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2024年1月_タイ三都をめぐる旅 May先生

旅前日がMay先生のレッスンって贅沢すぎる。【0日目】

May先生のクリスマスレッスンでタイ旅が幕を開ける。

2023年12月24日、この日は私がここ数年通っている長澤恵先生主催、「ティッチャイタイフード」のクリスマススペシャルレッスンの日でした。10月にこのレッスンを申し込んだ時点では、実は年末旅はまだ妄想段階。まさか翌日からタイに旅立つことになるとは思っていなかったのですが(そこまで休みが取れるとはまず予想していなかった)、実際旅の手配が住んでみれば、「タイ旅行の前日にMay先生のタイ料理レッスンって最高じゃない⁈」というスケジュールになったわけです。

おもてなしにも使えるということで教えていただいたレッスン内容は

  • 手作りおこげのカーオタンナータン
  • ヤングココナッツ入りトムヤムクン
  • スペアリブのタイ式グリル 

以上3品。いずれも間違いない安定の美味しさでした。

[1品目]カーオタンナータン

カーオタンナータンを作るのに、おこげから手作りする料理教室って、なかなかないんでしょうけれど、May先生のレッスンではこんな風にすべて手作り!が割とデフォルトなので、参加者の皆さんもそこは疑問に思うことなく、ごくごく普通に作業されてます。

それはさておき、こちらのおこげは炊いたジャスミンライスを温かいうちに薄めに伸ばし広げて丸い型で抜いたもの。この日使った型は直径3.5センチ。May先生曰く、型の大きさはせいぜい5センチぐらいまでが良いでしょう、とのこと。

これを数日しっかり乾燥するまで天日干しにすればこのとおり。

これを油で揚げるのですが、しっかり乾いていると、油に入れた瞬間に米の粒がふわっと広がります。食感もサクサクしていてとても美味しい。

このおこげにつけるディップソースがカーオタンナータンにおいては重要なわけですが、ミンチにした豚肉と海老をメインに、さまざまな調味料や、新鮮な有頭海老から取り出した味噌を丁寧に下ごしらえしたもの(下の写真)を加えたディップは

優しい味付けながらもコクと深みがあって、とても美味しかったです。

パーティーなんかで、「ちょっとこれ食べて待っててね」とか言って出すのにぴったりなんでしょうけれど、個人的にそんな機会はなさそうなので、ふつうに小腹が空いた際に食べるお料理として、そう遠くないいつの日か作ろうと思います。

[2品目] ヤングココナッツ入りトムヤムクン

最近、ストローを刺してココナッツジュースをすぐ飲める状態の商品をスーパーで見かけるようになりました。皆さん、その中身はこんな風になっております。そしてその内側についた7ミリ程度の白い部分、ここを削って乾燥させればココナッツファインやココナッツロングになるし、大きな塊のままくり抜き出してお料理に食材として加えることもできます。ってこれも、日本ではやる人いないと思いますが。

この日習ったトムヤムクンはナムコンでもなくナムサイでもない、というちょっと変わったもの。

海老の殻をじっくり炒めたものを使って取る出汁がスープに香ばしさとうま味、深みを加えてくれます。巷の多くのタイ料理店でいただくトムヤムクンしか知らない方に、ぜひこの丁寧に拵えたスープのおいしさを知っていただきたいです。

[3品目] スペアリブのタイ式グリル

スーパーで見かけるスペアリブではなく、こちらの大きな塊を大きなまま調理するのがこのお料理の肝。

しかも一度じっくり茹でたものに、タレをかけつつ焼きあげていきます。そのタレのかけ方も変わっていて、こんな感じ。

当然山になっている側にもかけるので、その時にこのスープは流れてしまうわけですが、それも後々ソースに加わるので、無駄は一切ありません。

もう見ただけで美味しいに決まってる!のがわかるヤツです。

で、時々このプリックナムプラーをかけて食べれば、2度目の美味しさを堪能できます。

2023年もお世話になりました。

May先生のレッスンに初めて参加したのは2019年の春でしたから、まもなく丸5年になります。

それなのに毎回新たな発見と知識、美味しさと出会わせてくれるのはMay先生自身が学びを深め、それを私たち生徒に惜しみなく与えてくださるからこそ、です。今年も本当にお世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願いします。

以上、2023年冬のタイ旅前日のタイ料理レッスンの模様をお届けしました。

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May先生

世にも美しい翡翠色のグリーンカレーが自分で作れるようになるレッスン。

タイ料理にはまるきっかけとなった2教室。

ただいま2023年4月、私がタイ料理と出会い、本格的に習い始めて4年半になろうとしています。きっかけを作ってくれた教室はこちら、

タイ料理教室diidiiでしたが、そちらで知り合った方から教えていただいて通うようになったのが長澤先生のタイ料理教室です。

ちょうど4年前、そのMay先生の教室でタイ料理の定番、グリーンカレーの作り方を習ったのですが、私がそれまで作ってきたものとは次元が違う。むしろモノが違う。驚愕と感動の嵐だったレッスンを4年ぶりに振り返りたいと思います。

グリーンカレーに入るタイの茄子2種。

こちら、タイの丸茄子「マクアポ(มะเขือเปราะ)」です。

そして一見ブドウ?緑のプチトマト?と思ったこちらが先日ご紹介したばかりのすずめなす。

南国タイは野菜の種類がとても豊富で、数十種類もの茄子が一年を通して出回っているそう。それからもっと驚いたのは先にご紹介したマクアポが生食可だということ。後々それも体験することになるわけですが、茄子一つとってもこんなに違うんだなということを感じました。

グリーンカレーを翡翠色に仕上げる作り方。

こちら、一部ですがグリーンカレーの材料です。他にココナッツミルクと鶏肉、バイホーラパーなるタイハーブが入ります。

こちら、タイ料理を知らない方が見たら何かわからないと思いますが、ココナッツミルクです。


使うのはこのアロイティーの250mlサイズです。さらに重要なのは「缶」ではなく「紙パック」タイプを使うということ。その理由はこちらをご覧ください。

ざっくりいうと、この紙パック、冷蔵庫で冷やしておくと油分と水分に分離し、油分ががっちり固形化します。それが先の写真です。その固まった油脂を鍋に入れ、完全に油状になるまで炒めるのです。

その後、その油カレーペーストと肉を炒め、ココナッツミルクの残り(水分)を鍋に入れて沸騰したら野菜を煮て、

火を止める直前にこちらのタイハーブ、ホーラパーを加えたら…

世にも美しい翡翠色のグリーンカレー、完成です!

器に盛り付けてもいとをかし。

子供もおばさん(=私)も大好き!カイヤッサイもこの時習っていたらしいです。

個人的にはお弁当のおかずとしてよく作るタイ式オムレツのカイヤッサイ。yukko先生とター先生に習った記憶はしっかりあったのですが、May先生にも習っていたことを、この記事を書いていて知りました。気づきました。レシピ持ってた!

習ったお料理は全部覚えているつもりでしたが、全然ダメだということが本日判明いたしました。もう一回レシピファイルを見直さなければ。

黄豆のデザートも作ったよ。

こちら、タイの黄豆です。インド料理を作る方は「ムングダル」と言えばおわかりいただけるかと思います。この黄豆を使った日本のぜんざいのような「タオスワン/เต้าส่วน」というデザートがあるのですが、それもこのレッスンで作りました。

蒸して煮て、となかなかの手間です。

タピオカ粉とくず粉でつけたとろみは、片栗粉のそれとはまた食感が異なり、ふわふわ滑らか。

この上からかける塩味のココナッツミルクによって豆の甘みが際立ち、これをかけることによって一気にタイらしいデザートになります。

こちらで、作り方を写真付きで非常にわかりやすく説明していますので、よろしければご覧くださいませ。

「熱しやすく冷めやすい」私が未だその熱冷めることなく、もうすでに4年半です。それというのも、タイ料理とタイの魅力を余すところなく伝えてくださる先生方のおかげです。これからもおいしいタイ料理を学び、探究していくぞ!

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May先生

北部式トマトミートソースかけ麺「カノムチンナムギョウ」は手間暇かけて作る価値あり!

チェンマイの記憶「カノムチンナムギョウ」

個人的にカノムチン料理が大好きなのですが、タイ北部には「カノムチンナムギョウ(ขนมจีนน้ำเงี้ยว)」と呼ばれるカノムチン料理があります。我がタイ料理の師匠yukko先生もお好きということで、話だけは以前から聞いてはおりました。そして初めて食べたのが2019年暮れのチェンマイ旅行にて。そこで大好きだ!ということになるわけですが、日本ではこの料理を出しているタイ料理屋がなかなかありません。さらに自分で作るにしても、なかなかハードルが高い。

これまで自作してこなかった理由は以下の通り。

  1. なかなか「これ!」というレシピがない。
  2. 豚骨スープをとるとか、ちょっと思い立ってできる料理ではない。
  3. 豚の血の塊とか加える食材を集めるハードルがなかなか高い。

とまあこんな感じで、今まで「食べたいのに食べられない!」が続いていました。ところがなんと。2021年に入ってMay先生がこのカノムチンナムギョウのレッスンを開いてくださったのです。このチャンスを逃すか!と参加してからすでに半年。時の経つのが早すぎて怖い。

3時間かけてスープを作ることを誓います!それほど美味しかった「カノムチンナムギョウ」

チェンマイで食べたナムギョウには入っていたのか気づかなかったのか。この料理の材料の一つに「ドックニュウ」と呼ばれる綿の花のガクがあります。これ、入れることは知っていたのですが、食べられるということは知りませんでした。口に入れるとシャクシャクした歯触りがよく美味!解毒作用があり、美容にもよいとのこと。

そしてカノムチン料理に欠かせないのがたっぷりのお野菜!このナムギョウにもこうしてたくさんのお野菜を添えます。

チェンマイでも山盛りのもやしやキャベツがテーブルの上に用意してあって、食べ放題だったな。

ちなみに麺はスープの味が薄まってしまうので、少しずつ加えて楽しむのが良いようです。

「ガイムアンヌン」も食べてお腹いっぱい。

普段は三種類以上のお料理を作るMay先生のレッスンですが、何しろカノムチンナムギョウを仕上げるのが大仕事なので、副菜はこちらのヒトシナでした。

この鶏肉にまとわせたペーストにはなんと12種類もの材料が使われています。その味わいの奥深さたるや最高。

北タイの麺料理と言えば、カオソーイが有名ですが、個人的にはこちらのカノムチンナムギョウ推しです。

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May先生

基本こそ習うべき!May先生のトムヤムクン。

タイ料理の代表的スープ、「トムヤムクン」は海老の調理法が大事。

タイ料理に詳しくない方でも「トムヤムクン」なら知っているという人、多いのではないでしょうか。私も何人かの先生からこの「トムヤムクン」、正確には「トムヤムクンナームコン」の作り方を教わりましたが、May先生のそれは海老の下処理が一つのポイントです。

スープにコクと旨味を出すために、海老の剥いた殻を丁寧に洗い、それと海老味噌とを透き通りゆかりのような香ばしい匂いがしてくるまで炒めます。

一度このレシピで作ったトムヤムクンを食べたら、特にトムヤムクンが好きな方ほど、感動すると思いますよ。

弄らず手早く仕上げたい、キャベツのナムプラー炒め。

簡単タイ料理の代表選手、キャベツのナムプラー炒めです。

フライパンにサラダ油を熱してニンニクとキャベツを入れ、すぐに蓋をして15秒待ってから混ぜ、さらに数十秒蓋をして焼き色を付けて…を繰り返し、最後にナムプラーと少しの砂糖を加えれば完成。

材料がシンプルなだけにこれは調理法が何より大事。怖がらずに強火で手早く仕上げると美味しくできる料理です。

ツナとアボカド入りの大好きヤム。

ツナ缶にアボカド、レモングラスにホムデン、揚げカシューナッツにサラネー、そして極細切りにしたバイマクルーと、好きなものしか入っていないヤムです。

【基本のヤムドレッシング】ナムプラー:マナオ汁(レモン汁):砂糖=2:2:1

ここに唐辛子好きなだけ小口切りにして加えれば大体何を和えても美味しいタイ式のヤムになります。

こうしてブログを書いていると、あ、こんな美味しいタイ料理あったわーと思い出すんですよね。振り返り、大事。

[レッスン日:2021年5月30日]

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タイ王国魅惑の軽食「カリーパフ」を習う。

タイ式揚げパイ「カリーパフ」

タイはもちろん、マレーシアやシンガポール、ミャンマーにインドネシアなどでも食されているという「カリーパフ」。私はmay先生がレッスンをしてくださることになり、初めて知った食べ物です。貝の模様のような細やかな層が美しいパイ生地がなんとも魅惑的です。

中の具は惣菜系のものからスイーツ系まで多種多様だそう。ということで、このレッスンでは惣菜系2種、スイーツ系2種の具を準備して包みました。贅沢!

空気をはらんだサクサクのパイ生地を作ろう!

このパイ生地、実際に作ってみてその材料のシンプルさに驚きました。ポイントは数種類加える材料が違う生地を2種用意すること。

これをうまいこと伸ばして丸めて切って…とすると、美しいパイ生地ができあがるのです。

そして包み方にもポイントが。それはこの閉じ口の処理。ここをネジネジしながら美しい縄状に仕上げます。

この縄状、ただ見た目が良いだけではなく、揚げるとカリカリの食感となり、このパイを食した際、口の中が非常に楽しいことになります。この食感、大事。

スイーツ系のフィリングは糖質と脂質がコラボしたカロリー爆弾だけれど、知らなかったら美味しく食べられるから、知らぬが仏な件。

長い小見出しになっちゃいましたが、それが全てです。美味しいんです、このフィリング。この写真はタロイモ餡。蒸してマッシュしたタロイモとたっぷりのグラニュー糖、そしてたっぷりの油が入っております。

全体をよく混ぜ合わせたら、火にかけて艶が出るまで練り上げていきます。

この時点ですでに美味しく、なんだったらそのまま食べても良い餡。

こちらはカリーパフの具としては大定番だという鶏肉とジャガイモの餡。これがまた美味しく、そのままごはんのおともにしてもいけます。間違いない。

カリーパフの美しい層を引き出し、からりと揚げるには。

カリーパフの層を引き出すには高温厳禁。やや低めの温度の油にいれ、層が開き始めたら火を強めて油の温度を上げるんですって。

この層の感じ、この感じになったら火を強める。ここ、大事。ということでカリーパフは10分ぐらいかけて、じっくり揚げましょう。

餡が余ったらもち米と一緒にどうぞ。

レッスンの合間にいただいた軽食。多めに作って余った餡ともち米。危険、危険!と思いつつ、一度食べ出したら止まらず、秒で完食しました。

今回もまたまた良きレッスンでした。やっぱり粉物は楽しい。そしてタイ料理はバリエーション豊富すぎ&奥が深すぎる!

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シーユーダム消費レッスン!「タイの駅弁風炒飯」って何ぞや?

タイの庶民派チャーハン、懐かしい味「カイパットロットファイ」。

タイ料理を作るようになって、調味料を一通り揃えましたが、その中でもなかなか減らないのが「シーユーダム」です。ドロリとした真っ黒なソースは塩気よりも甘味の方が全面に出ていて 、黒蜜のような香りがします。その「シーユーダム」を使い倒そう!というレッスンがMay先生の教室で開催されたのは先月のこと。

そのシーユーダム消費量№1メニューがこちらのチャーハンです。シーユーダムが入っているため、真っ黒な仕上がりになっていますが、塩辛さはほぼ無く、どちらかと言えば甘味の方が強く感じられます。

この駅弁風チャーハン、そのままでもすごく美味しい。子どももきっと好きな味です。が大人のみなさんはには右に見える「プリックナムプラー」という辛いソースと、それからレモン(ライム)汁を激しくおすすめします。。辛味と酸味を足して味変しながら楽しむ具だくさんのゴハン、最高ですよ。

「3人の親友」が重要なタイスタイルの焼売。

挽肉と大きめに叩いた肉、そこに海老のすり身を加えるところはごくごく普通の焼売ですが、そこにタイ語で「3人の親友」「3人の仲間」と称される白胡椒、パクチーの根、ニンニクを石臼で叩いたペーストが入るところがタイ風です。

たくさんの焼売、いい眺め。

包むところまで終えて冷凍しておけば保存がきくそうなので、近々復習し、お弁当のおかずとして常備しておきたいと思います。

油跳ねしない「ガイホーバイトゥーイ」。

山のように用意されたバイトゥーイ(=パンダンリーフ)で下味を付けた鶏肉を包んで揚げたタイ料理が「ガイホーバイトゥーイ」です。

こちら、タイでは一度蒸してから揚げるのが定番…なんですが、それがまぁなかなかの油はね具合、家で揚げ物を避けたい私にとっては天敵とも言えるレベルなのです。

がしかし。今回は油はねしない仕上げ方を教えていただいて目から鱗。しかもその方法がすごくシンプル。どなたでも間違いなくできます。

揚げたてはもちろん文句なしに美味しいのですが、一晩おいても葉の香りが肉に移ってまたひと味違った美味しさが味わえます。

レッスンのテーブル模様。

レッスンで一番好きな瞬間。できあがった料理を前にした皆さんの顔の幸せそうなこと。

全メニューリピート間違いなし!の充実したレッスンでした。シーユーダムレッスン、選んで良かった!

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多彩な薬味と味わう、イサーン式ココナッツカレーヌードル「ミーガティ(หมี่กะทิ)」。

「ミーガティイサーン」とは

タイの東北地方、いわゆる「イサーン」で食されるというココナッツミルクベースのカレーソースをかけていただく米麺、「ミーガティイサーン」。「ミーガティイサーン」という名ですが、タイの方が作られた動画やブログを見ていると、「ミーガティ(หมี่กะทิ)」とだけ入力しても数多くのページにヒットします。

また英語では「Coconut Noodles」とか、「Noodle with Coconut Curry」などと表記されているのを見つけることができました。

「ミー」とは太さに関わらず米麺全般を指すとのことですが、ココナッツミルクを加えたシャバシャバのカレースープをかけながら、付け合わせの野菜などと一緒にマゼマゼしていただきます。

イサーン料理ではあまりココナッツミルクを使わないので、そういう意味で珍しいお料理です。

タイでは麺をいただくスタイルとして、お皿に山盛りの薬味や野菜を準備し、麺と合わせたところにソースやカレーをかけていただくというものがあります。例えば同じ東北部の「カノムチン・ナムヤー・パー」とか、あるいは南部の「カノムチン・ナムヤー・ガティ」などです。

この手の食べ方をする際に使われる麺は「カノムチン(カノムジーンとも)」と言われる、米麺は米麺でも、米を発酵させて作った押し出し麺です。ところがこの「ミーガティ」にはセンミーやセンヤイなどの米麺を使う点もまた特徴の一つです。

カンボジアの影響を受けているとか、似た料理がベトナムでも食されていることから「カンボジア発、ベトナム経由、タイ行き」で入ってきたのではないか、とかこのお料理の発祥については諸説ある模様。

こちら、参考になるであろう「ミーガティ」の作り方。

こちら、ごく一般的な家庭で「普段のごはん」として作られていると思われる「ミーガティ」です。途中、材料紹介で「アジノモト」がすんごい流ちょうな日本語で出てきて、私は思わず笑ってしまいました。

「ミーガティイサーン」に欠かせないカレーの作り方

次に「ミーガティ」に欠かせないカレーの作り方。前段で文章を書きすぎたので、ここは写真のみでご紹介。

ココナッツミルクの固形部を分離し始めるまで熱したところでペースト投入。
ペーストの中に入ったホムデン等が甘くなるまでしっかり炒めます。
ペーストが炒まったら一度火を止め、水もの系の材料を加えて、
肉をほぐしてから再度火をつけます。
タマリンド水を加えて酸味をプラス。これもこのミーガティの特徴。
水気が飛ばないよう蓋をして15分ほど煮込んだら調味料で味を調え、
最後に溶き卵とクラッシュピーナッツを加えればできあがり。

…と、こんな感じで作ります。

あとは深さのある器に盛り付けて、麺や野菜にかけ、全体をよく混ぜていただきましょう!

お日様がお肉を美味しくする「ムーデーッディォウ」

以前代々木にある「ソムタムダー」で食べた「豚肉の日干し揚げ」。各種タイ料理本にもレシピが掲載されている割と知られたタイ料理です。(たぶん。。。)

下味を付けたお肉を干して揚げるお料理なのですが、干して水分を飛ばすことによって肉のうま味が凝縮され、先生曰く、「安いお肉でも美味しくなります!」とのこと。それ素敵。

こうして、お肉はかなり色づくまで素揚げします。

これはビールにももち米にも間違いなく良く合います。合う、というか進みすぎて困っちゃうレベルの相性の良さ。

下味を付けた状態で数日は持つとのこと。私はそれを冷凍してさらに持たせちゃいますが。さらにはお肉を牛に変えても美味しいそうなので(当然か)、早速、豚肉&牛肉半々で復習してみるつもりです。

「コームーヤーン」、黒胡椒をきかせたバージョン。

最後のヒトシナはタイ式の豚トロ炭火焼き。今回は黒胡椒をしっかりきかせたバージョンを教えていただきました。

これまた下味を付けたお肉をオーブンで焼くだけ。イサーン料理はシンプルで良い。

タイの屋台風にざっくりそぎ切りにしていただきます。

カオクア(炒り米粉)が入ったイサーンスタイルのソース。「マカーム(タマリンド)」の酸味が効いていてこれまたすごく美味しいのでした。

イサーンに思いを馳せつついただく極上のタイ料理。早くタイに行きタイ。料理でそんなさみしさを紛らわす夜。口福、幸福。

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人生2度目の「シューシー」レッスン、やっぱり美味しい「シューシー」。

シーフードで作る汁気少な目タイカレー「シューシー」。

こちら、手作りシューシーペースト。

以前ホタルイカのシューシーを習って以来、気に入って何度も作っているタイ料理。その有頭海老バージョンがクリスマスメニューとして登場したレッスンに参加して参りました。

手作りシューシーペーストをココナッツミルクの固形部分でいため、それとは別に海老の頭から取り出した「海老味噌」も炒めていきます。

こちらがその海老味噌。

ペーストと海老味噌を別に炒める理由は、それぞれをベストな状態に仕上げるためとのこと。特に海老味噌は炒め方が足りないと生臭い仕上がりになってしまうため、それを避けるためにはこうして分けて炒めるのが良いんだとか。

ちなみに。有頭海老なんてそうそう買えません、という庶民(=私)に嬉しい情報が一つ。

はい。市販の海老味噌です。これは海老味噌をほじくり出す作業も必要なければ、炒める工程もカットできる嬉しいアイテム。これがあれば難なく再現できそう!

別々に炒めておいたシューシーペーストと海老味噌を合わせ、他の材料や調味料を加えて煮立たせます。フツフツしてきたら海老を加えて放置。火が通ったら海老を取り出し、鍋に残った汁をほどよい濃度になるまで煮詰めれば完成。

シーフードの旨味が凝縮されたソース、最高!それにしても大きな海老だったな。プリプリしていて食べ応え十分。海老好きにはたまらないタイ料理です。

パッポンカリーだけじゃない!香ばしいソフトシェルクラブのにんにく揚げ、最高。

プーニム(ソフトシェルクラブ)を使ったタイ料理と言えば、パッポンカリーを一番に思い出しますが、別の美味しい食べ方を習得しました。

衣をつけて揚げたプーニムに、たっぷりの揚げにんにくをかけていただくというもの。

このにんにく揚げ、揚げた後に砂糖や白胡椒、シーズニングソースを加えて炒めてあり、これだけ食べても美味しい、むしろこれだけ食べたいと思える仕上がりになっています。これとプーニムを一緒に口に入れた時の香ばしさといったら。

別に準備したちょっと辛めのシーフードソースをつけつつ味わうプーニム揚げ。最高でした。

揚げしらすと青マンゴーのヤムが絶品だったのです。

揚げたしらすと青マンゴーを合わせたヤムとか、習わなければ絶対に思いつかない組み合わせ。

高温に熱した油でしらすを揚げると…

またしても、この時点ですでに美味しいヒトシナの完成。

それをヤムの基本のドレッシングを作って和えれば、青マンゴーの程よい酸味と、しらすの香ばしさとサクサクした歯触りがたまらないごはんのお供、完成です。

ガチャイとジンで免疫力をつけようカクテル。

おしまいは、ガチャイとパイナップルのフローズンカクテル。はちみつとジンも入って、風邪なんか吹き飛ばしちゃいそうです。

かなりガチャイの風味が前面に出ているドリンクですが、私は気に入りました!ただ、さすがに今の季節いただくのはちょっと寒いかな。(寒いの苦手。)これは夏になったら復習しようと思います。

さて、大海老と青マンゴーをゲットして復習復習。