食材をちょっと変えるだけでおもてなしにも使える一皿に昇華!

ただ今冷蔵庫にマナオによく似た日本の柑橘「へべす」があるので、週末にでも久しぶりに作ってみようかな。

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ベジの冷製スープ「トム・ヤム・ロー」

種類が多い!ベジタリアン

以前は「ベジタリアン」と言っても言葉を知っているだけでしたが、あるとき友人になったアメリカ人がベジタリアンだったことをきっかけに、関心を持つようになりました。彼女は完全菜食主義のいわゆる「ヴィーガン」ではなく、卵と乳製品はOKな「ラクト・オボ・ベジタリアン」でしたが、それでも今からかれこれ20年前に、彼女を連れて外食をする際にはお店選びに苦慮しました。

ベジタリアンの種類については、改めて私がここに書くよりも、上記のページに詳細がありますので、ぜひぜひご覧ください。

さて。そのベジタリアン料理のタイ料理バージョン、なんとyukko先生のところでも習うことができるのです。しかも暑い夏にふさわしいメニューを「夏のスペシャルレッスン」ということで教えていただきました。

火にかけずに作る「生」のトムヤムスープ、「トム・ヤム・ロー」。

こちら、「トムヤムロー」のペーストの材料です。これらの食材を適当な大きさに切り、水気の少ない物から順に石臼で叩き潰していきます。食材がしっかり潰れたら調味料を加えて混ぜれば、ペーストの完成です。

あとは先のトムヤムペーストにさらに調味料を加え、ココナッツウォーターやタイハーブ各種、お野菜を加えればこの通り。

他では絶対に味わうことのできない「トム・ヤム・ロー」のできあがり。口にすると生だけに、タイハーブの香りがダイレクトに来て、今まで食べてきたタイ式スープとは異なる味わい、おいしさを堪能できます。しかもこのスープ、個人的にはデトックス効果もあると感じています。夏の暑さに胃腸も疲れ気味、なんて時には最高です。

夏のスペシャルレッスンのメニュー

この夏のスペシャルレッスンでは以下の5品を作ります。

  1. トムヤム・ロー(ローのトムヤムスープ)
  2. タム・ファクトーン(かぼちゃのディップ)
  3. エリンギ焼きのレモングラスソース
  4. トムヤムドリンク
  5. タイ米のミックス玄米ごはん

タム・ファクトーン(かぼちゃのディップ)

エリンギ焼きのレモングラスソース

トムヤムドリンク

タイ米のミックス玄米

個人的には「エリンギ焼きのレモングラスソース」が好きで、もう何度か自分でも作っています。

この「夏のスペシャルレッスン」、今年は8月20日(木)、21日(金)、22日(土)と3日間連続で開催されるようです。ベジタリアンの方にはもちろん、ちょっと変わったタイ料理を習ってみたいという方、巷のレストランでは食べることのできないタイ料理を食べてみたい!という方にもオススメします。

2020年8月のスケジュール&オンラインレッスン | タイ料理教室diidii 東京池袋

 2020年8月のレッスンスケジュールです。今年の夏は、遊びに行けない夏ですね・・・そんな時は、ご自宅でタイ料理を作って気分転換、リフレッシュしてください!8月は、ガパオ&とうもろこし特集~~~!3種類のガパオ炒めと、とうもろこしを使った料理あれこれをご紹介します。夏のスペシャルレッスンもあります。お好きなメニュー、ご都合の良い日に、単発でお申し込みください。各レッスンとも昼 11:00~14:30夜 18:30~21:30参加費 5000円 / 5500円/

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自分でできるもん!イサーン料理「ラープ・ムー」

好物「ラープ・ムー」を習う。

「好きなタイ料理は?」と聞かれても、もはや即答などできません。もう好きなタイ料理がありすぎて。本日習いましたタイの東北部、イサーンの料理である「ラープ・ムー」も好物。これまでもタイ料理屋さんで幾度となく味わってきたわけですが、もう今日からは自分で作れます。しかもそれが思っていたよりもずっと簡単でした。これは嬉しい!

イサーン料理と言えば、上の写真の左に見える炒り米粉、「カオ・クア・ポン」を加えるものが数々ありますが、「ラープ・ムー」もその一つ。この米粉がまず香ばしくて良き香り。それにまた味が絡むものだから、美味しいのなんのって。最高なのです。

まずはメイン食材である豚肉をサップ。挽肉を使ったらより簡単なのでは…などと思うことなかれ。挽肉とサップした肉とでは食感が別物。不揃いな肉の塊、時々ごろりとしたサイズ感のものがあったりするのがまた美味しいのです。この一手間は決して省いてはなりませぬ。

サップしたお肉はいったんトレイによけておきます。このトレイがまた可愛い。このホーロー皿、yukko先生がペインティングされた作品。これもいつか習いたい。(強い希望。)

お次は香味野菜をカット。

材料を切り終えたら豚肉をフライパンで乾煎りし、調味料を合わせておいたボウルにイン。そこにハーブ類やカオ・クア・ポン、チリパウダーを加えればあっという間に「ラープ・ムー」のできあがり、です。

今日のレッスンで、新鮮なタイハーブ類を購入してきたので、これは即!復習予定です。

タイ人のソウルフード「ナムプリック」の海老味噌バージョン習得。

タイ人は「ナムプリック」が大好きです。「ディップソース」と言えば皆さんイメージしやすいでしょうか。タイではそのディップソースが様々あり、生野菜や蒸し野菜とともにいただきます。今日教えていただいたのは「ガピ(海老味噌)」を使ったナムプリックです。

干しエビやプリッキーヌ、焼いたニンニクや同じく焼いて香ばしさをプラスしたガピを石臼でトントン。ペースト状になったらナンプラー、レモン汁で調味すれば調理完了。

「逃げ場のない辛さ」と言っても過言ではないピリ辛度ですが、一度食べ始めると手が止まらない魔力があります。これはビールが進む味!って私は一滴も飲めませんが。。。とにかく。酒の肴にももってこい!なヒトシナであります。

イサーン料理…と来たらもち米です。

イサーン地方ではもち米が主食。ということで本日の料理に合わせて、先生がもち米を準備していてくださいました。このタイの蒸し器、私も持っていますが、いつ見ても可愛い。そして使い勝手もなかなかのもの。下のアルミ鍋がとっても軽いので、取り扱いが楽なのです。

これに蒸し布に包んだ米を入れ、途中水をかけながら気持ち固めに蒸し上げます。

昨年夏のタイ旅行の記事中に、タイ人のケンさんがもち米を手で軽く握り、器用に食べる場面が出てきますが、この「手で握る」上で、ほどよい固さが大切なのです。

未だきれいに手食ができないワタクシですが、今日もチャレンジしてまいりました。

「トム・ヤム・ホイラーイ」はトムヤムスープのクリアバージョン。

そして今回のレッスンメニュー3品目はスープ。アサリのトムヤムスープです。材料の内、タイハーブを先に鶏ガラスープで煮込み、ホムデン(紫小タマネギ)の色が褪せるまで煮込んだら、残りの材料を加え、アサリの口が開いたら調味料で味を調えて完成。これまたとっても簡単でしかも美味しいスープです。

スコール並みの激しい雨が降る中向かった今日のタイ料理レッスン。たどり着くまでがなかなか大変でしたが、美味しいイサーン料理で行きの苦労も一気に吹き飛びました!北タイ料理も好きで極めたいところですが、イサーン料理も面白そうです。いつかイサーン地方もじっくり旅してみたい、そんな夢も膨らんだ今日のタイ料理教室でした。

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タイの王道スープ「トムヤムクン」を作ろう!

辛みと酸味がおいしいスープ「トムヤムクン」

「トムヤムクン」はタイ料理の中でも有名な料理の一つですが、辛みの中に広がる酸味が特徴的なスープです。この「酸っぱ辛い」味が好きと思えるかどうかが、タイ料理を好きと思えるかどうかの分かれ目、のような気がしています。

タイ料理はその中に入る具材や調理法が料理名になっているのですが、このトムヤムクンも然り。「トム」は煮る、「ヤム」は酸っぱ辛い、「クン」はエビ、という意味。よって具材が変わればその名も代わり、いろいろな「トムヤム○○」が存在します。

日本ではトムヤムクンと言うと、あの濃厚で真っ赤なスープを連想される方が多いかと思いますが、実はトムヤムクンにも2種類あります。私たちがよく知る「トムヤムクン」、正式には「トムヤムクン・ナムコン」と言い、ホムデン、カー、レモングラスなどのタイハーブを煮込んでその風味をスープに移し、さらにココナッツミルクやエバミルクを加えてクリーミーに仕上げたものを指します。もちろん、具材もいろいろ入りますよ。もう一つはクリアなスープの「トムヤムコン・ナムサイ」。こちらはいずれ紹介したいと思います。

酸っぱ辛さが癖になる!激旨「トムヤムクン」。

トムヤムクンを食べると、他の料理のスープにはない独特の風味が感じられると思いますが、その秘密はこれらのタイハーブにあり。

これらをそれぞれ下処理し、メインの具材もカットしたら準備完了。

トムヤムクンと言えば尾頭付きのエビ必須。このアタマ、外れやすいので要注意。…と、ここまで来たらあとは煮込んでいくだけなのですが、

まずは鶏ガラスープにタイハーブ各種を入れてグツグツ。香りが出るまでしっかり煮込みます。その後他の具材を入れて、火が通ったら調味料、残りのタイハーブやらエバミルクやらを加え、最後にレモン汁、で完成です。

いつも通り、その辺のタイ料理レストランには負けない(というかむしろおいしい)トムヤムクンの完成です。

「空心菜炒め」がびっくりするほど簡単だった件

タイ料理を食べに行くと必ず注文してしまうメニューの一つ、空心菜炒め。今、ちょうど旬で、新鮮な国産の空心菜がスーパーにも並んでいますね。この空心菜の炒め物、まさかこんなに簡単だったとは。何がどう簡単って…

具材や調味料をすべてボウルに入れ、煙が出るまで熱したフライパンにそのボウルの中のものを一気に入れたら、ほんの数秒でできあがり。

これは作りたてが美味しいので、なかなかお弁当に詰める気になれず、マイ弁当に登場したことはないのですが、おうちごはんのおかずとして、もう何度も作っています。

Aコース第2回のレッスンメニュー

人気のタイ料理ばかりが並んだAコース、第2回のレッスンでは

  1. トム・ヤム・クン(海老のスパイシースープ)
  2. ヤム・マクアヤウ(焼き茄子のサラダ)
  3. パット・パッブン・ファイデーン(空芯菜の炒め物)

この3品を習うことができます。…が、ちょうど私がこちらのレッスンを受けた時期にレッスンメニューの改編があり、「2」の「焼きなすのサラダ」は既習だったため、私だけ「ヤムウンセン」を教えていただきました。

こういったことをきちんと把握し、個別に対応してくださる…yukko先生、本当にいつもありがとうございます。

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豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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タイ料理の鉄板!「ソムタム」と「ガイヤーン」、もち米と併せて完璧。

ソムタムとはなんぞや。

そもそも「タイ料理が好き!」というより、「タイ料理教室diidii」でのレッスンが楽しすぎて、続けて通ううちにタイ料理にはまった…という、タイ料理にちょっと変わったアプローチの仕方をしたワタクシ、それまで全く知らない&食べたことのない料理にレッスンで「はじめまして」することがしばしば。

今や好物の一つとなった「ソムタム」も然り、であります。この「ソムタム」とは、ウィキペディア先生によりますと…

ソムタム はラオスやタイで食べられる青いパパイヤを使ったサラダ。もともとラオスとイーサーンの料理であるタムマークフン が、変化を遂げながら南下し、タイ全域で広く食べられるようになった。現在では代表的なタイ料理のひとつとされている。 他にベトナムにも同様なものがあり、ゴイ・ドゥー・ドゥー(gỏi đu đủ)と呼ばれる。またマレーシアやミャンマーにも同様のものがある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A0%E3%82%BF%E3%83%A0

ということです。

ちなみにこのソムタムには様々な種類があり、日本で一般的に「ソムタム」と呼ばれる青パパイヤを使ったソムタムは本来「ソムタム・タイ(ソムタム・マラコーとも)」と言います。他には塩漬け卵が入った「ソムタム・カイケム」、これにトウモロコシも加えれば「ソムタム・カオポート・カイケム」(これも大好物!)、海鮮が入れば「ソムタム・タレー」、果物をソムタムにすれば「ソムタム・ポーラマイ」となります。基本の味付けは同じなので、材料を変えていろいろと楽しめる、それが「ソムタム」なのであります。

ソムタムが完成するまで。

この回で習ったのは王道の青パパイヤを使ったソムタム。よってまずはこのソムタムをソムタムピーラーで細い棒状にスライスします。

他に加える食材はこんな感じ。

キャベツはお皿に盛り付ける際に添える要員です。

まずはニンニクとプリッキーヌをクロックに放り込み、プリッキーヌが開くまでたたいたら、その後少量の青パパイヤを加えてさらにタムタム。

次に固い食材と調味料を加えて、ココナッツシュガーが溶けるまでさらにたたき、最後に残りのパパイヤとミニトマト、桜エビを加えて軽くたたいたら、ざっくり混ぜ合わせれば完成。

そしてソムタムといえば、ご飯はもち米に限る!

これがね、本当においしいのです。考えてみれば、タイでソムタムをいただく際に、もち米をオーダーしたことあったかな…。次回の旅では必ずやもち米をお願いしましょう!

イサーンの豚軟骨入りスパイシースープ「トム・セープ」

豚軟骨肉をじっくり煮込んだら、タイハーブをたっぷり加えてその良い香りを移した美味なるスープ、「トム・セープ」。レモン(本当はマナオ)の絞り汁とタマリンドという2つの酸味に「カオクアポン」なるイサーン料理でよく使う炒り米粉が入るのもポイント。他のタイスープにはない風味と味わいが特徴的なスープです。

スープを器に盛り付けたら、最後に数種類のタイ葉物を刻んでトッピング。そうだそうだ、こんなおいしいスープもあったわ。私が作るタイのスープと言えば「ほぼゲーンチュー、時々トムヤムクン」…となりつつありましたが、次回はこのスープ、作りましょう。そうしましょう。

ソムタム食べるなら合わせたい!簡単おいしい「ガイヤーン」。

そして、ソムタム、もち米と来たら、そこに合わせたいのは当然「ガイヤーン」。こちらの料理、作り方が様々ありますが、yukko先生のレシピは簡単でおいしいのです。もう何度もリピートしています。漬け込んで30分ほどで焼いてもよし、一晩置いたらそれはそれでまた旨し。もち米との相性は言うまでもなく最高。できれば炭火で焼きたいところですが、さて…。七輪でも買ってベランダでやっちゃうか。

「Cコース第5回」のレッスンメニュー。

毎回充実した内容で、おなかも心も満たされるレッスンですが、この回もまた「神」です。

  1. ガイ・ヤーン (鶏のハーブ焼き)
  2. ソムタム・マラコー(青いパパイアのサラダ)
  3. トム・セープ(タイ東北地方の豚肉スープ)
  4. カオニャオ(もち米 )

こうして記事を書いていたら、レッスンのこと、何よりそれぞれのお料理のおいしさを思い出してしまいました。これはフルメニュー、一気に復習だな。

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肉を味わう煮込み料理「パネーン」を習う、の巻。

「パネーン」とは。

「パネン」とは、マレーシアのペナン島がなまったもの、と我が家のタイ料理の指南書の一つ、『タイ料理大全』に説明がありました。はたまた、 カンボジアで丸鶏を大きな鍋に入れて煮る際、なにやら足を組ませるようなのですが、それに関するクメール語から来ているなんて話も聞きました。とまあ諸説あるようですが、いずれにしてもそのルーツはムスリム式にあるようです。

してこちらの「パネン」、タイ南部のお料理ですが、南部料理と言えば強烈な辛さが特徴!なれどこちらは、ココナッツミルクの甘さが際立ち、非常にマイルド。辛い料理が苦手な方にも自信を持ってオススメできます。

そして、肉好きな方にもこれまたオススメ!何しろ具材は95%肉。基本のレシピは牛肉で作るそうですが、鶏、豚でももちろん美味。ムスリムでは豚は「ハラーム(食べてはならないもの)」ですが、そこは料理が伝わり、他の民族が食するようになる中で、良しとなったのではないでしょうか。

と推論を含め話が長くなりましたが、今回は鶏肉で作るパネンカレーを習って参りました。

これが「パネーンガイ」です。

そぎ切りにした鶏胸肉がたっぷり入っています。作り方は他のタイカレー同様、ココナッツミルクの油分をよく引き出して具材を炒め、煮込んでいきます。最後にナンプラーで味を調え、バイマックルーで良き香りをプラスすれば完成です。

このパネーンには専用のペーストがあり、それを使用します。レッドカレーペーストに見た目は似ていますが、フェンネル、コリアンダーシードといったスパイスが入っており、レッドカレーペーストよりもスパイシーな香りがします。


タイ料理を作る方にとってはおなじみの「メープロイ」のペースト。パーネンカレーペーストはこの紫が目印です。

副菜の「ヤム・ヤイ」がおいしすぎてやられた。

そして今回もまたやられましたよ。パネンカレーを楽しみに伺ったレッスンで、何気なくいただいた副菜がまぁおいしいこと…といういつものパターン。

こちら、「ヤム・ヤイ」と申します。ポイントはドレッシングに入ったゆで卵の黄身。味付けに使う調味料はヤムの基本の三種。そこに卵の黄身が入るとコクとうま味が一段とアップするのです。タイ料理のお気に入りメニューがまた増えたな。

デザートは夏らしく、「パン」で!

食材と氷をミキシングすることをタイ語で「パン」というそうですが、タイ人はこの手のドリンクが大好きです。私もタイを旅行した際には「ちょっと歩いたから」「ちょっと暑いから」「ちょっと休憩」などと、あれこれ理由をつけ、多いときには日に3度、冷たいフルーツドリンクをいただいたものです。

こちらは赤いドラゴンフルーツとヨーグルトが入った「ナーム・パン・ハッサ」。梅雨が明け、連日猛暑日、なんてことになった暁にはおそらくこのドリンクが私のエネルギー源になるはずです。キッチンにミキサー出しとこ。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

およそ4ヶ月ぶりにお邪魔できたタイ料理教室diidii。習ったタイ料理はおいしいし、先生や参加者の皆さんと過ごす時間は楽しいし、最高です。次回は今月下旬。タイ料理の定番メニューの一つを習います。楽しみなことこの上なし。

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タイの病みつきスイーツ「カオニャオマムアン」を作ろう!

今が旬のゴールデンマンゴー。

熱帯に属するタイでは1年の平均気温が29度だそうで、年間を通じて温暖な気候が続きます。中でも一番暑いのが暑気である3月から5月。この暑気はマンゴーが最もおいしい季節でもあります。フレッシュで美味しいゴールデンマンゴーが日本に渡ってくるのもこの時期です。

4月前後であれば大手のスーパー、ヨーカドーやイオン、西友などのフルーツコーナーにも並んでいますよ。

さて、このゴールデンマンゴー。そのまま食べてももちろん美味しいのですが、タイではこれをココナッツミルク風味の甘いもち米と一緒に食すことを知りました。それが「カオニャオマムアン」です。

年越しチェンマイ旅では元日に「日本ではお正月といえばお餅。タイの餅(ただしくはもち米)といえばカオニャオマムアンだ!」とワロロットで食べ、

最終日に参加したお料理教室でも作りました。懐かしい。。。

それはさておき、この「カオニャオマムアン」を初めて食べたのが昨年参加した「タイ料理教室diidii」でのレッスンです。1年前のことになりますが、マンゴーが旬を迎えたということで、今回はそのレッスンの模様をお届けいたします。

もち米をカラフルにして可愛さ増し増し♪の「カオニャオマムアン」を作ろう!

白いままでももちろんOKですが、レッスンではバタフライピー(こちらが青)とビーツ(こちらがピンク)で色付けした水にもち米を浸し、カラフルに仕上げました。

これらのもち米は、水気を切ったらそれぞれ別の布に包んで蒸しあげていきます。

もち米が蒸しあがったらボウルにあけ、砂糖と塩を煮溶かしたココナッツミルクを加えてよく混ぜます。あとはカットしたマンゴーとともにお皿に盛り付ければ出来上がりです。

ココナッツミルクの風味と甘味、少しの塩気が効いたもち米と、ジューシーでしっかりとした甘味のあるマンゴー。これがミスマッチと見せかけて、すごくよく合うのです!…と思い出していたら、無性に食べたくなってきた。

メインは「ミヤン・カノムチン(野菜と素麺の包みサラダ)」

「カオニャオマムアン」はあくまでもデザートですから、このレッスンでは他に2品作りました。

1つがこちらの「ミヤン・カノムチン(野菜と素麺の包みサラダ)」。茹でた素麺と様々な具材・薬味を準備し、それを別に用意したレタスに乗せ、ソースをかけていただくというお料理です。

レタスに包んでは食べ、包んでは食べ…としているうちにレタスが足りなくなり、途中先生にレタスを追加していただいた記憶が。という風に、野菜をたっぷり食べられるヘルシーメニューです。

器に具材全部入れ!で器ごと蒸す簡単激うまスープ。

そして3品目は、鶏手羽と適当な大きさにカットした野菜を器に入れ、水と調味料を加えて蒸しただけという簡単スープです。蒸し時間こそかかりますが、そこは煮ても一緒ですもんね。そしてこんなに、簡単&手間なしなのにこれが素晴らしく美味しいという。

このレッスンで習ったタイお料理はいずれも初めて食べるものばかり。しかもどれも美味しい!全部美味しい!巷のレストランでもまずお目にかかれないタイ料理を食べられる習えるということが、タイ料理教室に通う楽しみの一つです。

本格タイ料理、Kコース第6回レッスンのメニューおさらい。

  1. ミヤン・カノムチン(野菜と素麺の包みサラダ)
  2. ピーガイ・ヌン・タクライ(手羽先のレモングラス蒸しスープ)
  3. カオニャオマムアン(マンゴーともち米のデザート)

新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛要請を受け、diidiiのレッスンも現在休止中です。こちらのレッスンは今年2020年も5月に開催される予定。今回の自粛が功を奏して事態が収束し、diidiiのレッスンはもとより、私たちの暮らしが一日も早く元に戻ることを願ってやみません。

2020年5月のスケジュール | タイ料理教室diidii 東京池袋

 【お知らせ】非常事態宣言の外出自粛要請に従いまして、皆さまの安全を考慮して、当面5月6日までのレッスンを休止させていただきます  2020年5月のレッスンスケジュールです。5月には、新型コロナウィルスの肺炎が終息に向かっていることを願って、スケジュールを更新します。

そんな願いを込めて、「タイ料理教室diidii」5月のスケジュールを貼っておきます。

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タイ料理店でも見かけないマニアックメニュー、「タイ風栗おこわ」と「大根と豚肉の梅干しスープ」が激うまだった件。

タイ風の栗おこわは日本人も絶対好きな味!

干し海老に干し椎茸という「うま味のかたまり」に加えて、豚肉、ソーセージも入ったおこわ。その材料を見ただけで絶対に美味しいことがわかります。そしてそこにたっぷり加えるのはなんと甘栗。もちろん生の剥き栗で作ってもよいのですが、季節を問わず、お手頃価格で手に入る甘栗であれば気軽に作ることができます。

ひと晩水に浸したもち米と他の食材をフライパンで炒め、調味料が全体に行き渡るように混ぜたところで蒸し器へ。途中干し椎茸の戻し汁を回しかけて、お米が好みの柔らかさになれば蒸し上がり。

程よい甘味と塩気、そして栗や様々な食材の風味が相まって美味です!これはすぐにでもまた食べたい!

ということで、レッスンからの帰り道、早速甘栗ゲット。今週末、早速復習します。

「鍋に全部入れ」=「激しく簡単」、なのに美味しい梅干しスープ。

大きめに切った豚バラ肉と乱切りにした大根、その他の食材と調味料をすべて鍋に入れてじっくり煮込むだけ、というスープ。まさかこんなに簡単だとは。習ってびっくりです。

そしてこんなに簡単なのにこれがすごくおいしいのです。梅干しははちみつ梅を使っていますが、その酸味と甘み、豚バラ肉から出た旨味、それらの美味しさをすべて吸い込んだ大根。このスープも最高です!ということで昨日、早速復習した次第。

ソムタムピーラー活躍の季節到来。青マンゴーとイチゴのヤム、アロイです! | タイはおいしい天国。

目次 1 美味なるは完熟マンゴーのみにあらず。青マンゴーも旨きことよ。2 「ソムタムピーラー」、活躍の時。3 習いたての「豚肉と大根の梅干しスープ」復習。4 「青マンゴーとイチゴのヤム定食」でおうちモーニング。 美味なるは完熟マンゴーのみに

これから何度も作ることになるだろうスープが、また一つ増えました。

鯛万歳!ごはんのお供としても酒の肴としても抜群に美味しい「白身魚の冷しゃぶ風」

最後は白身魚を香味野菜を加えた鍋で茹で、冷水に取ったものを香味野菜とともにいただく「白身魚の冷しゃぶ風」。

千切りにしたセロリと白髪ねぎをたっぷり敷き詰めた上に茹でた白身魚を並べ、シーユーカオとニンニク油をたらり。これだけでも最高に美味しいのですが、タオチオベースのタレをつけていただくと、また違った美味しさに。

白身魚が盛り付けられた右に見えるのがタオチオベースのたれです。

今回のレッスンも最高だったなー。どれも巷のタイ料理店で味わうことがない、結果今までに食べたことのない料理ばかり。そしていずれも美味しい、という。もうスープは復習しましたが、おこわと冷しゃぶは今週末、自宅で再現します。