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yukko先生

タイの病みつきスイーツ「カオニャオマムアン」を作ろう!

今が旬のゴールデンマンゴー。

熱帯に属するタイでは1年の平均気温が29度だそうで、年間を通じて温暖な気候が続きます。中でも一番暑いのが暑気である3月から5月。この暑気はマンゴーが最もおいしい季節でもあります。フレッシュで美味しいゴールデンマンゴーが日本に渡ってくるのもこの時期です。

4月前後であれば大手のスーパー、ヨーカドーやイオン、西友などのフルーツコーナーにも並んでいますよ。

さて、このゴールデンマンゴー。そのまま食べてももちろん美味しいのですが、タイではこれをココナッツミルク風味の甘いもち米と一緒に食すことを知りました。それが「カオニャオマムアン」です。

年越しチェンマイ旅では元日に「日本ではお正月といえばお餅。タイの餅(ただしくはもち米)といえばカオニャオマムアンだ!」とワロロットで食べ、

最終日に参加したお料理教室でも作りました。懐かしい。。。

それはさておき、この「カオニャオマムアン」を初めて食べたのが昨年参加した「タイ料理教室diidii」でのレッスンです。1年前のことになりますが、マンゴーが旬を迎えたということで、今回はそのレッスンの模様をお届けいたします。

もち米をカラフルにして可愛さ増し増し♪の「カオニャオマムアン」を作ろう!

白いままでももちろんOKですが、レッスンではバタフライピー(こちらが青)とビーツ(こちらがピンク)で色付けした水にもち米を浸し、カラフルに仕上げました。

これらのもち米は、水気を切ったらそれぞれ別の布に包んで蒸しあげていきます。

もち米が蒸しあがったらボウルにあけ、砂糖と塩を煮溶かしたココナッツミルクを加えてよく混ぜます。あとはカットしたマンゴーとともにお皿に盛り付ければ出来上がりです。

ココナッツミルクの風味と甘味、少しの塩気が効いたもち米と、ジューシーでしっかりとした甘味のあるマンゴー。これがミスマッチと見せかけて、すごくよく合うのです!…と思い出していたら、無性に食べたくなってきた。

メインは「ミヤン・カノムチン(野菜と素麺の包みサラダ)」

「カオニャオマムアン」はあくまでもデザートですから、このレッスンでは他に2品作りました。

1つがこちらの「ミヤン・カノムチン(野菜と素麺の包みサラダ)」。茹でた素麺と様々な具材・薬味を準備し、それを別に用意したレタスに乗せ、ソースをかけていただくというお料理です。

レタスに包んでは食べ、包んでは食べ…としているうちにレタスが足りなくなり、途中先生にレタスを追加していただいた記憶が。という風に、野菜をたっぷり食べられるヘルシーメニューです。

器に具材全部入れ!で器ごと蒸す簡単激うまスープ。

そして3品目は、鶏手羽と適当な大きさにカットした野菜を器に入れ、水と調味料を加えて蒸しただけという簡単スープです。蒸し時間こそかかりますが、そこは煮ても一緒ですもんね。そしてこんなに、簡単&手間なしなのにこれが素晴らしく美味しいという。

このレッスンで習ったタイお料理はいずれも初めて食べるものばかり。しかもどれも美味しい!全部美味しい!巷のレストランでもまずお目にかかれないタイ料理を食べられる習えるということが、タイ料理教室に通う楽しみの一つです。

本格タイ料理、Kコース第6回レッスンのメニューおさらい。

  1. ミヤン・カノムチン(野菜と素麺の包みサラダ)
  2. ピーガイ・ヌン・タクライ(手羽先のレモングラス蒸しスープ)
  3. カオニャオマムアン(マンゴーともち米のデザート)

新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛要請を受け、diidiiのレッスンも現在休止中です。こちらのレッスンは今年2020年も5月に開催される予定。今回の自粛が功を奏して事態が収束し、diidiiのレッスンはもとより、私たちの暮らしが一日も早く元に戻ることを願ってやみません。

2020年5月のスケジュール | タイ料理教室diidii 東京池袋

 【お知らせ】非常事態宣言の外出自粛要請に従いまして、皆さまの安全を考慮して、当面5月6日までのレッスンを休止させていただきます  2020年5月のレッスンスケジュールです。5月には、新型コロナウィルスの肺炎が終息に向かっていることを願って、スケジュールを更新します。

そんな願いを込めて、「タイ料理教室diidii」5月のスケジュールを貼っておきます。

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ベトナム料理

ベトナムちまき「Bánh giò」とタイ料理で朝ごはん!

「新しい友達」と「新しい料理との出会い」が一度にやってきた!

吉祥寺にあるベトナム料理店「WICH PHO」でこちらのランチをいただいたその日、隣のテーブルで食事をしていたオネエサンが「これ美味しい!どうやって作るの?」「もち米じゃないんだ。」「一時間も練るの?」などと手が空いた店員さんを引き留めてはいろいろ話し込んでいました。

見ると、ランチメニューにはないものを食している様子。料理好きのワタクシ、もう気になって気になって…「何が美味しいんですか?」とたまらず話しかけてしまいました。

その美味しいものの正体はこちらの「Bánh giò」。お持ち帰り用として作っていたものを、そのオネエサン、お願いしてお店で食べさせてもらったのだとか。しかもフォーセットを完食した後で。素敵。

「もち米じゃなくて普通のお米の粉から作られているから、軽いわよ。麺を食べた後だったから1個しか食べられなかったけれど、そうじゃなかったら2個は余裕よ。」と。ますます素敵。

フィリピン出身だというそのオネエサンも料理好きだそうで、レストランで美味しい!と思ったものは作り方を聞いて自宅で再現してみるのだとか。その後はフィリピンの食の話、お互いの仕事の話などで盛り上がり、帰り際にはお互いのインスタアカウントをフォロー。また一緒にランチしよう!ということでお別れしました。

…と余談が長くなりましたが、そのFilipinaのオネエサンのおかげで知ることができたベトナムちまき「Bánh giò」。もちろん帰り際に買いました。

ベトナムちまき「Bánh giò」とタイ料理で泰越折衷の朝ごはん。

ということでこちら、本日のおうちモーニング。

バナナの葉で巻かれているこちらのちまきはラップごとレンチン。熱さと戦いながら包みを解いていくと…

つるりとした白く美しいちまきが姿を現しました。

割ってみると中にはウズラの卵、豚ひき肉、刻んだきくらげがたっぷり入っています。肝心の味は…というと素材そのまま。ほとんど味はついていません。

ということで食べるときにはチリソースや、こちらの特製ダレをつけていただきます。甘酸っぱいこちらのタレにはニンジン、大根のほかにベトナムハムも入っています。ほんのり辛味も効いていて美味しい!

本当は特製ダレもチリソースも上からバーッとかけるものなのかもしれませんが、とりあえず今回はこんな感じでいただいてみました。

食べてみるとお米の粒がそのまま残った中華粽とは別物です。米粉を練り上げて作ったという白い部分はお餅とも違うし、本当にこの料理で初めて出会った食感。しかもフィリピン人のオネエサンの言う通り、軽い!

すっかりこの料理に興味がわいて、作り方を調べていたところ、こちらの動画に出会いました。

そういえば、タイでも何某かの葉っぱで巻いた蒸し料理売ってたな。この前作ったタイ風栗おこわも、炒めた後でこうして葉っぱで巻いたものを蒸しても良いかも。となると、上の動画の最後の方に出てくる道具、欲しい。どこかに売ってないな。

ベトナムチマキに添えたのはタイ式の薄味に仕上げた豚肉団子と春雨のスープと

ペンシー先生のフュージョンタイ料理、海老とアボカドのヤム。フルーティー&クリーミーでしかもピリ辛。一度食べだすと口に運ぶ手が止まりません。

今日も楽しくて美味しい朝ごはん。幸せだわー。

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おうち修行

タイの見目麗しき混ぜご飯☆カオクルックカピ(ข้าวคลุกกะปิ)

タイの発酵調味料「ガピ」とは。

「ガピ」はタイならではの調味料の一つ。オキアミなる小エビを塩漬けにし、発酵させたペースト状の調味料です。蓋を開けると強烈な発酵臭がいたします。ところが!その発酵臭、過熱するとそれはそれは香ばしい香りに変わるのです。かつ旨味も凝縮されているため、料理に加える際には少量でOK。

…なのですが、そのガピを前面に出したタイ料理があります。それが「カオクルックカピ」です。

調味料とお皿に並べる食材を準備するだけ、これを面倒と取るか、簡単と取るか…な「カオクルックカピ」。

カオクルックカピはまず、合わせ調味料を準備し、ご飯と炒め合わせます。

他に準備すべきはそのご飯のまわりに並べる食材たち。今回は

  • レモン
  • きゅうり
  • さやいんげん(スナップエンドウに変更)
  • 青マンゴー(リンゴでもOK)
  • 錦糸卵
  • 揚げたホムデン
  • 揚げた干し海老
  • 豚肉の甘辛煮(以前作って冷凍したおいたもの)
  • プリッキーヌ

これらを準備しました。

揚げる作業はフライパンに薄く油を敷いて炒めるでも良いかと。ちょっと時間がかかるのは豚肉の甘辛煮ですが、これはまとめて作り置きして冷凍しておけばさほど面倒なことはありません。…と思うのは、私が料理好きだからですよね。ただ、特別なテクニックは必要ないので、誰が作ってもそれなりに美味しくできる、ということは断言できます。

季節外れの雪に見舞われた日曜の「カオクルックカピ定食」

タイ料理には美しい料理がたくさんありますが、このカオクルックカピもきれいです!

こんなに美しく盛り付けたのに…

食べる際には豪快に混ぜちゃうのです。これが美味しさのポイントでもあるので、加減せずに思い切りまぜまぜ。

そうすると、甘味、辛味、塩味、酸味が混然一体となった一皿に。要は、盛り付けた時点ではまだ料理が未完成なのです。食べる人が自身の手で完成させる料理…と私は勝手に思っています。

この前の日に白身魚の冷しゃぶを作った際、そのゆで汁を取って置いて作った「トムヤムプラー」。塩とナンプラーの塩味、レモン汁とトマトの酸味、そしてプリックポンの辛味、さらには鯛の旨味が相まって、とっても美味しいスープです。

金曜日に作ったヤムソムオー再び。

そしてこちらはまたしても「ハンサム食堂」さんからの調達品。特に炭火でこんがり焼かれた香ばしいガイヤーンは最高でした。絶対に家庭では再現できない味。そういうプロの味&本場の味を提供してくれる「ハンサム食堂」さんが近くにあって本当に嬉しい。いつもお世話になっております。

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yukko先生

タイ料理店でも見かけないマニアックメニュー、「タイ風栗おこわ」と「大根と豚肉の梅干しスープ」が激うまだった件。

タイ風の栗おこわは日本人も絶対好きな味!

干し海老に干し椎茸という「うま味のかたまり」に加えて、豚肉、ソーセージも入ったおこわ。その材料を見ただけで絶対に美味しいことがわかります。そしてそこにたっぷり加えるのはなんと甘栗。もちろん生の剥き栗で作ってもよいのですが、季節を問わず、お手頃価格で手に入る甘栗であれば気軽に作ることができます。

ひと晩水に浸したもち米と他の食材をフライパンで炒め、調味料が全体に行き渡るように混ぜたところで蒸し器へ。途中干し椎茸の戻し汁を回しかけて、お米が好みの柔らかさになれば蒸し上がり。

程よい甘味と塩気、そして栗や様々な食材の風味が相まって美味です!これはすぐにでもまた食べたい!

ということで、レッスンからの帰り道、早速甘栗ゲット。今週末、早速復習します。

「鍋に全部入れ」=「激しく簡単」、なのに美味しい梅干しスープ。

大きめに切った豚バラ肉と乱切りにした大根、その他の食材と調味料をすべて鍋に入れてじっくり煮込むだけ、というスープ。まさかこんなに簡単だとは。習ってびっくりです。

そしてこんなに簡単なのにこれがすごくおいしいのです。梅干しははちみつ梅を使っていますが、その酸味と甘み、豚バラ肉から出た旨味、それらの美味しさをすべて吸い込んだ大根。このスープも最高です!ということで昨日、早速復習した次第。

ソムタムピーラー活躍の季節到来。青マンゴーとイチゴのヤム、アロイです! | タイはおいしい天国。

目次 1 美味なるは完熟マンゴーのみにあらず。青マンゴーも旨きことよ。2 「ソムタムピーラー」、活躍の時。3 習いたての「豚肉と大根の梅干しスープ」復習。4 「青マンゴーとイチゴのヤム定食」でおうちモーニング。 美味なるは完熟マンゴーのみに

これから何度も作ることになるだろうスープが、また一つ増えました。

鯛万歳!ごはんのお供としても酒の肴としても抜群に美味しい「白身魚の冷しゃぶ風」

最後は白身魚を香味野菜を加えた鍋で茹で、冷水に取ったものを香味野菜とともにいただく「白身魚の冷しゃぶ風」。

千切りにしたセロリと白髪ねぎをたっぷり敷き詰めた上に茹でた白身魚を並べ、シーユーカオとニンニク油をたらり。これだけでも最高に美味しいのですが、タオチオベースのタレをつけていただくと、また違った美味しさに。

白身魚が盛り付けられた右に見えるのがタオチオベースのたれです。

今回のレッスンも最高だったなー。どれも巷のタイ料理店で味わうことがない、結果今までに食べたことのない料理ばかり。そしていずれも美味しい、という。もうスープは復習しましたが、おこわと冷しゃぶは今週末、自宅で再現します。

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おうち修行 調理器具

ソムタムピーラー(มีดขูดมะละกอ)

美味なるは完熟マンゴーのみにあらず。青マンゴーも旨きことよ。

ご近所の庶民の味方スーパーにもタイ産マンゴーがお手頃価格で並ぶ季節がやってまいりました。タイ料理にはまるまでは、4月前後がマンゴーの旬だなんて知りませんでした。日本の真夏に一生懸命探してもないわけだ。まさか同じ北半球で真夏の時期が違うなんて、思いもしないじゃないですか。(タイは4月が酷暑)

で、このマンゴーを見つけたワタクシ、すぐに錦糸町へと向かいました。完熟マンゴーが市場に出回り始めたということは、未熟なマンゴーの価格も下がっているはず!

やっぱりありました!冬場は驚くほどのお値段がついていた青マンゴーが3個で1000円を切る価格。この時を待ってました!ということで早速調理にかかります。

「ソムタムピーラー」、活躍の時。

こちら、タイではおなじみのキッチンツールブランド、「KIWI」の波刃ピーラーです。青パパイヤを使ったソムタムいろいろを作る際には欠かせません。

使い方はいたって簡単で、食材の皮を剥いたらこのピーラーでシュシュっとやるだけ。

それでは早速シュシュっと。

やっぱりスタートから直にこのピーラーを使うと繋がるか。包丁でマンゴーの表面をザクザクすればよかった。が、細かいことは気にしません。そのままシュッシュ続行。

後半は無事に千切り状になりました。ちなみにこちらのピーラーは、キュウリやニンジンなどの皮を剥くのに使うと、食材が一気におしゃれになります。

これを輪切り、いちょう切りなどにすれば、ニンジンがお花のような可愛らしい姿になります。

さてさて。ソムタムピーラーで千切りにした青マンゴは同じく千切りにしたニンジン、薄切りにしたアーリーレッド、揚げたカシューナッツも加えてヤムにしました。こちら、ソムタムに見えますが、和えたのみなのでヤムです、ヤム。そこにこれまた旬のイチゴもプラス。これがお皿に盛り付けると最高にかわいいのですが、その模様は後ほど。

習いたての「豚肉と大根の梅干しスープ」復習。

昨日、またまた「タイ料理教室diidii」でレッスンを受けてきたのですが、そこで教えていただいた「豚肉と大根の梅干しスープ」を早速復習しました。

食材と調味料をすべて鍋に放り込んで煮るだけの簡単スープ。しかもすっごく美味しい!という神レシピ。本来はここで完成!なのですが、昨日「樋口豆腐店」にて美味しい絹ごし豆腐を買ってきたので、そちらも加えてみることに。

またしても得意の初回からアレンジです。この豆腐を加えることを考え、本来は大根も豚肉も大きめに切るところを、食べ応えのあるサイズのさいの目にカット。豚肉と大根をじっくり煮込んで、お豆腐は最後に投入。豆腐が温まればスープの出来上がり。

ちなみに、最後に豆腐が入ることを考え、水の量もレシピより減らしました。さてさて、美味しくできたかな。

「青マンゴーとイチゴのヤム定食」でおうちモーニング。

なんともかわいい本日のおうちモーニング。

なにがかわいいって、このイチゴのヤムですよ。プチトマトの赤とはまた違った艶のある赤が素敵!

このヤムはお魚のフライに添えるのが個人的には好きなのですが、フライを揚げるのは正直面倒な上に、カロリー過多となること間違いなしなので、今日はヘルシーにがんもどきに添えてみました。

こちらも「樋口豆腐店」さんで買いました。ゆり根入りの「つまみぐい」なる名で売られているがんもどき。食べる直前にグリルでカリカリに焼きました。

青マンゴーのヤムで食べるのに飽きたらタオチオと生姜ベースのたれで味変。このヤムとたれがあれば、がんもどき5個はいけちゃいます。

そして、早速復習したスープ。予想通り、絹ごし豆腐との相性抜群でした!食材を揃えてさいの目切りにしたのも正解!豚肉とタイ調味料のうまみを含んだ大根と軟らかく煮えた豚肉、口の中でほどける柔らかさの豆の風味豊かな絹ごし豆腐、梅干しの酸味が溶け込んだスープ、それを一緒に口に入れた時の美味しさと言ったら。みなさん、こんなタイ料理もあるんですよ。

ごはんは中華料理の影響を受けたタイ風栗おこわ。こちらはお料理教室からの持ち帰り品。これもとっても美味しいのです。週末には復習しましょう。

それにしても青マンゴーのヤム、美味しかったな。イチゴを入れたのも大正解。野菜とタレ、カシューナッツを別々に保存しているので、食べる直前に和えて、数日は存分に楽しむ予定です。

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Rasamita先生

米粉100%の麺を使ったヘルシーメニュー、「トムヤムスープのタイ汁麺」レッスン!

タイ庶民の味、「クイッティアオ」を使った一杯あれこれ。

こちら、チェンマイのローカル食堂で食べた汁麺。麺は細いセンミー。

タイではローカル食堂や屋台でよく食されている「クイッティアオ(麺)」。そのバリエーションは非常に多く、汁あり、汁なし、スープも鶏がらベースのクリアなものから、そこに粉唐辛子、砂糖、ピーナッツなどが入るもの、豚や牛の血が入っているもの、腐乳入りの「イエンタフォー」など様々なものがあります。

私も昨年のタイ旅行では小腹がすいたらササッと食堂に入り、いろいろな汁麺をいただきました。

チェンマイの食堂で食べた甘辛味の牛汁麺。

こちらはシナモンや八角が入った甘いスープの牛麺、「ヌアトゥン」。

これはクリアスープに焼き豚ならぬ焼き牛がトッピングされた汁麺。やはりチェンマイにて。

こちらもまたチェンマイで食べた汁麺ですが、これなんかはルークチンプラー(お魚団子)無し、トッピングは焼き豚と青菜のみ、という本当にシンプルなバージョン。クイッティアオは極細のセンミー使用。

このタイ式の汁麺については、yukko先生のところで「センレックナーム」を習いました。

タイ風ラーメン「センレック・ナーム」だって格上の味! | タイはおいしい天国。

日本でもタイでも食べた汁麺、「センレック・ナーム」。健やかなるときも病める時も旨き汁麺。それがyukko先生から習ってみたらクオリティーが違った、というお話です。 目次 1 タイは揚げ物天国!このレッスンでは春巻きを2種類習います。2 なぜ

今回は、Rasamita先生が鶏がらベースのクリアスープにライム、粉唐辛子、砂糖、ピーナッツを入れた「センレックトムヤム(เส้นเล็กต้มยำ)を教えて下さるということで、そのレッスンに行ってまいりました。

トムヤムスープのタイ汁麺 & 海老トースト (タイ料理のTadaku料理教室)

好きな外国の料理・文化・言葉を体験しよう!Tadakuは、外国人の自宅で、英語や日本語を使って、外国人と楽しくお話しながら学ぶ料理教室です。日本でホームステイみたいな体験ができる!

具材の準備が大事、な「センレックトムヤム」。

ター先生おすすめのセンレック。

タイ式の汁麺は

  1. 鶏がらスープをきちんととること。
  2. いろいろな具材を抜かりなく準備すること。

ここに美味しさの肝があります。

鍋にたっぷりの水を張り、そこにパクチーの根、ニンニク、粒白胡椒、鶏がらを加えて煮込み、スープを取ります。今回は大きく切った大根も投入。この大根も麺と一緒にいただくんですって。

それから手間をかけてもぜひ加えたいのがこちらの揚げワンタン。これがね、自宅で作るとなると省略しようかとも思うのですが、その美味しさを思い出ししばし葛藤、そしてようやく一念発起して作るのが常。

他には茹でた豚ひき肉、もやし、炒ったピーナッツやニンニク油などもマスト。刻んだ万能ねぎとパクチーは言わずもがな。それからお魚団子もあるとよし。このお魚団子については今回、さつま揚げを使ったのですが、「この手があったか!」と目から鱗。いいアイデアをいただきました。

ター先生がタイから持ち帰ったという麺茹で専用のザル。

具材の準備ができたところで、一気にセンレックトムヤムを仕上げます。

まずはザルにもやしと、ぬるま湯で戻しておいたセンレックを入れ、熱湯で茹でること15秒。それを器に入れたらニンニク油を絡めます。

次に、別のボウルに調味料をすべて加え、そこに熱々の鶏がらスープを注いで混ぜ、麺の入った器にそのスープを投入。

最後に残りの具材をトッピングすればセンレックトムヤムの完成です。

鶏がらスープの旨味、レモンと酢、2つの違った酸味、そしてピーナッツとニンニク油の香ばしさ、粉トウガラシの辛味、シンプルな中にも様々な味と風味が感じられて絶品です!

ちなみにこちらの麺料理、名前に「トムヤム」とありますが、「トムヤムクン」とは全くの別物です。

それにしてもタイ式の汁麺は本当に美味しい!これがタイだと美味しいのが50バーツとかで食べられるんだよなぁ…。それが不可能な日本にあっては、食べたいなら自分で作るしかない。気合を入れて復習するぞ。

海老揚げパンが隠れ絶品メニューだった件。

タイ料理教室に参加する際、メインの料理に気を取られていると、実はサブメニューも絶品だった、ということがよくあります。今回もしかり。

この海老と豚肉をペースト状にしたものをたっぷり塗り込んだパンを揚げた「カノムパン・ナーグン」がとっても美味しかったのです。

海老ペーストを塗ったら白ごまをトッピング。
まずペーストを塗った面から揚げていきます。
ペーストに火が通ったら返して揚げることしばし。

揚げたての熱々を試食しましたが、これが危険な美味しさ。

ペーストに下味がついているのでそのまま食べても美味しいのですが、タイのスイートプラムソース(市販品)やマンゴーチリソース(市販品)をつけて食べると美味しさレベルアップ。


こちら、カルディに置いてありますので、気になる方はぜひ手に取ってみてください。春巻きや海老フライなどにもよく合います。

「焼き豚のスパイシーサラダ」まで美味しい贅沢レッスン。

タイの焼き豚といえば「ムーデン」がまず思い浮かびますが、こちらはまた違うバージョンの焼き豚。タイ料理ではおなじみの香味野菜をペースト状にしたものと調味料各種でタレを作り、そこに豚肉をしばらく漬け込んだのち、200度のオーブンで焼き上げます。これがしっとりジューシー、柔らかくて味も絶品!最高においしいのです。

そのままでも美味なる焼き豚をレッスンではサラダに仕立てました。ドレッシングはナンプラー、レモン汁、砂糖という基本の調味料3種に唐辛子を加えてピリ辛に。

これ、本当に美味しくてただいま絶賛復習中(お肉に下味をつけているところ)です。明日の朝はこれでシロメシをモリモリいただきます!

デザートはさっぱり仕様のマンゴープリン。

締めはさっぱりとしたマンゴープリンで。マンゴープリンといえば濃厚&クリーミーなタイプが多いように感じますが、ター先生のマンゴープリンはミルク感よりもフルーツ感が前面に出ている軽めの仕上がり。食後に食べるなら、これぐらいあっさりしている方がいいかも。

「センレックトムヤム」レッスンの全メニュー。

  1. 海老トースト(カノムパン・ナーグン)
  2. 焼き豚のスパイシーサラダ(ヤム・ムーヤン)
  3. トムヤムスープのタイ汁麺(センレック・トムヤム)
  4. マンゴープリン

この他、ウェルカムドリンク(この日はレモングラスティーでした)と食事中にはジャスミンティー、食後にはデザートと一緒にタイティーもいただきました。

今回もいろいろなことを学べて、且つどのお料理も美味しくて、有意義とはこのこと。全メニュー、ちゃんと復習しよう。

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手作りルークチンで作る揚げ団子とスープレッスン!

鶏肉を使ってまずはルークチンを作りましょう!

ルークチンといえば、汁麺に入っているお魚団子のイメージが強いですが、お肉を使っても作れるとのこと。このレッスンではお財布にやさしい鶏むね肉で作りました。

皮を取り、スライスしたものをフードプロセッサーに入れ、香味野菜や塩コショウ、粉物を少量加えて滑らかになるまで攪拌。

それを適度な大きさに丸めてゆで上げます。

しっかり火を通して冷水に取ればルークチンガイの完成です。

揚げてよし、煮てよしのルークチンで作るおかず2品。

下味が割としっかりめについているルークチンはそのままでもパクパクいけちゃう美味しさなのですが、調理するとさらに美味しくいただけます!

まず作ったのはこちらの「ルークチン・ガイ・トード」。先の茹でたルークチンを素揚げしただけ。でもこのひと手間でルークチンの食感が変わり、香ばしさもまとってさらに美味しくなるのです。食べる際にはナムチムをつけて。

お次はルークチンと淡白なお野菜で作るクリアスープ。もやしとたっぷりの春キャベツ、万能ねぎ、そして更なる旨味要員、スライスした豚肩ロース肉が入っています。味付けはナンプラーと砂糖、とってもシンプル。なんですが、そこにチリパウダーをちょい足しすると、それが良いアクセントになり、味に奥行きがでます。なによりルークチンが美味しい!

このルークチン、まとめて作って冷凍もOKだそうなので、近いうちに復習を兼ねて作り置きしよう。

もう一つのお楽しみメニュー、「ヤム・春野菜」。

このレッスンでもう一つぜひ習いたかったのがこちらの「ヤム・春野菜」。このヤムはいつもの定番ヤムとはちょっと味付けが違って、「黒ドレッシング」と呼ばれることもあるタレで食材を和えます。

このタレがしっかり味で、ちょっと味見をしただけでご飯によく合う!ということがわかります。

そこにまずは茹でたエビを加えてタレをよく絡ませ、

その後、野菜をIN。

季節は春!ということでうど、こごみ、スナップエンドウ、ソラマメが入っています。贅沢!

このヤムには四角豆を使っても美味しい!とのことなので、旬を逃さず四角豆の季節にはぜひぜひ試してみようと思います。

そしてこのヤムがまぁ癖になる美味しさで。一度食べ始めるとなかなか他の料理に移れない、という。しっかりめの味付けはご飯がもちろん、アルコールにもぴったりなようで、参加者の皆さん、「泡」が進んでいたようでした。珍しく私も一杯だけいただきましたが、美味しかった!

「タイ料理教室diidii」、「Gコース第5回」のメニュー。

  1. ヤム・春野菜 (春野菜のサラダ)
  2. ルークチン・ガイ・トード(揚げ鶏肉団子)
  3. ゲーン・チュー・ルークチン(肉団子のスープ)

いずれのお料理も季節を問わず作れるのですが、みずみずしくて甘味が強い春野菜で作るとより美味しいのではないかと思います。春野菜が美味しいうちにおうちでも作ってみよう。

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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タイの鶏飯「カオマンガイ」はタレが美味!

東南アジアで大人気!のチキンライス、タイバージョン。

茹で鶏と、その茹で汁で炊いたお米を一緒にいただく海南鶏飯(ハイナンジーファン)は、台湾、香港、マレーシア、シンガポールなど、東南アジア各国で食されている庶民の味。もちろんタイにも「カオマンガイ」なる名で存在します。

作り方としては、最初に香味野菜の香りを移した油で米を炒め、それから鶏のゆで汁で炊く、という方法があります。ですがこのレッスンでは、その「炒める」工程を省略しても美味しいカオマンガイを作る方法を教えていただきました!

まずフライパンで鶏の皮を炒め、その油で香味野菜を炒めます。この「皮」が一つのポイント。あとは鶏がらスープに調味料を混ぜて置き、米とともに炊飯器入れて炊くだけ。

そして、カオマンガイの美味しさを決める上で非常に重要なのが添えるタレ。2種類のタレにはどちらも「タオチオ」なる調味料が入りますが、それぞれ加える食材の種類や量がちょっとずつ違って、出来上がってみるとその2種類のタレは全くの別物。これがまた美味しくて、こっちのタレ、あっちのタレと楽しんでいるうちにお皿の上が空になる、というカラクリです。

メイン以外のメニューもいつも通り美味しい。

鶏がらスープで炊いたお米に合わせるのはあっさり大根のクリアスープ。

そして簡単なのに美味しい「ヤム・プラームックヤック(たこのカルパッチョ)」。タコ好きな方にはぜひ試していただきたいメニュー。

そしてタイの伝統的なスイーツ「サンカヤー・ファクトーン(かぼちゃのプリン)」。ココナッツシュガーで甘味をつけているので、その風味がタイらしくてこれまた美味しいのです。

こちらのかぼちゃプリンは時々作って、こうしてお弁当にプラスしたりもしています。