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タイ式レードル(タッピー/ทัพพี)

日本の「おたま」とは形も用途も違うタイ式レードル。

タイの有名キッチンブランド「ZEBRA」のタイ式レードルです。「レードル」は英語ですが、日本語に訳すと「おたま」となります。しかしながら、このタイ式レードルは「おたま」かというとさにあらず。

先日キッチンツール売り場に行ってみたところ、こうした形状のものはもちろん日本にもあって、それには「調理スプーン」という名がついておりました。なるほど。

してこの「タッピー」、タイではこの手の調理道具を指すほか、しゃもじのこともどうやら「タッピー」と呼ぶようです。何をもって「タッピー」と言うか、なんとなくわかってきた気がします。

ソムタムにタッピー。

このタイ式レードルはまず、ソムタムを作る際には欠かせません。私は右手にタッピー、左手にサークを持つ派です。

それから、ヤムなどを作る際、食材を調味料と和えるところから盛り付けまで、すべてこのタッピーでやってしまいます。と、このように我が家にやってきて以来、タッピーちゃん結構な頻度で活躍中です。

やっぱり「ZEBRA」。

このタイ式レードル、日本でもタイ雑貨を扱うお店で購入可能です。が、私はこれをわざわざタイから持ち帰ってきました。買おうと思って買ってきた、というよりは、現地で見かけて安かった上にスーツケースに入るサイズだったため購入した次第です。

バンコクはアソークのロビンソン3階。忘れもしません。というか、不思議とタイ旅行のことって、しっかり覚えているんだよな。最近物忘れがあると年齢のせいにしがちですが、どうやら「やる気」の問題のようです。

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ウェービングナイフ

食材を「見た目良し、食感良し、味の絡みもよし!」にする波刃ナイフ。

タイのキッチン用品の有名ブランド、KIWIのウェービングナイフです。

タイ人は「ナムプリック(=ディップ)」が大好きであることは何度か書きましたが、そのナムプリックに欠かせないのが生野菜や蒸し野菜。それらをちょっとおしゃれに見せる、かつ、味の絡みを良くする上で欠かせないのがこちらのナイフ。

日本にもこの手のナイフはもちろんあって、私もこれを手に入れる以前は日本製のものを使っていました。が。手にした時の刃と柄のバランスや、食材の切りやすさはこのKIWIのものが断然上!

しかも南瓜のような固い食材も切ることができ(もちろん簡単に、とはいきませんが。)、なかなか優秀なのです。

ウェービングナイフでカットした野菜はこんな感じ。

一皿の中でキュウリだけをこのウェービングナイフで切っただけでこのおしゃれ感。いつものお弁当に詰める蒸し野菜も…

こうしてナミナミにするだけで一気にかわいく…見えませんか?

かわいさはともかく、食感と味の絡み具合に変化が出るのはこれ、絶対。


野菜が好きで、蒸し野菜、茹で野菜もよく召し上がる方、一度このナイフを使ってみてください。なかなか良いですよ。

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クロックヒン(ครกหิน)

初めに揃えたいタイの台所道具はこれ!タイの石臼「クロックヒン」

ソムタムピーラーはなくてもスライサーを使ったり、包丁でささがきにすればいいし、たたき包丁がなければ手持ちの包丁で頑張れば良し。ソムタムクロックがなくたって、ポリ袋で代用できる。けれどこの石臼、この子の代わりになるものだけはないのです。

我が家で間違いなく一番活躍しているタイの台所道具、「クロックヒン(ครกหิน)」です。

クロックヒンはこんなに便利。

タイ料理で炒め物やチャーハンを作る際、最初に炒めるニンニクとプリッキーヌ。みじん切りでも悪くはないのですが、この石臼で叩き潰すとより薫り高い仕上がりになります。食感もみじん切りとは違う。

それから「白胡椒×パクチーの根×ニンニク」、この3つをペーストにしたものもまあよく使います。タイ語では「サンクルー( สามเกลอ )」、日本語だと「3人の仲間」とか「3人の友達」という意味ですが、これもまたミキサーやフープロを使うには量が少なすぎるし、かといって包丁でみじん切りにしたのではまた食感や滑らかさが違う。やっぱり石臼でたたくに限るのです。

またこんな風に、もっと大きな食材をペースト状にする際にも大活躍。これは「ゲーンリアン」というスープに加える海老と白胡椒などをたたいているところ。さらにさらに…

タイ人が大好きなナムプリック(ディップ)を作る際にも大活躍!

というわけで、タイ料理を本格的または日常的によく作るようになったらぜひぜひ揃えたいアイテムなのです。

クロックヒン選びのポイント

「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、このクロックヒンも然り。「日常的に使うのはちょっとしたペーストを作るときぐらいだし…」と考えてあまりに小さいものを選んでしまうと、何しろ叩きにくい。

こちらの棒(サーク)もある程度の長さがあった方が絶対持ちやすいのです。で、その長さに合わせて臼を選ぶとすると必然的に大きいものになるはずです。

それから大切なのは臼の中。できるだけ深さがたっぷりあるものを選びましょう!


通販でも買えますが、このクロックヒンはできれば東京遠征を決行していただいて、東新宿にある「アジアスーパーストアー」さんで実物を手にして自分にしっくりくるものをお買い求めください。ただし、入荷は年に数回のみなので、在庫状況を事前に確認することをお忘れなく。

かくいう私自身も、実は今、もっと大きめのものをもう一つ欲しいなあと思っているのですが、できればそれはタイのチョンブリー県にあるアンシラー(クロックヒンの名産地)に行って買いたい!と考えています。これはもはや夢ではなく計画です。フフフ。

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クロックディンパオ(ครกดินเผา)

使用頻度第2位の「臼」

タイ料理を作るにあたって「あったら便利」な台所道具、それは「臼」です。「臼」はタイ語で「ครก(クロック)」と言います。

使用頻度が一番なのは、ペースト作りや、タイ料理で炒め物を作る際のスターターとも言えるニンニクやプリッキーヌを叩き潰す際に使用する石製の臼。次に私がよく使うのはこちら、陶器の臼、「クロックディンパオ」です。

「ディンパオ」を分解すると「ดิน(ディン)」は「土」、「เผา(パオ)」は燃やす。つまり直訳は「土を燃やした=素焼き」ということになります。「陶器」は「土を燃やす」か、なるほど。こういう表現の違いが面白い。

それはさておきこちらのクロック、日本では「ソムタムクロック」なる名称で売られているのを目にします。


このように呼ばれる理由は簡単で、各種ソムタムを作る上でこのクロックが非常に便利だから。プリッキーヌやニンニク程度であれば石臼を使用した時と変わらず、食材をしっかりたたくことができる上に、この深さ。たくさんの食材を入れて叩いても、中身が飛び散ることがありません。結構な大きさがあるので場所は取られますけどね。でも道具好きなタイ料理マニアとしては買わずにいられなかったアイテムです。

「ソムタムタイ」を作ってみよう!

いつもお世話になっている八百屋さんで、宮崎産の青パパイヤ発見!しかもちょうど良いことに、こうして半分にカットされたものが売られていました。それをメインにインゲン、にんじん、プチトマト、干しエビ、ピーナッツなどなどを準備。そしてマナオ(タイの柑橘)の代わりにへべす。ほぼ完璧な材料が揃いました。それでは早速、「クロックディンパオ」を使って「ソムタムタイ」作ります!

まずはニンニクとプリッキーヌを叩きます。
お次はインゲンと干しエビ、ピーナッツを入れてタムタム。
続いて調味料とへべすを絞りながらクロックの中へ。
ココナッツシュガーが溶けきるまで食材を潰しすぎないよう叩き混ぜます。
最後に残りの材料を加えて、そこから食材を返すように
ざっくり混ぜつつ軽く叩けば完成!

ということで、たっぷり4人前の「ソムタムタイ」ができあがりました。

しっかり辛くてしっかり甘い、タイならではの味です。

おうちで「ソムタムタイ定食」。

イサーン発祥のソムタムタイ。本来、もち米と合わせればもっと美味しいのですが、この日はジャスミンライスでよしとしました。

なんとまぁ艶やかなこと。そしてこの日、このソムタムに合わせたのはこちら。

東新宿にあるアジアスーパーストアで買ってきたサザエ入りのカレー。

週末になると、レジ周りに週替わりでいろいろなタイ料理が並びます。巷のタイ料理屋さんでもなかなか置いていないような珍しいタイ料理があることも多く、それを楽しみに、最近は土曜日にお邪魔する率高めです。

お店の方に伺ったところ、こちらはタイ中部のお料理だそうです。「ハイゴショウの葉」は「バイチャプルー(ใบชะพลู)」のこと。こんな風に煮込んでも食べるのねー。

…と話が広がってしまいましたが、今回はソムタムを作るにあたってなくてもできるけれどあったら便利な「クロックディンパオ」のご紹介でした。

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計量スプーン(ช้อนชั่งน้ำหนัก)

計量スプーンあれこれ

こちら、現在我が家で活躍中の計量スプーンの皆様方です。左から

  • フランス製の大さじ2スプーン
  • 「工房アイザワ」の大さじと小さじ
  • タイ製の大さじ、小さじ、小さじ1/2、小さじ1/4
  • 100円ショップの小さじ2&大さじ1/2スプーン

タイ料理はとにかく調味料の計量が多いので、それぞれ便利に使っています。特に「工房アイザワ」のものとフランス製のものは非常に厚みがあり、どんな固い物をガリガリやっても、持ち手が曲がるなんてことはありません。計れる量がいい加減な計量スプーンもある中で、こちらはきっちり計れます。それらの点では非常に優秀です。

「瓶の口」という難所を軽々と飛び越える計量スプーンと出会った!

ただし、先のスプーンには一つだけ難点が。それは小さな瓶の口にそのまま突っ込むことができないということ。例えばカレー粉、小さなチリペーストの瓶、などなど。その場合、他のスプーンを使って一度小さな器に出してから計るという一手間が必要でした。

これもまぁ致し方ないか…と思っていたその時。運命の出会いが。

それがこちらです!「久野産業」の四角い計量スプーン。大さじと小さじのセット。

しっかりとした厚み、この細さ、そしてさじの立ち上がりの部分についた絶妙な角度は粘度のある調味料を掬ったときなど、きれいにさじから出すことができます!

大さじ、小さじの内側にはこんな線も入っていて、1/2、1/3といった量がきっちり計れるようにもなっています。そしてもちろん、

瓶の口にもちゃんと入りますよ。

ちょっとお値段はしますが、日々使うことを考えればあっという間に元は取れるでしょう。

ただ今イチオシの計量スプーンのお話でした。

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調理器具

タイ式フライパン(ガタ/กระทะ)

目玉焼き専用ですが何か?タイのアルミフライパン「ガタ」を買う。

基本的にフライパンは鉄、もしくはテフロン派。諸事情あって底がとにかく丸い物を探すも、座りが良いようにとどんな鉄鍋も日本製のものは若干平ら。やはりここは「ガタ」しかないか…と、今更ですがタイのアルミ製フライパンを買いました。

ちなみにタイ語で「ガタ」というと、このアルミ製に限らず、フライパン一般を指します。


しかも、購入したのは超ミニサイズの8インチ。タイで買えば500円もしないことはわかっているのですが、もはやいつになったらタイを再訪できるのかその目処すら立たない状態。もう来年までなんて待ってられない!とティラキタさんのお世話になりました。

炒め物を作るならもっと大きなサイズの方が良いのですが、あいにくこのフライパン、我が家では炒め物には使いません。むしろ、この小さいサイズがベストなのです。

目玉焼き専用「ガタ」

タイ語では目玉焼きのことをカイダオ( ไข่ดาว )と言います。カイが卵でダオが星。なんて可愛いネーミング。

それはさておきこのカイダオ、卵が広がらないようにしつつ揚げ焼きにして白身をカリッカリにするのが本場タイ流。これをサラダに仕立てたり、鶏や豚肉のガパオ炒めかけごはんに添えたり。

ところが、底の平らなフライパンで作ると、卵を必要以上に広げずに丸く焼くにはちょっとしたテクニックが必要なのです。(いや、本当にちょっとなんですが。 )でも丸く美しいカイダオを作るのも、ガタならテクニックいらず。

この通り、卵を割り入れるだけで自然と美しい丸に。 そのために道具一つ増やすのか!という声が聞こえてきそうですが、なんせ道具好きなもので、たとえ用途が一つだとしても買っちゃうんですよね。。。

あとは時々油を回しかけながら焼けば、美味しいカイダオのできあがり!

カイダオをのせた鶏肉のガパオ炒めかけごはん弁当

こちら、ある日のお弁当。美味しくできた鶏肉のガパオ炒めをごはんにたっぷりかけました。で、この料理にマストなのがカイダオです。ということで早速トッピング。

見てください、この丸!これが、この丸が欲しかった!下になっていて見えませんが、白身カリッカリです。焼けた白身の香ばしさが、この料理をより一層美味しくしてくれます。

さ、これで今後目玉焼きは失敗なしだな。焼いて焼いて焼きまくるぞ!

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おうち修行 調理器具

ソムタムピーラー(มีดขูดมะละกอ)

美味なるは完熟マンゴーのみにあらず。青マンゴーも旨きことよ。

ご近所の庶民の味方スーパーにもタイ産マンゴーがお手頃価格で並ぶ季節がやってまいりました。タイ料理にはまるまでは、4月前後がマンゴーの旬だなんて知りませんでした。日本の真夏に一生懸命探してもないわけだ。まさか同じ北半球で真夏の時期が違うなんて、思いもしないじゃないですか。(タイは4月が酷暑)

で、このマンゴーを見つけたワタクシ、すぐに錦糸町へと向かいました。完熟マンゴーが市場に出回り始めたということは、未熟なマンゴーの価格も下がっているはず!

やっぱりありました!冬場は驚くほどのお値段がついていた青マンゴーが3個で1000円を切る価格。この時を待ってました!ということで早速調理にかかります。

「ソムタムピーラー」、活躍の時。

こちら、タイではおなじみのキッチンツールブランド、「KIWI」の波刃ピーラーです。青パパイヤを使ったソムタムいろいろを作る際には欠かせません。

使い方はいたって簡単で、食材の皮を剥いたらこのピーラーでシュシュっとやるだけ。

それでは早速シュシュっと。

やっぱりスタートから直にこのピーラーを使うと繋がるか。包丁でマンゴーの表面をザクザクすればよかった。が、細かいことは気にしません。そのままシュッシュ続行。

後半は無事に千切り状になりました。ちなみにこちらのピーラーは、キュウリやニンジンなどの皮を剥くのに使うと、食材が一気におしゃれになります。

これを輪切り、いちょう切りなどにすれば、ニンジンがお花のような可愛らしい姿になります。

さてさて。ソムタムピーラーで千切りにした青マンゴは同じく千切りにしたニンジン、薄切りにしたアーリーレッド、揚げたカシューナッツも加えてヤムにしました。こちら、ソムタムに見えますが、和えたのみなのでヤムです、ヤム。そこにこれまた旬のイチゴもプラス。これがお皿に盛り付けると最高にかわいいのですが、その模様は後ほど。

習いたての「豚肉と大根の梅干しスープ」復習。

昨日、またまた「タイ料理教室diidii」でレッスンを受けてきたのですが、そこで教えていただいた「豚肉と大根の梅干しスープ」を早速復習しました。

食材と調味料をすべて鍋に放り込んで煮るだけの簡単スープ。しかもすっごく美味しい!という神レシピ。本来はここで完成!なのですが、昨日「樋口豆腐店」にて美味しい絹ごし豆腐を買ってきたので、そちらも加えてみることに。

またしても得意の初回からアレンジです。この豆腐を加えることを考え、本来は大根も豚肉も大きめに切るところを、食べ応えのあるサイズのさいの目にカット。豚肉と大根をじっくり煮込んで、お豆腐は最後に投入。豆腐が温まればスープの出来上がり。

ちなみに、最後に豆腐が入ることを考え、水の量もレシピより減らしました。さてさて、美味しくできたかな。

「青マンゴーとイチゴのヤム定食」でおうちモーニング。

なんともかわいい本日のおうちモーニング。

なにがかわいいって、このイチゴのヤムですよ。プチトマトの赤とはまた違った艶のある赤が素敵!

このヤムはお魚のフライに添えるのが個人的には好きなのですが、フライを揚げるのは正直面倒な上に、カロリー過多となること間違いなしなので、今日はヘルシーにがんもどきに添えてみました。

こちらも「樋口豆腐店」さんで買いました。ゆり根入りの「つまみぐい」なる名で売られているがんもどき。食べる直前にグリルでカリカリに焼きました。

青マンゴーのヤムで食べるのに飽きたらタオチオと生姜ベースのたれで味変。このヤムとたれがあれば、がんもどき5個はいけちゃいます。

そして、早速復習したスープ。予想通り、絹ごし豆腐との相性抜群でした!食材を揃えてさいの目切りにしたのも正解!豚肉とタイ調味料のうまみを含んだ大根と軟らかく煮えた豚肉、口の中でほどける柔らかさの豆の風味豊かな絹ごし豆腐、梅干しの酸味が溶け込んだスープ、それを一緒に口に入れた時の美味しさと言ったら。みなさん、こんなタイ料理もあるんですよ。

ごはんは中華料理の影響を受けたタイ風栗おこわ。こちらはお料理教室からの持ち帰り品。これもとっても美味しいのです。週末には復習しましょう。

それにしても青マンゴーのヤム、美味しかったな。イチゴを入れたのも大正解。野菜とタレ、カシューナッツを別々に保存しているので、食べる直前に和えて、数日は存分に楽しむ予定です。

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クロックマイ(ครกไม้)

「クロック」あれこれ

我が家のソムタム用クロックたち。

いつもお邪魔しているタイ料理の先生のご自宅で初めてお目にかかった「クロック」なる調理道具。「サーク」と呼ばれる棒で中に入れた食材をタムタムして(叩いて)使います。その便利さからすぐに我が家にも導入し、用途に合わせていくつかの種類があるクロックを使い分けています。

  1. クロックヒン(石製の臼)
  2. クロックディンパオ(陶器製の臼)
  3. クロックマイ(木製)

左が「クロックマイ」

ソムタムを作る際には陶器製か木製のクロックを使うのですが、今日は先日チェンマイから連れ帰ったばかりの木製クロック「クロックマイ」をご紹介します。

ちなみに、このクロックマイを買ったお店の情報はこちらの記事にあります。

3度目のワロロットで心残りなし!そして友人と優雅な晩餐。【4日目③】 | タイはおいしい天国。

翌日の午前にはバンコクに移動するため、実質チェンマイはこの日が最終日。やり残しなし、心残りなしにしよう!と料理…

叩く・潰す・混ぜるをこの中で!

たっぷりとした深さのあるものを選びましょう。

タイ本国ではカビやすいとの理由からあまり使われなくなってきているとの話も聞きましたが、木の器好きとしてはどうしても手元に置きたかったのです。本当はもっと大きなサイズが欲しかったのですが、持ち帰りのことを考え、陶器製のものよりも一回り小さなサイズを選択。ということでこちらがチェンマイより我が家にやってきた「クロックマイ」です。

石製のクロックヒンでは粒胡椒やパクチーの根、プリッキーヌなど、様々な食材をペースト状になるまで潰すことができます。陶器製もそれに近い作業が可能かと思いますが、こちらのクロックマイでできることは柔らかめの食材をつぶすことと混ぜることのみ。実際には以下のようにつかいます。

トウモロコシのソムタムを作る。

これらの材料と調味料で作ります。

こちら、タムタムする前の段階まで準備した材料です。火を通したのはトウモロコシと玉子。残りの材料は生のままつかいます。インゲンも生。決して火を通してはなりません。(それをやるとインゲンがまあ汚い色になります)

ソムタムと言えば日本でもタイ本国でも青パパイヤを使った「ソムタムタイ」がメジャーですが、ソムタムの種類はそれだけにあらず。いろいろな食材で楽しむことができるのですよ。

まずはプリッキーヌ(生唐辛子)とニンニクをつぶします。唐辛子が開けばOK。

お次はインゲンとピーナッツと調味料。
ココナッツシュガーが溶け、ピーナッツが半分に割れるまでタムタム。
そこに人参とプチトマトを加えて軽くタムタムしたらサークは置いて…
最後に茹で卵ととうもろこしを加えてさっくり混ぜたら完成!

何を作っても大量になってしまう自分にはやはりもう一回り大きなクロックマイが必要だったか…。とりあえず、無事にトウモロコシと玉子のソムタム、完成いたしました!

せっかくなので出来立てをいただきます。

やっぱり美味しいとうもろこしのソムタム。夏が終わってしまうのが名残惜しい。

もうそろそろトウモロコシの季節も終わり。となるとこのソムタムもこれが食べ収めか。なんとも名残惜しいです。それにしてもパンチの効いた辛さとココナッツシュガーの甘味、ナンプラーの風味が相まって絶品!この後たまらず冷凍庫からもち米を引っ張り出し、レンチンして一緒にいただきました。ソムタムにはもち米が良く合います。

せっかくなのでもう一枚。

ここまで来たら、明日のお弁当はソムタムともち米を美味しく食べられる感じでいきたいな…とこの後、こちらも作りました。

北タイ料理の一つです。

タイ北部の名物料理の一つ、「ゲーン・ハンレー」です。これがまた甘辛な上にタマリンドの酸味も加わって癖になる美味しさなのです。全部で5食分作ったので、4食分は冷凍。今月は「困ったときのゲーン・ハンレー頼み」で仕事が忙しくなってもお弁当生活を続けられそうです。