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May先生

土鍋ご飯も牛肉のヤムもいいけど、「うずらの卵のお菓子」が美味だった!

まずは大好き!「ヤム・ヌア・アグン」から。

大好きですでに何度も作っているブドウと牛肉の和え物、「ヤム・ヌア・アグン」。今回はMay先生バージョンを習います。

牛肉はこうして極弱火でじっくり焼いておきます。あとは合わせ調味料を作っておいて、刻んだタイハーブと和えるだけ。この日は夜のレッスンと言うことで、先生が各料理の下ごしらえをあらかた済ませておいてくださいました。そこで見ることになったスゴいもの。

神業レベルのプリッキーヌと赤ピーマンのみじん切り。

さらには超人技ともいえるバイマクルーの極細千切り。この繊細な技。私もいつの日か習得したいものです。

すごく簡単だし美味しいし、パーティー料理にもなれる豪華さが好き!なヤム・ヌア・アグン。

もうそろそろ店頭からシャインマスカットは消えてしまうと思われますが、その前にもう一度食べたいなー。

タロイモの美味しさに開眼!なタイ式炊き込みごはん。

揚げたカシューナッツにタロイモ、干し椎茸に干しエビ、豚肩ロース肉も入ったボリューム満点!うま味たっぷりの炊き込みごはん。

油を入れ熱したフライパンでニンニク、干し椎茸、干しエビ、豚肉と順に炒めたら、お米を洗わずに入れて全体に油を行き渡らせ、その後調味料も加えてさらに炒めます。

調味料が全体に行き渡ったら鍋に入れ、鶏ガラスーブと干し椎茸&干しエビの戻し汁も加えて炊き上げます。

沸騰したら中火でしばし、その後極弱火で加熱。

さすればこの通り。これまたメイン級の炊き込みごはん、完成です。あ、そうそう。

このレッスンで、万能ネギの飾り切りも習ったんでした。忘れないうちに復習しなくちゃ。

小さめ一口サイズがむしろ怖い。何個でもいけちゃう「カノムカイノッカター」

おしまいは、サツマイモを使った揚げ菓子。材料は至ってシンプルなのですが、これがとっても美味しいのです。

潰したサツマイモにグラニュー糖と粉類を加えたらこうして小さめに丸めます。そしてこのお菓子の美味しさのポイントは揚げ方にあり。

この先生に教えていただいたとおりに揚げればなんと!

表面カリカリ、中もっちりかつ空洞もできて軽い仕上がりになるのです。

これもお正月休みにじっくり復習だな。

料理教室のある夜=幸せな夜

出来上がった料理をワインでいただく。珍しく飲んじゃいました。

おまけにスープまでいただいちゃって、幸せなことこの上なし。

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yukko先生

トムヤムペーストを美味しく消費!「パッチャートムヤムタレー」を作る。

トムヤムペーストを使った、簡単!シーフードのピリ辛炒め。

タイの有名スープ「トムヤムクン」の素、トムヤムペースト。これ、正直購入したは良いけれど、なかなか消費できない調味料の一つです。今回はそのペーストを味付けに使う、簡単な炒め物のレッスンです。これはありがたい。

作り方は炒め物の基本を押さえていればOK。香味野菜を炒めたら肉を入れ、次に野菜、シーフードと順に加えていき、最後にバイマクルーとガチャーイ、ピーマンを放り込んで合わせ調味料で味を付ければ完成です。

この「パッチャー」と名の付く炒め物、シーフードとその臭み消しを兼ねたタイハーブの一種、「ガチャーイ」が入るのが特徴のよう。

そして肉(鶏)と魚(シーフード)の両方が入るあたりもまたタイらしい。

とにかく簡単にできて、しかも間違いなくごはんが進む美味しい炒め物です!タイ料理初心者の方にはこういう簡単なメニューから入って欲しいのに、なぜかちょっと手の込んだタイ料理ばかりが日本では有名なんだよな。

「豚肉×パイナップル」という鉄板の組み合わせでお手軽サラダ、作ります。

もう手軽すぎて、調理工程の写真すらありません。タイのドレッシング「ナムヤム」を作ったら、そこに茹でた豚しゃぶ肉とパイナップルを和えるだけ。

サラダ野菜を敷き詰めたお皿に盛り付けて、ピンクペッパーを散らせばパーティー料理にもなりそうなビジュアルです。

コクのあるタイのヤムの味が淡泊な豚しゃぶ肉に絡んでこれまたごはんが進む君。パイナップルの甘味と酸味もいい仕事してます。

滋味溢れる優しいスープ「トム・パック・ナームガティ」

このレッスンの3品目はスープ。先の2品に続いて、これまた驚くほど手間いらず。熱した鍋にココナッツミルクを入れて煮立て、鶏ガラスープを加えて塩で味を付けたらベースの完成。あとはそこに好きな野菜を入れて煮込むだけなのです。

ちょっと簡単すぎるので、せめて盛り付けはいつもより手をかけましょうかとyukko先生が用意してくださったのがこちら、タイの小さな素焼きの一人鍋。なんとまあ可愛い。

すでに十分美味しそうなスープですが…

温泉卵を落としてさらに美味しく!ボリュームもアップ。黒胡椒をガリガリ挽いていただきます。これがかなり満足度高め!食べるとお腹はもちろん、心も満たされます。これ、冷蔵庫の野菜整理にも良さそうだな。

タイ料理教室diidii「Pコース第2回」のメニュー

簡単タイ料理が3品揃った「Pコース第2回」のメニュウ、おさらい。

  1. シーフードのピリ辛炒め(パット・チャー・トムヤム・タレー)
  2. 豚しゃぶ肉とパイナップルのサラダ(ヤム・ムー・サッパロット)
  3. 野菜のココナッツミルク煮(トム・パック・ナームガティ)

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

いずれも我が家の定番入り間違いなし。

地域猫のトラちゃんは、新しい猫ハウスでヌクヌクまどろみ中。

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yukko先生

北タイ名物の「サイウア」を作ろう!

北タイのハーブソーセージ「サイウア」

サイウアペーストの材料

昨年のタイ旅行で食べ、その美味しさにすっかり魅了されたサイウア。帰国早々自作もしました。今回習ったのはyukko先生レシピのサイウア。現地チェンマイで食べるよりも美味しいとのウワサ。申し込んだ時から楽しみにしていたレッスンです。

まずは参加者の皆さんでペースト作り。固く水気の少ない食材から順に、石臼で滑らかなペースト状になるまでひたすら叩いていきます。これが一人だったらかなり根気のいる作業です。が、レッスンの良いところは皆さんと力を合わせて楽しくそれができること。この日も気づけば難なく完成していました。

ペーストが完成したら、次は包丁で叩きまくった豚肉に混ぜ込みます。

最後にたっぷりのハーブも加えて完成した肉だね。残す作業は腸詰めのみ。なんとこのレッスンでは、ペットボトルの注ぎ口を使った方法を教えていただきました。これがびっくりするほど簡単で、しかもきれいに詰めることができてもう目から鱗。

この通り、美しい腸詰めが完成しました!

あとはこれをしばし蒸し、仕上げにグリルでこんがりと焼けばできあがり。

たっぷりのお野菜と一緒にいただく、香り高いサイウア、最高です!これはお正月休みにじっくり復習しようと思います。

素麺もソムタムになります。

ソムタムと言えば、青パパイヤを使ったものが思い浮かぶと思いますが、実はあらゆる食材がソムタムになります。このレッスンではズッキーニと素麺を使ったソムタムを教えていただきました。

味付けにはこのパラー(プラーラー)もちょっと入ります。これが入ることで淡泊な素麺を味わい深いソムタムに昇華させるのです。パラー、大事。

またこちらのソムタムには、生の唐辛子ではなく、乾燥唐辛子「プリッキーヌヘン」やタマリンドが入るのも特徴です。

そしてソムタムを美味しく仕上げる上で大切なのがそれぞれの食材の叩き具合。決して叩きすぎず、しかしながら調味料と食材に一体感が出るまで叩いたり混ぜたりしなければなりません。

そしてこちらが、先生にお手本を見せてもらった後に私が作った素麺ソムタム「タムスア」。若干叩きすぎ、という反省はさておき、味は最高です!結構な辛さに汗をかきながらいただきましたが、一度食べ始めるとその手が止まらず、あっという間に完食しました。

北タイ料理名物その2、「ナムプリック・ヌム」。

タイ人のソウルフードとも言える「ナムプリック」、このレッスンでは北タイ名物の「サイウア」に合わせて、同じく北タイならではの青唐辛子をたっぷり使ったナムプリックを習いました。

ナムプリックヌムといえば、1年ほど前のチェンマイ旅で初めて食し、その脳天を突き抜ける辛さに放心した記憶がありますが、今回は甘長唐辛子などを使い、だいぶ辛さは控えめに仕上げる、とのこと。

完成したナムプリックヌムはこの通り、美しい緑色に仕上がっていますが、辛さは中程度。何より爽やかな香りが鼻に抜けて、美味!

陸続きになっているミャンマー、ラオス、中国の食文化や、山岳民族独自の食文化の影響を受けている北タイ料理。個人的に、この北タイ料理が大好きです。いつかチェンマイ式の「ラープ・ムー」や「 カノムチン・ナムギョウ」も習いたいな。今度リクエストしてみよう!

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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yukko先生

日本の食卓にさらりと出せるタイ料理「魚と姫竹の子炒め」レッスン。

タイの姫筍缶×魚の組み合わせ、これウマシです!

タケノコのことをタイ語では「ノーマイ(หน่อไม้)」と言いますが、その筍を使った炒め物なのに料理名は「 パット・プラー・ボーラン 」と言います。「パット(ผัด)」は「炒める」、「プラー(ปลา)」は「魚」、で「ボーラン(โบราณ)」は何かというと、「古代」という意味の語です。昔からある、要は日本で言うところの「おばあちゃんの味」的な意味合いが「ボーラン」にはあると思われます。

それだけにタイ料理にしては(←ここ大事)手軽に作れて、特別感はないけれど、間違いなく万人受けする味です。

「簡単」に「タイ料理にしては」を付けたのは、小麦粉をまぶした魚の切り身を一度揚げた後に炒めるから。タイ料理で肉や魚を使った炒め物を作る際、その食材をこうして先に揚げておくパターン、多いんだよなー。タイ人本当に揚げ物がお好き。

でもこのひと手間によって食材に味が絡みやすくなり、香ばしさと良き食感も加わって料理をよりおいしくするのですよ。手間をかけるのにはそれだけの理由があるんだな。

一度で二度美味しい、タイ式のワンタン作るべし!

完全にピントを外した…

タイの麺料理にこのワンタンがのっているのを見かけることがあります。パリッと香ばしく揚がったワンタンは食感が単調になりがちな麺料理の良きアクセントとなり、また香ばしい風味も添えてくれます。

このワンタンは皮のパリパリ感を楽しむものでもあるので、決して肉餡を詰めすぎてはいけません。欲張り厳禁。でこの揚げワンタンは実はおまけでして、このワンタンを作ったメインのお料理はこちらでした。

つるつるとしたワンタンの喉越しを楽しむスープ。一度にたくさん作り置きしても冷凍しておけるのがまたいい。揚げてよし煮てよし、なワンタンは冷凍庫に常備しておきたいランキング上位の優秀おかずです。

「ヤム・アップン」という名ながら、サーモンがメインという不思議。

このレッスンの3品目は「ヤム・アップン」です。「ヤム(ยำ)」は和え物、サラダという意味。「アップン(แอปเปิ้ล)」は説明するまでもなくリンゴのことです。

で、リンゴのサラダと言いながら、こうして大量のサーモンをのせるのを見ると、タイ料理の名前ってどうなってるの?と思ってしまいます。

それはさておき、こちらのお料理、タイのヤムの基本の味付けがリンゴにもサーモンにも良く合う上に、その二つの食材の組み合わせがまた良いんです。このビジュアル、パーティー料理にもぴったり。そう書いている本人はパーティーとは無縁の生活であるため、もっぱら一人で作っては一人で食しているんですけどね。個人的にはちょっと自分にご褒美をあげたい時に作るとっておきメニューの一つです。

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May先生

手作りペーストで仕上げた極旨「パネーンムー」

「旨さを取るか、筋肉痛を取るか。」もちろん秒で筋肉痛を選択!でたたきまくった手作りパネンペースト。

これまで数々のカレーを習い、そして作ってきたタイカレー。その中で分かってきたこと。カレーペーストもやはり手作りが美味しい(←当たり前)。でも自分で…となるとなかなか勇気がいります。今回であれば13種類もの食材を、固いものから順にクロックヒンでたたいて、滑らかになったら新たな材料を加えて…と30分はゆうにかかります。

でも料理教室であれば数人で交替しながら鼻歌交じりにタムタム。そして完成する、という素晴らしさ!とか言いつつ、今回は後半を私が担当いたしまして、気づけば15分は胡坐をかいて石臼でトントンやっていたかと。そうして先生からOKがでたその嬉しさから、上の写真を記念に撮りました。

「家で作るときはミキサーで美味しくできるわよ。」と先輩がおっしゃっていたので(※決してMay先生ではない)、私も自宅にて復習する際にはそうさせてもらおうと思っています。

パネンムー(พะแนงหมู)の美味しさはペーストと炒め方、煮込み時間にあり。

パネーンは基本、具材は肉のみ。よってその肉をどれだけジューシに柔らかく仕上げるかにその美味しさがかかっています。ココナッツミルクの脂肪分をしっかり炒めたら、焦げ付かないように注意しつつ、肉から水分がでてしっとり艶やかになるまで炒める。その後は水分を加えてじっくり30分ほど煮込む。最後に味をつけて、タイハーブを加えてさっと火を通せば出来上がりです

こうして完成したパネーンムー、肉が口の中でほどける柔らかさ。そして手作りペーストで作っただけに、濃厚な甘みのあるソースの中にも爽やかな香りが感じられて極旨。一度この味を知ってしまうと、市販のペーストに戻れなくなりそうで怖いです。

簡単なのにとても美味しい!ゆで卵のディップ

タイ人にとってディップは、きっと日本人にとっての味噌汁みたいなもの。いろいろな野菜をたっぷり美味しくいただくための日常食。

ということで、このレッスンでは茹で野菜をたくさん準備しました。野菜好きにはたまらない図。

まずは焼いた赤唐辛子と赤ピーマンをクロックヒンでたたきます。「一体感が出る、これぐらいまでたたいてくださいね。」と先生がせっかく見せて下さったのに、先生の美しき手にピントを合わせてしまったボケナスは私です。

続いては、同じく焼いたニンニクとホムデンを加えてタムタム。

この後ゆで卵の白身と調味料を加え、全体をよく混ぜたら卵の黄身をクロックの中ですりつぶすようにしながら混ぜ込みます。

ちなみに、卵の茹で加減はこれぐらい。ちゃんと先生から卵の状態と茹で時間を教えていただいたので、きっと自分でもこんな風に茹でることができるはず。

そうしてできあがったディップはまろやかな中にも柔らかい酸味と辛味があって、うまいうまい!この味を知ってしまったら、もう野菜にドレッシングなんて使えません。これは今後繰り返し作ること確定です。

キノコたっぷりスープがこの回の料理にベストマッチ。

このスープ、なんと鍋に水とホムデン、タマリンドとたっぷりのキノコを入れたら一切触らず火にかけるだけ、という超絶簡単メニュー!

もちろん仕上げにはタイハーブ各種と調味料を加えますが、でもそれだけ。

キノコの旨味を存分に味わえるスープの完成。これがコク旨なパネーンカレーや卵のディップに良く合う!

タイ料理教室に行くたびに「私の食べたかったものはコレだった!」と感動しきり。思うに、本当に美味しいタイ料理はレストランではなく、料理教室にあるのではなかろうか。

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yukko先生

ゴハンに良し、麺に良し、もちろんそのままでも旨し、な「ムーデーン」最高!

タイ式叉焼「ムーデーン」

タイ式叉焼「ムーデーン」。「ムー(หมู)」は豚肉、「デーン(แดง)」は赤いという意味。タイでは真っ赤に染まったチャーシューを見かけることがありますが、あの赤は着色料。本式ムーデーンの赤の由来はは中華調味料である「紅腐乳」にあります。

以前ムーデーンを自作したときに購入した紅腐乳がこちら。

これを肉を漬け込む際に使用するわけですが、これ、正直買ったは良いけれど、なかなか使う機会がないのが正直なところ。この腐乳を使ったメニューがいろいろ載っているレシピ本を買ってもみましたが、どうも作って食べよう!という気持ちになれないのです。

で、この回で習った「ムーデーン」はこの紅腐乳を使いません。それでも十分美味しくできて、しかも身近で健康的なとある食材を使ってこの赤を出そう!っていうんですから最高じゃないですか。

この色艶、最高。

これをごはんと一緒にお皿に盛り付けて、たっぷりのソースを添えれば「 カオ・ムーデーン」タイの赤いチャーシューのせごはんのできあがり。柔らかく仕上がったしっとりチャーシューとコクがありつつもくどすぎないソース、そのソースが絡んだ卵も一緒に頬張ればそこはもう天国。。。

タイの一皿飯といえば「カオマンガイ」や「豚肉のガパオ炒めかけごはん」なんかが人気ですが、私はこの「カオ・ムーデーン」を推します!って、これをランチで提供しているお店がそもそも少ないんですけどね。残念。

ちなみにこのレッスンではチャーシューの味変用のソースも教えていただけます。このソースも美味しいうえにいろいろ使えそうなんです。神。

濃厚飯にはさっぱりおかずがマスト!「白きくらげのサラダ」

「メインがボリューミーで濃厚だから、副菜はさっぱりしたものをと思って組み合わせてみたの。」とyukko先生。天才。

この白きくらげのサラダのさっぱり感が先の「カオ・ムーデーン」と本当によく合うのです。

しかも、材料をこうして同じような大きさにカットして調味料でササッと和えるだけという手軽さ。ちなみに、このサラダ、メインは白きくらげなんですが、実はハムがかなり重要な脇役だったりします。このサラダ、ハム抜きでは成立しません。自分で作るときにはちょっと良きハム買ってこよう。

おばあちゃんの味、的な懐かしさを感じるバナナの蒸し菓子。

このレッスンの3品目はデザートです。「カノム・クルアイ」。「カノム(ขนม)」はタイ語で「お菓子」という意味で、「カノム~」と名の付くスイーツがたくさんあります。「クルアイ(กล้วย)」がバナナのこと。

ミキサーにかけたバナナにココナッツミルク、粉類、砂糖などを加えてよく練り混ぜたものを蒸して作るお菓子です。タイでは定番らしく、「ขนมกล้วย」で検索するとちょっとおしゃれに進化したものを含め、様々な「カノム・クルアイ」を見ることができます。

優しい甘さにバナナとココナッツの風味、そしてモッチモチの食感が癖になること間違いなしです。

タイ料理教室diidii、本格タイ料理「Iコース第4回」のメニュー。

  • カオ・ムーデーン(赤いチャーシューのせご飯)
  • ヤム・ヘッド・フーヌーカーウ(白きくらげのサラダ)
  • カノム・グルアイ(バナナの蒸し菓子)

ムーデーン目当てで参加したレッスンでしたが、サラダが予想外の美味しさでまたまた良い意味で裏切られました。またリピートしたいタイ料理が増えたぞ。

この日のトラちゃん。暑い夏を越した割には以前より恰幅が良くなっていらっしゃるような気がする。

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May先生

好きな人にはたまらない!プラーラーづくしのタイ料理!

魚を発酵させた恐ろしくニオウ、タイの調味料「プラーラー」

この回のテーマは「プラーラー」。 魚を発酵させた恐ろしくニオウ食材を使い、 オリジナルソースを作ってそれを3品の料理に仕上げましょう!というクラスです。

これが調理前はびっくりするぐらいのニオイなのに、 調理後はまぁ美味しいお料理へと変身するのには驚きました。

スペシャルプラーラーソースができるまで。

こちら、瓶から出したてのプラーラー。これをまずしっかり洗うところから調理開始。

このプラーラーを美味しいソースに仕上げるうえで、タイの香味野菜やハーブの力は欠かせません。

これらとともに、先のプラーラーを鍋に入れ、フツフツと煮込むことおよそ1時間。

小骨が多いプラーラー、こうして最後にしっかり濾せばスペシャルプラーラーソースの完成です。

プラーラーの風味が肝、イサーンスタイルのソムタムを作る。

プラーラーを使った一品目はイサーンスタイルのソムタム。

まずはメイン食材の青パパイヤをピーラーは使わず包丁でささがきにします。

その後、他の食材も準備して、先のパパイヤと和えます。

このイサーンスタイルのソムタムにはカノムチンがマスト。

これらを全部一皿に盛り付ければ…

イサーンスタイルの「おぼんソムタム」完成です。

プラーラーのココナッツミルク煮

お次はスペシャルプラーラーソースをたっぷり使った、魚の煮込み料理です。

鍋にココナッツミルクの薄い部分とプラーラーソース、タマリンドウォーターを入れて煮立たせたら、魚や野菜、タイハーブ各種を加えて火を通すだけ。プラーラーソースさえあれば割と簡単。

最後にココナッツミルクの濃い部分を加えて仕上げ。

プラーラーの香りがたまらない一皿の完成です。

たっぷりの生野菜も一緒にいただくとなお美味!これは近々作らなきゃ。こうしてブログを書いていると「こんなタイ料理習ったな」ということを思い出せるのが良い。

豚肉もプラーラー味にして揚げちゃうよ。

おしまいは「豚肉のプラーラー揚げ」。これまたプラーラーソースさえあれば手軽に作ることができます。

プラーラーソースと石臼で潰した「三人の親友(白胡椒、パクチーの根、ニンニク)」を豚肉にしっかりともみ込み、あとはてんぷら粉をつけて揚げるだけ。

これがまた旨い!酒の肴にもお弁当のおかずにもぴったりなタイ料理。これは、先の煮込みと合わせてプラーラー祭り開催決定。

次のお休みは家じゅうがプラーラーの香りに包まれること間違いなしです。

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おうち修行

加賀野菜でタイ料理を作りたい!【実践タイ料理編】

買ってきた加賀野菜の行方。

「加賀野菜でタイ料理を作りたい!」と思い立ち、弾丸旅行を決行したのが10月はじめ。それなのに、旅行の模様だけ書いて、肝心の加賀野菜で作ったタイ料理たちをまとめてご紹介するのを忘れておりました…。

ようやく思い出しましたので、本日はその加賀野菜を使ったタイ料理を一挙にご紹介したいと思います。

「加賀太きゅうり」と「加賀つるまめ」は炒め物に変身。

まずは右に見えます「加賀太きゅうり」。こちらは「パット・テンクワー・プリックタイダム(ผัดแตงกวาพริกไทยดํา)にしました。

  • パット( ผัด )=炒める
  • テンクワー( แตงกวา )=きゅうり
  • プリックタイダム( พริกไทยดํา )=黒胡椒

本来なら「きゅうり」を「加賀太きゅうり」としなければならないのですが、そのタイ語力が私にはありません。残念。

豚肉やシーフード、パプリカと一緒に、黒胡椒をガッツリ効かせて炒めたお料理。にんにくやホムデンをスターターとして炒め、その風味もまとっているのでビールが間違いなく進む味!

ですが、毎日の食がお弁当中心である私は、こんな感じで弁当箱に詰めました。この加賀太きゅうり、結構な時間火を通してもそのシャキシャキ感が失われることがありません。これはいいわー。もう一本買ってくるんだった、と軽く後悔したほどの美味しさでした。

そして中央の「加賀つるまめ」は「ムー・パット・プリックキン」、豚肉とピリ辛炒めにしました。

きのこ達はタイの激辛カレー「ゲーンパー」になりました。

一見するとなめこのようなビジュアルの「しば茸」。なめこ同様粘りはあるものの、その風味は濃厚。シャキシャキとした食感もたまらなく美味しいきのこでした。こちらはこうして。

「ヘタ紫なす」ともどもタイの激辛カレー煮込み、「ゲーン・パー」になりました。

これをね、例にもれずお弁当にも詰めたのですが、それはそれは辛く、デスクで変な汗をかきながら食しました。でも美味しかったなー。思い出すとまた食べたくなる、癖になる辛さ。

「ヘタ紫なす」で定番のレッドカレーも作りましたよ。

おなじ赤いタイカレーでもゲーンパーに比べるとそればそれはマイルドなレッドカレー。こちらは安心して食べることのできる辛さレベル。こちらももちろんお弁当に。4食分は作ったかな。冷凍庫のお世話になりつつ、数日にわたって楽しみました。

それにしてもこの「ヘタ紫なす」、煮込んでも皮の美しい紫色が褪せないばかりか、皮も非常に柔らかで美味。タイの丸茄子「マクアポ」をしのぐ美味しさ。これ、近所の農家さんで作ってくれないかな。タイ料理に絶対合うと思うのです、この茄子。

タイ料理じゃないけれど、美味しかった「むかごごはん」に「栗ごはん」。

はじめからごはんと一緒に炊くつもりで買ってきた「むかご」と「剥き栗」。栗を剥く手間が省けて簡単に好物の栗ご飯が炊ける、ありがたや。

むかごはその存在は知りつつも、これまで食したことがなかったのですが、このむかご、炊き上がった時の食感もいいし、ごはんにほんのりその香りが移って美味。これからは毎年、旬が巡ってきたら食べたい料理の一つになりそう。

加賀野菜でタイ料理のお弁当まとめ。

金沢より帰ってから、こんな感じでだいぶ長いこと加賀野菜とそれを使ったタイ料理を楽しみました。

この地域特産の野菜でタイ料理を作るの、楽しいな。さて、次はどこへ行こう。やっぱり京野菜かな。名古屋にも行きたいけれど、特産野菜って何かあるかしら。調べてみよう。