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2024年1月_タイ三都をめぐる旅

2024年の食道楽の旅はチェンマイ門市場から。【8日目①】

元日も普段の日、なチェンマイ門市場へ。

朝8時、チェンマイ門市場にやってきました。この前の日までに比べると、自分的には幾分ゆっくりな朝です。日本では閉まっているお店が多い元日ですが、タイ人にとって年末年始はそう大きな意味を持つ時期ではないようで、学校も12月29日から1月1日は休みになるそうですが、2日からは通常通りだそうです。

タイ人にとって大切なのはやはりソンクラーン(4月)ということなのかな。その時期のタイにもいつか来てみたいです。

特に何か買いたいものがあったり、やりたいことがあったりしたわけではないのですが、この日は宿泊していたホテルから近いこともあり、「チェンマイ門」市場にやってきました。

ケープムー屋さん。大きいものは何だろう。

タイスイーツ屋さん。お米のピンクと青が鮮やかすぎる!

カノムクロック屋さん。作業している人がいると、手元につい見入ってしまいます。

やっぱりこのお鍋、可愛いな。

チェンマイ門市場は観光客もいますが、お客さんの8割が地元の人、という印象です。それだけに人だかりができていると「ここのお店美味しいのでは」と期待をもって見ちゃいます。

このケープムー屋さんとか、人がまず途切れません。試しに買ってみれば良かったな。

朝ごはんは「カノムチンナムギョウ」

チェンマイ門市場にはいくつかカノムチンナムギョウ屋さんがあるのですが、どこもそれなりの人の入り具合。ということでタイミングよく席が空いたこちらで食べてみることにしました。

注文するとすぐにこの状態のどんぶりが目の前に置かれます。

お店のマダムが「これを乗せて食べるのよ」と私のどんぶりにあれこれ放り込んでくれます。

こちらのナムギョウはスープがちょっとあっさりめ。個人的にはもうちょっと味に深みが欲しいな、と思いながら途中追いもやしをしつつ完食しました。

2024年の初ラテは「アカアマコーヒー」で。

朝ごはんを食べた後は旧市街のお寺を巡りながらお散歩。

この数日前と同じように歩きながらカフェを探してみました。がしかし。さすがにカフェはお休みとしているお店が多く、グーグルマップ上では営業となっているのに、店の前まで来てみると閉まっているというパターンが数回続きました。

開いているカフェないな…と思いながら町中をさまよっていた時に、偶然調剤薬局的なところを発見。ちょうど手持ちの頭痛薬が切れてしまっていたので、タイの頭痛薬を買ってみました。

もうこの薬が効くかどうかよりも持っている安心感が大事。

そうこうするうちにようやく開いているカフェを見つけました。ワットプラシン前にある「アカアマコーヒー」です。

このタイ旅行に来る直前、神楽坂のアカアマコーヒーに行き、チェンマイのお店にも行きたいな…と思っていたのでちょうど良かった。

神楽坂のお店は住宅街にあるこじんまりとしたお店でしたが、プラシン前のアカアマコーヒーは2階席もあり、カウンターのある場所は吹き抜けになっていて店内広々。

朝食後、普段は温かい飲み物をいただくことが多いのですが、この日お店にやってきたときには10時を回っていて外はかなりの暑さ。

珍しく冷たいラテを注文しました。こうやってみるとラテってほぼ牛乳だよな。でも牛乳だけは好きじゃないし、ブラックコーヒーは得意じゃない。でも合わせた途端に好きな飲み物になるという不思議。

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ベジタイ料理と年越しコムローイを満喫した大晦日【7日目②】

片頭痛に打ち勝ち、いざ、「メンライキルン」へ。

ニマンヘミンでの調子の悪さはどこへやら、無事に薬が効いて復活してきたので、ホテルに戻る前に「メンライキルン」に寄り道することにしました。こちらは旧市街にあるセラドン焼きの工房です。

とはいってもこちら、あのセラドンカラーではなく、本当に様々な色形のものが作られています。オリジナルデザインのマグカップやプレートもかわいい。

オーナメントも充実しています。

私がこちらの工房を訪ねた目的は、夏にバンコクのレジェンドで買ったプレートが可愛かったので、同じシリーズの形違いを探すこと。でも残念ながらあのプレートは色違いがあるだけだそう。見せてほしいといったら店員さんが置いてある場所まで案内してくれました。

そうこれこれ!ちょっと迷って右のオーシャンブルーのプレートを購入することにしました。

こちらのメンライキルンは敷地も広いし品数も多いので、見る楽しみ、選ぶ楽しみがあります。バーンセラドンとはまた違った魅力があるので、こちらもお勧めです。

夜ごはんはベジタイ料理を食べました。

調子が戻ってきた、とはいえまだ片頭痛の余韻が残っている状態。メンライキルンを出た後は宿に戻って一度休憩することにしました。

雲南料理店「ミットマイ」で買ってきたお蜜柑。さわやかな酸味とくど過ぎない甘み、美味です。この時点ですでに16時近くだったので、もうお出かけはやめて夕飯までひたすらゴロゴロしていました。旅は折り返し地点。体力の回復も大事。

18時過ぎ、ようやく完全回復し、夕ご飯を求めて街に繰り出すことにしました。が。この日は日曜日でサンデーマーケットがあるわ、大晦日のカウントダウンもあるわでメインの通りはものすごい観光客の数。これはもうダメだ…とホテル近くに引き返し、数日前から気になっていたベジタイ料理のお店に入ってみることにしました。

覗いてみるとメインの大通りからは離れているのに店内の席はお客さんでいっぱい。外のテーブルが一つだけ開いていたので、そこに通してもらいました。タイミングが良かったな。

お肉の代わりに豆腐や厚揚げがうまいこと使われているようです。

注文した厚揚げとカシューナッツの炒め物がやってきました。メニューの写真よりも量も野菜の種類も多いです。

赤と黄色のパプリカにピーマン、カリフラワー、ブロッコリー、サラダカボチャに玉ねぎ、万能ねぎにしめじも入ってます。これで110バーツは嬉しい!朝に引き続き、夜も良いお店を選びました。満足。

チェンマイで新年を迎えられる喜びをかみしめた夜。

夜も23時半を回り、もう間もなく年越し…という時間、ターペー門周辺までやってきました。

お堀の周りはものすごい人、人、人です。皆さん観光客で、地元の人はあまりいない様子。

花火はここで上げるようです。こんなに周りに人がいるのに、さすがタイ。

23時59分、いよいよ。

チェンマイの年越し花火、豪快過ぎる!

ようやく辛かった我慢我慢の日々が終わろうとしていることを実感しました。本当に長かったな。

でも、それを乗り越えて今またこうしてチェンマイで新年を迎えられたことを心の底から嬉しく思います。2024年はタイ料理、タイ語の勉強を頑張って、さらにさらに充実した一年にすることをここに宣言します!

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週末開催、素敵と美味しいにあふれる「JJマーケット」へ行く。【7日目①】

12月31日ですが、日曜日なのでJJマーケットに行きます。

ここは毎週土日にのみ開催されるチェンマイの素敵なものと美味しいものを一度に味わえる大きなマーケットです。お目当ては美味しいものなのですが、雑貨も好きなので、その雑貨マーケットが開催される日曜日を狙ってやってきました。

こんな立派な建物に入ったショップやスーパーマーケット、4年前にはなかったか、あるいはオーガニックのものを集めたショップが入っていたような気も。金曜朝もだいぶきれいになっていましたが、JJマーケットもまた変化したようです。

とにかくまずは腹ごしらえ。混み合う前にフードコーナーへGO!

この日JJマーケットに到着したのは朝の7時ちょっと過ぎ。前回のおぼろげな記憶から、8時を過ぎるとこれらのテーブルもおそらく人で埋まってしまうだろうと判断、まずはフードコーナーが空いているうちに腹ごしらえをすることにしました。

壺焼きガイヤーンのお店ですね。前は半身を買ってかぶりつきました。

ここは揚げ物屋さん?美味しそうではありますが、北タイらしいお料理を堪能したかった私はパス。

カリカリ豚も好きだけれど、目指すは北タイ料理。

この盛り付けの美しさよ。

そうそうこういうね、もち米におかず数品が理想的。そんなことを思いながら場内を隈なく見ていくと、北タイ料理のお惣菜がならぶお店を発見しました!それがこちら。

「ตำมะเขือใส่ไข่ต้ม/タムマクアカイトム(北タイ式の焼きナスのディップ)」とか、「ตำขนุน/タムカヌン(ジャックフルーツの和え物)」、「ลาบ เชียงใหม่/ラープチェンマイ」や「แกงโฮะ/ゲーンホ」などなど、北タイならではのお料理がずらりと並びます。

右手には様々なナムプリックや生野菜、蒸し野菜、もちろん蒸した餅米もあります。もうここしかない!ショウケースをじっくり眺めて食べたいお料理を厳選。悩みに悩んでタムカヌンとゲーンホー、それからよく売れているようだったこれ、

「ลาบคั่วปลา/ラープクアプラー」もお願いしてみました。そこに蒸し野菜ともち米も付けたこの日の朝ごはんがこちらです。

豪華!美味しそう!しかもこれで100バーツちょっと。お会計の時にあまりに安くて聞き直したぐらいです。

食べてみるとどれも本当に美味しい!特に気に入ったのがお魚のラープ。これ美味しいなぁ。このお魚のほぐれ具合を見ただけでとても手間のかかるお料理だということが伝わってきます。できれば自分で作るんじゃなくて買って食べたいやつ。こんな美味しいお料理が手軽に買えるなんて、幸せなことこの上なし。

食べ終わったらごみはこちらできっちり分別。JJマーケットのコンセプト、目指すところが感じられる一角です。

プラスチックのバスケットだけは返却なので買ったお店に持っていくと…

もうこの人だかりでした。このとき8時8分。やっぱり7時に到着して正解でした。ちなみにこちらのショップ、

「 ป้าน้อย อาหารเมือง/パーノーイアーハンムアン」という名前です。意味は

  • ป้า /パー=おばさん
  • น้อย /ノーイ=ノーイ(人の名前)
  • อาหาร /アーハン=食事、食べ物
  • เมือง/ムアン=都市

「ムアン」はムアンチェンマイの「ムアン」だし、「 อาหารเมือง /アーハンムアン」がタイ北部の言い方で、「料理」を意味するってタイ人の子が教えてくれたので、こちらの店名「ノーイおばさんのチェンマイ料理」ぐらいに訳しておくのがいいのかな、と思います。フェイスブックもあるようなので、気になる方は覗いてみてください。

https://m.facebook.com/AuntieNoiThaiNorthernFood

スイーツも抜かりなくチェックします。

ごはんを終えたら次は甘いものとコーヒー。何を食べようか、迷いながら場内チェック。

ワッフル、美味しそう。

こういうのも悪くないけれど、出来立ての何かが食べたい気分。

とはいえこれ↑はちょっと重い。

あ、カラフルなカノムクロック、これがいい!

焼き上がりを待つこと5分。ちゃんとお店のお姉さんが並んでいる人を把握していて、順番をたがえることなくカノムクロックを手渡してくれました。

さて、次に求めたいのはコーヒー…だったのですが、屋台やキッチンカーはいずれも長蛇の列。建物内にあるカフェが空いていたので入ってみたところ、「飲み物を注文すればここで食べても良いですよ!」とのことだったので、お言葉に甘えてのんびりデザートタイムを満喫しました。

素敵なお洋服や雑貨を愛でる。

お腹が満たされたところで場内の服飾&雑貨エリアを回ります。

見て回った中でひとつ、素敵だなーと思うワンピースがあったのですが、結構よいお値段だったため購入は見送りました。この雑貨エリアではアクセサリーや革製品、絵画に陶器なども売られています。チェンマイに行くなら土日を狙って、ぜひここJJマーケットに足を運んでみてください。お勧めです。

大みそか、昼食難民となる。

この後はまたワロロットにいきまして、

タイ料理仲間からの頼まれものを買ったり、

自分が欲しいものを探したりしたのち、事前にチェックしていたニマンヘミンのレストランまで行ってみることにしました。

がしかし。店の前に到着してみるとこの人だかり。ショックを受けているうちにタイミング悪く持病の片頭痛が始まったため、この近くで見つけたマンゴーカフェに緊急避難。

このドリンク1杯で1時間ねばり、薬が効くのをひたすら待ったのでした。この片頭痛だけはどこにいても、どんなに楽しい時でもお構いなしにやってくるから困るな…。もう泣いちゃう。結局お昼ご飯を食べられるお店を探す気力・体力ともに尽き果て、旧市街に戻ることと相成りました。

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4年半ぶりにアーム先生のタイ料理教室へ【6日目②】

スタートはタラートでのお買い物。

今回も市場でのお買い物からスタートしたアーム先生のお料理教室。以前はチェンマイ門近くにお住まいだったので、お買い物はチェンマイ門市場で、でしたが、今回は引っ越し先であるハーンドンの市場で食材を調達しました。チェンマイ門市場よりもずっと広く、大きな市場のようです。

お料理に使うお肉や野菜、箸休めに出してくれるフルーツなど、レッスンの参加者に食材の説明をしながら次々にお買い物していきます。

そんな中、果物屋さんで気になったこれ↓について質問したら…

先生がお店の方とお話しして、試食させていただけることになりました。

私が気になった木の実のようなもの、これ、ジャックフルーツの種だそうです。食べてみると栗のような食感と風味で美味。しかも生で食べられるって最高!栗とか茹でるのも蒸すのも皮を剥くのも面倒じゃないですか…。それに対してこれは薄皮さえ剥けばOKだなんて、嬉しいことこの上なし。これ、食べすぎちゃいけないような気がして買いませんでしたが、とてもとても気に入りました。手元にあったらひと袋、あるだけ食べちゃうこと間違いなしです。

建物もお庭も素敵な新しいお教室

こちらの建物の2階がアーム先生の新しい教室です。

庭にはタイ料理によく使われる食材が鉢植えになって置かれています。サラネーにカー、カミンまであります。いいなぁ。

上を見るとバタフライピーまで!私もいつか、こんなお庭のある家に住みたい!(寒い冬がある日本じゃこの鉢植えは置けないよなぁ。。。。)

今回は「シグネチャータイ料理」を習います。

アーム先生の料理教室には以前と変わらず、「北タイ料理クラス」と「シグネチャータイ料理クラス」の2つがあります。「北タイ料理クラス」は4年半前にもう受けているので、今回は「シグネチャータイ料理クラス」に申し込みました。

「シグネチャータイ料理クラス」では以下の5品を習うことができます。

  1. ラープムー
  2. グリーンカレー または カオソイ
  3. トムヤムクン または トムカーガイ
  4. パッタイ
  5. カオニャオマムアン

まずはスターターのラープから。アーム先生のタイ料理は手軽に作れるレシピであることが特徴の一つ。

次はグリーンカレーかカオソイですが、カオソイはすでに習っているため、ここはグリーンカレー一択。

あ、出た!

アーム先生所有のスパイスボックス。これ可愛いんだよね。控えめに言って魅力的。

初めにスパイス類を潰して、その後にホムデンや青唐辛子、ガピなどを加えてさらに叩きます。マクルーの皮ももちろん入ってます。

とても粗いですが、これでOK!とアーム先生。

あとは削りたてのココナッツを使って、ココナッツミルクを絞ればグリーンカレーは8割完成したも同然。

フレッシュで優しい味わいのグリーンカレーができあがりました。

カオソイも美味しそう!

2品作ったところで果物で小休止。赤いピーマンのような形をした果物はローズアップル、タイ語では「ชมพู่ (チョンプー)」と言います。サクサクとした歯触りでみずみずしいのが特徴です。甘みは強くありませんが、その分いくらでも飽きずに食べられそうです。緑の方はインドナツメ、こちらのタイ語は「พุทรา(プッサー)」。シャクシャクした食感でありながらもジューシーで、さわやかな甘みがとても良い。これまた美味しい果物です。

果物で水分とエネルギーをチャージしたところで後半戦スタートです。3品目に作るのはスープ。私はトムヤムクンを選択。クン(エビ)は後でくれるとのこと。フクロダケの姿が見えますね。このキノコ好き。日本でも作ればいいのに。

こちら、ベースとなるスープ。海老の頭のほかに根菜などが入ってます。

鍋にスープを入れて、沸騰したらプリッキーヌやバイマクルー、レモングラス、キノコを加えて火を通し、キノコが柔らかくなったら海老を放り込み、ナムプラー、砂糖で調味、火を止めてライム汁を加えれば完成!というこちらも簡単レシピです。ココナッツミルクの入らない「トムヤムクンナムサイ」完成。

お次はパッタイ。これまたとてもとても簡単。

フライパンに最初の材料を入れてから完成まで、3分とかかりません。

パッタイの添え物要員として、すぐにバナナのつぼみが出てくるあたり、さすが本場。

ラストはデザート!

カオニャオマムアンを作ります。

蒸したもち米にココナッツミルクとお砂糖、塩を加えて煮ていくのですが、片方のお鍋に入ったお米にはバタフライピーの花で青く色付けをします。使っているお花は先ほどお庭に咲いていたもの。

これまた羨ましい話です。

レッスン後、送る途中でカフェに寄り道。

アーム先生のレッスンは送迎付きなのですが、今回一緒にレッスンを受けたドイツ人カップルが「美味しいコーヒーを飲みたい!」と話していたのを受けて、何とアーム先生、みんなを近所のカフェに連れてきてくれました。

そこでまたいろんな話をしたのですが、私がチェンマイに来てすぐに夕飯を食べたレストランの話と、そこで出会った「นกยูง(孔雀)印の雲南醤油が欲しい!」と言ったところ、先生が自身の携帯で調べてその写真を見せてくれたのでした。これで俄然探しやすくなったぞ!

他の参加者の皆さんはホテルまで送ってもらっていましたが、私は前回参加した時と同じくまたまたワロロット市場までとお願いしました。今回も本当に良い時間を過ごすことができ、アーム先生には感謝感謝です!

ワロロットと郵便局と荷物。

ワロロット…と言いながら、こちらの写真はお隣のトンラムヤイですが、今回もやってきましたワロロット。チェンマイで食品系の探し物があったらまずはここに来ないと。

肝心の探し物をする前にまずトンラムヤイでこの蒸し器を見つけてしまい、これが妙にかわいく見えて、これ欲しい!と立ち止まりました。しかしながら、生憎今回はバーンセラドンの器たちがあるので手荷物に余裕なし。物理的に無理だな…とあっさりあきらめがつきました。

この食料品が山積みの景色、相変わらず見るだけでテンションがあがります。が、この日ワロロットにやってきた目的は雲南醤油。他のものは眺めるだけにとどめ、例のしょうゆを探して聞いて回ること数軒。

あ、この段ボールに書かれた瓶と孔雀の絵柄!あった、ありましたよ!シーユーダムケム。

「この箱の中のものが欲しい!」という私の言葉を受けてすぐに箱をあけてくれたマダム。ありがとうございます。

お目当てのものが見つかったところですぐにバイクをつかまえて、旧市街に戻りました。というのも、大量に買ったバーンセラドンの器を割らずに持ち帰るために、郵便局で丈夫かつ最適サイズの段ボール箱を手に入れたかったのです。

やってきたのはランナー郷土史博物館の近くにあるシープーム郵便局。

この郵便局で下の画像を見せ、このサイズよりちょっと小さな箱が欲しいの!と訴え、職員さんに探してもらいました。

すると。

全辺3センチずつ小さい箱がありました。すごい!まさにこれが欲しかった!というのも、バーンセラドンで買った器は丁寧に緩衝材で包んでいただきましたが、

さすがにこのペナペナのバッグにただ入れただけの状態では、どこかにちょっとぶつけたり置き方が悪かったらそれだけで器が割れてしまう可能性大。そこで。段ボール箱にきっちりつめて、その箱ごとこの袋に入れたら何とかなるのでは…と考えた末の郵便局なのでした。

この箱を組み立てて(開くだけですが)、中にバランスよく器を詰めていけばこの通り。

もうちょっと余裕がありそうなので、チェンマイを発つまでにさらにお買い物をしたらこの隙間を埋めてゆこうと思います。

夕飯難民となり、この度二度目の「ミットマイ」へ。

この日の夕飯は北タイ料理のお店、フアンペンで食べようと思っていました。がしかし、行ってみるとお店の前には長蛇の列。これは無理だ!と次の候補に向かうと「予約のない方は今日は無理です」とのこと。前回も数回利用した食堂、アルーンライに行ってみるとなんと定休日。翌日にカウントダウンを控え、観光客の数が増えていることも要員だったみたいです。ということでここはもう無理にレストランを探すことはせず、チェンマイ初日に行って気に入ったミットマイを再訪することにしました。

定番のタイ料理をいただけるお店ではないからか、お客さんの数が少ないのが残念。

この日は雲南ハムとアブラナの炒め物、ジャガイモとトマトと卵のスープを食べました。優しい味わいの野菜料理をたっぷり食べられて満足です。夕飯食べ損ねずに済んで良かった!

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カイガタの美味しいお店と素敵なカフェに出会えた朝【6日目①】

まずは「カイガタ ルートロッチン」で朝ごはん

この日は朝ごはんの定番料理の一つである「カイガタ」を食べにチェンマイ門近くまでやってきました。

「カイガタルートロッチン」なるお店です。

この日も無駄に早起きしまして、お店に到着した時点で7時ちょうど。

店内にまだお客さんの姿はありません。

カイガタのメニューは4種類。卵のみからスタートして、全部のせは45バーツ。私はその1つ手前の40バーツのカイガタに、パンを1つだけ付けました。

タイ語がわかる人は、このシートに自分で記入してオーダーするシステムのようですが、「この人、タイ語話せないな」と見ると、店員さんの方から注文を取りにきてくれます。

こちら、豚ミンチと刻んだムーヨー(ベトナムソーセージ)、クンチアン(甘いソーセージ)、フライドオニオントッピングのカイガタです。隠れていて見えませんが、卵は2個焼いてあります。

パンは炒めた豚肉と蟹カマを挟んだもの。

お料理が運ばれてきた瞬間、正直味はあまり期待していませんでした。が。食べてみたらこれが予想を裏切る美味しさ!思わず「これうまいわー」と声をこぼしてしまったほど。いやー、侮ってはいけません、カイガタ。しかもパンなんて思っていたよりも小ぶりで、しかも美味しいし、これなら2個つけても良かったな…と思いました。カイガタ、次の旅でも絶対に食べること確定です。

こちらのお店では淹れ立てのベトナムコーヒーも提供していることに食べ終わる頃になって気が付きました。

甘いベトナムコーヒー、飲んでみても良かったな。気づくのが遅くて残念。でもまたチェンマイに来るだろうし、その時には忘れずにいただくことにしましょう。

散歩中に偶然見つけた「Coffee Plus」はとても素敵なカフェでした。

朝ごはんを食べ終えてもまだ時刻は7時30分。この日参加する予定の料理教室のお迎え時刻までまだ1時間半もあります。

この時期のチェンマイの朝はとても涼しいので(実際涼しすぎてジャケットが手放せません)、お散歩するには最高なのです。ということで、気の向くまま足の向くまま旧市街の中をフラフラしてみることにしました。

しばらく歩いているうちに「やっぱりコーヒーが飲みたいな…」という思いがムクムクと湧き上がるも、8時前から営業しているお店ってそう多くない。どこかないかな…と思いながら歩いていると、すでにオープンしている様子のお店を見つけました。

こちらの「Coffee Plus」というカフェです。

おそらくオーナーさん宅の1階とお庭がカフェになっていて、ご家族で経営しているのだろうと思われます。

このカフェがね、とても良かったのですよ。この通り、インテリアは可愛いし、

ラーマ9世推しだというおじいちゃんとのお話も楽しかったし(一緒に写真撮らせてもらえばよかったな…)、

何よりコーヒーが美味しい。今日は朝ごはんも朝カフェも、良いお店を選びました。こうして「また来たい!」「誰かを連れてきたい!」と思える場所に巡り合えたことを嬉しく思った朝でした。

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チェンマイでセラドン買うなら「バーンセラドン」がイチオシです。【5日目②】

「バーンセラドン」へ行こう!

チェンマイと言えばセラドン焼きが有名です。そのセラドン焼きの工房がいくつかある中で、私が一番お勧めなのがこちらの「バーンセラドン」。ターペー門から東に6キロほど進んだところにあります。

今回はグラブタクシーを利用しましたが、料金は123バーツ。旧市街から15分とかからずに行くことができます。

バーンセラドン好きな方のために、写真をたくさん撮らせていただきました!

バーンセラドンにはホームページがあって、商品のいくつかはオンライン販売もしています。それがこちら。

ただ、販売している商品が本当に限られていて、バーンセラドンの器をじっくり見たい人にとっては物足りないのです。

ということで今回、このブログをお店の方に見ていただき、バーンセラドンのことを紹介したいから写真を撮らせてほしいとお願いいたしました。結果快諾いただきましたので、店内の様子をたっぷりお届けしたいと思います。

普段使いの器ゾーン

バーンセラドン内は以下の3つに大きく分けることができます。

  • 普段使いの器ゾーン
  • 工芸&芸術品ゾーン
  • アウトレットゾーン

店舗奥には工房もありますが、そちらは今回見ることができなかったので、上記3つのゾーンについてご紹介します。まずは普段使いの器ゾーン、一番見たくて、一番欲しいものが揃っているところです。

バーンセラドンの器は模様が細かくて本当にきれいなのです。

草花が描かれたシリーズもまた良い。

お店の奥に進むと、小皿や丸皿以外の形のもの、蓋物や贈答品が並んでいます。

小皿もこんなに細工が。

こちら、15センチ角のお皿。

お値段は720バーツほど。日本円にすると3000円弱と決して安くはないのですが、それも納得の模様の細やかさ。

今回は購入を見送りましたが、定番物が揃ったらほしい長角皿。

高台皿や蓋物も素敵。

ゴブレットや小さな花瓶も欲しいな…とは思ったのですが、今回は普段使いしやすいものに厳選したので購入を見送りました。チェンマイに行く度に足を運んで、少しずつ買い足すのがこれからの楽しみになりそうです。

工芸&芸術品ゾーン

正面玄関から入って左手は工芸&芸術品エリアになっています。全部販売されているのですが、そのお値段が桁違い。とはいえ決して手が届かないというわけでもなく、私でも無理をすれば購入が可能ではあります。でもこんな素敵な壺を買ったところで、猫の額ほどの我が家に置く場所はなく。

ということで、ここは目で十分に楽しませていただきました。

アウトレットゾーン

こちら、お店の正面玄関なのですが、この玄関の奥、向かって右手にアウトレットの品々が置かれた場所があります。

日本でいうところの東屋に、アウトレット品は並んでいます。

難ありのアウトレット品ということで、商品の一つ一つをよく見ると…

こんな感じで割れがあったり、多少のゆがみがあったりします。

今回はアウトレット品を買うつもりはなかったのでここは流して見ましたが、じっくり見るともしかしたら掘り出し物があるかもしれません。

ということで隅々まで堪能したバーンセラドン、今回は友人の分も合わせて10点ほど購入しました。もう大満足です!タイ料理を作るのが好きな方、器が好きな方、チェンマイに行く機会があったらぜひぜひ「バーンセラドン」に足を運んでみてください。きっとお気に入りの器が見つかると思います。

ランチは野菜が美味しい「ミーナー」で。

お買い物を終えて器を包んでもらっている時に「次はどこに行くの?」と店員さん。レストランミーナーに行くつもりだけれど、荷物が多くなったので一度ホテルに置きに行こうかと思う…と話したところ、荷物を預かっておいてあげるから手ぶらで行ってきなよ!とのこと。

その言葉に甘えまくって、バーンセラドンから1キロ弱のところにあるミーナーまで歩いて行ってみることにしました。

こんなのどかな風景を見ながら歩いていけるわけですよ。タイのこののんびりした感じ、本当に良い。

レストランの近くには「チャムチャーマーケット」なる場所があります。週末だけのマーケットのようですが、 地元のアートや工芸品、食べ物の屋台が立ち並んでいて、半日ぐらいは楽しめそうな雰囲気です。

バーンセラドンを出ておよそ10分、ミーナーに到着しました。

予約をしていなかったため入れるかどうか心配したのですが、時間がまだ12時になっていなかったこともあり、無事に席に案内してもらうことができました。

でもここからが大変で、注文を受けてもらうのを待ち、飲み物が届くのを待ち、お料理の到着を首を長ーくして待ち、お会計をお願いしてしばらく待ち。入店してからお店を出るまで2時間弱かかってしまいました。でもグループで行って、家族や友達とおしゃべりしながらだとあっという間なんだと思います。

今回の旅でやたらと意識して飲んだスイカスムージー、「テンモーパン」。タイ料理&タイ好きな友人が「タイに行ったらテンモーパンでしょ。」とこのタイ旅の直前に話していたのを聞いて、完全に感化されてます。

お料理は一品料理をいくつかお願いしようかと思ったのですが、食べきれる自信がなく悩んでいると、おひとり様メニューなるものがあるのを発見。そのおひとり様メニュー、3種類ぐらいあったと思うのですが、ガパオと鶏肉の炒め物を注文してみました。ミーナー名物のカラフルなおにぎりが可愛いです。…がガパオ炒めの辛さは可愛くなかった。

タイの標準的な辛さは私にとっては相変わらず厳しいんだな…ということを切に感じたランチタイムでした。

午後は クラフトヴィレッジ 「バーンカーンワット」へ。

ここ「バーンカーンワット」はチェンマイ郊外にあるハンドメイド作品を扱うショップが軒を並べる、チェンマイの中では割と新しめの観光地です。

アクセサリーや焼き物、絵画、木工品などなど作家さんのお店がずらりと並びます。

おしゃれなカフェや

美味しそうなお料理をいただけるお店も充実しています。

今回私がここにやってきたのは、4年前のチェンマイ旅でもお世話になった桃子さんとルカーさんご夫妻がこちらにオープンしたお店をどうしても訪問したかったから。それにしても「バーンカーンワット」、想像していたよりずっと広いし、お店の数も多くてびっくりです。

しばらく会場内をウロウロしてようやく見つけることができました!こちらが桃子さんのお店です。

桃子さんの絵とルカーさんのアイアンアートが所狭しと並べられています。

こちらの「バーンカーンワット」の特徴は、いずれのお店も必ずワークショップスペースを設けて、日に一度はワークショップを開催することだそう。

桃子さんとルカーさんのショップでは象のオルゴールの色付けを体験できるとのこと。下の写真の右側に書いてありますね。

お二人の作品を堪能したところで、桃子さんにお茶に誘っていただき、バーンカーンワット内のカフェへ。

このカフェがまたおしゃれ。

コーヒーだけ飲むつもりが、ショウケースの手作りスイーツがあまりにもおいしそうでつい…

レモンメレンゲパイも食べてしまいました。桃子さんとお会いするのは実は今回でたったの4回目、昨年10月に高円寺で催された桃子さんの個展以来なのですが、いつもいつも親切にしていただいて、感謝してもしきれません。

もっとも、常にお互いのインスタは見ていて、コメントを送りあったりしているので、4回目という気がしないね…ということ、何より便利な時代になったよねーと年齢の近いもの同士、あれこれ語り合ったのでした。

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金曜日にチェンマイにいるなら絶対行きたい「雲南ムスリム金曜朝市」!【5日目①】

イスラム教モスク近辺はもはや得意エリアです。

まだ朝焼けが空に残る中、金曜朝市までやってまいりました。記録によるとこの写真を撮影したのは7時22分とありました。

この近くには大好きなレストラン「カオソーイ・イスラム」もあって、4年前の旅でも何回か通った場所です。

久しぶりの金曜朝市でしたが、来てみて驚いたことは、何やら食事ができる建物ができていたり、中も改めて区画整理されたようで、テントが整然と並んでいたりと大変化を遂げていました。でも売られているものは相変わらず魅力的で、料理好きとしては気になる調味料、調理してみたい食材が山ほど。金曜日にチェンマイに滞在しているなら、絶対に行ってみてほしい場所です。

まずは魅惑のお野菜からご紹介。

こちらは茎レタスの仲間。日本ではあまり見かけないな…と思う方も多いと思いますが、実は韓国料理には欠かせないサンチュもこの茎レタスの仲間。葉っぱだけで売られているので気づきようがないのですが、しっかり育てられたものはこれと似た形状になります。でも葉っぱだけ食べて、この立派な茎をそのまま捨てちゃうの勿体ないな。何か食べ方があるんだろうけれど、気になる。

こちらピーマン…だと思います。ちょっと長い。シシピーかな。

ニンジン、蕪、カボチャにブロッコリー、手前に見えるのは前回も食べた納豆。日本人はこれにお醤油を垂らして白ご飯にかけて食べるけれど、北タイの皆さんはこれどうやって食べるのかな…。聞いてみれば良かった。これ、次回の課題。

はやとうりにその下に見えるのは小さな瓜、それからカボチャ、黄色いのはかりんかな。その上が小さいアボカド。どれも新鮮そのものです。

北タイのフルーツたちはこんな感じ。

こちらは蜜柑の専門店。大小さまざまな種類があります。

こちらブドウ屋さん。右にちらっと写っているのはシャインマスカット。ひと房250バーツ前後、およそ1000円といったところ。タイでも高級品のようです。でこの中央に写る真っ黒なブドウが気になる。奥にある、パック入りのものを買ってみれば良かったな…と今さらちょっと後悔しています。これも次回だな。

こちらは大きなアボカド。大きなものはソフトボールぐらいのサイズになります。アボカドも品種によって味に違いがあるのでしょうか。いずれにせよ、食べ応えはありそう!

こちらはほうずきと生のタマリンド。日本でよく見かける茶色のものとは種類が違うそう。さやから中身を出して食べると、豆みたいな食感で美味しいんですって。

こちらは苺だけを売っている屋台。日本のものより小ぶりで色白。お味はどうかな。いつか機会があったら食べてみようと思います。

加工品あれこれ。

こちらは甘栗屋さん。甘栗を売るお店は数軒あるのですが、どこもこうして目の前で栗を炒る様子を見ることができます。

こちらはお米屋さん。手前に見えるビニール袋に入って売られているのは荏胡麻。

こちらのお店のメインは乾燥納豆「トゥアナオ」かな。ベーシックなものや唐辛子入りのものなど、いくつか種類があるようです。

こちらはお肉の加工品専門店。吊るされているものをどれだけじっくり見ても、なんのお肉かわからず。

こちらは豚肉かな、おそらく。右奥に見えるのパック入りはクンチアン、な気がする。この前の晩に食べたお漬物に豚肉で蓋をして蒸したお料理にも、この手のお肉が使われているのではないかと思います。これが持ち帰れたらどれだけ良いか。いつか1か月とか滞在出来たら、キッチン付きのお部屋を借りて、こういう食材を自分で調理してみたいな。

こちら4年前にも見かけたヤギ肉屋さん、今も変わらず営業されているようで、何よりです。

こちらは豆屋さん。手前に見えるのはこんにゃく。

こちらも基本トゥアナオ屋さんなのですが、大きなおこげのようなものが売られています。そのまま食べるのか、あるいは砕いてお料理に入れるのか。これも気になるな。

お惣菜やさんも充実の金曜朝市。

金曜朝市で売られているものは持ち帰りが基本なので、お惣菜系もこうして小分けにして売られています。

ここはずーっと人だかりができていたお店。奥でピンクのTシャツを来たお姉さんが手にしているのはカノムチンでしょう。中央に見える大鍋いっぱいのゲーン(汁物・カレー)は何でしょう。これだけ待ってる地元の人がいるってことはきっと美味しいはず。

こちらはカノムジープとお饅頭屋さん。

4年前にはこれが何かもわからなかったけれど、今ならわかります。黄色いのがひよこ豆のお豆腐「カオレームフン」。これは適当な大きさに切って、野菜とあえてヤムにして食べます。白い方の材料は米だったかピーナッツだったか。実は日本に帰ってきてから高田馬場のミャンマー料理店「ノングインレイ」に行ってこのチェンマイ旅の話をしていたら、店員さんが話しかけてくれるということがあったのです。その時「この白いのが美味しいのよ!」とまさにこの写真を見ながら教えてもらったのに、詳しいことを忘れてしまう、という失態。とにかく。この白いブツも次回食べたいものの一つです。

こちら、ごはんのお供なのか、スイーツなのか、わからないコーナー。

ゼリーにパンにココナッツ。これにおそらく左に見えるピンクのシロップ的なものをかけて食べるんでしょうが、味の想像がつきません。

「 ข้าวปุก 」をとても気に入った件について。

この金曜朝市で私が唯一食べたものがこちらのお餅。「 ข้าวปุก(カーオプック)」というそうですが、金曜朝市の一角にこのカーオプックを売るお店が数軒並んでいます。

お餅は白と黒の2種類。ですが、圧倒的に黒を注文する人が多いです。

焼きあがったらこちらの黒砂糖をベースにしたタレ(ゴマやら何やらが入ってざらざらしている)を塗り、丸めたものをバナナの葉で包み手渡してくれます。私はすぐに食べるといったのでこの包み方でした。持ち帰り用の包み方はまた別。

これがとても美味しい!もともとお餅が好きで、毎日のおやつにもチョコレートやクッキーよりも豆大福&草餅派なのですが、この黒砂糖ベースのタレがたっぷり塗られた焼き立てのお餅、個人的に好みど真ん中。これは日本でも食べたい、ぜひ食べたい。

手前には真空パックになっているものも売られています。これはお家で焼いて食べる用ですね。買って帰りたい気持ちでいっぱいでしたが、この金曜朝市に行ったのはちょうど旅の真ん中。帰国まであと1週間あるのにこれはお土産にできない!と泣く泣く断念。次回チェンマイに行くときには、金曜を帰国日にして、あれもこれも買って帰ろうと思います。

朝ごはんは「カオソーイ・イスラム」で米メニュー。

この前日は朝から麺、昼も麺、夜はパンとお米を全く口にしていなかったので、猛烈にお米が食べたく、金曜朝市から徒歩数分のところにあるレストラン「カオソーイ・イスラム」にやってきました。

店名にもなっている「カオソーイ」の麺も売られています。

さて、4年前にこちらのお店に来た時には連日麺ばかり食べていたのですが、メニュー的にご飯ものも充実していた記憶が。実際に来てみるとおぼろげな記憶、大正解。ご飯もの、大充実です。

カオマンガイにしようか、パネンカレーにしようか、迷ったのですが、最終的にはイスラム系だったらやっぱりカオモックかな、というところに思考が落ち着き注文。ただし今回は定番のガイ(鶏肉)ではなく、ヌア(牛肉)にしてみました。

注文してから待つこと3分。あっという間にカオモックヌアがやってきました。

スプーンだけでさっくり切れる牛肉。パラパラのごはん。見た目からしてもうすでに美味しそう。「これは絶対に間違いないやつ!」と思い実際口に運んでみると「やはり!」の美味しさでした。「カオソーイ・イスラム」の米メニューを食べようと思った自分、ナイス。

このタレをちょっとずつかけて、味を変化させながら食べていくのですが、これがまた最高なのです。しかもこれで90バーツですよ。店名こそ「カオソーイ・イスラム」ですが、個人的にはこちらのお店のご飯ものを強くお勧めします。パネンも絶対美味しいはず!

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2024年1月_タイ三都をめぐる旅

4年ぶりのチェンマイ、雲南料理店「ミットマイ」で最高のスタート!【4日目②】

13時22分ピッサヌローク発、7番列車でチェンマイへ。

お昼ご飯を食べ終え、ピッサヌローク駅にやってきました。遅れることが多いタイの列車ではありますが、余裕をもって30分前に到着。

ホームに足を踏み入れるも、1番線、2番線の両方にまもなく列車が入ってくる模様。どっちに行ったもんかな~と思っていると、それを駅員さんが察してくれて、私のチケットを見たうえで、乗車口になるだろうと思われるところまで案内してくれました。本当にタイ人優しい。

しばらく待っていると、定刻よりやや遅れて電車がやってきました。お時間がある方はその模様を動画でご覧ください。

ピッサヌロークからチェンマイまでは2等車が取れたので、昨日とはまた違った電車の旅が楽しめるはず。

それにしても乗り込むのが一苦労のこの高さよ。もれなく駅員さんがスーツケースを乗せるのを手伝ってくれます。

2等車はこの通り、冷房完備、椅子はリクライニングできて、しかも前にはテーブル付き。3等車とは全然違う。で、この椅子の広さと角度が非常によくって、なんなら飛行機の座席よりも快適です。

でも個人的には、売り子さんが絶え間なく行き来して、駅に着くたびに人が入れ替わる3等車、あれはあれで楽しかったなー。ただ、3等車で6時間、特にピッサヌロークからチェンマイのあの山道を一気に移動はちょっと辛そうなので、もっとゆっくり旅ができるなら、

  1. アユタヤ
  2. ナコーンサワン
  3. ピッサヌローク
  4. ランパーン
  5. チェンマイ

こんな感じで途中下車しながら、ゆっくり北上したいものです。

ピッサヌロークを出ておよそ6時間後、4年ぶりのチェンマイに無事到着しました。とはいえこのチェンマイ駅は初めましての場所。見慣れないため、「チェンマイに来た!」という実感はこの時点ではまだありません。タクシーに乗ってターペー通りに入ったあたりでようやく「チェンマイに来たんだなぁ」としみじみ感じたんでした。

チェンマイ初ごはんは雲南料理のお店「ミットマイ」で!

さて、タクシーをつかまえて向かうは晩ごはんを食べよう!とあらかじめ決めていたお店、雲南料理店の「ミットマイ」です。グーグルマップ上では9時閉店とあったので、注文してから食べるまでを考えると時間的にはギリギリ。

8時をちょっと回ったぐらいに無事お店に入ることができました!しかも空いてる。良かった!さらに実際にお店に来てみたらなんと、閉店時間は22時とのこと。ここでだいぶ気持ちが楽になりました。食べたいものがいっぱいあるので。

メニューを隅々まで見ましたが、私がこれまで馴染んできた中華料理とも、中華系タイ料理とも違うお料理がずらりと並びます。葉物を中心に野菜をたっぷり食べられるおかずもたくさん。

私は大根の千切りにスライス肉を乗せたものと、青菜が入ったスープ、揚げパン、そして何かもう一品…とあらかじめ食べたいものを決めていたので、注文は迷いなし!さくっと済ませることができました。

あ、間違えた。大根の千切りにスライス肉じゃなくて、キノコが載ってるベジタリアンバージョンを注文しちゃったよ。キノコ好きだしまあいいか。

この干し肉をスライスして蒸したお料理は中に刻んだお漬物がたっぷり入っています。

かなり味が濃いので、パクパク食べるおかずではないようですが、これあっさりした麺料理に乗せたり、卵焼きに合わせたり、白ご飯にのせて食べても絶対美味しいはずです。

揚げパンは風味がペリカンのパンそっくり!これまたとっても美味しいです。

スープはとても穏やかな味。沁みるー。

そして、半分ほど食べたところで、このお料理の食べ方の正解が知りたくなり、お店のお姉さんに質問してみました。そうしたらなんと、テーブルで実演してくれたのです。最初に聞けば良かった。

特徴はこのお姉さんが手に持っている「雲南醤油」なる調味料。タイ語で「シーユーダムケム」というそうです。直訳すると「黒塩醤油」。雲南料理を作る際にはよく使うんだとか。

この質問をきっかけに、お姉さんといろいろお話できて、思いがけず楽しい時間を過ごすことができました。お料理も美味しかったし、夕飯を食べる場所にここを選んで良かった!

帰り際には知り合いの農家さんが作っているというチェンマイのファーン地区産のオレンジをすすめられ、1キロじゃ多いので3個だけお買い上げ。こうしてお腹も心も満たされた、チェンマイ初日の夜でした。