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寒い冬に美味しい!南国タイのスープ「トムカーガイ」!

温かい「トムカーガイ」が冬はより一層嬉しい。

鶏肉とココナッツミルクのスープ、トムカーガイ。具はメインの鶏肉に🍄、ミニトマト、万能ねぎ。

他に入るタイのハーブ類は基本、食べません。なんだか勿体ないような気もしますが、それらの旨味はしっかりスープに溶け込んでいるので、そのスープをじっくり味わいます。

スープは具沢山が好きなので、ついつい他にも何か入れたくなっちゃいますが、タイの方はこの他に何か入れたりするのでしょうか。

基本のヤムだれプラスワンで作る以下のサラダが美味しい!

タイの「ヤム」といえばナンプラー、レモン汁、ココナッツシュガーが基本の調味料。そこにシーラチャーソースをちょっと加えてピリ辛にすると、淡白ながらも旨味の強いイカがより一層美味しくいただけます。身の柔らかなイカが手に入ったら作りたいヤムです。

簡単なのに美味しい!タイの彩り野菜炒め。

習って以来具材を適当にアレンジして何度も作っているおかずがこちら、「パット・パック・ルアムミット」です。レッスンではカリフラワー、ブロッコリー、ヤングコーン、人参、パプリカ、アスパラを使いましたが、スナップエンドウやささげ、キノコ類や今の季節なら蕪を入れても美味。このとろみのついたタレが絡めばお野菜なんでも美味しくなります。

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こうやって過去のレッスンをまとめていると「こんな料理も習ったな!」とか「これ美味しかった!」と思い出すのだけれど、食べても作ってもなかなか再現が追い付きません。今年はちゃんと復習できるように、少しペースを考えようかな。

でもレッスンそのものが楽しくて、ついつい申し込んじゃうんだよなぁ。

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超簡単!超美味しい!冬にピッタリの「プー・オップ・ウンセン」

ひと鍋に、材料入れて、蒸しあげる。それだけ。

2020年記念すべき第1回のタイ料理教室はもちろん「diidii」。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

この日のレッスンアはタイ料理屋さんにいくと注文する頻度高めの蟹と春雨蒸し。その作り方が習ってびっくり、なんと材料と調味料を一つのお鍋に入れて火にかけるだけ。

脂多めの豚肉を使い、それと蟹の旨味を吸いまくった春雨、最高に美味しいです!

肉厚な蟹のむき身とかたっぷり入れて贅沢バージョンを作ってみたい。誰か、蟹のむき身ください。

豚肉の生姜炒め、タイ式も絶品です。

この回は簡単で美味しいお料理が続きます。お次は「ムー・パット・キン」。これまた上のように材料を切ったらあとはフライパンで炒めるだけ。ポイントは生姜を最後に加えるところ。

生姜の香りが立った、美味しい炒め物は酒の肴にもぴったりです。

卵焼き入りスープは簡単すぎて笑えるレベル。で、美味しい。

フライパンで焼いた卵を具に、スープは水に調味料を加えただけ、というもの。お出汁もガラスープも使いません。これなら時間のない時も5分でできます。

手の込んだものを作ることもありますが、時に手軽に作れるものが揃ったレッスンもあり。こちらはタイ料理初心者や料理が苦手な方にもおすすめです!間違いなく自宅でも再現しよう!と思えるし、実際できますよ。

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タイ式しゃぶしゃぶ「タイスキ」をおうちでも!

タイスキ、「スキ」と言うからにはすき焼き的な?と連想してしまいますが、実際は日本のしゃぶしゃぶと似ています。ただし、付けダレがタイ料理以外の何物でもない!というお味。そして一度味わえば、虜になること必須!個人的には一年中いつ食べても美味しいと思う鍋料理ですが、寒い冬は温かな鍋が一段と美味しく感じられます。というわけで、本日はその「タイスキ」レッスンの模様をお届けいたします。

タイスキの命、「タレ」を習う。

作り方はシンプル。

タイでは「ナムチム」と呼ばれるタレですが、yukko先生のレシピでは全部で十種類ほどの材料を使います。ニンニクとプリッキーヌはクロックヒンで叩き潰し、他の調味料は加えて混ぜるだけ。しかもそれはタイ料理ではごく一般的なものばかり、で、このタレ、なんと材料さえ揃えれば5分と掛からずにできてしまいます。しかも美味しい、という。だからこそ何回も作ってしまうのです。我が家では鶏ガラスープで好きな具材を煮て、年がら年中このタレでいただいています。

具材にもひと工夫がタイ流。

こちらお野菜プレート。人参はナミナミ包丁でカットして可愛く。

具材は基本好きなものを準備すればOKなのですが、タイスキではちょっと手をかけた具材を準備して加えます。

この食べ方好き!

例えばこちら。サップした豚肉にニンニク、胡椒、パクチーの根をクロックで潰したものや少量のシーズニングソースを加えて練ったものを、小さなイカに詰めたり、海苔で巻いたりした具。日本でも水炊きにつみれを入れたりしますが、そんな感覚かと。ただ、この「海苔」と「イカ」の旨味が豚肉と合わさることでさらに美味しくなるのです。これはタイスキだけではなく、日本のいろいろなお鍋に取り入れて欲しい食べ方です。

豚肉には卵。

そしてお肉を盛り付けたお皿には中央に卵を落として。

鶏肉にもやっぱり卵。

先日コカレストランに行った際には、お肉はお肉のまま出された記憶がありますが、先生のところではちょっと贅沢にプラス卵。鍋に入れたらどうなるか…はもう説明するまでもありませんよね。

ルークチンもぜひ入れたい!

そしてお豆腐や好みの魚介類、ルークチンもお皿に盛り付けて準備完了!自分でも作れるルークチンですが、ここでは市販のものを使いました。日本にもこの手の練り物はたくさんあるので、お好みのもので良いと思います。

好きなものをそれぞれ好きなように食べる「タイスキ」

準備完了!

鶏がらスープで具材を煮る、おそらくこれがタイの定番スタイルなのだと思います。そして各自に用意されているこちら。

この網が大事。

この網杓子が非常に重要な仕事をしてくれます。たとえば先に紹介した「豚ひき肉の海苔巻き」のような崩れやすい具などは、こちらに入れれば鍋の中で行方不明…となるのを防ぐことができます。あとは鍋を囲むメンバーの中にある食材を苦手とする方がいた場合。その食材をこちらに入れて煮れば、誤ってその方の元にその食材がいってしまうこともありません。便利~!

食欲そそるビジュアル。

卵を落としたお肉はこうして卵を全体に絡めてから鍋に入れます。

早く煮えろ~煮えろ~!

ここまで来たらあとは早い者勝ち(←え?)。煮えた具材からいただきましょう!

これで一人前ですよ。

ちなみにこのタレは、適量を取り皿の中に取り分けて、鍋のスープで好みの濃度に薄めていただきます。この甘酸っぱ辛いタレがもう絶品!ビールも進みます!(私はジャスミンティーが進みます。)

たっぷりの胡椒がポイント!

締めはもちろんおじやですよ。スープ一滴、米粒一つ残さず完食いたしました!

2020年1月のタイスキレッスンは10日から3日間!

2020年1月と2月のスケジュール | タイ料理教室diidii 東京池袋

2020年1月と2月のレッスンスケジュールです。もう12月!ずっと先だと思っていた2020年のレッスンのご案内をする時期が来たなんて!2020年は特別な年になるのでしょうか?2月はチェンマイツアーがあり、ほとんどレッスンがありませんので、1月と2月を一緒に公開いたします。1月は鍋料理を中心にレッスンを開催します。2月も前半は鍋料理をやります。寒い季節は、やっぱり鍋料理ですよね!定番の「タイスキ」、東北タイ地方のハーブ鍋「チムチュム」。そして後半は新作の「トムヤム

そして来年…と言ってももう1週間後ですが、2020年1月にも毎年この時期恒例のタイスキレッスンがあります。10日から12日までの三日間、10日と11日は昼・夜ともにレッスンが設定されています。10日(金)の昼レッスンと12日(土)の夜レッスンはまだ席が少しだけ空いているようなので、気になる方はぜひ。タイ料理がお好きな方であれば絶対に気に入ると思いますよ。

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スリランカ料理

スリランカ式ポークカレーは奥深い味わい。

インド料理とタイ料理では調味料も食材も共通点はそう多くありません。マレー人の文化が混在している南部に行くと、ターメリックを良く使い、黄色い料理が多々見受けられます。ところがです。これがスリランカ料理となると、「ランぺ=バイトゥーイ(パンダンリーフ)」がカレーに入っていたり、「ラトゥルース=ホムデン」がおかずに紛れ込んでいたりと、タイ料理に欠かせない食材が使われるのです。元々はインド料理に端を発して勉強し始めたスリランカ料理ですが、タイ料理との共通点を見つけてさらに興味が沸いた次第。そんなわけで昨日、白山でスリランカ料理店を営み、料理教室も主宰している古積由美子先生の元へ行って参りました!

スリランカのポークカレーは黒くてスパイス感たっぷり!そして激ウマ!

これらのスパイスが全部入ります!

インド料理にももちろんスパイスをたくさん使った料理はありますが、スリランカの料理、特に今回のカレーにはスパイスが全部で7種類以上入ります。「以上」というのは手前に写る「カルクドゥ」というこのミックススパイスに様々な種類のスパイスが入っているため。これを見ただけでもう美味しそうな予感しかありません。

チリパウダーは炒めてから投入します。

カレーを黒く仕上げるために、チリパウダーは炒めてから加えます。先に紹介したカルクドゥなるミックススパイスも様々な材料を焦げる寸前まで炒ってから挽くとのこと。これがスリランカカレー特有の色と香りを生み出します。

オールイン土鍋。タイ料理でもよく使うパンダンリーフが入っています。

そしてなんと、肉とスパイスを全部鍋に放り込んじゃいます。インドカレーの場合、オイルを熱してホールスパイスを炒め、そこに玉ねぎを加えて焦げ茶色になるまで炒め、さらにはトマト、その水分が飛んだところでパウダースパイスを加えてカレーのベースを先に作り、肉は後入れ…ってな手順で作ることが多いのですが、何と今回習ったカレーにその「炒める」という作業は存在しません。ではどうするか。

手でまぜまぜ。

スパイスや塩が全体に行き渡るようよく混ぜたら…

ひたひたってこれぐらい。

ひたひたの水を加えて煮込むだけ。

仕上げに入ります。

蓋をして小一時間ほど煮込むと、水分がなくなり、肉から出た脂がほとんど、という状態になります。ここまできたらカルクドゥを投入。このまま食しても良いのですが、塩気が強めゆえ、今回は最後にココナッツミルクを加えてまろやかにします。

ココナッツミルクはパウダーをお湯で溶いたものを使います。

ココナッツミルクはさっぱりと仕上げるために、缶入りではなくパウダーをお湯で溶いたものを使います。このココナッツミルクが温まればポークカレーの完成です。

かぼちゃのマスタード煮にもパンダンリーフが入ります。

こちらもやっぱりオールイン土鍋。

手の込んだ料理を作りたくなる時はありますが、基本簡単がいい…が本音。こちらもそんな私にぴったりのおかずです。

全体をよく混ぜてから火にかけます。

南瓜、玉葱にニンニク、カレーリーフとパンダンリーフ、各種スパイスと塩を全部鍋に入れ、ココナッツミルクを入れて煮るだけ。

ホクホクに美味しくできた!

水気が無くなり、南瓜に火が通れば完成。ポイントは最初、煮汁が吹きこぼれないよう鍋を時折見る、ぐらいでしょうか。とっても簡単。

パリップはテンパリングタイプのため、炒め作業が入ります。


こちらも基本、材料はオールイン土鍋。

パリップはスリランカ式の豆の煮物、といったところでしょうか。基本はやはり一つの鍋に材料を全部入れて煮るだけ。

勢いあまって豆にお山ができました。

火にかけたらあまり触らず、豆がぽってりと煮えたら最後にココナッツオイルでテンパリングしたスパイスと塩を加えればOK。

炒め中。

玉ねぎは縁が茶色くなるぐらいまで炒めます。それを先の豆の鍋に。

全体によく行き渡るように混ぜます。

テンパリングした食材と調味料の香ばしさと塩気がプラスされ、味が一気に変わる瞬間です。

スリランカのごはんのとも、「サンボル」2種。

これまた切って和えるだけ、の手軽さ。

スリランカ料理には「○○サンボル」なるものがたーくさんあります。「和え物」や「ふりかけ」と日本語訳されることもあるお料理。

昨日のレッスンで定番の「ポルサンボーラ」と「水菜のサンボーラ」を習いました。どちらもすごく簡単です。

私の中での密かなるメイン「茄子のモージュ」!

茄子は焦げ茶色になるまで揚げます。

先月生まれて初めて食した「茄子のモージュ」。その美味しさに感動し、昨日のレッスンはこれ目当てで受講したと言っても過言ではありません。これを自分でも作りたかった。

この料理に「ホムデン」を使うのです。

茄子を揚げ終わったら、最後に「ラトゥルース」も素揚げ。これがタイ料理で言うところの「ホムデン」です。この紫小玉葱は味と風味が濃いのです。それだけに食材として入るとそのお料理がぐっと美味しくなります。

こちらが「茄子のモージュ」の美味しさのタネ。

最後に、合わせ調味料?合わせスパイス?と和えれば完成。

お初のココナッツビネガー試飲。

このモージュ用の合わせ調味料には「ココナッツビネガー」が入ります。世界各国、どこに行ってもご当地食材を使ったお酢があるもんだ。こちらのココナッツビネガーは酸味がおだやかで、味もごくあっさりとしたものでした。

合えるだけ。

この茄子のモージュはもちろん作り立てをいただいても美味しいのですが、数日経つと味が馴染んでより美味しくなるのだとか。こういう料理好きです。

幸せの実食。

習った料理は全部で6種類。贅沢!

出来立てのスリランカ料理をゴハンのまわりに盛り付けて、早速いただきます!まずはメインのポークカレーから。脂多めの豚肉に、内心恐れおののいていたのですが(豚の脂身苦手)、このカレーでは美味しくいただきました。グニュグニュを通り越してトロリと口の中で溶けるぐらい柔らかくなった脂身は、うま味のカタマリ!ソースのスパイシーさも相まって、本当に美味しくいただきました。

サンボーラ2種。

以前、「ポルサンボールテルダーラ」なる炒めたタイプも食べたことがあるのですが、個人的には今回の生の方が好きです。いや。絶対的に好き。水菜の方は他の野菜を使ってもいいそうなので、個人的には豆苗や芹で試してみたいところ。

豆の煮方はぜひマスターしたい!

最近南瓜料理を美味しく仕上げられない…と悩んでいたのですが、これならうまくできそう!テンパリングのおかげで味わい深く仕上がったパリップも美味。

ピントがイマイチだった。。。

茄子のモージュは「これをまた味わいたかった!」と一人感動に震えていました。そういえばこのお料理、砂糖が少量入るのですよ。インド料理では砂糖を使ったことがないのですが、スリランカではたまーに使うのでしょうか。とにかく甘味、酸味、辛味の三味が一体となったその美味しさはこれまたタイ料理と共通するところ。なれどその味わいはやっぱり別物なのです。美味い。茄子のモージュ、美味い!

すっかり気に入って我が家にも常備するようになったヤシ蜜。

最後にはヤシ蜜をたっぷりかけたヨーグルトとお菓子と紅茶も出していただいて、もう至福以外のなにものでもない時間を過ごしました。

スリランカのお菓子も美味しいなぁ。

料理教室で様々なお料理を習ってきましたが、その日習ったすべてのものを家で再現したい!と思うことは滅多にありません。が、昨日のレッスンはその滅多にない回となりました。全部美味しい!全部おうちで作りたい!

6品中4品を早速復習、の巻。

夜に一人茄子を揚げる女。

茄子のモージュは時間が経つと味が馴染んでより美味しい!ということで、帰宅後即、作り始めました。

お土産にいただいた「カルクドゥ」

そしてお土産にいただいた「カルクドゥ」を使ってポークカレーも。

早朝5時からポークカレーを作る女。

そうして仕上がりました、復習4品+いろいろ茸のスパイシー炒めを加えた、自家製スリランカプレートがこちらです!

(お皿)ARABIA Gunvor Olin-Grönqvistデザイン 1970年代製造
(カトラリー)unknown
(カトラリーレスト)田中俊介 銅製しっぽざら

私によくありがちなことですが、料理教室で習った品を復習…といいながら、今回も4品中3品は初回からアレンジしてしまっています。

スリランカ式ポークカレー。豚バラ肉はスペアリブに。
水菜のサンボーラは芹のサンボーラになりました。
さらにかぼちゃのマスタード煮はサツマイモで復習。
茄子のモージュ、好きです。

そしてこちらが唯一レシピに忠実に作った「茄子のモージュ」。一晩おいて味が馴染んだそれはもう絶品。我が家のチリパウダーがどうも辛めらしく、先生のところで食べたそれよりも辛口モージュになってしまいましたが、それはそれで美味しく、満足です。

見てください、この柔らかさ。

臭みがすっかり消えて、うま味のかたまりとなった豚肉の美味しこと美味しいこと。そんなわけで、今週のお弁当はもう毎日このメニュー確定です。来月のレッスンも楽しみだな。

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中華発、ベトナム経由、タイ行き、な「生春巻き」

タイ料理でよく知られた料理、ランチセットなどにもついてくることが多い「生春巻き」ですが、タイ生まれの料理ではないのだとか。なれど、タイにわたって美しく変化し完成を遂げた生春巻きはやはり習うべき!ということで、いつものyukko先生の元で学んで参りました。

破れず美しく巻くにはコツあり。

この日の具材は全部で11種類!

まずは巻く具材を準備するのですが、この日は

  • レタス
  • 薄焼き卵
  • 鶏肉
  • カニカマ
  • 人参
  • 胡瓜
  • キャベツ
  • 海老
  • 大葉
  • そうめん

こういったものが準備されていました。もちろん、何を巻いても自由なので、お好きであればサーモンやクリームチーズなど、そこはお好みで。

それを水にくぐらせたライスペーパーに巻いていくのですが、先生お薦めのライスペーパーはこちら。

「TWIN EAGLES」なるメーカーのもの。

ベトナムのメーカーが手掛けるライスペーパーです。ライスペーパーって厚過ぎるともそもそした食感になるし、弱いと巻く際に破れてしまうしで、何を選ぶかは結構重要だと思います。

そこに具を巻いていくのですが、海老、大葉、韮は巻き終わったときに美しく透けて見えるよう、最後のところに巻き込むのがポイント。さすればこの通り。

何とも美味しそうな生春巻きの完成です!きっちり巻けている上に、皮も破れていません。お見事!

タイのお粥「カオトム」

生春巻きだけではお腹いっぱいにならないので、もう2品教えていただきました。そのうちのヒトシナは「カオトム」なるタイのお粥です。作り方はとっても簡単。炊いたタイ米があればいつでも作れそうです。

知って好物となった「カイルークイ」

それまで食べたことがなく、こちらのレッスンで初めて知り、大好きになったタイ料理がこちらのカイルークイです。揚げた茹で卵に甘酸っぱ辛いソースをかけていただくというシンプルなお料理なのですが、このソースが美味!

美味しさの秘密は香ばしく揚げたホムデン(タイの紫小玉葱)が入るところ。もちろん、タイならではの調味料も重要です。ちなみに、現在我が家には既製品の揚げホムデンが常備してあり、食べたくなったらサッと作れるようになっております。

美しい生春巻きでテーブル華やか!

生春巻きの盛り付けの美しいこと。普通に巻くだけバージョンと、花束のように巻くやり方もならったので、それを組み合わせればこんな華やかな一皿が完成します。と書いていたら、久しぶりに生春巻きを作りたくなってきました。今日材料を買ってきてやってみよう。

楽しみは翌朝も続く。

夜のレッスンではお料理を食べきれない場合も多く、そんな時は持ち帰らせていただきます。基本その場で美味しく完食するのが一番!なのですが、なにしろ最近食べられる量が減ってきたもので。

ラップに巻いて持ち帰ってきた生春巻きもこの通り、美しきまま。これならお弁当にも持参できます。

大好き!カイルークイも美味しく頂きました。

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Rasamita先生

タイのお母さん味、な「ゲーンハンレー」。

世界各国どこに行っても言えることですが、同じ料理でも作り手によってそのレシピはさまざまです。材料や味付けの違いが最終的な料理の仕上がりの違いとなって現れ、同じ料理でありながら時に全く違うものになることも。今回は北タイの名物料理、「ゲーンハンレー~タイの母さんバージョン」を習ってきました。教えてくださったのはチェンマイ出身のタイ人、ラサミタ先生です!

北タイの豚煮込み料理、ゲーンハンレー。

豚肩ロースを大きめに切ります。

以前、yukko先生にも習ったことがあるゲーンハンレーですが、皮付きの豚肉とニンニクの酢漬けを使い、ピリッと辛い味付け、ピーナッツも入って…というのが特徴的でした。

この美味しさは知るべき!北タイの豚煮込みカレー「ゲーン・ハンレー」。 | タイはおいしい天国。

タイ料理は地域によって使う食材や調理法が個性的。タイ北部ではキノコや筍といった山の幸を使った美味しい料理がたくさんありますが、お隣ミャンマーの影響を受けたと思われるものも見られます。こちらのレッスンで習った「ゲーン・ハンレー」もその一つ。豚

その模様はこちら↑ですが、ラサミタ先生がお母さんに教わったというゲーンハンレーはたっぷりの豚バラ肉と豚肩ロース肉、にんにくは生を使います。そして辛さは極控えめ。

強火でしっかり炒めます。

ハンレーペーストとガラムマサラ、シーユーカオと豚肉を鍋に入れ、しばし寝かせた後に強火でしっかり炒めます。その後水を加えて蓋をして煮込むこと10分。その後蓋を取って水分を飛ばしながらさらに煮込んでいきます。

間もなく完成!

その後ニンニクと赤玉ねぎを加えてさらにさらに煮込み、ココナッツシュガーとタマリンドソースで味付けしたら最後に生姜を加え、柔らかくなったら出来上がり!

ホロホロになった豚肉の美味しさと言ったら。。。たまりません!

こちらのカレーにはタイのもち米がよく合います。この日ももちろん、カオニャオとセットでした。

手羽先の簡単ナンプラー焼き「ガイ・トード・ナンプラー」

簡単なのに美味しい神料理の一つ。

こちらは手羽先にナンプラーで下味をつけ、30分以上置いたら油を熱したフライパンで焼くだけ。

ビールによく合う…はず。

そのまま食べてももちろん美味しいのですが、スイートチリソースをつけてもよし。熱々をハフハフ言いながら食べるのが一番。おつまみとしても最高です。

「ナムプリックオン」が10分でできあがる感動!

たっぷりの野菜は付け合わせとして欠かせません。

タイにはディップが各種ありますが、私が一番好きなのが豚肉とトマトを使ったこちらの「ナムプリック・オン」。本格的に作ろうと思うと様々なタイ食材が必要なのですが、今回教えていただいたものはとっても簡単でしかも美味しく、感動ものでした。

まずは豚ひき肉を炒めます。

最初に豚ひき肉を炒めるのですが、その際に使うのがこちら。

おなじみ、メープロイのペースト。

なんとサワーカレーペーストです。肉に火が通ったらシーユーカオとココナッツシュガーで味付けし、最後にトマトを加えて柔らかくなるまで煮詰めるだけ。

野菜はお好みのもの、生でも蒸しても。

これは本当に簡単で、帰宅後早速復習しました。冷凍庫のストックがなくなったら、すぐにまた作ろうと思います。野菜もたっぷり食べられて、その点でも嬉しいタイ料理です。

テーブルコーディネートとデザートと。

素敵。

この日のテーブルコーディネートも相変わらず素敵でした。美味しいお料理でお腹いっぱいだったのですが、ラサミタ先生のレッスンでは必ずデザートも作ります。

優しい甘さの緑豆煮と塩気が効いたココナッツクリームの組み合わせ、癖になります。

日本でも小倉餡に代表されるように豆を甘く煮たスイーツがいろいろありますが、タイでも同じように豆をデザートとしていただきます。

こちらがタイの緑豆。

自分でひと鍋作ってしまったらあっという間に食べきってしまいそうで、怖くて再現せずにいますが、ほんのり甘く温かいこちらのデザートは寒さが増してくるこれからの季節、恋しくなりそうです。

ともあれこの回のレッスンでは私が既に習ったことのあるタイ料理ばかりでしたが、それだけに既知のものと自分の中であれこれ比較し、気づいたこともいろいろあって、とっても勉強になった一日でした。

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ベトナム料理

ベトナムの家庭料理はほっこり優しい味でした。

タイの東側、ラオス、カンボジアを挟んでインドシナ半島東部に位置するベトナム。そこで食されるものはタイ料理と通じるところもありながら、やはりベトナムならでは、の食べ物や食べ方があるだろうと興味が沸き、ベトナム料理研究家の第一人者、伊藤忍先生の元へ行って参りました!

美しい艶と優しい味わいが特徴の「五目玉子蒸し」。

忍先生のお料理は作業の過程も美しい!

まず初めに取り掛かったのは「五目玉子蒸し」なる料理。豚ひき肉、木耳、春雨、卵と具材はシンプルなれど、その作り方で今までに見たこともない美しい玉子料理が完成します。

豚ひき肉は練りませんよ。あくまでもほぐすように下味をつけます。

まずは豚ひき肉にヌックマムをまぶし、下味をつけます。ヌックマムはタイのナンプラーと同じ魚醤。作り方もほぼ一緒。メーカーによって魚の風味の強さや塩辛さが異なります。

卵液を注いでよく混ぜて。
型に入れたら蒸していきます。

してこの玉子蒸し、表面のつやがポイントなのですがその秘密は卵黄にありました。

卵黄ぬりぬり。

中まで火が通ったら、表面に手早く卵黄を塗り、固まるまで蒸していくのです。そうすると…

綺麗な玉子蒸し、完成!

今までに見たこともない美しき料理が完成しました。このテクニックは今までどの国のお料理でも習った事がなかった。しかも簡単に再現できそう!(←ここ大事。)

優秀なごはんのとも、「海老の甘辛煮」。

海老の下処理中。

こちらの海老料理は殻ごとおいしくいただく仕様になっています。よって足と尾の先を切るだけ。

海老を炒めるの図。

その殻付き海老に下味をつけ、しばし置いたら香味野菜の香りを移した油で炒めていきます。

玉ねぎはしゃっきり仕上げ、がベトナム料理なんだとか。

ベトナム式の玉葱の櫛切りの方法なども教わり、炒め加減も含めて、ポイントがいろいろ学べたお料理でした。炒めている時の香りといったら、絶対に日本人も好きな味に決まってる!そんな匂いがプンプン。

山芋の美味しい食べ方発見!山芋とひき肉団子のスープ。

いっけんお粥に見えますが、さにあらず。

最後のヒトシナは山芋とひき肉団子のスープでした。日本のすり流し、のような感じ。タイ料理でもスープに肉団子を加えたものはありますが、こういう食べ方は知りません。これがまた優しい中にも黒胡椒の刺激が効いていて、食べても食べても、すぐにまた口に運びたくなる、そんな癖になる美味しさのスープです。

ベトナム料理の盛り付けもきれい!

幸せの実食タイム。

タイ料理も盛り付けにこだわりますが、ベトナム料理もベトナム流の盛り付け方がいろいろあるようです。

こちら、海老の甘辛煮。

海老はお皿のフチに野菜を美しく並べ、その中央にお料理を盛り付けます。

盛り付けた器もきれい!

五目玉子蒸しも切り方にこだわり、美しくお皿に並べて。

タイではセラドンやベンジャミン焼きといった焼き物が有名ですが、ベトナムにもバッチャン焼きをはじめとして、いろいろある模様。

お料理はというと、タイ料理と同じく、魚醤の他に砂糖もよく使いますが、その味はしっかり目のものもあれば、タイ料理よりもずっと優しいお味のものもたくさん。何より、このレッスンには唐辛子が全く登場しませんでした。あとはタイ料理によく使うハーブ類もなし。タイとはご近所さん…といいながら、習ってみたらやっぱり全然違ったベトナム料理。タイ料理とはまた違う魅力があって、こちらももう少し深めてみたくなってきました。ということで2020年はタイ料理に加えて、ベトナム料理修行も新たに加わることに決定いたしました。楽しみだな。

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May先生

タイの定番朝ごはん「ジョーク(โจ๊ก)」を作る!

タイで定番の朝ごはんは?と聞くと多くの人が挙げるという「ジョーク」。お米が開いてトロトロになるまで煮込んだお粥のようなもの。具には豚ひき肉を調理したものや豚の内臓、卵などが入り、生姜やパクチーなどを薬味として添えます。簡単なようでしっかりコツがあるこのジョークの作り方をMay先生に習ってまいりました。

スープを取って米を煮る、とにかく時間がかかるジョーク。

豚の背骨でスープを取っている間にジョークに加える具材を準備します。こちらは荒くサップ(叩き切り)した豚肉に調味料を加えて練ったもの。これを大きめにちぎりながら加えて団子にします。

豚の背骨は2時間以上かけて煮込み、うま味がスープに溶けだしたらザルで丁寧に濾し、そこから米を加えて煮始めます。途中水が足りなくなってきたら上の豚肉団の煮汁を加えていくので、その時には豚肉団子が出来上がっていなければなりません。

他に豚レバーやガツ、ハツなど内臓系も入ります。こちらは薄切りにして水にさらし、さらにサッとゆでて臭みを取ります。茹でてもなお臭みが強いようならそこでもさらに水洗い。

米が良い感じに開いたら先の豚肉団子を加えて最後の仕上げ。

他の具材は器に入れて、そこに出来上がった肉団子入りジョークを注ぎます。

最後に薬味をトッピングすれば手間暇かかった、なれど超絶美味しいジョークの完成です!

ジョークと言えばパートンコーもセットです。

台湾や香港でも「油條 」という名で豆乳やお粥とともに提供されることの多い揚げパン。タイで「パートンコー」と呼ばれるそれは、もちろんセットです。

広東系の油條は長い棒状のもの、という印象が強いのですが、今回はこんな可愛い形にして揚げていきます。

揚げたてを一つ試食させていただきましたが、美味しいのなんのって。参加者のお一人が「タイでも食べたけれど、こんなに美味しいと思ったことはなかったな。」とおっしゃっていたほど。間もなく訪れるチェンマイでぜひ食べたいメニューの一つなのですが、どうやらこの揚げパンとの味比べになりそうです。

カスタードクリームを作ればパートンコーがデザートに変身!

カスタードクリームもそこはタイらしく、ココナッツミルクを使い、バイトゥーイで風味付けをします。すべての材料をボウルに入れたら湯煎するだけ。

クリームがもったりとして、艶が出るまでマゼマゼ。

バイトゥーイの良き香りとココナッツミルクの風味で一気にタイの味!揚げたてのパートンコーでひと掬いしていただけば、もうパラダイス過ぎて思わず笑いがこみ上げます。美味しいわー。

ジョークは自宅で作ったら相当贅沢な朝ごはん、です。

大変美味しいジョーク、ですが、その作る手間暇たるや。これを自宅で作ったら相当贅沢です。タイでは専門店で提供されるとのことですが、それも納得。これを作っていたら、他の料理を作る余裕なんてないよな。

ということでこちら、自宅で再現する前にまずはチェンマイ旅で味わおうと思います。美味しいジョーク屋さん、チェックしておこう!