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2024年1月_タイ三都をめぐる旅

ピッサヌロークはゆったり時間が流れる街でした。【3日目②】

ピッサヌロークの老舗ホテル「トップランド」は古いけれど良きホテル。

バンコクを出発してから6時間強。この日の目的地、ピッサヌロークに到着しました。抜けるような青空、最高です!

日本のような改札システムがないので、駅はどこからでもホームに出入りできるのですが、とりあえず、メインの駅舎に入ってみました。ちょっとレトロな雰囲気が素敵です。

ここから宿泊先の「トップランドホテル」までは徒歩10分ほどなのですが、重い荷物を引きずって歩くのは辛すぎるので、グラブタクシーをお願いしました。

待つこと3分。やってきたのはパジェロスポーツに乗った麗しき女性。何でも元女医さんだそうで、結婚してピッサヌロークに来る前はスワンナプーム国際空港で10年ほど働いていたのだとか。

せっかくなので、ピッサヌロークでお勧めのレストランを聞いてみたところ、こちらのお店を紹介してくれました。

「宿泊先のトップランドホテルからも歩いてすぐだし、冷房もしっかり効いていて、お店もきれい。冷房と清潔、大事でしょ。」とドライバーの彼女。

他にもおすすめのカフェや軽食をいただけるお店なんかも教えていただき、楽しくおしゃべりしているうちに、あっという間にホテル到着です。

清潔だし、広いし、見晴らしも最高。良いお部屋。

たった一泊しかしないなんて残念。

「Baan Rabiang Mai」で遅めのランチをいただく。

ホテルに着いて荷物を置いた時点でもう午後3時近かったため、ランチをメインに営業しているお店はほぼ閉まりかけ。先ほど女医さんに教えてもらったタイ料理のお店を調べてみると通し営業をしているようだったので、「ここでランチにしよう!」と即決。早速やってきました。

店内にはお客さんが1組だけ。なるほど、女医さんが言っていたとおり、冷房がしっかり効いているし店内はきれい。何より店員さんがとても親切です。

食べてみたいお料理はたくさんあるけれど、なにしろ一人旅。迷いに迷ってこちら、

大好きな海鮮山盛りスープ「ポテーク」と、

ムール貝の炒め物をオーダー。もちろん、ご飯と飲み物も。

本当はこのタニシにしてみようかな…とも思ったのですが、一人で完食できるかどうかわからないし、間違いのないメニューにしてみました。

これで安心!…はずだったのですが、ポテークが激辛!タイの人にとっては標準仕様で全く問題のない辛さなのだろうと思うのです。でも私にとってその辛さはとてもハード。滝のような汗をかき、その様子を見て店員さんが「お水もオーダーします?」と聞きに来てくれたほど。

タイでお料理を注文する際には辛さ確認を欠かしちゃいけないな…と反省したランチタイムでした。

ワットラチャブーラナからナーン川をのんびり歩く夕方。

ピッサヌロークにもやはり有名なお寺がいくつかあるのですが、その一つである「ワットラチャブーラナ」にやってきました。

このお寺のシンボルツリーっぽい。

立派な法輪。これ、ハンドルがあって回せるらしいのですが、私は眺めただけ。

銅鑼よりもその左に置かれたウォーターサーバーが気になる。

見よう見まねで何かしたくとも、観光客の姿が皆無。

境内にあるマッサージ屋さんにかろうじて人の気配が感じられる程度。もう夕方だったせいもあるのかな。

立派な仏像もあるのに、ちょっともったいない。

お寺の敷地を抜けると目の前はナーン川でした。

日が暮れていく様子をぼーっと眺める、いい時間。

トップランドプラザでカフェ休憩と食品売り場パトロール。

お寺も閉まる時間となったので来た道を引き返し、ホテルに戻ります。

今回宿泊したホテルには「トップランドプラザ」というショッピングモールが併設されています。

このカフェはそのモール1階に入っているお店。

静かな店内が満席になることはありませんでしたが、絶え間なくお客さんが出入りしていました。ラテは十分満足できるおいしさです。

カフェでひと休みした後は地下の食料品売り場を一巡り。特に珍しいものもなかったのですが、気づいたことが一つ。

ガピも

パッカードンも

うま味調味料も、バンコクとは品揃えや主力商品が異なるのです。日本でも地方のスーパーに行くと置いているものが違いますもんね。

夕飯は屋台のもち米包み飯。

夜、晩ご飯を買うためにホテルの北側にあるワットヤイ市場前の屋台エリアにやってきました。その中で、今回私が「ピッサヌロークではここのお料理を食べよう!」と事前に決めていたお店がこちら。

もち米と、もち米に合うおかずを包んでくれる屋台です。お値段は上に書いてありますが、おかず2種類なら40バーツ、3種類なら50バーツです。

こちらはお肉コーナー。上の佃煮っぽいのは牛肉。

こちらはお魚のフライ。奥は肉系のお惣菜です。

お客さんがひっきりなしに買っていくので、もち米は炊きたての熱々をいただけます。しかも盛り付ける量が尋常じゃないテンコ盛り。おそらく300g以上はあるかと。もち米300は多すぎる!と注文する際に、ご飯を少なくしてほしいとお願いしました。

それでも200gはありますね、これ。

注文したのは鶏のから揚げにクンチアン(甘い豚肉ソーセージ)に干し牛肉の佃煮っぽいおかずと、気づけば肉づくしになってしまいましたが、どれもとても美味しかったです。何よりもち米の炊き加減が秀逸!いつかお米と研ぐところから勉強させてもらいたい。そのためにもタイ語の勉強を頑張らねば…と決意を新たにした夜でした。

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2024年1月_タイ三都をめぐる旅

列車で行く!まずはピッサヌロークまで6時間の旅。【3日目①】

朝も早くから「クルンテープ・アピワット中央駅」へ。

今回の旅ではチェンマイまで列車で移動します。これがとても楽しみだったのです。MRTのバンスー駅から長距離列車の発着駅であるクルンテープ・アピワットに地下道で直結しているとのことだったのでやってきてみると、この表示。「Building Entrance」って。せめて駅って書いてよ!と思いながら、おそらくここでしょうと案内表示に従って進んでいくと、それはそれはだだっ広い建物内に出ました。

めちゃくちゃ広い!そしてこの広さに対して人の数が少なすぎる!若干不安になります。

そしてこんなに立派な駅なのに、列車の発車本数の少ないこと。とりあえず、私の乗りたい列車が表示されていたので、ゲートBを目指すことにします。

あった。Bはこちら!の表示。

いや、ほんとに乗り場までが長いよ。

あったゲートB!と思ったら、ここは職員の出入り口でした。

15分ほどうろうろして、ようやくゲートBのエントランス付近に到着。出発時刻までまだ30分ほどあったので、朝ごはんを食べることにしました。美味しそうな軽食を売っている売店があって良かった!

ささっと食べられる蟹チャーハン。まずまずのお味。

食後のデザートはバイトゥーイ(パンダンリーフ)のクリームが入ったワッフル。これがとても美味しかった!

この電車が出たら、おそらく私の乗る列車の案内が始まるはず…。

発車時刻の15分前になって、乗車案内が始まりました。これ、もうほぼ飛行機の搭乗案内と同じですよ。ちなみに私は1号車なので、右手の列に並びます。

今回、ピッサヌロークまでの移動では1か月前の予約時点で2等車がすでに売り切れ。扇風機のみで冷房がないという3等車だけれど、この時期なら大丈夫でしょう!と予約したところ、かなり年代物の車両でした。

私が子供の頃に乗っていた電車の車両を思い出すな。

こんな小さい扇風機でタイの暑さはどうにもならないと思うのだけれど。3等車での長距離移動、真夏はさすがに厳しそう。

全席指定なのでボックス席と言えども席番号があるわけですが、3等車はその番号がこの通り。手書きです。味があって最高。

定刻になり、列車が動き始めました。ここからピッサヌロークまでおよそ6時間。車窓から見える風景が変わっていく様子が何より楽しみです!

3等車は車内販売天国でした。

さて、ピッサヌロークまでなんと20駅に停車する111番列車(朝の7時半にバンコクを出る列車です)、かなりの長旅ではありますが、個人的には退屈する間もなく、目的地に着いたという印象です。

退屈しなかった要因の一つは、いろいろな美味しいものをカゴに入れて、売り子さんが10分おきにやってくること。アユタヤのロティーサイマイに始まり、ピーナッツせんべい、ムーピーン、ルークチン、焼き魚一尾に汁麺に果物…などなど、通りがかる売り子さんのカゴの中をのぞくのがとにかく楽しかったです。

ちなみに、私はピッサヌロークでご飯を美味しく食べたかったので、ほぼ見るだけ。でもこれだけはどうしても食べたくって買ってしまいました。

大好物のソムオー!これで20バーツでした。唐辛子入りの砂糖をちょっとつけて食べるのがまたタイらしい。

車内にいる時間の3分の1はステップに座って風景を眺めてました。

アユタヤから先はこの通り、車内は満席になりました。しばらくは自分の席に座って窓から外を眺めていたのですが、途中お手洗いに行こうと席を立った時に列車のドアが開けっぱなしであることに気づいたのです。

これは特等席じゃないか!とこの青年の真似をして反対側のステップに腰を掛けてみたところ、それがまぁ最高で。

偶然3等車になってしまったピッサヌロークまでの列車旅、むしろ3等車で良かった!また利用する機会があったら絶対3等車予約します。

タイ国鉄の予約はこちらからどうぞ。

タイ国鉄のホームページより画像をお借りしました。サイトには下記のアドレスからどうぞ。

การรถไฟแห่งประเทศไทย (railway.co.th)

私はタイ国鉄のサイトから、直接チケットを購入しました。旅行者でもパスポートナンバー、性別、氏名、メールアドレス、クレジットカード情報などを入力して、利用者登録ができます。言語が英語に切り替えられるので、乗り降りする駅の英語表記さえ分かっていれば購入も簡単です。ちなみに、この日のバンコクからピッサヌロークまでの3等車料金は178バーツ、およそ700円でした。およそ400キロを移動してこの料金は安い!

ただこのサイト、開くのにすごく時間がかかったり、時には開かなくなったりするんですよね。原因は不明。その不運にさえ見舞われなければとっても簡単にチケットが買えますよ!

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自分メンテにお買い物、バンコク内を行ったり来たり。【2日目②】

「JENNY FOCUS」、夏に引き続きお世話になります!

夏に利用した際とても良かったので、今回はこのタイ旅行の航空券を取った直後にこちらのネイルサロンは即予約しました。メニューはフットスパとジェルネイルです。

「JENNY FOCUS」は日本語OKなので気軽&気楽に利用できます。予約はLINEから簡単にできるし、お店にも日本語が話せるスタッフさんがいるので、当日細かな要望を伝えることも可能です。今回も事前に希望のデザインを送っていたので、入店したらあとは椅子に座ってウトウト&ぼーっとしているだけでOKでした。

連日の立ち仕事でボロボロだった足を、このとおり。とてもきれいにしていただきました!45分のフットスパとジェルネイルのシンプルデザインコース、合わせて1200バーツほど。この円安にも関わらず、日本円に換算しても5000円弱で済むという奇跡。タイはおしゃれ&マッサージ天国です。

ランチは夏に行くのを見送った「ゲッタワー」で!

お昼ごはんは夏に某ショップでタイ人店員さんからお勧めしていただいたものの、行くことが叶わなかった「ゲッタワー」で食べることにしました。実はこちら、ネイルをお願いした「JENNY FOCUS」から徒歩1分の距離なのです。

最寄り駅であるプロムポンやそのお隣の駅トンローは日本人の方が多く暮らす地域のようで、先のネイルサロンしかり、日本語対応OKだったり、日本語メニューのあるお店が多い印象です。こちらのゲッタワーも例にもれず。

私が利用した時間帯にも日本人の方が2グループほどいらっしゃいました。他も西洋の方、韓国の方など、外国人の利用者が多いようです。メニューにはタイの北から南まで、さまざまな地域のお料理が並びます。

日本の冬に当たる月はバンコクも若干気温が控えめ。とはいえ正午近くになると余裕で30度を超え、太陽もジリジリと照り付けます。すっかりその日差しにやられた体を冷やすべく、まずお願いしたのはスイカのスムージー「テンモーパン」。これを飲んで生き返ったところで改めてお料理を注文。

それでも重い料理は食べる気にならず、スズキのフライとカノムチン、それから海苔のスープを注文してみました。

華やかさの欠片もない2品ですが、いずれも美味しかったです。特に海苔と豚肉団子のゲーンチューは気に入ったので、いずれ自分でも作ってみようと思います。

欲しいものを手に入れるべく、行ったり来たりの午後。

バンコクには旅の終わりにまた立ち寄りますが、嵩張らないもので買えるものは早めに買っておこう!とまずはBTSチットロム駅から徒歩3分のところにあるビッグCにやってきました。

タイは日本よりツナ缶が安いなーとか、

パッカードンもいろんな種類があるなーとか、

この春雨のパッケージ可愛いなーとか、いつもの食品売り場をチェックするのもやりたいことではありましたが、一番の目的はこちら。

ビッグC2階の入り口そばにあるタイティー専門店「Cha Tra Mue」です。上の写真をご覧いただいてわかる通り、こちらのお店ではオリジナルグッズを買うことができるのです。 「Cha Tra Mue」 のショップはタイ国内のあちらこちらにあれど、このグッズを買えるお店ってなかなかないのですよ。私は上の写真にも写っているバッグが目当てで足を運びました。

でもせっかくなのでタイティーも飲もう!とレジに向かうとなんと。カフェアマゾンばりにここでも甘さが選べるようになっている。時代ですねぇ。…でもしばらく注文する人々の様子を見ていましたが、ほとんどのお客さんは甘さ100%を選んでいました。やっぱりタイティーは、甘くてこそタイティーってこと。

さらにはこのバケツサイズを買っていく人が少なからずいるのです。タイ人の皆さん、糖尿病には本当に気をつけてくださいね。。。

久しぶりのタイティー、おいしくて勢いよく飲み過ぎて、頭がキーンとしましたが、それもまた嬉し。

その後は朝に行ったばかりのMRTサムヨット駅に再び戻り、今度は駅の南側エリアを歩きます。お目当てはこの界隈に複数並ぶ製菓材料や製菓道具の専門店。そこでどうしても手に入れたいものがありまして。

グーグル先生に頼りながら向かうも、休みのお店もあったりですぐに欲しいものを見つけることはできなかったのですが、それでもどうにか、お目当てのものを手に入れることができました。

4年半前の夏、初めてのバンコク一人旅で古い琺瑯の大皿を買ったお店も再訪。しかもここで我がタイ料理の師、May先生に遭遇するという奇跡。この広い世界で、そんなことあるんだなぁ。

そうそう。古い琺瑯皿はこの中から引っ張り出したんでした。

今回行ってみて駅との位置関係もしっかり理解できたので、次からは迷うことなく自信を持って行けます。

この界隈、お料理やその道具好きな方は絶対に気に入ると思いますので、機会があったらぜひぜひ足を運んでみてください。

一日の締めくくりはタイマッサージ。

午前中にフットケアをしたばかりではありますが、直前まで日本でがっつり仕事をしていた上に、この翌日からは電車で長い時間かけてチェンマイまで北上する、というミッションも控えています。その前にしっかり体をケアしておこうと一日の締めくくりにお気に入りのタイマッサージ屋さんへと向かいました。

こちらも夏のバンコク旅で気に入ったお店。

マッサージされている最中に気持ちが良くてウトウト…とはいかないアクロバティックなタイマッサージですが、本当に体がほぐれて最高なのです。しかもお値段も1時間300バーツ(1200円)ほどとリーズナブル。タイ旅行ではマッサージ、必須です。

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バンコクでの朝は美味しいもの巡りからスタート。【2日目①】

バンコクの朝。

朝早くから路傍に屋台が並ぶ光景。これを見るとタイに来たな…と感じます。こういうホテル近くの屋台でさっくり朝ごはんをいただいても良いのですが、今回は久しぶりにきっちり計画を立てまして、観たいところ、行きたいお店、買いたいものなどなどリストアップ済み。どんなに屋台に心惹かれようとも初日ぐらいは初志貫徹!と意気揚々、地下鉄に乗り込みます。

バンコクでも通勤ラッシュにあたる時間があり、その時間帯はかなり混んでいるはず…と覚悟していたのですが、MRTのスティサン駅から乗車して車内に人が多いな…と感じたのはほんの数駅ほど。シーロム駅を過ぎてしまえばこの通り。もう車内に人はまばらです。BTSもMRTも拡張しているとはいえ、まだまだ電車で移動できる範囲は限られているから当然か。

「カノムジーン・ハイラム・ゴールーン」は麺も良いけど肉が最高!

MRTサムヨット駅にやってきました。この日朝イチで目指したのは、海南スタイルの麺料理がいただけるという「カノムジーン・ハイラム・ゴールーン」なるお店です。

駅からお店まではおよそ1キロ。朝で気温が高くないこともあり、街並みを眺めつつ歩いて向かうことにしました。途中には「トロックモー朝市」があったり、「 ワット スタット テープワラーラーム 」という大きなお寺もあるので、寄り道しながら向かうのもよさそうです。

10分ちょっと歩いたところで目的のお店に到着しました!

中に入ってからの注文でも良いのかもしれませんが、私はここでお店のお兄さんに注文しちゃいました。しかも写真をとっても良い?と聞いたらどうぞどうぞとこの笑顔。ありがとうございます!

麺の種類は一種類ですが、クリアスープで食べるタイプと餡掛けタイプがあって、ちょっと迷います。

ただお肉は絶対豚肉をカリッカリに揚げた หมูกรอบ を食べたい!と決めていたので、店員さんにそのクリスピーポークが美味しく食べられるのはどちらかを質問しまして、餡掛けタイプをオーダーすることにしました。

席に着くとまず注文したお水が運ばれてきました。一緒にやってきたこのカラフルストローが何気ないのにかわいい。

キッチンはこの通り。完全オープンです。作る工程を見るのが好きな人間にとってはとても魅力的。こちらのお店、席数はそう多くないのですが、持ち帰りの注文がかなり多く、お姉さんはずーっと何やら作りっぱなしです。

まな板の上に魅惑のお肉が見える!あれはきっと私のに違いない!

待つこと何分か…忘れてしまいましたが、お待ちかねの麺が運ばれてきました。写真を見ただけでわかるこの豚肉揚げのカリカリ感!そしてなんと、この餡掛けタイプには柔らかく煮込まれた大根が入っています。これは面白い。

麺は日本のうどんのようですが、コシはあまりなく、昔給食で出たソフト麺を思い出すような食感です。餡も見た目ほど味が濃くなく、途中でテーブル上に置かれたこちらの旨辛調味料で味をプラスしました。

このタレ、美味です。

タイの麺料理はポーションが少なめなので、汁麺も食べようかと一瞬迷いましたが、この後に食後のデザートが控えていたため我慢しました。汁麺はまた次の機会に。

「ゴーパニット」のマンゴーが美味しすぎました。

続いてやってきたのはタイ料理の師匠であるMay先生から教えていただいた美味しいマンゴーが手に入るお店、「ゴーパニット」です。

こちらのお店にはマンゴーを食べるためではなく、「オックロン種」という日本には入ってきていない、美味しいマンゴーを手に入れたくてやってきました。

お店のマダムに聞いたところ、下の写真の奥の台にオックロンは並んでいるとのこと。

それを食べたい!と言ってみたのですが、生憎この場で皮を剥いて提供できるマンゴーはナムドクマイのみ、しかも「カオニャオマムアン」としてだけ、とのこと。

そういうことならと素直にこのカオニャオマムアンをオーダーし、オックロンは1つだけ買って、ホテルの部屋で食べることにしました。

ここのマンゴー熟したものの選び方が完璧です。完熟も完熟、「今食べずしていつ食べる!」っていう一番良いタイミングのマンゴーを出してくれているのが一口食べるとよーくわかります。さらに、このカオニャオ(もち米)の炊き加減が最高。めちゃくちゃ美味しい!これは食べてよかった。日本に帰ったらもち米の炊き方も極めよう…などと考えつつ、あっという間に完食しました。

行き交う人や車を眺めてのデザートタイム。至福。

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2024年1月_タイ三都をめぐる旅

香港航空で行くタイ12日間の旅、はじまり。【1日目】

機体にションボリしつつ、乗り換えの香港国際空港まで向かうの巻。

4年前のタイ旅行で大韓航空&仁川国際空港でのトランジットを経験して以来、すっかり乗り換え便にはまっております。もっとも、乗り換えありの航空券がまず安い!ということが選択の一番の理由ではありますが。

今回は11月下旬にようやくまとまった休みが取れることが決定し、チケット購入を探すに至ったのですが、乗り換えの待ち時間3時間あるにしても、燃油サーチャージ込みで往復7万ってなかなかお得かな、と思うのですがどうでしょう。

さらには私にとって 、その空港での乗り継ぎ時間も実は楽しみだったりします。今回は 世界最高水準の空港の一つと評される香港国際空港でのトランジット。どうしたって期待してしまいます。

飛行機のお腹に乗客の荷物が収まっていく様子を眺めつつ、離陸の瞬間を待ちます。

で、乗ってすぐに一つ残念ポイントが。機体が古すぎてモニターがない!あれでどこを飛んでいるかを見るのも好きなのに。これで香港まで5時間とか、ちょっと辛くなってきた。

そうは言っても飛び立ってしまえばどうあがいても、もう香港に到着するのを待つしかない。しかも乗り物に乗ったら即寝が得意技の一つなのに、今回に限って一向に眠気がやってこない!なんでかなぁ。

昼を挟んで5時間のフライトなのに、まさかの機内食なしって、香港航空さん…。

今回は9時に成田を発って、およそ5時間後に香港国際空港に到着する便を利用しました。時間帯的にも機内食が出るだろうことを信じて疑っていませんでした。

離陸して2時間ほどたった頃、CAさんたちが何かを提供する準備を始めました。わくわくしながら待っているとおもむろに手渡されたのがこちら。

うん。

パンとお水か。中身は何かな。

ココナッツ餡か。っていうことはアレね、これはおやつでこの後機内食が出るのね…と、この時の私は信じて疑っていませんでした。しかし、待てど暮らせど機内食が提供されることはなく。

そうこうしているうちに、飛行機は香港上空へ。あぁ…無常。

機内食の有無を事前に把握する方法をご存じの方、いらっしゃいましたらぜひご教授いただきたいです(涙)。

とにかく広い香港国際空港、これから勉強します。

ほぼ限界値に近い空腹感に見舞われる中、香港国際空港に到着いたしました。何を見ずとも買わずともとにかくご飯にありつきたい一心。

ところが、生憎到着したビルにはフードコートなどがほぼなし。よってメインターミナルビルまでこちらの電車で移動しなければなりませんでした。ものの数分ではありますが、事情を知らなかった私としては、「無事にごはんにありつけるのか」「自分の選択(この電車に乗るという)は正しいのか」と不安でいっぱい。

無事にメインターミナルに出るも、見渡す限り高級ブランドのショップばかり。

あとはこんな子供向けの遊具とか。「食べ物どこ?」とおそらく鬼の形相で周囲を見渡すと2階でなにがしかを食す人々の姿が見えた!はるか遠くに見えるエスカレーターまで走り、ようやくようやく食べ物にありつける!というところまで来ました。

そして迷いに迷ってオーダーしたのがこちらの海鮮たっぷり麺。麺は中華麺ではなく、柔らかくにた細いうどんのような代物。見た目ヘルシーそうですが、具を炒めるのに油を惜しみなく使っているんだろうな、というお味。でも空きっ腹にこの麺は沁みました。泣けるレベルで。

いよいよ最終目的地、バンコクに飛びます!

さて、香港発バンコク行きの飛行機に乗るために搭乗口のある建物に移動してまいりました。

ほんと、こちらのビルには何もないんですよ。雰囲気がちょっと羽田に似てるかも。

香港からだとバンコクまでは2時間ちょっとあっという間につきそうです。で、今度の飛行機にはちゃんとモニターがありました。帰りはこうでありますように。

離陸して間もなく、またこちらの軽食が出てまいりました。

今回は具がスイーツ系ではなく、食事系。機内食が出ないのはとても残念ですが、この軽食は美味しい。

そうこうしているうちに飛行機は、あっという間にスワンナプームに到着いたしました。年末年始で世界中から観光客が集まってきた空港内には人があふれかえってはえらいことになっておりました。予想していたとはいえ、ちょっと疲れてしまった…。

それでも、とにかく空港を出てしまえばこっちのもの!と思っていたのですが、甘かった!ついてすぐのホテルはMRTスティサン駅の近くに取ったのですが、そこに着くまでの過程で、エアポートリンクからMRTイエローラインへの乗り換えに手間取り、予定よりも移動に時間がかかってしまいました。とほほ。

おかげでスティサン駅にたどり着いたころには、もう行きたかったレストランは閉店時間間際。しかたがないので得意のセブンイレブンでホットスナックを調達してささやかな夕餉となりました。

前回の旅で食べて以来、ひそかに気に入っているミヤンカム味のポテトチップスを購入。帰るときに忘れず買うようにしなくては。

今回の旅行は電車での移動とチェンマイ滞在がメインではありますが、その前に日々の仕事で疲れ果てた自分を生き返らせる一日と決めている翌日のバンコクステイ。存分に楽しむ所存です!

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2024年1月_タイ三都をめぐる旅 May先生

旅前日がMay先生のレッスンって贅沢すぎる。【0日目】

May先生のクリスマスレッスンでタイ旅が幕を開ける。

2023年12月24日、この日は私がここ数年通っている長澤恵先生主催、「ティッチャイタイフード」のクリスマススペシャルレッスンの日でした。10月にこのレッスンを申し込んだ時点では、実は年末旅はまだ妄想段階。まさか翌日からタイに旅立つことになるとは思っていなかったのですが(そこまで休みが取れるとはまず予想していなかった)、実際旅の手配が住んでみれば、「タイ旅行の前日にMay先生のタイ料理レッスンって最高じゃない⁈」というスケジュールになったわけです。

おもてなしにも使えるということで教えていただいたレッスン内容は

  • 手作りおこげのカーオタンナータン
  • ヤングココナッツ入りトムヤムクン
  • スペアリブのタイ式グリル 

以上3品。いずれも間違いない安定の美味しさでした。

[1品目]カーオタンナータン

カーオタンナータンを作るのに、おこげから手作りする料理教室って、なかなかないんでしょうけれど、May先生のレッスンではこんな風にすべて手作り!が割とデフォルトなので、参加者の皆さんもそこは疑問に思うことなく、ごくごく普通に作業されてます。

それはさておき、こちらのおこげは炊いたジャスミンライスを温かいうちに薄めに伸ばし広げて丸い型で抜いたもの。この日使った型は直径3.5センチ。May先生曰く、型の大きさはせいぜい5センチぐらいまでが良いでしょう、とのこと。

これを数日しっかり乾燥するまで天日干しにすればこのとおり。

これを油で揚げるのですが、しっかり乾いていると、油に入れた瞬間に米の粒がふわっと広がります。食感もサクサクしていてとても美味しい。

このおこげにつけるディップソースがカーオタンナータンにおいては重要なわけですが、ミンチにした豚肉と海老をメインに、さまざまな調味料や、新鮮な有頭海老から取り出した味噌を丁寧に下ごしらえしたもの(下の写真)を加えたディップは

優しい味付けながらもコクと深みがあって、とても美味しかったです。

パーティーなんかで、「ちょっとこれ食べて待っててね」とか言って出すのにぴったりなんでしょうけれど、個人的にそんな機会はなさそうなので、ふつうに小腹が空いた際に食べるお料理として、そう遠くないいつの日か作ろうと思います。

[2品目] ヤングココナッツ入りトムヤムクン

最近、ストローを刺してココナッツジュースをすぐ飲める状態の商品をスーパーで見かけるようになりました。皆さん、その中身はこんな風になっております。そしてその内側についた7ミリ程度の白い部分、ここを削って乾燥させればココナッツファインやココナッツロングになるし、大きな塊のままくり抜き出してお料理に食材として加えることもできます。ってこれも、日本ではやる人いないと思いますが。

この日習ったトムヤムクンはナムコンでもなくナムサイでもない、というちょっと変わったもの。

海老の殻をじっくり炒めたものを使って取る出汁がスープに香ばしさとうま味、深みを加えてくれます。巷の多くのタイ料理店でいただくトムヤムクンしか知らない方に、ぜひこの丁寧に拵えたスープのおいしさを知っていただきたいです。

[3品目] スペアリブのタイ式グリル

スーパーで見かけるスペアリブではなく、こちらの大きな塊を大きなまま調理するのがこのお料理の肝。

しかも一度じっくり茹でたものに、タレをかけつつ焼きあげていきます。そのタレのかけ方も変わっていて、こんな感じ。

当然山になっている側にもかけるので、その時にこのスープは流れてしまうわけですが、それも後々ソースに加わるので、無駄は一切ありません。

もう見ただけで美味しいに決まってる!のがわかるヤツです。

で、時々このプリックナムプラーをかけて食べれば、2度目の美味しさを堪能できます。

2023年もお世話になりました。

May先生のレッスンに初めて参加したのは2019年の春でしたから、まもなく丸5年になります。

それなのに毎回新たな発見と知識、美味しさと出会わせてくれるのはMay先生自身が学びを深め、それを私たち生徒に惜しみなく与えてくださるからこそ、です。今年も本当にお世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願いします。

以上、2023年冬のタイ旅前日のタイ料理レッスンの模様をお届けしました。

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2023年8月_バンコクひとり旅

2023年夏、バンコク旅で買ったもの。【お土産編】

毎度恒例となりつつあります、旅の記録の締めくくり、お土産編です。帰りのスーツケースの重さからもわかるように、今回はだいぶお土産少なめです。もうキッチンツールも食器も、そこそこ揃ってきたので。

それでもやっぱりタイに行ったら行ったで買ってしまうのがお土産。今回はジャンル別にまとめます。

①キッチンツール

今回も、行くところ行くところでチェックしまくったキッチンツール。これらのものはバーンケーのアウトレットショップやら、スーパーやらローカルな市場やら、いろいろなところでちまちま買い集めました。

長い柄のフライ返しと、ステンレスのソムタム包丁。

小さいすくい網はテストロータスのもの。これの大きいサイズは持っているのですが、このチビちゃんが欲しかった!

そしてこちらは、クロントーイ市場で買った、おそらく鋼のソムタム包丁。錆びやすいですがお手入れをしっかりしていれば切れ味抜群。

これでサトウキビも捌けるんですって。やる機会ないけど。

②食器

今回購入したワレモノはこれのみ。レジェンドで購入したセラドンです。といっても定番のカラーではなく、ちょっと変わったデザインで盛り映えもしやすそうな素敵なお皿があったので連れ帰ってきました。久々のひとめぼれ。

しっかり梱包していただいたので、何の心配もなく日本まで持ち帰ることができました!

こちらは以前のチェンマイ旅でもお邪魔したメンライキルンのもの。

ホームページの方を見ていたら、オンラインショップにこれと同じデザインでまさにセラドンカラーのものがありました。でも私はこの深い緑の方が好き。中央の鹿のところにだけ釉薬をかけずに仕上げているところもおしゃれ。

この窯はちょっと変わったデザインだったり、定番のセラドンカラーにとどまらず、さまざまな色合いの器を手掛けているんですよね。今度チェンマイに行ったら、こんな素敵な模様のものに注目しながら隅々までみてこよう!

それからこちら、SuperSOSOのメラミン食器。これはデパートで購入。

どれも200バーツ弱と、メラミンの割には良いお値段がするのですが、なにしろデザインがかわいい。

そのかわいさにやられて、いろいろな形のものをセット買いしてきました。軽いし割れる心配も少ないし、とにかく扱いが楽なこと間違いなし。

③本・雑誌

紀伊国屋とテスコロータスで買ってきた本と冊子。手前は北タイ料理の本。

いろいろなご家庭の母の味特集、みたいな感じです。全部タイ語ですが、どうにか頑張って解読&作ってみたいと思っています。それもまた楽しみ。

そして日本でもおなじみ「パンどろぼう」シリーズの第2弾、「パンどろぼうvsにせパンどろぼう」のタイ語バージョンを買ってきました!実はこの日本語バージョンを持っているので、読み比べをしてみようと思っています。

その後ろに見えるのは、ぬり絵が付いた学習ノートと、タイ語練習帳。特に気に入っているのはお魚の方。

タイでメジャーなお魚だけがのっているので、タイ料理の勉強にもちょっと役立つんじゃないかな。

それからこれね、ずっと欲しかったタイ語表記のタイ地図。これを部屋に貼って、旅の妄想をするのがこれからの楽しみになりそうです。

④食料品

今回も、日本ではなかなか手に入らないものを中心に買ってきました。ベトナムのブンと同じとは言いながら、やっぱりタイのカノムチンにこだわりたい!ということでカノムチン2種。それからライスベリーは日本でも売っているのを見かけるけれど、黒もち米ってなかなかないのでそれも。それからカオモックガイに入れたいホワイトカルダモン。そしてメーカーが手掛けたケープムーのスナック袋入り。これ、日持ちしそうで良いなと思って。

食品以外も若干写っていますが、こちらはぜんぶセブンイレブンで買ったものたち。袋入りのムーヨン(หมหยอง)もいろいろなメーカーから出ているんですね。日本だと滅多にお見掛けしないのに。しかも小分けの袋入り。もちろん大袋もありますが、この食べきりサイズが手軽で良い感じ。用途は限られるものの、なんとなく買ってしまいました。それから袋入りのココナッツシュガーね。セブンに置いてるってことはメジャーなメーカーのものなのかな、と思い買ってみました。砂糖入りって書いてあるのは帰国してから気づいたのですが、1キロのこの袋で60バーツしないんだから良しとしましょう。普通の砂糖も料理に使うし、それが入っていたところで構わぬ。むしろ砂糖が入っていた方がいいようなお料理もあるはずなので、うまいこと使おうと思います。

それからこれ、黒トリュフマヨネーズ!…って日本にもあるのかな。チューブの上に方に書いてあるタイ語がかわいくって、別に日本で売っててもいいか!とつい買っちゃいました。これは職場にて「置きマヨ」にします。

そしてこちら、帰りの空港でことごとく足止めをくらったタイティー缶。この赤丸缶ですら、最近日本では見なくなってしまいました。なのでこの赤缶も以前買ったものに中身を補充しつつ、可愛がっています。

あー、緑缶かわいいな。もちろん中身も美味しくいただきますよ。

そして今回買えてうれしかったのがこちらの 「 ナームブードゥ( น้ำบูดู) 」 。これで早速ソースを作って、カオヤムをいただく予定。

そして今更こちらの記事を見て、1番絞りから3番絞りまであることを知りました。とにかく。これが何であれ、まずはカオヤムソースを作るのです!楽しみだなー。

⑤お洋服

9日目にお邪魔したロフティーバンブーではワンピースを2着買いました!このロフティーバンブーもこれからバンコクに行くたびに覗いてしまいそう。日本だと、この手のワンピースは休日にしか着られないので買ったところで出番が果たして何回あるか…と考えなくもないですが、それでも買わずには居られませんでした。夏が終わるまでもう少し。それぞれすでに1回は身に着けてお出かけしましたが、今シーズン、あと何回かは着たいな。

とにもかくにも楽しかった…というより、3年半ぶりにタイを訪問できたことがうれしくて仕方がなかった今回の旅。日本に帰ってきて落ち着いてみてからやりたかったことや買いたかったものを思い出したりと、以前の旅よりも心残りが少々。次回こそは「行く!」と決めた今からしっかり計画を立てて旅立ちます。

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2023年8月_バンコクひとり旅

やっぱりタイは楽しいを再確認した旅。【最終日】

荷造りしますよ。

バンコクだけに滞在した今回の旅、さすがに10日以上もバンコクは飽きるかな…と思ったりもしましたが、全然。ナーンルーン市場で食べたいものはまだまだあるし、タイ人のカワイ子ちゃんから事前におすすめされていた、「フアタケーオールドマーケット」も結局行かずじまいだったし、何なら電車でアユタヤも実行しなかったし、やり残したことが山ほどあります。で、また冬にも来るし、来年の夏には絶対再訪するぞ!と思いつつ、旅で増えた荷物をまとめにかかりました。

今回もこの子が活躍してくれますよ。機内持ち込みOKサイズのトートバッグ。

この袋に何を入れて持ち帰りたいって、このアルミ鍋ですよ。お持ちの方はお分かりでしょうが、この子がまあ薄くて繊細なのです。ちょっとでも力が加わったらペコっといっちゃいます。よって。

準備に抜かりなし!段ボール箱を用意いたしました。

これを組み立てて…

はい、ちょうど入った!ここに先のアルミ鍋と、それから…

緑の「ChaTraMue」缶を入れます。日本では見ない、この缶の可愛らしさにやられて、スーパーで購入いたしました。お値段140バーツほど。

この缶が一体何に見えるのか、この後バンコクでもブルネイでも、空港のセキュリティチェックでことごとくひっかかりました。で、その都度トートバッグに入ったこのお茶缶やらお鍋やら大量のお菓子を見て「タイの美味しいものいっぱいね。」と職員さんに笑いながら言われてしまうわけですが、それもまた良き思い出です。

はい、準備ができました!今回はスワンナプームまで電車で向かいましたが、次回からもこれで良いな。通勤ラッシュさえ避ければタイの電車は日本ほど混まないので大変快適です。

空港までの電車はこのトークンを買って乗ります。

まずはタイからブルネイへ移動。

今回のバンコク旅はブルネイ航空を利用したので、日本直行ではなく、一度ブルネイで飛行機を乗り換えます。ちなみに、ブルネイ航空の預け入れ荷物は25キロまでOK。ですが今回はたったの16キロ。全然余裕でした。

バンコクにやってきた時に比べると、バンコクからブルネイに向かう便はほとんどの席が埋まっている様子。

飛び立って少しして見えた風景。タイの田園風景もまだ間近で見ていないな。まだまだ見なければならないタイの景色があることを実感。

「また冬に来るからね!」と心の中でつぶやきながら、しばらく窓の外を眺めておりました。

さて、離陸して1時間ほど経ったところで食事が出てきました。今回はチキンかソーセージと言われたので、チキンを選択。ソーセージは好みと違うのが出てきたらショックなので回避。

来るときに食べたお魚料理に通じる味付け。野菜の味付けが甘いのよ。酸味もあるけれど、甘みが勝っています。インドネシアとかブルネイのお料理は、そういう味付けが主流なのかな。ちょっとインドネシアご飯にも興味が湧いてきました。

6時間だけブルネイをチラ見。

飛行機がいよいよブルネイ上空に差し掛かりました。眼下に広がる風景がタイとはやっぱり違う!一面に広がる森。中はどんな感じなのかな。ちょっと気になります。

さて、飛行機がブルネイの国際空港である「バンダルスリべガワン」に到着しました。乗り換えの便のフライトまでは7時間ぐらいあります。ベンチに寝そべって本でも読んで過ごそうかな…とも一瞬考えましたが、3分と経たないうちに外に出ることを決めました。

いやね、タイもブルネイも冷房が効きすぎなんですよ。もう寒くて寒くて、こんな中に7時間もいたら凍えてしまう!念のためイミグレのフロアにいた職員さんに「乗り換えまで時間がだいぶあるから一度外に出ても良い?」と聞いてみました。するとその方、すぐに上長と思しき女性に確認。「どこのパスポート持ってる?」という声が聞こえてきます。私が見えるように日本のパスポートを掲げると即「OK」の返事。日本のパスポート優秀。その後、4キロぐらい行ったところが街だよ、とか、タクシーで行くと良いよ!とかいろいろ教えていただき、無事にブルネイに入国いたしました。

この見える範囲が空港の到着フロア、1階全体です。

イスラム教の国らしく、空港の敷地内にもモスクがあります。美しい。

建物を出て、3分で空港の敷地外に出てしまえるという。ここからもこちらの空港の規模が想像していただけるのではないでしょうか。

ブルネイ、美しい国です。とはいえ、両替をするつもりはないので、お買い物をするにしてもクレジットカードが使えるところに限られるし、さてどうしようかな…と考えるべく、まずは目に入ったファーストフード店に入ってみました。

その名もジョリビー。フィリピン発のお店のようです。タイにはなかったな…。ファーストフードがもう久しぶり。手軽につまめるチキンスティックとポテトのセットを注文してみました。したところ…

ついてきたこのソースがやっぱり甘いんですよ。グレイビーソースって確かメニューには書いてあった気がするんだけれど、私が知っているそれとは似て非なる味。こうなってくると、やっぱりフィリピンとか、インドネシアごはんにもがぜん興味が湧いてきちゃいます。

今回ブルネイに立ち寄ったことを機に調べてみたのですが、 ブルネイの通貨単位はブルネイ・ドル(B$) だそうで、レートは2023年8月現在、1ブルネイドル107円とのこと。そう考えると、このハンバーガーとか、ちょうど日本と同じぐらいか、あるいは少し安いかな。ただ、いろいろ調べていくうちに2年前、2021年だとなんと1ブルネイドルが80円台だったということがわかりました。やっぱり今は世界のどの通貨に対しても、円の価値が低いんだなぁ。

日本に帰る飛行機でもまた横になれました。

さて、「夜の9時までには戻ってきてね。」と空港スタッフさんに言われていたので、良い子の私はちゃんと定刻に空港へとやってまいりました。この時間唯一開いているカフェでひと休み&スマホを充電。

売店になぜか売っていたヤクルトの写真など撮りつつ、成田行きの便へと乗り込みました。このブルネイから成田への飛行機はまた来るとき同様、3列シートに乗客は私一人だったので、足を伸ばして爆睡。快適なフライトでした。

そして空に太陽の気配が感じられるようになってきた頃、最後の機内食タイムです。

こちら、こう見えてスクランブルエッグ。付け合わせはポテトとピーマン。そして野菜の味付けはもれなく甘い(笑)。なんかもうちょっと癖になりそうです。

そうこうしているうちに飛行機はあっという間に日本上空に。心配された台風の影響も全くなく、無事に帰ってくることができました!

諸事情あってブルネイ経由となった今回の旅、タイ航空で直行!ももちろんこの上なく素敵ですが、ちょっといろいろな航空会社の飛行機に乗ってみたい&各地の空港で乗り換えてみたい気持ちもムクムクと。この冬、来年の夏もきっとまた旅に出ることと思いますが、いろんな面で今回よりもバージョンアップしたいな。いや、できるように頑張ろう。