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yukko先生

この美味しさは知るべき!北タイの豚煮込みカレー「ゲーン・ハンレー」。

タイ料理は地域によって使う食材や調理法が個性的。タイ北部ではキノコや筍といった山の幸を使った美味しい料理がたくさんありますが、お隣ミャンマーの影響を受けたと思われるものも見られます。こちらのレッスンで習った「ゲーン・ハンレー」もその一つ。豚肉をトロトロになるまで煮込んで、生姜の風味とタマリンドの酸味を効かせたカレーは、日本のものともインドのそれともまた違った美味しさがあります。しかもおそらく日本人の多くが好む味。私も大好きで習ってからもう何度か自宅で作っています。

グリーンカレーだけがタイカレーじゃない!

こちらはグリーンカレー。これはこれで好き。

ということは、私もタイ料理を習い始めてから知りました。日本では非常にメジャーなタイ料理の一つですが、タイ人はそんなにグリーンカレーを食さないとか。実際にタイに行ってみると、本当にたくさんの料理があり、ココナッツミルクがたっぷり入った、甘めのグリーンカレーは日常食ではないよな…と納得。カレーに至っても本当に様々なものがあり、特にレッドカレーやそのペーストを使った料理の方が多いように思います。

煮込み途中のゲーンハンレー。

こちらのゲーンハンレーはグリーンでもレッドでもなく、このカレー専用の「ハンレーペースト」とこれまたこのカレーならではの「ハンレー粉」(ガラムマサラ)を使います。

ガラムマサラといいながら、インド料理のそれとは配合が異なります。

ペーストの方は日本でも入手できますが、ハンレー粉の方は日本で置いている店を見たことがありません。ということでゲーンハンレー好きとしてはいつでも作れるように、夏にチェンマイを旅した際にもしっかり買い込んできましたよ。ワロロット市場で1袋6バーツなり。

「ほしいものリスト」片手に市場&郊外へ!【2日目~買う編】 | タイはおいしい天国。

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とにかく煮込む!ゲーンハンレー。

まずは炒める作業から。

ハンレー粉をまぶし、ハンレーペーストとパイナップルに漬けた豚肉を肉自身の脂を引き出しながら炒めていきます。その後水を加えて煮込むのですが、その時間、60分強。

ニンニクの酢漬けも入るよ。

途中2回に分けて各種材料や調味料を加えていくのですが、ニンニクの酢漬けやピーナッツなんかも入ります。見た目は日本のカレーと大差がないように見えて、実はかなり個性が光るカレーです。

豚肉の美味しさが堪能できます!

煮込み時間の目安はとにかく豚肉がトロトロになるまで。その頃には煮汁にも適度なとろみがついて、極上の味に仕上がっているはずです。

もち米がおすすめ!

そしてこちらのコクのあるカレーにはジャスミンライスよりももち米が良く合います。ということで、お弁当として持参する際にも…

私はもちろん!もち米を合わせています。

お野菜は副菜でたっぷりと!

茄子のディップ

メイン料理がお肉なら、副菜ではお野菜をいただきましょう!唐辛子と焼きナスをつぶしたディップにはたくさんの蒸し野菜&生野菜を添えて。

野菜は波刃ナイフでかわいくカット。

タイ料理ではこのディップもいろいろな種類がありますが、こうして野菜をたっぷりと美味しくいただくため、なのかな…と思います。

このレッスンのメニュー

  1. ゲーン・ハンレー(北タイの豚煮込みカレー)
  2. スップ・マクア(茄子のディップ)
  3. カオ・ニャオ(もち米蒸し)
  4. マン・ティップ(じゃがいものおやき風スイーツ)

見た目の華やかさこそありませんが、味わい深いゲーンハンレーは一度食べたらはまること間違いなし。まだトライしたことがない方、ぜひぜひお試しください。美味しいですよ!

タイ料理教室diidii 東京池袋

豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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yukko先生

タイの美麗なるヒトサラ「カオヤム」

タイ料理って本当にすごい。食べておいしいのはもちろん、見た目にも美しい料理がたくさん。今回のレッスンで習った「カオヤム」なんてまさにそれ。日本ではまだ知らない人も多いはず。ぜひぜひ多くのタイ料理屋さんで出してほしい!ただし。「なんちゃって」ではなくぜひ本物の「カオヤム」を。

今回はごはんも美しき青に染めます。

青でしょう?青なんです。

「カオヤム」はごはんの周りに様々な食材を並べ、ソースをかけて混ぜていただく料理。もちろん白いごはんでOKなのですが、せっかくですからごはんにもおめかし。ということで今回のレッスンではバタフライピーを浸しておいた青い水を加えて、青いご飯を炊きます。

「カオヤム」はソースが美味しさの決め手。

これらと調味料を煮込んで作ります。

カオヤムはごはんにもまわりに並べる食材にも味をつけません。ということでその美味しさは全て、ご飯と具材を和える際にかけるソースで決まります。

レモングラス、バイマックルー、カー、ホムデン、パクチーの根、ニンニクなどに調味料を加えて20分ほど煮込み、ソースを作ります。これが美味しくできれば間違いなく美味しいカオヤムに。風味が変わるので作り置きはおすすめしないとのことでしたが、材料を鍋に放り込んで煮るだけなので、ハードルは低めです。

これが「カオヤム」です!

青いごはんがきれい!

ゴハンが青、なかなか攻めていますが、この青あっての美しさだと思います。周りに並べて具材も、和えた時の味のバランスが考えられていて、yukko先生天才だな!と改めて思いました。

フレッシュな食材の他に、炒ったココナッツロングや粉状にした干し海老、砕いたピーナッツやすりごまの風味も重要。そしてタイハーブたちの香りも欠かせません。

食べる時は豪快に混ぜてから、が鉄則。

これを崩してしまうのは勿体ない気もしますが。

この美しいヒトサラ、残念ながら愛でるのはここまで。

ソースを回しかけ…。

上からソースをターっと回しかけ、すべての具材そしてソースが全体にいきわたるようしっかり混ぜます。この料理、食べる人が最後の仕上げをするのです。

カオヤム、完成!

あとは美味しくいただくのみ。様々な食材が口の中で混然一体となり、「混ぜてこそ美味しい!」を実感するひと時です。それにしてもこのソースが絶品!日本人にとってはどこか懐かしさを感じる味でもあります。

さらに。具材はローカロリーなものばかりなので、実はヘルシーな料理でもあります。ジャスミンライスは日本米と比べてGI値が低めな上に、タイハーブは胃腸の調子を整えてくれるので、ダイエット中の方にもぜひお薦めしたい料理です。

今回のレッスンメニュー

この3品を作りました。

yukko先生のレッスンは必ず3品のタイ料理を作るのですが、今回は

  1. カオ・ヤム(ごはんのサラダ)
  2. ガイ・コーレー(鶏肉のタレ焼き)
  3. マーホー(甘辛豚ひき肉とフルーツの前菜)

を作りました。

コクがありつつもさっぱりといただけるタレが美味しい「ガイ・コーレー」
酸味のあるフルーツと相性が良い「マーホー」

「ガイコーレー」と「カオヤム」のソースを頂いてきたので、この2つは今週のうちに自宅で再現予定です。またこの味をいただけるなんて、幸せ過ぎる!

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May先生

スペシャルな豚肉のガパオ炒めを習う。

May先生のスペシャルレッスン、この回のメインはタイ東北部ウドンタニーにあるお店で習得したという豚肉のガパオ炒め。具材は豚肉とガパオだけとシンプルながら、たくさんのスパイスやタイハーブが香るペーストを加えるので風味は複雑。そしてもちろん、美味しい。自分でもまた作ってみたいのだけれど、そのペーストに使う材料が多くて、はてさて揃えて再現となるか。

スペシャルな豚肉のガパオ炒めの材料

山盛りのバイガパオ。

このスペシャルメニューはたっぷりのガパオと豚肉をメイン食材に、調味料としてたくさんのスパイスやハーブをペースト状にしたものが入ります。

これを全部ペーストにすれば今回の炒めものを何回か作れる量が出来上がります。

インド料理も作るため、実は上の食材全部我が家にあります。が、これを一人クロックヒン(石臼)でペースト状になるまで叩き潰す…となるとその気力が…。

でもこのペーストさえ作ってしまえばあとは本当にあっという間。

まずはペーストを炒めて

炒め方のポイントさえ押さえれば、間違いなく美味しい豚肉のガパオ炒めが完成します。

ここ、炒め方のポイント。

肉を加えて火が通ったら、肉は端に寄せて調味料をカラメル状になるまで煮詰める、これこそがポイント。ガパオに香ばしさが加わり、一段と美味しくなるのですよ。

おかずはオヤツ的な美味しさの海老とココナッツロング餡のタロイモ包み揚げ

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スペシャルガパオとともにいただくのはタロイモを使った、オヤツ的な美味しさのおかずです。

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タロイモをマッシュしたもので海老風味の餡を包み揚げる、というなかなか手の込んだお料理。

こちら、ココナッツファイン。海老とともにサップします。
ココナッツシュガーとナンプラーをカラメルに。
海老とココナッツファイン、タイハーブを炒め、先のカラメルと合わせて餡のできあがり。
タロイモで餡を包みます。
こちらが完成した餡。これだけでも十分おいしい。ふりかけにしても良き。
形を整えたら水溶きてんぷら粉をくぐして揚げます。
揚げたて!

揚げたてを一つ試食させていただきましたが、これがまぁ美味しい!May先生のレシピは「美味しさのためには手間を惜しまず」的なものが多いのですが、こちらもしかり。また食べたいけれど、さて、自宅でその「手間を惜しまず」再現なるか。

バタフライピーとライムのソーダ

おしまいはバタフライピーとバイトゥーイ、糖類を煮詰めて作ったオリジナルシロップのソーダ割。

これがまた飲みすぎ注意の美味しさ。バタフライピーはチェンマイで買ってきたものがたーっぷりあるので、これは今月中に自分でも作りましょう!

幸せの実食タイム。

揚げ焼きの卵は必須。

こちらの豚肉とガパオの炒めものはイサーンにある「サイアムアンドサンズ」というお店のレシピによるものだそうですが、10種類以上のスパイスで作ったペーストのおかげで、これまでに習ってきた炒めものとはひと味もふた味も違ったものになっています。

そして揚げ物もまた美味。食卓に並べても良いのですが、個人的には小腹が空いたら食べたい、そんなお料理です。

この箸休めもおいしかったなぁ。これはすごく簡単なのですぐに再現します(笑)。

9月&10月のレッスンは申し込みのタイミングを逃し(忘れ)、2回しか参加できないMay先生のレッスン。しかも予約できたのは平日の夜クラス。ちょっと大変ではありますが、参加することを楽しみ&目標に、仕事をサクサク片づけることにします。

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May先生

スペアリブの発酵グリルとか魅力的すぎる。

まだ蒸し暑い日が続きますが、気づけば8月も終ろうとしています。そんな中先日参加してきたMay先生のタイ料理教室。メインは「豚スペアリブの発酵グリル」。軽く発酵させるので難しさはなく癖も抑えめ。すごく美味しいお料理でした。

豚スペアリブの発酵グリル 生姜ソース〈ネームシークローンムーヤーン〉

で、でかい!

この豚スペアリブを炊いたご飯で数日かけて発酵させ、オーブンで焼く、というお料理。時間はかかるけれど、手間は少な目。

このようにしてごはんをまぶしていきます。
こちら、発酵を終えたスペアリブ。

当日作ったものはお土産にいただき、レッスンでは先生が仕込んでおいてくださったものを焼いていただきます♪

焼く前にオイルを塗って。
この照り!何より香りがたまらなかった!

豚トロの網焼きも付きます。

これまた大量の豚トロ。

こちらは香味野菜やスパイスが入ったタレに1時間からひと晩漬け込めばOK。あとは焼くだけです。

脂の面を上にして。
もう、美味しいに決まってるヤツ。

3種の神器…ならぬ3種のソースが激ウマ。

パイナップルもソースになります。

そしてこの日はどちらの肉料理にもあうソースも教えていただきました。それも3種類。

  1. 生姜ソース
  2. パイナップルとカーのサルサソース
  3. 100mahaseth式チミシュリソース

ご覧の通り、なかなかスパイシーです。

このパイナップルのソースは豚トロの方によく合います。生姜ソースはスペアリブに。そして、こちらも豚トロ向きということではありましたが、個人的に一番気に入ったのが「チミチュリソース」なるもの。

タイの葉物が3種類入ります。

こちらのソースと豚スペアリブの発酵グリルはMay先生がバンコクにある「100mahaseth」というお店で修業し、習ってきたものだそう。これが本当に美味しくて、感動!次にバンコクに行ったら絶対食べに行かねば。

実食は肉祭り!

豚肉最高!

たっぷりのお肉とたっぷりのお野菜、3種類のソースともち米付き。もうこんなの美味しいに決まってます。

なんでしょう、この焼き色と艶。

これはぜひ、自宅でも再現せねば!と思いました。その前に、お土産にいただいてきたスペアリブ、おそらく300gぐらいのカタマリがあるので、まずはそれを焼いて、だな。冷凍庫でもおそらく発酵が少しずつ進んでいるはずなので、発酵し過ぎないうちに、美味しく頂こうと思います。

そして、これらのお肉はこの日全て食べきることができず、それもお持ち帰りからの冷凍庫行き。それを今週引っ張り出しまして…

こうしてお弁当の中に納まり、おいしくいただいた次第です。

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yukko先生

タイ屋台の味!ムーピンととうもろこしのソムタムを作る。

Mコース第1回のメニュー

どの料理ももち米との相性バツグン。

Mコースは本格タイ料理が並びます。今回は夏が旬のとうもろこしを使ったソムタム。塩辛過ぎない絶品塩卵の作り方を習えるのも密かな楽しみです。

  1. ソムタム・カオポート・カイケム(とうもろこしと塩卵のソムタム)
  2. ムー・ピン(豚肉の串焼き)
  3. ゲーン・ヘット・ルアム(ミックスきのこのスープ)

ムーピンはタイの屋台の味

波打つように、しかしながら肉からはみ出さないよう串をうつ。

ムーピンなる料理があることを知ったのはこちらのレッスンにて。もっと早く知っていたら、バンコクの屋台で食べたのになぁ。ちょっと残念。

たれをたっぷりかけて漬け込むこと1時間以上!

肉を串にうった状態でタレに漬けこむことしばし。あとはそれを焼くだけ。本当は炭火で焼くのが美味しいとのことですが、一般家庭でそれは無理。そこはフライパンを使って良い焼き色を付けていきます。

この色艶!美味しそう!

いろいろな調味料が入ったタレは複雑な味わいながらもしっかり一つにまとまっていて美味しい!このたれ、豚肉以外を漬け込んでも絶対に美味しい!タイ風味の焼き肉のたれ。これは作り置きしておいたら便利に使えそうです。

ガピの風味と酸味が美味しいキノコスープ

焼いた豚肉がコクをプラス。

こちらは豚バラ肉ときのこ数種類が具材のスープ。豚肉は一度焼いてから加えるのがポイント。そのまま煮るよりも豚の脂と旨味が引き出されて、スープのコクが増し増す。タマリンドの酸味とガピの風味が味の決め手。

きのこと豚肉さえあれば!

タイ料理ならではという味に仕上がります。暑い季節にぴったりの酸味が効いたスープです。

塩卵入りのとうもろこしソムタムは、とうもろこしをブロックで切り出すのが大事。

とうもろこしをブロックで…これがなかなか難しい。

個人的にこの回で一番楽しみにしていた塩卵入りのとうもろこしソムタム。いつもの青パパイヤは入りません。あくまでもとうもろこしが主役。

茹で卵を塩水につけてつくる塩卵。

以前、香港式の塩卵の作り方を習ったことがありますが、こちらは卵を一度茹でてから塩水に漬け込んで作るタイプ。よって1週間ほどでできあがります。香港式はその3倍以上時間がかかったので、とってもお手軽。そして何より、マイルドな塩気がかなり好み!個人的にはこれぐらいの塩加減の卵、大好きです。

ソムタムですから、キャベツを添えて。

固い食材と調味料をタムタムしたら、とうもろこしと塩卵を最後に加えてふわっと混ぜれば完成。甘味のある食材がメインなので、プリッキーヌをいつもより多めに加えてバランスを取ります。このとうもろこしの食べ方好きだわー。スーパーにとうもろこしが並んでいるうちに自分でも作ってみようと思います。

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豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。

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おうち修行 6)スープ・カレー

お魚団子でかさましトムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)

海老不足はお魚団子で補う。

今日は朝からトムヤムクンを作りました。なれど冷蔵庫に残る海老は3尾のみ。よって不足分はルークチン(お魚団子)でカバーしました。

タイ産の青パパイヤがやたら高い!フィリビン産はお安いのだけれど。

そして、最近インゲンがスーパーに並ばない日も出て参りました。ということで今季作れるのはあと1回か…と思われるソムタムタイも作ってみました。

ゴハンの盛り付けで手を抜く朝。

ゴハンについては保存容器をエイッ!とひっくり返したまま、というお粗末ぶり。朝の忙しさを物語っております。あー、とうとう通常営業が始まってしまったよ。タイ旅行が遠い昔のよう…。。。でも今年の年末には既にチェンマイ旅行を企画済み。それを心の支えに、ここからしばらく自転車操業状態となるであろうお仕事、頑張りますよ。それにしても…せっかくチェンマイのバーンセラドンで買ってきたお皿が泣いている。こちらの器たちを買った日の思い出は以下。

「ほしいものリスト」片手に市場&郊外へ!【2日目~買う編】 | タイはおいしい天国。

チェンマイはお買い物&美味しいものパラダイスな街でもあります。実際、チェンマイを旅すると決めた時、最初にしたこ…

あー、チェンマイに帰りたい。

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美味いタイ料理をまたまた発見!「揚げピータン入りガパオ炒め」

タイ料理でもピータンを食べるって初めて知りました。しかもガパオと炒めて。さらにはピータンを揚げて。あの癖のあるピータンが驚くほどさらりと、しかも美味しく食べられるののはびっくり!これならピータンが苦手、という方でも美味しく食べられるかも。そんなメニューです。

「カイヨーマー・ガパオ・グローブ」という美味なる料理

こちらが材料

「カイヨーマー」はピータン、「グローブ」とはカリカリに揚げた、という意味。食感を良くするためにピータンは4等分してから揚げて他の材料と炒め合わせ、さらにガパオの半量は素揚げにしてから最後にトッピングします。

ピータンには粉をまぶして。ガパオは色よく揚げます。

粉をまぶしてからさっと揚げたピータンはなんともクリスピーな食感。ガパオを色よく揚げるのにも一つコツがあり、それをこのレッスンでは習いました。コンロまわりのお掃除を考えると若干躊躇してしまう揚げ物ではありますが、それでも食べたい!と思うような美味しいヒトサラでした。

炒めるのはほんの数分の作業。

あとは換気をしっかりしながら(部屋中に辛い成分が舞います…笑)材料を順番に炒めるだけ。さすればこの通り。

揚げたガパオが美味!

それはそれは美味しいガパオ入りの炒めものが完成。ちなみに。前回紹介したガパオ炒めでは調味料を簡略化していますが、

「〇〇ガパオライス」を3倍美味しくするたたき包丁。 | タイはおいしい天国。

肉は叩いてこそ美味いのだ。 こちら、タイで広く使われているたたき包丁。 「○○ガパオライス」、こちらのタイ料理…

より本場の味に近づけるには「シーユーダム」なる調味料を少量加えます。


タイ料理をほんとうによく作る人でなければなかなか消費しきれないとは思いますが、これを加えることで本場の味になる、と我が師匠はおっしゃっていました。

副菜はイカで!「プラームック・ヌン・マナオ」

蒸し器の前でスタンバイ中のイカ。

副菜はイカを使った美味しい蒸し物。「マナオ」なるタイの柑橘の搾り汁がベースになったさわやかなソースが美味しさの決め手。

イカ一杯だってさらっと食べられちゃいます

もちろん、マナオなんてそう簡単に手に入らないという方が大多数でしょうから、そこはレモンでどうぞ。

玉蜀黍の皮を可愛い器にしたデザート。

玉蜀黍の皮も捨てないよ。

最後はトウモロコシを余すところなく使ったカノム(お菓子)。

玉蜀黍の皮を2枚重ねて両端を縛り、船形に。

玉蜀黍の皮で器を作り、そこに粗く叩き潰したトウモロコシと、そのままの実とを加えた生地を流し入れ、蒸し器で数分蒸し上げます。

玉蜀黍をつぶすのにもクロックヒンが大活躍。
材料はいずれも身近にあるものばかり。
上にはココナッツファインをトッピング

さすれば何とも懐かしいような、素朴な味わいの蒸し菓子が完成します。

淡い色合いの可愛い蒸し菓子、完成。
本格タイ料理、3品を堪能したレッスンでした。

早速復習の準備をする優秀な生徒です。

焼くだけ、蒸すだけ。

本日仕事帰りに立ち寄ったいつもの魚屋さんでちょうど新鮮なスルメイカを見つけました。3杯500円なり。それを早速下処理して冷蔵庫へ。1杯は今回習った蒸し料理用、残る2杯は以前に習った簡単イカ焼き用に下ごしらえ。でもすぐには作らないのでこれらはまとめて冷凍庫行きです。

棄てるにしのびない立派なワタ。

ところで、今日買ってきたイカは塩辛にしてもOK!という本当に新鮮なイカちゃんだったのでワタが立派!これ、そのまま捨てるには忍びない…ととりあえず冷蔵庫にしまったのですが、さて、何かいい食べ方はないものか。ただ今絶賛捜査中であります。

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暑い夏は美味さ5割増し!「冷やしトムヤムクンラーメン」

常夏の国タイですから、基本どの料理をとっても「暑い季節にぴったり」と言えるわけですが、暑い季節、夏になると日本人が食べたくなるものと言えば冷たい麺!中でも冷やし中華はコンビニでもこの時期、人気者ですよね。その冷やし中華をタイ風にアレンジしたものがこのレッスンで習う「冷やしトムヤムクンラーメン」です。

具材の鶏もも肉のゆで汁はスープのベースに。

スープを作ります。

冷やしトムヤムクンラーメンの味はもちろんスープで決まります。冷やすことを考えて味付けは気持ち濃い目。具材は後乗せなので、こちらのスープはたっぷり作って冷凍保存可能です。これを作る際、本来なら鶏ガラからスープをとって…となるところですが、そこは具材に鶏もも肉をプラスして、そのゆで汁を使えばOK。具も豪華になるしスープも美味しく仕上がる、一石二鳥なのです。

具は好みのものでOK!

具材は好みのものを。彩りを考えて錦糸卵はぜひ!

レッスンでは鶏もも肉、薄焼き卵、きゅうり、人参、ミニトマト、茗荷、葱、パクチーが準備されていましたが、基本好みの食材何をプラスしても、あるいは抜いてもOK!個人的にはカニカマや、海老以外の魚介類をプラスするのも好きです。

美味なる冷やしトムヤムクンラーメン!

暑い季節に何度でも食べたい!

見知らぬタイ料理を片っ端から習っている状態なので、とりあえずその料理がどんなものかを知りたくて参加するケースが多い私。こちらのレッスンも味に特別な期待は寄せずに参加したのですがこれがまぁ美味しかった。気に入りすぎたあまり…

麺は給湯室で茹でました(笑)

その何日後かのお弁当にもなった、という。こちらのランチボックス、はからずもタイのメーカーゼブラのもの。もうこういうお弁当のために作られたのか…と思うほど冷やしトムヤムクンラーメンにぴったりでした。

副菜はフルーツのソムタム!

フルーツだって辛くて甘くて酸っぱいヤムになります。

タイには「ソムタム」という料理がありますが、日本では青パパイヤを使ったソムタム、正式には「ソムタムタイ」が有名です。が、そのソムタムにもさまざまなバリエーションがあります。そのうちの一つ、好みのフルーツを使った「ソムタム・ポーラマイ」を冷やしトムヤムラーメンと合わせて習いました。

クロックで食材をタムタム。
固めの食材と調味料をはじめにタムタムし、フルーツは最後に加えてさっと和えればOK。

ということで、あっという間にフルーツのソムタム完成です。フルーツに絡む辛味、甘味、酸味が心地よく、かなり癖になる味です。

意外な組み合わせだけれど、美味しいよ。

ドリンクでいただく夏の果物。

こちらはパイナップルを使った「サッパロット・パン 」
こちら、スイカバージョン。

おしまいに簡単にできるタイ風フローズンドリンクを教えていただきました。かなりしっかりとした甘みがあるで、デザート的に少量いただくのがベスト。これは体重のことやら血糖値のことやら考えたら、特別な日のメニューだな。(作り方は簡単だけれど。。。)

師匠yukkko先生の嬉しい心遣い

このおまけの鶏唐がまたおいしい!

「冷たいものばかりなので、温かいものもあった方がいいですよね。」と先生が作り済みのものを揚げて出してくださった鶏のから揚げ。


下味はタイの調味料を使ってつけてあるのでしっかりタイの味!これがまた美味しくて美味しくて。レシピもいただけたので、その中にあった私がまだ持っていない調味料を小分けにして譲っていただきました。これもまた作りたいんだった。危うく忘れるところでした。

このレッスンのメニュー。

この日の器は琺瑯です。可愛い!
  1. バミー・トムヤム・イェン(冷しトムヤムラーメン)
  2. ソムタム・ポーラマイ(果物の辛いサラダ)
  3. サッパロット・パン (パイナップルシェーク)
  4. ガイ・トード(鶏のから揚げ)

見た目の割には少食だとよく言われ、レッスンでも料理を食べきれずに持ち帰ることが多々あるのですが、こちらはお腹いっぱいでもまだ食べたい!というレベルの美味しさで、秒で完食でした。こんなに暑い今こそこれを食べるべき!またお弁当に仕立てねば、です。

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豊島区池袋タイ料理教室ディーディー。ベジタリアンコースもある200以上のメニューを1人ずつ調理実習できる4名までの少人数料理教室です。